朝型と夜型の基本的な特徴
はい、みなさん、こんばんは。こんにちは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。
ちょぼっとサイエンスでは、みなさんにちょこっと、ちょぼっとサイエンスに触れていただいて、科学的思考力を身につけて理系頭になっていこうということを目的に配信しております。
ということで、今日はですね、冷たい雨の1日となりました。ということでね、なんか雨ね、寒いっすよね。
ちょっと前まではですね、なんかね、雨でも降ってくるやんかな、みたいな感じでね。
暑いから、雨降ればちょっと気温下がるので、今日の雨はですね、そろそろ冬やってくるな、みたいな感じの雨だったんですけども、みなさんのお住まいところはどうでしたかね、ということで。
まあね、こんだけ寒くなってくるとですね、朝起きるのがですね、ちょっと辛くなってきますよね。もうちょっと布団に入っていたりとかですね。
だから寒いとね、早く寝たいなというふうにね、思いません?
でね、今日のお話につながるんですけども、そんなですね、早寝早起き得意だよ、朝方の人とかですね。
寒いのね、ちょっと起きれないみたいな感じでね、どっちかって言ったらね、夜方だから朝起きの辛いっていうふうに思う人もいると思います。
午前中のね、寝心のピークがね、朝にやってくる人も朝方とかいうふうに言うんですけども、寝心のピークが夕方から午後以降ですね。
やってくるのがね、夜方というふうにですね、言われますけども、世間ではですね、朝方イコール、なんか生産性が高いみたいなね。
仕事できる人とかですね、経営者は朝ちゃんと起きて、朝からガッと生産性高くして、夜はすぐ寝るみたいな。
そっちの方がいいみたいなね、いうような世間の評価はありません?
夜方は治すべきみたいなね、夜更かしは良くないみたいなね、そういったイメージがあると思うんですけども、
夜型の優位性と研究結果
今回ですね、その常識を覆すような研究結果が発表されましたので、皆さんにちょっとシェアしたいなというふうに思います。
朝が正義ってね、夜は悪みたいなね、そんなこと言われますけども、そうじゃないよっていう研究結果が出たので、
ちょっと皆さんにね、お話ししたいと思うんですけども、イギリスのインペリアルカレッジロンドンなどの研究チームが、
2万6千人以上を対象に大規模な調査を実施したんですね。
その結果ですね、様々な認知能力、考える力を調べたところ、夜型の人の方が朝型の人よりも優れていることが判明したんですね。
夜型の人々はですね、具体的にですね、今から言うね、分野で高い能力を示したということなんですね。
何かと言いますと、知覚判断創造、さらに推論決定力、さらに記憶力言語理解、こういったカテゴリーで朝型の人よりも夜型の人の方が優れているよというスコアを叩き出したということなんですね。
スコアでね、もうちょっと詳しく見ていくと、夜型の人は朝型の人よりも7.5%から13.5%も高いという結果が出たと。
これはですね、夜型はですね、頭がいいと言っても過言ではないみたいなね、そういったね、論文には出ますよね。
学術士BMJパブリックヘルスに検査されているんですけども、そこまで言っちゃっていいのかっていうふうにはあると思うんですけども、
そういったね、知覚判断とかね、創造とか推論とか決定とか、13.5%の近くもですね、朝型の人よりもですね、夜型の人の方が優れているから、
頭がいいって言っていいって過言じゃないみたいなね、確かにそれが優位さがあるから、そこまで言い切れるのかなというふうに思うんですけども、
これね、この研究結果には大前提があるということなんですけども、何かと言いますと、十分な睡眠なんですね。
この研究チームを率いているマーシーなどチームの分析ではですね、活動タイプ、朝型、夜型に関わらず、脳の機能を最適化するためには、
毎晩7時間から9時間の睡眠が必要だと改めて示されたということで、朝ピークに来る方もですね、早寝早起きするけども、夜型の人も夜更かしして次の朝早起きるんじゃなくて、
