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はい、みなさんこんばんは。こんにちは。元公立高校理科教諭SPPのちょぼ先生です。
ちょぼ先生の教室、2022年12月27日火曜日のホームルームの時間になりました。
皆様いかがお過ごしでしょうか、ということで。
昨日、今日とね、ちょっとね、寒さの方も柔らいたんですけども、皆さんとかどうでしたかね。
週末がね、寒すぎたので、相変わらず寒いんですけども、それに比べればという感じでね、
日中は、わりと日差しもあってパンポカポカしてたんですけどもね、もう27日じゃないですか。
もう1年ね、終わりますね。まあ今年やり残したこともいくつかあるんですけども、
まあそれをね、いろいろ反省してというかね、来年できるようにね、来年の抱負としたいなという感じですね。
あとお掃除ね、しないといけないですね、ということで。
今日のお話はですね、日本の生態系を激変させた農薬たちというね、お話をしたいと思います。
農業とかね、農作物を作られている方、家庭産業なんかもね、やられている方はですね、虫に悩まされますよね。
作物が虫に食い荒らされて、まあ甚大な被害をね、いくつか受けるわけですけども、
動物とかも食べますけどもね、手っ取り早いのは農作物に農薬をかけるということがですね、手っ取り早くてですね、
まあそれがですね、傷物を気にしますから、きれいな農作物が作れるわけで、農薬というものを使っているということが多いと思うんですけども、
この農薬がですね、回り回ってというかですね、いろんな生き物が虫だけをターゲットにして駆除しているはずがですね、回り回ってですね、
いろんなところに被害があるよというのをですね、いくつか農薬を例に挙げながら見ていきたいなというふうに思っております。
で、まあ殺虫剤ですけどね、文字通りね、虫を殺す化学薬品ですけども、一般的にですね、殺虫剤を使っても、
それ毒やから人間大丈夫なんていうふうに疑問に思われる方もいらっしゃると思いますけども、一般的に人体の影響は限定的とされているんですね。
でもですね、当然ながら殺虫剤ですから、虫に対しては強烈なね、毒性があるわけでですね、殺虫剤を使い続ければですね、生物多様性は損なわれるんですね。
いや、虫だけ殺すんやったら別に良くないみたいなね、そういうね、飛び抜けた考えというか、飛び出した考えの方もいらっしゃると思うんですけど、
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虫が全部無くてもですね、それを食べに来る鳥とかですね、あとはまあね、魚とかね、周り回ってですね、周りの哺乳類とか、いろんな生き物に影響が来るわけですね。
それ一個じゃないから、それ複合的に絡んでいるので、何かが生き死んでしまえば、それを食べに来るものとかね、そこに生えている植物とかっていうのも、
実はこう、周り回ってっていうかね、全部が関わってくるわけなんですね。で、その殺虫剤の中で特に問題されているのが、ネオニコチノイドと呼ばれるものなんですね。
これは文字通りですね、ネオ、新しいのネオでニコチンもどきということでニコチノイド、ネオニコチノイドと呼ばれるものですね。
人体に対する毒性は他の殺虫剤に比べ、それほど高くないんですけども、短期的に大量摂取するとですね、急性中毒を起こすというか、毒はですね、毒毒するは神一人ですから、
死亡例もあるんですけども、非常に、そこまで濃度が高くなければ人体に影響がありませんけども、このネオニコチノイドがですね、非常に生態系を崩しているわけなんですね。
で、山室増美さんというですね、研究員の方がですね、島根県の方ですけど、島根県の新事故で生物の多様性を調べたところ、周囲の田んぼでネオニコチノイドが使われ始めてからウナギとワカサギが消えてしまったんですね。
あれ殺虫剤を殺すはずなのに、あれウナギとワカサギみたいな。
そこでいろいろ調べるとですね、周辺の田んぼからネオニコチノイドが新事故に流れ込み、ミジンコや小さなエビやカニなどの甲殻類を殺害したということなんですね。
あれミジンコ?エビ?カニ?みたいなね。
分類上ですね、拙速動物ですので、昆虫もね。だからエビやカニ、昆虫ってね、同じような仲間なんですね。
なので甲殻類も仲間ですから、甲殻類にも効いちゃうネオニコチノイドね。
水に溶けて結構流れ出してしまうから、とにかくそういった影響があるんですけど、流れ着いてですね、この甲殻類が激減してしまったと。
で、ウナギは小さなエビやカニを食べているわけですしね、それが死んじゃったら食べ物もなくなりますよね。
若さぎはですね、ミジンコと食べているんですね。それがいなくなっちゃうと、エサがなくなるから生きていくことができませんよね。
