はい、皆さんこんばんは。こんにちは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。ちょぼっとサイエンスとは、皆さんにちょこっと、ちょぼっとサイエンスに触れていただいて、科学的思考力を身につけて理系頭になっていこうということを目的に配信しております。ということで、今日はですね、久しぶりに晴れてね、非常に暖かい1日に、暖かいどころかね、ちょっと暑いぐらいのね、ちょっと汗ばむ陽気になったんですが、皆さんのお住まいのところはね、
どうでしたかね、ということでね、こんだけね、暖かくなると、暑くなるとですね、生命のね、生き物の動きが活発化します。
もうね、昆虫をね、見かける季節になってきてね、いろんな、もう蚊に刺されたよとかね、いう方もいらっしゃると思うんですけども、
皆さん覚えてますかね、去年ですね、亀虫がですね、2024年ね、各地で亀虫がね、大量に発生して、ニュースでも大きく取り上げられたんですけども、
今日のね、お話につながるんですけど、じゃあ今年、2025年は亀虫どうなの?大量発生するの?っていうのをですね、科学的なね、知見を使ってですね、
お話したいなというふうに思うんですけども、まずね、亀虫ってね、一口に言ってもですね、その種類はね、多岐にわたって日本国内では1300種以上が確認されているんですね。
で、口糞というですね、特殊な口、口ですね、口器を持つ点が特徴で、セミやアメンボ、南京虫も亀虫の仲間なんですね。
これほどですね、多様な種が存在するという事実はですね、彼らの亀虫の仲間のね、生活様式もまた多様であるということを示唆しているんですけども、
しかしながらですね、去年大量発生してね、何がダメだったかというとですね、農業の現場においては多くの亀虫が害虫として認識されているんですね。
米や桃、みかんといった重要な農作物の汁を吸って品質を損なうからですね、農業をやっている方にしてみればですね、亀虫っていうのはね、害虫のイメージがついているというところなんですね。
特にですね、青草亀虫、南青亀虫、茶羽根青亀虫といったですね、大型の亀虫は時に大量発生して農家さんにですね、深刻な被害をもたらすんですね。
またですね、都市部においても洗濯物への付着や家屋への侵入など、生活環境における不快害虫として問題視されているというところでね、
この匂いを発生して自分を防御させるためにですね、そういった生存戦略をとっているんですけども、なかなか好きになれないね、亀虫の匂いね。
なかなかね、衣服ついてからパッと振り払った手にね、亀虫特有の匂いがついたりとかですね、なかなかね、亀虫を専門的に研究している方がたくさんいらっしゃいますけども、
なかなかね、そういう方は珍しい人で、農家さんにとっては害虫として、生活環境における不快害虫として、一般の方もですね、そういうふうに認識されているわけなんですよ。
亀虫の大量発生なんですけども、何で起こるのかというとですね、亀虫の発生量や時期を予測するためにですね、多くの研究が行われてきたんですが、
その結果ですね、分かってきたことが、前年の発生数、越冬期間の冬ですね、の気温、そしてその年の気温が発生量に大きな影響を与えていることが明らかになっているんですね。
亀虫はですね、成虫またはですね、卵の状態で越冬するんですね。冬を越すんですね。前年に多く発生し、冬の気温が温暖であれば、春を迎える個体が増加すると。
そうするとですね、成虫になってね、卵からかえってね、成虫になる亀虫が増えるのでですね、前年の発生数と冬の気温によるところが大きいというところなんです。
だからね、2024年は大量に発生しましたから、じゃあ2025年もね、めっちゃ発生するんじゃないかなというふうに思いますよね。
さらにですね、その年の気温が高ければ、なので2025年の初夏から夏にかけて、気温が高ければ繁殖が順調に進んで、秋には大量発生に至るというメカニズムなんですね。