唐辛子の意外な研究結果
はいみなさん、こんばんは、こんにちは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。ちょぼっとサイエンスでは、皆さんにちょこっと、ちょぼっとサイエンスに触れていただいて、科学的思考力を身につけて理系頭になっていこうということを目的に配信しております。ということで、毎日毎日ですね、寒くなりましてですね、寒い時期といえばね、鍋食べたくなりますよね。
数々ね、パウチータイプで、いろんな鍋のね、味がですね、たくさんね、種類がありますよね。養成鍋とかね、豆乳鍋とか、レモン鍋とか、トマト鍋とか、いろいろありますけども、鍋のその種類の中で、昔からですね、前々からですね、ある鍋の中で、ロングセラーと言っても過言ではありません。
キムチ鍋がありますよね。このね、寒い時期にね、ちょっとね、ピリッとくるこのキムチ鍋を食べるとですね、非常に美味しいんですけども、今日はですね、そんなね、キムチ、いわゆる唐辛子ですね、唐辛子にまつわる意外な研究結果をご紹介したいなというふうに思います。
まあ、それでね、唐辛子をね、食べるとですね、痩せるんじゃないの?みたいなね、発観作用があってね。さらにですね、カプサイシンね、その唐辛子に含まれるね、カプサイシンってね、体脂あがるってね、聞いたことあるからね。なのでこう、食べても、なんかこう、痩せるみたいな、そういったですね、すべてね、捜査するとカロリーゼロみたいなね、そういったイメージあるかもしれませんけどもですね、最新のね、研究結果で、唐辛子って、実は?みたいなね。
お話につながっていくんですけども、アメリカのですね、大規模調査の分析から、なんと唐辛子をよく食べる人ほど、肥満リスクが高いというね、衝撃的な結果が出たんですね。
え?今まで思ってたのと違う?みたいなね、かなりそういったね、裏切られたみたいな感じで思うかもしれませんけども、これは2024年の5月に学術史に報告されたものになるんですけども、どんなデータかと言いますと、研究チームは6138人を対象に、唐辛子の摂取頻度と肥満、BMI30以上ですね、肥満の関係を調査したんですけども、
結果はですね、唐辛子を食べない人に比べて時々食べる人、週1回未満ですけども、時々食べる人は肥満リスクが37%も増加と。結構じゃないですか、これね。
あとですね、よく食べる人、週に1回以上唐辛子を食べる人はですね、肥満リスクが食べない人に対して55%も増加したと。めちゃくちゃ多ないですか?
この結果聞いて驚愕だと思うんですけども、カプサイシンは死亡燃焼効果があるんじゃなかったの?というふうに思った方もたくさんいらっしゃると思うんですけども、私もそう思ってましたし、発管作用あるから、唐辛子イコール、太るなんてね、そんな結果が出るなんて思っておりませんでした。
で、なんでこんな結果になったのかというとですね、この研究者たちが考察した理由はね、とても興味深いものなんですけども、唐辛子をよく食べる人は高カロリー、高脂肪の食事を好む傾向があるということなんですね。
つまりですね、唐辛子そのものが太らせるのではなくて、脂っこい料理とか肉中心の食事、こってりした味付けの料理、こういった太りやすい食事と一緒に唐辛子を食べている可能性が高いというわけなんですね。
唐辛子がすごいネガティブキャンペーンみたいな風評被害な感じに思われるかもしれませんけども、複合的に辛い料理って高カロリーなものとか脂っこいもの多いよねというところなんですね。
どういったものかというのをイメージしてほしいんですけども、油たっぷりの麻婆豆腐に唐辛子たっぷりとかですね、こってりラーメンに激辛調味料。激辛のラーメンって結構こってり系多いですよね。
さらに高カロリーのチリコンカルネということで、アメリカの調査なのでチリコンカルネっていうのはひき肉と玉ねぎ、トマト、インゲン豆などをチリパウダーなどの香辛料とともに煮込んだ料理らしいですけども、アメリカテキサス州発祥のピリ辛な煮込み料理なんですけども、これも肉中心ですから非常に高カロリー、高脂肪な食べ物ということで、
