キムチの健康効果
はい、みなさんこんばんは。こんにちは。元、公立高校理科教諭のちょぼ先生です。ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。ちょぼっとサイエンスでは、みなさんにちょこっと
ちょぼっとサイエンスに触れていただいて、科学的思考力を身につけて理系頭になっていこうということを目的に配信しております。ということで、
突然ですが、みなさんはキムチを食べますか?ということで、今やスーパーで見かけない日はないくらい、すっかりおなじみの存在になりましたよね。
反流ブームとか健康食ブームもあって、食卓に並ぶ機会も増えたんじゃないかなというふうに思います。私も常に冷蔵庫にキムチのストックがあるわけではないですけども、
焼肉食べに行った時とか、バーベキューする時とか、たまにご飯のお供を買おうかなという時に、キムチが選択肢の中に入りますよね。
すると、疑問に思うことがありますね。キムチって体にいいのかな?とか、カプサイシンとか色々入っているから、食欲増進したりとか、これ体にいいのかな?とか、韓国の方はかなり常食というか、食べてますから。
韓国人ってキムチで綺麗になっているのかな?とか、長寿の秘訣としてキムチがあるのかな?とか思いません?そんな素朴な疑問に対して、科学的なエビデンス、キムチって体にいいよ?という科学的な証拠がいくつかありますので、それを森さんとご紹介したいなと思うんですけども、
アメリカの名門大学であるコネチカット大学の研究チームが、科学的なエビデンスを示したということで、世界中の信頼できる学術データベースを組まなく調査して、キムチと健康効果に関する過去の質の高い研究をピックアップして、それらをまとめて解析する、メタ分析という手法で検証したんですね。
その結果明らかになったのは、発酵キムチを定期的に食べることで、空腹時の血糖値が低下する。さらには、血液中の中性脂肪が低下する。血圧最高最低ともに低下するということで、生活習慣病が気になる方、現行診断してみて、数値が気になる方は、このキムチの効果が見逃せないと。
という結果になったということなんですね。特に血圧に関しては、薬を使わない食事だけでこれだけ下がるのは非常に有望ということで、専門家も太鼓板を押すレベルということなんですね。
血圧に関しては、いろいろ多数的に言われておりますので、高い方が普通に正常だとか、血圧の学会が血圧の基準値を下げたりしているので、血圧が高い方が薬処方できるから、利権ズブズブなところもあるんですけども、
高くても別に悪いことじゃないんだけども、キムチを食べると血圧が下がるという効果があるということなんですね。じゃあ、なんで血圧を下げたりとか、どんなところが健康的にいいのかということなんですけども、キムチって塩分多いんですよ。
塩分多いのに、なんで血圧が下がるの?ということなんですけども、その鍵はキムチが持つ複合的な力にあるんですね。一つがカリウムの力ということで、キムチには確かに塩分が、ナトリウムが多いんですけども、それを上回る量のカリウムが含まれているということなんですね。
カリウムには体内の余分なナトリウムを排出する働きがあるので、結果として血圧を下げる方向に働くというふうに考えられているということですね。高校生物で出てくるナトリウムポンプですね。我々ってカリウムを体内に取り入れて、体内にある、細胞内にあるナトリウムを排出しているっていうのはですね、これはもう避けたら通れないみたいなね。
生物学的な、これはもう本当に逆らえない仕組みなんですよ。ナトリウムが細胞外にあることによってですね、こういう神経の電気的な刺激が通りやすくなったりとかするので、ナトリウムは大事なんだけれども、細胞内にあるナトリウムを排出する働きがカリウムにありますので、カリウムがないとね、細胞内のこのね、神経圧の調節であったりとかですね、組成がちゃんとなっているんですけども、それがね、カリウムを多く取ることによって、
キムチによってね、そういう排出がうまくね、スムーズに済むので、結果的にナトリウムが外に排出されるので血圧が下がるという仕組みらしいですね。あと2つ目が乳酸菌の力ということで、発酵食品であるキムチには乳酸菌などのゼン玉菌、プロバイオティクスがたっぷり含まれていると、これらがですね、腸内環境を整えて脂質の吸収や代謝を改善し、中性脂肪や血糖値の改善に貢献している可能性があると、
いうことで、つまり塩分という弱点をカリウムと乳酸菌という強力な味方でカバーし、さらに良い結果、良い効果を発揮しているということなんですね。すごいよね。今回の研究でキムチは体に良いというですね、これまでの漠然としたイメージが科学的に裏付けられる形となったということで、このメタ分析をすることによってね、もちろんですね、研究対象の多くがですね、
韓国人であるという点など、まだまだ詳しく調べる余地はあるんですけども、日々の食生活にキムチを取り入れることが、メタ分予防とかね、生活習慣病の改善に役立つ可能性は十分にありそうということでね。韓国の方はですね、昔からというかね、太古の昔からですね、キムチを作って食べてますので、
遺伝子的にキムチが、韓国人にとって非常に素晴らしい効果があるということが、遺伝子に刻まれているので、急に食べていない、我々日本人とか欧米人が食べたところによって、そのままそっくりね、韓国人の方のように効果的になるかって言ったら、ちょっと疑問っちゃ疑問なんですけども、基本的に含まれている成分はですね、似ておりますからね。
なので、そういったカリウムパワー、乳酸菌パワーで生活習慣病の予防とかですね、結果的に健康的に効果があるというふうに言えますので、なかなかね、日本人とか欧米人に当てはまらなかった疑問なところだけれども、それがね、他の人種で調べてみるというところもですね、科学的な知見かなということでですね、ぜひですね、食生活に一つのキムチというところですかね、ということでね。
今後ね、どんな結果になっていくかわかりませんけども、さらなる研究の進歩が期待されるばかりです。ということで、今日はこの辺にしたいと思います。それではみなさん、さよなら。バイバイ。