そうすると若さぎやウナギが激減したと、新事故ね。本当にいろんな漁業としてもね、有望な湖ですけども、エサがなくなったことでこれらの生物が消えてしまったんですね。
さらにですね、フィプロニルっていう農薬も非常に問題で、フィプロニルはですね、農家の間では有名なプリンスという農薬の中に入っている生物なんですよ。
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名前は聞き覚えですね、プリンスなんてね、そんな悪いものが入ってないと思うじゃないですか。
その中に含まれるフィプロニルっていうのは非常に有害で、そのね、パッケージに書いてあるんですよ。
使用するのは1回だけ。1回だけで済むから環境に良いよっていうね、触れ込みなんですけど、
それはね、1回だけやったらそれはOKって、めっちゃこっちのシステムはね、何回も何回も手に入ればいいから、手にもかからないって感じですけど、
1回だけで効くっていうことはですね、それだけ毒性が強いということですよね。
このフィプロニルはどんな生態系に影響を与えたかっていうとですね、
赤トンボですね。このフィプロニルが結構使われているみたいなので、赤トンボね、言われてみればなんか少なくなったなみたいな。
ちっちゃい頃だと本当にね、田園風景があるところ、自転車でこうやって家路通ろうとした時にね、赤トンボの大群に突っ込むみたいなことがあったんですけど、
最近そういえばね、田んぼ、家の近くに田んぼあるんですけど、赤トンボ少なくないみたいなね。
そんな感じがして、そう思うだけかもしれないけど、赤トンボがめちゃめちゃ激減したんですね。
で、石川県立大学の上田教授たちが調べたところ、フィプロニルを使った田んぼでは、秋アカネという最もポピュラーだったトンボのね、赤トンボと言われるやつね、
トンボの数が1990年からその10年間、2009年でなんと千分の一に減ったというんですよ。
主な要因はプリンスの中に含まれているフィプロニルによってトンボの幼虫であるヤゴが大量に殺されたということが影響らしいんですね。
生物って多様性に対してこうした殺虫剤が及ぼす影響は甚大なので、虫が減ればそれを餌としている魚とかね、虫だけ殺したらいいってわけじゃなくて、
それを食べにくる動物もいるから、そうすると生態系の乏しい山々になっちゃうんですね。
昔は里山という風景があって、人間が寒伐剤を敷いたりとかね、薪取るために養殖林を植えたりとか、手入れした畑とかね、手入れをしていて、
そこに集まってくる昆虫や動物が非常に豊かだったんだけど、放置されている山々で農薬も使うから、本当に自然が豊かではない里山、もう里山と呼ばないですよね。
雑木林が増えているっていうのも農薬の影響なのかなと。農業をやる人も少なくなったけどね。
なのでこういった殺虫剤を使う、農薬を使うということは非常に生物多様性によろしくないということで、
EUではこれらの農薬は使用が禁止されているんですよ。ネオニコチノイド含まれているものも、フィプロニルとかね、
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ラウンドアップとか結構問題ですよね。しかし日本ではまだ普通に使えるんですよ。
ここまで昆虫とか生き物とか全部なくなっているのに、まだ使えるんですよ。そこには深い闇があるんですけどね。
アメリカとかEUでもう使われないから、日本で売っちゃおうみたいな、そういった西側諸国の思惑もあるから、
なんとも言えないですよね。ビッグファーマーみたいなワクチンとか一緒ですよね。だからそういう裏話もあるんですけども、
他の国では使われなくなった農薬が普通に日本では使われていると。今一番問題なのはラウンドアップですね。
まだね、機械というものそのもの自体はしっかり論文とかで、まだ大きな発表されてないんですけども、されているところもあるんですけどね。
今わかっているところではフィプロニルとネオニコチューのようなものがすごいヤバいよという感じなんですね。
なので、いろいろね、里山とかなかなか農業をやっていると少なくなってますし、なんとも言えないんですけど、
そういった農薬ね、使うのはいいんですけど、回り回って自分の首を絞めることになるよということをですね、
しっかりと、なかなか虫を駆除するのは農薬なしで難しいかもしれないですけど、
効率化をすることによって、実は生態系が崩れていって、自分の農作物も取れなくなるという感じになっていきますからね。
まあそういった、なかなかね、そういった幅広い目で見るのはなかなか難しいかもしれませんけども、
生態系を豊かにしていくためにはそういった農薬というものがですね、非常な甚大な被害があるからですね、
もうちょっと考えないといけないなという感じですかねということで、今日はこの辺にしたいと思います。
それではみなさん、さよなら。バイバイ。