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  2. #265 トンボの目はスゲェよ
2022-08-10 09:24

#265 トンボの目はスゲェよ

2022.8.5収録。
こんばんわ♪ちょぼ先生です。
今日は、トンボの目についてお話しました。
それではまた。

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はい、みなさんこんばんは、こんにちは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。
ちょぼ先生の教室、2022年8月5日、金曜日のホームルームの次回になりました。
皆様いかがお過ごしでしょうかということで、
今日で8月の1週目も終わりますね。なんか早いですよね。
夏って、夏休みがあるから長いイメージあるかもしれませんけど、実態は短いですよね。
なんか梅雨明けして、夏本番って言ってから1ヶ月ぐらいしかないですよね。
なんかもう甲子園が始まって、夏の甲子園。
終わる頃には、なんかもうあれ、もう夏休み終わりや、みたいなあたふたして宿題やってた思い出がね、あるんですけどもね。
短いこの夏をですね、面白いものとかにするためには、毎日いろんな挑戦をしてね、最高の思い出を作ってほしいなと思っておりますね。
ということで、今日のお話に行きたいと思います。
今日のお話はですね、トンボの目はすげえよっていうお話をですね、したいと思います。
目です、目の話。
で、我々、光がですね、伝わってですね、目に入ってきた光を認識して、いろんな色とか輪郭とかを認識しているわけなんですね。
で、ちょっと詳しい話になりますが、目に入ってきたこの光、光は波で伝わってきますから、
目に入ってきた光っていうのは、目の中の網膜って言われるね、膜状のものなんですけど、網膜の光需要細胞、網膜に光を需要する細胞が2種類ありまして、それで認識しております。
で、それで電気的な刺激に変換されて、神経と視神経を通って脳までいってですね、大脳で視覚を生じているわけですけども、
我々動物っていうのは、光の強さとか色を感じるわけなんですね、そういった感じでね。
光需要細胞には、さっきも言ったように2種類ありまして、微妙な光を感知できるけど、色は感知できない艦体細胞。
暗くなると輪郭はわかるけど、色はわかんないですよね。
そのとき艦体細胞が働いているんだけど、色はわかんないけども、非常に感受性に優れている艦体細胞と、明るいところで色を感知できる衰退細胞の2種類があるわけですね。
艦体細胞では色センサーとして機能するオプシンタンパク質と呼ばれるものがあります。
視覚物質ですね。オプシンと呼ばれるものなんですけど、それで特定の色を認知することができます。
さっきも言ったように光は波で伝わってきて、波の幅を波長と呼んで、短い波長だと青色に見える、長い波長だと赤色に見えるんですけども、
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その波長の微妙な違いを認識して色というものを感じているわけなんですね。
我々人は青と緑と赤に対応するオプシンがあって、3種類のオプシンを持っているわけですね。
ブルー、グリーン、レッド、この色の混ざり合いとか微妙な違いで色を表現して認識しているという感じなんですね。
オプシンが3種類持っております。
レッド、グリーン、ブルー、3種類。覚えましたかね。
我々は水体細胞の中にオプシンがあって3種類の色を認識しているということなんですね。
あと赤外線とか紫外線とか、それは青色の外、要は短い波長のことを紫外線、長い光のことを赤外線と呼ぶんだけど、
それは見えないので、要は可視光線と呼ばれて、その範囲内の波長しか300後半ぐらいから700前半のナノメートルの波長しか見えないんだけど、
それを見えない青色を紫外線とか、見えない赤色を赤外線と呼んだりしているわけなんですけども、
それは3種類のオプシンを持っているということなんですね。
ここでトンボの登場になるんですけども、
産業技術総合研究所の二橋良主任研究員と深津竹間主席研究員らがトンボのオプシンの数を遺伝子解析とかで調べたらですね、
とんでもない、桁違いにオプシン遺伝子が多いことを見つけたんですね。
いろんな種類のトンボを調べたんですけども、
なんとですね、銀ヤンマには33種類、秋アカネに至っては20種類ということで、
どのトンボをとってみても15種類以上のオプシンを持っているということを見つけたんですね。
すごないですか。
我々が見ている景色とトンボが見ている景色は全然違うんですよね。
5倍以上オプシンを持っているから、いろんな様々な色の認識の違いとかが見えているから、
多分トンボにとって見れば景色が違うのかなという感じなんですね。
トンボは副眼と呼ばれて、小さい目がたくさん集まっている構造をしているので、
モザイク状に見えているんですかね。
その時点で、我々は単眼だから、単眼とカメラ目ですから、
副眼という時点でも全然景色が違うと思うし、
それぐらいの色の、さまざまなもっとカラフルな色を、カラフルな世界を見ているのかなということなんですね。
この先ほどの双橋良、主任研究員が、いろんな特徴があるのか、
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オプシンがたくさんあるけど、どういう特徴があるのかという研究もしておりまして、
アキアカネで調べたものなんですけども、
副眼がありますよね。目がたくさん集まった副眼で、
背中側のところには紫外線とか青緑色、
300ナノメートルから500ナノメートルの単波長によく反応しているということと、
腹側、お腹側の方の副眼では、紫外線から赤色までの幅広い波長に応答しているということで、
幼虫の時はまた違った波長のタイプ、オプシンを持っているということで、
成長段階によって見る色も違うし、
副眼の背中側とお腹側の副眼で感知するオプシンのレベルが違う、
色合いが違うというところも興味深いところなのかなということなんですね。
トンボというのは、他の感覚というのが、匂いとかそういった感覚が対価しているので、
ほとんど目に依存しているんですね。視覚に依存しているので、
なので、こんなにもたくさんのオプシンを持っているのかなということなんですね。
大体の動物は、2から5種類ぐらいしか見えないんですよ。
犬とかああいったものは、哺乳類系のものは薬効性のものが多かったので、
艦体細胞は非常に優れているんだけど、水体細胞は結構対価しているのがいるんですね。
だから犬とかは緑色見えないし、2種類のオプシンしかないんですよ。
動物のほうがすごいくっきり見えていたりとか、視力、視覚がいいのかなという感じがするかと思うんですけど、
実は昆虫とか魚とかも視界線が見えますから、昆虫とか魚とかのほうが、
あと無脊椎動物、カニとかエビとかも、結構オプシンの数が多いんですよね。
その中でもトンボは桁違い。銀ヤンマは33種類ですよ。
どんな世界なんですかね。33種類のオプシン持ってたら。
わからんね。われわれ3種類しかないから、銀ヤンマがどんな色を見ているのか、
もう全く表現しようがないし、たぶんその光浴びたところで見えない、表現できない、わからないという感じなんですよね。
ということで、こんなにたくさん持っているのは、
なんでこんなにたくさん持っているのっていうのは、なかなかまだまだ研究の内があるということで、
まだまだわからない部分もあるらしいんですけども、
われわれよりの見ている景色ではない景色がトンボには見えているのかな。
何色とかも表現できないような色を彼らは認識していて、生きているのかなという感じなんですね。
ということで、今日はトンボの目はすげえよっていうお話をいたしました。
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今日はこのへんにしようと思います。それではみなさん、さようなら。バイバイ。
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