こういったね、こってりしたものとか高カロリーのものっていうのはですね、唐辛子がよく合うんですよね。なのでよく食べるということはですね、必然的にそういった高カロリー、高脂肪の食べ物と唐辛子がウィンウィンな関係で非常に美味しいから、よく食べてしまうからこそあまり食べない人に比べて肥満リスクが増加しているというのはそういうところが大きな影響になっているということなんです。
カプサイシンの効果っていうのは嘘だったのかというところが引っかかると思うんですけども、実際カプサイシンは体温を上げる効果であったりとか、代謝を促進する可能性であったりとか、一時的なエネルギー消費増加といった効果を報告している研究例はですね、非常に多いんですよね。
だからカプサイシン、唐辛子はですね、太るというのはですね、それはちょっと間違えたよというところなんですね。なので、食べ方と量の問題なんですよ。このようにですね、研究によって効果が分かれる理由として、唐辛子を過剰に摂ると、かえって食欲が増す可能性があるから、確かに食欲増すからより食べちゃうということなんですね。
さらにですね、効果があるのは適量までで、過剰摂取は逆効果もしれないということがこの研究の結果から示唆されますよね。さらに、どんな食事と組み合わせるか重要ということで、確かに辛い食べ物というものは高カロリーのものとか高脂肪のものと相性いいから、そういう風になっちゃうわけで、その組み合わせというものが大事だよということなんですね。
私たちが学べる教訓としましては、特定の食材の小さな健康効果に頼りすぎてはいけない。なので、食事全体のバランスを忘れてはいけない。ありきたりな答えかもしれませんけども、そういったことが大事だよということなんですね。
唐辛子が入っているからと、高カロリー鍋を食べ過ぎているとか、さっきもキムチ鍋の話をしましたけども、鍋にするといっぱい食べちゃうよね。さらにシメのキムチ醤水とかキムチラーメンとかあると、いつもよりも増して食べちゃってるから。さらにカプサイシンには食欲を増す効果が期待されていますので、そういった研究結果もあるから、より食べちゃうと。だから太っちゃうということなんですね。
カプサイシンの効果があるからと脂っこい料理を正当化したりとか、辛いものは代謝が上がるからというふうに言って食事量を増やしてしまう。これでは本末転倒ですから、カプサイシンが悪いもの、唐辛子が悪いものとかいうわけじゃなくて、辛いものとはそういった料理は切っても切り離せない関係だけども、食べる量を調整するとか、あんまり食べ過ぎないということが大事だよということなんですね。
健康的な楽しみ方のポイントとしましては、低カロリー料理にアクセントとして少しの唐辛子を足すとか、野菜たっぷりのスープに少量唐辛子を足すとか、蒸し料理の味付けにするとか、大量摂取よりも少量を継続的に食べるであったりとか、唐辛子があるからではなくて、野菜、タンパク質、炭水化物のバランスを考えて適量を食べる。バランスよく食べることを第一に考えることが大事だよということなんですね。
なので、食材一つ一つの効果よりも食事全体の質とバランスを大切にしようということで、唐辛子に限らず特定の食材に魔法のような効果を期待するのではなく、バランスの取れた食事を基本に様々な食材を楽しむことが、結局は最も確実な健康への道なのかもしれないということを締めくくっているということなんですね。
最後はバランスよく食べましょうとか、バランスよく生活しましょうってありきたりな答えかもしれないですけども、唐辛子、カプサイシンが悪者ではなくて、そういった辛い料理というのは高カロリーや高脂肪の食べ物と相性がいいので、ついつい食べてしまうから、結果として出てくる結果として、肥満が食べない人にとってみればリスクは増うかもしれませんけども、
深盛りしていくと、そういった料理を食べがちというところですかね。ということで、辛い料理、辛いのが好きな人は適量に楽しむと。なので、いっぱい食べすぎちゃうから、さらになめられて食べちゃうし、この時期寒いんですから、ガブガブ食べちゃう気候にもなってますけども、適量にしておくということと、バランスよく食べましょうといったところですよということで、
今日はこの辺にしたいと思います。それではみなさん、さよなら。バイバイ。