2025.8.8配信。
こんばんわ♪ちょぼ先生です。
今日は、ジャンボタニシの再生能力についてお話しました。
それではまた。
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サマリー
このエピソードでは、ジャンボタニシの驚くべき目の再生能力について話されています。この生き物は、目を完全に切除されても早期に再生し、そのメカニズムが彼らの目の再生医療に応用できる可能性が示されています。
ジャンボタニシの特徴と影響
はい、みなさんこんばんは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。
ちょぼっとサイエンスでは、みなさんにちょこっとちょぼっとサイエンスに触れていただいて、科学的思考力を身につけて理系頭になっていこうということを目的に配信しております。
ということで、近くの田んぼを見渡すと稲穂も実ってですね、そろそろ稲刈りかなという時期になってきたんですが、
ヤフーニュースで見たんですけど、九州の大分では非常に雨が少ないということで、水不足で田んぼがカラカラになっていると。
あと、10日も寝しちゃったら枯れてしまうんじゃないかみたいな、そういった悲痛な叫びのニュースを見たんですけども、
全国的に雨が少ないんですかね、水不足ということで、米が高騰しておりますから、新米が本当に食べれるかどうかみたいなところもあるんですけども、
この稲作、米農家さんを悩ますのは水不足もそうなんですけども、それ以外もありまして、
皆さん、ジャンボタニシって知ってますかね、ピンク色のどぎついたまごがですね、田んぼのあぜ道とか水路のところにたくさんあって、
これ何なのかみたいなね、一瞬きれいかなと思いきや、ジャンボタニシのたまごで、非常にジャンボタニシがたくさん増えてですね、
稲の植え立てのやつ、柔らかいじゃないですか、葉っぱがね、それを食べてですね、非常に稲作被害があるということで、
農家さんを困らしている生き物の一つにあげられるんですけども、このジャンボタニシがですね、我々の目の治療に役立つんじゃないかというですね、
驚きの研究結果が発表されましたので、それを皆さんとシェアしたいなというふうに思います。
目の驚異的な再生能力
このジャンボタニシ、通称なんですけども、標準和名というか正式名称はスクミリンゴガイというふうに言うんですね。
英語名はアップルスネークというふうに呼ばれるんですけども、タニシに似ているのでジャンボタニシというふうに言われるんですが、
タニシの仲間じゃないんですよね。スクミリンゴガイはかなり仲間なんですけども、タニシの同じグループではないんですけども、
スクミリンゴガイというのが正式名称、標準和名なんですけども、このスクミリンゴガイ、ジャンボタニシの目がですね、
カメラのような構造の目をしてるんですね。我々とほぼ似てるんですよ。
我々って視神経、盲膜、覚膜とかですね、そういったカメラ目としてですね、カメラのようにですね、像を映し出してものを見てるんですけども、
人間の目とそっくりで、さっき言ったね、覚膜、レンズ、盲膜、視神経まで備えたですね、非常に高性能な目をですね、このジャンボタニシは持ってるんですね。
何がこの目の治療に役立つのかというとですね、目を丸ごと切除しても1ヶ月で完全復活するんですね。
この再生能力、目の再生能力に非常に長けているという能力を持っているということなんですね。
これね、アメリカのね、カルフォルニア大学の研究チームは実験したんですけども、目を完全に切除してから24時間後、傷口が完全に塞がったと。
3日後、再生細胞の塊、ブラストーマが出現して、28日後、約1ヶ月ですね、レンズ、盲膜、視神経まで完全に再生されたと。
要は復活したということなんですね。
さらに驚きなのは、再生した目が元の目とほぼ同じ機能を持っているということもわかったと。
これね、サンショウウオとかゼブラフィッシュ、彼らは体の組織を再生できる能力が非常に長けているんですけども、
それをエピモルフォーシスという、細胞分裂と組織再構築を伴う再生様式のことをエピモルフォーシスと言うんですが、
サンショウウオやゼブラフィッシュが持っているようなエピモルフォーシスという能力を、ジャンボタニシは目の再生能力として非常に高い再生能力を持っていると。
非常に高度な再生能力を持っているということがわかって、論文に発表されたということなんですね。
この目が再生されたことが、非常に再生能力を持っているということが、再生能力を持っているというのは無脊椎動物でしっかり発見されたというのは初めてなんですね。
再生医療への可能性
ゼブラフィッシュというお魚です。ゼブラフィッシュとサンショウウオの再生能力が有名で、それは昔からよく言われているんですけども、それは無脊椎動物ですよね。
無脊椎動物の貝で発見されたというのは、非常に世界を揺るがすような大発見であるということなんですけども、
目が再生できる能力があるということはわかったし、それは素晴らしい能力なんだけども、
これなんで我々の目の再生医療とどう関わってくるのかということなんですけども、
このジャンボ男子の目の再生にはパックスシックスという遺伝子が深く関わっていることが判明しているんですね。
このパックスシックスという遺伝子なんですけども、これですね、人やマウスを含む多くの動物で目の形成に不可欠な役割を担っているということで、
貝なんだけれども、我々の目の形成に役立つこのパックスシックスという遺伝子が共通して持っているということがわかったんですね。
このパックスシックス遺伝子を働かないようにしたスクミリンゴ貝、目を切除してパックスシックスを働かないようにした場合、目の再生ができなかったということなので、
このパックスシックスが非常に目の再生に深く関わっている遺伝子であるということと、このパックスシックスという遺伝子は人やマウスを含む多くの動物で共通して持っている。
要は、脊椎動物と同じ共通の遺伝子を持っているということなんですね。
なので、我々とジャンボタニシは種族は全く異なっていても、目の設計図となる遺伝子群は同じもの、一部を共有しているということがわかったということなんです。
このパックスシックス遺伝子を使って、我々の目の再生に役立たないか、どういうふうに働いて、どういうふうに再生していくのかということが、我々にもフィードバックできるということですから、
失明してしまったとか、目に重度な病気を負っている方とか、つくみリンゴ外のパックスシックス遺伝子を解明することによって、失明してしまった目が復活できるかもしれないということなんですね。
それが、再生医療の一つの明るい扉が開くんじゃないかというふうに考えられていると。一度失ってしまった目は、二度と元には戻らないようにされているんですが、
iPS細胞とかで再生医療を盛んに研究されておりますけれども、つくみリンゴ外のパックスシックスの再生能力を研究することによって、我々の目の再生医療にも役立つんじゃないかという、素晴らしい明るい未来の見える研究になっているということなんですね。
ジャンボタニシは畑の田んぼの厄介者としてよく扱われておりますし、非常に根を食い荒らすのに非常に嫌われるものなんですけれども、目の再生医療に使えるんじゃないかということで、複雑な目を完全に再生するだけではなく、その仕組みが人間にも共通していることが分かってきたので、
非常に視力を再獲得できるかもしれないというような、非常に有用な研究になっているということなんですね。
いろんな生き物に生きている価値がありますから、無駄な生き物なんて一つもありませんから、人間目線すぎて、あまり良い考え方じゃないかもしれませんけれども、非常に一生懸命生きておりますから、非常に価値のある生き物がたくさんいますから、
そのうちの一つとして、ジャンボタネシの目の再生能力について、今日はお話ししましたということで、今日はこの辺にしたいと思います。
それでは皆様、さよなら。バイバイ。
09:00
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