振り返ってですね、私が駆け出しの頃どうだったかというと、今年で15周年を迎えるわけなんですけども
営業っぽいことは一切したことがなく、今まで生きながらえてきたので、これはもうありがたい限りではあるんですけども
じゃあ何が良くて営業せずに今まで生きてこられたのかというところをちゃんと考えてみようかなというのをですね、思いまして
私も15年経って中小企業診断士という資格も保有する身になりましたので、自分を振り返って何か皆さんに共有できるようなものはないかなぁというので
今回少しまとめてみました。駆け出しフリーランスの方で営業とかどういうふうにすればいいんですか?みたいな話が出ることあるんですけれども
私が思うに、営業は最初お仕事がまだあんまりなくて時間にゆとりがあるうちはいろんな形で営業すればいいとは思うんですけども
なかなかそれだけだと続かないと思うんですよね。本当に必要なのは営業ではなくてマーケティングだというふうに感じます
こういう話をするとですね、マーケティングってなんかうさんくさいみたいなふうに思っている方が多いのかわからないんですけども
情報商材を作るとか、そういう方のSNSですごい耳障りの良いことを書くみたいな、そういうのをイメージされたのか
なんか茶化したようなお返事が返ってきたようなこともあったりして、なんかマーケティングに関する誤解がすごいなというのをですね
以前感じたことがあります。これ何なんだろうなぁと思って。マーケティングって、そういうちょっとうさんくさいなと思っている方のマーケティングっていうもの
それはマーケティングではなくて、マーケティングという名を語ったエセマーケティングではあるので、そういうのはもう一切マーケティングではないですよというところでも
綺麗に線引きをして、今日の話は聞いていただきたいなというふうに思います。そのポジショントークで自分の成功談なんかを
SNSとかYouTubeとかで語るような人はですね、都合の良い言葉としてマーケティングっていうのをですね使っているだけなので
本来のマーケティングの定義というのをプチマーケティング講座的なところで少し紹介したいなと思います
本来のマーケティングの定義というのはですね、以前の配信でも取り上げたことのあるマーケティングの大科である大先生
フィリップ・コトラ先生の定義をちょっと引っ張り出していきたいと思います。ちょっと翻訳によって文言の差は多少あるんですけれども
コトラ先生はですね、マーケティングは顧客のニーズを満たす価値を創造し提供して利益を生み出すそういうプロセスのことですよ
というのを言っています。ここの定義だけ見ると、お客さんのニーズをちゃんと満たすって価値を作るという話であって
売り込みとかテクニックの話なんか一切ないんですよね。もっとシンプルなものと言えると思います。これはですね、その後の世界
日本でもマーケティングの考え方としてこの同じ考え方が流れの中で引き継がれておりまして
一昨年、2024年に日本マーケティング協会というところがですね、マーケティングの定義っていうやつを34年ぶりに定義を更新しましたよというのが
少しニュースとして話題になったことがあります。そのマーケティングの定義、今ちょっと引っ張り出してきて読み上げますけども
マーケティングとは、顧客や社会とともに価値を創造しその価値を広く浸透させることによってステークホルダーとの関係性を醸成し
より豊かで持続可能な社会を実現するための構想でありプロセスであるというのが2024年のマーケティングの定義ということになります。
注意として主体は企業のみならず、個人、非営利組織等が成り得ます。関係性の醸成には新たな価値創造のプロセスも含まれている。構想にはイニシアチブがイメージされており
戦略、仕組み、活動を含んでいるという注釈がついています。ちょっと長いんですけども、かいつまんで言うと、顧客、お客さんや商品を売る方の会社のみならず
ありとあらゆる社会の存在が皆一緒になって一緒に価値を作る。その価値をみんなで共有する。みんなで豊かになって社会を良くしていこうと。その一連の流れを全てマーケティングですよと
言うようなことを言っているんですよね。ですので、自分だけうまいこと成功して、物が売れて良かったねみたいな、そういうような世界観とはやっぱり違うんですね。
もっとビジネスの本質にあたるような活動なのかなというふうに定義されています。ここまでの話をすると、さっきのエセマーケティングと全然違うんだよ
ということはイメージできたかと思うんですけど、まだあまりピンとこない方が多いのかなと思います。ここでもう一人経営学の大先生で
マーケティングのことをものすごくわかりやすく言った方がいます。 それはドラッカー先生です。私が去年本を読めなかった
ピーター・ドラッカー先生ですね。ドラッカーさんは、マーケティングのことをセリングを不要にすること、セリングっていうのはセル、売るってことですね。
なので販売とか営業とかそういったものをしなくても、ものが仕組みとして無理に売り込まなくても売れるようになるというのを目指すのが
マーケティングだというような言い方をしています。 この表現が一番しっくりくるかなと思います。
かけだしフリーランス、我々のようなウェブのフリーランスに当てはめて考えてみても、この営業のメールをですね、いろんなところに送ったりとか
チラシ撒いたりとか、そういうのは営業活動になるんですけども、そういうのをしなくても向こうからお願いしますというふうに言われる状態を作るというのが
マーケティングの本質になると言えると思います。 ここまでの話をすると、最初のうさんくさい話とはやっぱり全然違うなということが言えると思います。
私がかけだしだった頃、振り返ってみるとですね、営業をせずにお仕事がいただけてきたんですけれども、じゃあ私がすごくマーケティングを意識していたかというと、全くそんなことはないです。
実際に私自身がマーケティングをちゃんと勉強し始めたのって、本当にここ数年なので、フリーランスになった直後はそんなこと全く考えたことはないです。
ただですね、マーケティングを一通り基本勉強した状態で私の独立した頃を振り返ると、販売を不要にするという状態、これが意識はしてなかったんですけど、自然にできていたんだろうなぁという
思い当たる要素がいくつかありました。その具体例をいくつか挙げてみたいなと思います。
あくまで2011年の頃の立ち位置ということで聞いてもらいたいんですけども、2011年頃はですね、私はWordPressのテーマをですね、無料で作って公開するというのをやっていました。
それをワードキャンプとかWordPressのコミュニティとかで発表したりとかしていたので、WordPressのコミュニティにいる人たちの中で、WordPressのテーマを作っている人というラベルが私に勝手についていました。
私としてはそういう戦略的に作っていただけじゃなくて、自分の勉強のために、あと自分の仕事で使いやすいように作って、ついでに公開していただけっていうのがあるんですけども、
周りから見ると、成果物が見えていることで何をしている人が分かりやすいっていうこととか、この人に何を相談していいのかっていうのが想像しやすいっていうのがあったのかなというふうに思います。
またそれに移してWordPressのカスタマイズとか困ってこういうふうに解決しましたよっていうのをブログで書いてたりとか、そういったのを見てですね、結果としてそれに近しい仕事の相談が自然に集まってくると。
振り込まなくてもこういう内容でお願いしますっていうのを言われると。もしくは誰かが紹介をする時に、あ、なんかWordPressやってる人が名古屋にこういう人がいるよっていうのをですね、紹介しやすいみたいなのがおそらくあったんだと思います。
マーケティング的な言い方をすれば、誰にとってどんな価値をもたらしてくれる人かっていうのが、第三者から見て分かりやすかったんだろうなというのを思いますね。
もちろん意識は全くしてなかったんですけども、振り返ってみるとそういうところが自分としてうまくできていたなというのを思います。