4時とか5時に寝ても7時間ぐらい寝て昼ぐらいに起きてくるんですかね。なので十分な睡眠がないと、その大前提として十分な睡眠がないと先ほど言ったような優位さは出ないよと、
いうことなんですね。さらに7時間未満、または9時間を超える睡眠は認知能力を低下させる原因になるということで、7時間から9時間、何時に寝ようが、それぐらいの睡眠時間を確保してて、
夜の方に心身のピークが持ってくる夜型の方がスコアは高かったって言うんだけども、ちゃんとした睡眠とってはあかんよということなんですね。
社会における朝型と夜型の扱い
なので、朝型でも夜型でもしっかり寝るということが最高のパフォーマンスの土台になるということなんですね。夜型だと朝早起きるとか、
仕事されてる方、学校行く方、朝早起きないといけないから朝のホームルーム早いし、修行時間も早いですよね。
夜型は夜型で自分は自覚はあるんだけども、睡眠時間削ってるよねって言う人は多いと思うんですよ。
なので、しっかり寝れる人、しっかり寝てる人じゃないと、このスコアというか、夜型の方が優位に優れてるということはなかなか言えないということです。
なかなか夜型の人は7時間寝て昼に起きてくるって仕事したりとか、学校行ってたりすると難しいかもしれませんけども、
この研究者たちは、なぜ夜型の方が認知能力が高いのということもちょっと深掘りしております。
この研究ではメカニズムまでは解明されていないんですけども、これまでの夜型人間の特徴からいくつかの要因が推測はされております。
一つが集中しやすい環境ということで、夜型の活動ピークは周囲が静かな夜間ですよね。
そのためですね、作業に集中しやすい環境が整っているということと、二つ目、ストレス軽減ということで、夜間は一般的にリラックスしやすい時間帯であると、
活動時間が夜にシフトすることで、全体的にストレスを貯みにくい可能性があると。
三つ目、創造性の向上ということで、集中力やリラックス効果が独創的なアイデアや創造的な思考を助けているのかもしれないと。
最後、四つ目なんですけども、遺伝的な影響ということで、そもそも朝型か夜型かは遺伝子の影響を受けている可能性も指摘されているので、
夜型の遺伝子が認知能力に関わっていることも考えられるということでね。
朝、ちゃんと起きて活動した方がいいみたいなイメージがあるじゃないですか。
なので、夜型の人、心身のピークが午後、夕型以降にやってくる方は、しっかりした睡眠をとっていれば、無理に朝型に治すこともないのかなと。
これはよく言われているんですけど、学校のスタート早すぎるよねっていうのがあるんですよ。
子供たちも、夜型の人もいるから、もうちょっと修行時間を遅くした方がいいんじゃないっていう議論があるんですよ。
10時ぐらいからホームルームスタートみたいなね。
フレックスタイムとかで、企業たちがそうやっているところもあると思うんですけど、
修行が早すぎるし、朝絶対みたいなね。朝起きて活動するのがいいんだみたいなね。
そういった朝型正義みたいなところの考え方がちょっとね、あまりよろしくないのかなと。
科学的に見てですね、朝型、夜型の人は必ずいますし、朝型、夜型限らずですね、
その人が最もいいパフォーマンスを高められるようなですね、学校の時間であったりとか、仕事の時間をね、もうちょっと考えてみるべきだし、
もうちょっとサイエンス的な目線を持って、そういったところを考えるのもいいのかなというところですよね。
社会全体がどちらかというと朝型に向いてますから、夜型は別にね、悪いことでもないと思いますし、
確かに夜型だと、夜の仕事みたいな感じでですね、そういったイメージがつきまとうかもしれません。
それでイメージ悪いのかもしれませんけども、科学的な感じをね、科学的な思考力を見て、
科学的な目で見ると、朝型、夜型ってありますからですね、そういったところで柔軟にですね、
そういった人たちの最高のパフォーマンスができるようなですね、柔軟な社会になってほしいなというふうに思います。
ということで、今日はこの辺にしたいと思います。それではまた。さよなら。バイバイ。
