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はい、みなさんこんばんは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。
ちょぼっとサイエンスでは、みなさんにちょこっと、ちょぼっとサイエンスに触れていただいて、科学的思考力を身につけて理系頭になっていこうということを目的に配信しております。
今日はね、雪と寒さ、これがすごかったですね。みなさんのところはどうでした?大丈夫でした?
朝起きてね、うっすら積もってたんですよ。雪もちょっと軽く降ってて、でもこれだったら全然お出かけできるなぁ、車で出かけられるなぁと思って。
7時半過ぎぐらいに家に出たらですね、え?と思って、銀セカイやん、いつの間に?みたいな感じで。
で、めっちゃね、横向きに雪降ってましたからね、もう風も強くてね、普通に道路も積もってるし、もう大渋滞で、ほんまにいつの間にこんな雪ぐりになったの?っていうぐらいですね。
もう本当に降るときは一瞬でもうめちゃくちゃ降りますね。ほんまに寒そうと思って。
で、車のね、温度計見てみたらマイナス2度になってて、もう氷点下の世界で横向きに降ってるし、もう南極物語かっていうぐらいね、もうめちゃくちゃ降ってたんですけども、
非常に気圧配置もすごくて、西側は1050mくらい超えてて、東側は907m、80m。
もう本当にね、成功到底のね、もう東奥戦が縦に行っててね、もう日本海側、これは雪降るわということで、
それのね、流れ玉みたいなものがこちら側の太平洋側のね、山のほうにも来ててということでね、もう非常に大雪だったんですけども、
日中もね、ちらほら降ってたんですけども、ふわふわした水っぽい雪だったので、今後積もることもなく、雪は消えちゃったんですけども、
前からそこをビエするぐらいで気温が低いということでね、この3連中もね、大雪のところが出てますのでね、気をつけていただいてということで、
週明けはね、こちら側の太平洋側、豆家のほうではですね、そこまで雪降るというか、気温が低くないという報が出てますので、
でも寒いですからね、冬はね、最大限は中行といったところですね、ということで。
今日のお話はですね、昆虫、トンボをね、取り上げてみたいと思います。
今ね、真冬なのでトンボ飛んでないんですけども、トンボをね、捕まえるときに、虫取りの網忘れちゃったというときにね、
必ずやる動作が皆さんありますよね。トンボが木の枝とかですね、近くに止まりましたと、葉っぱとかにね、
そのときに必ずこうやりますよね、皆さん。目に向かってね、くるくるくるくるね、円を描いて、トンボの目に対してくるくるくるくる回しますよね。
これね、誰に教わったかわかんないけど、皆さんそういった動作しません?
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こうやってやるとね、円やみたいな感じで、代々受け継がれてきた捕まえるテクニック、丸火テクニックとしてやると思うんですが、
そのときになんでくるくる回すのというと、トンボがくるくる回している指を見ると、トンボが目を回すから、目を回っているその隙に羽を取って捕まえるみたいなね。
くるくる回すのはトンボが目を回すからやるということがね、言われていると思いますし、実際にやったことがあると思います。
そういうふうに信じている方もいらっしゃると思うんですけど、果たしてそれは本当なのか、科学的に見てどうなのか、動物学的に見てどうなのかということをですね、お話ししたいと思います。
このね、丸火捕まえるテクニックとしてですね、くるくるとね、5回以上円を描くとトンボが目を回して、目を回している隙に素早く羽を捕まえるというテクニックなんですけども、
実際にほんまに目を回しているという話なんですが、まずね、トンボの目ってどんなふうにして作られているのかという形態的な話をしたいと思うんですが、
トンボの目はですね、フクガンというふうに呼ばれています。フクガンと呼ばれる1万から3万個の小さな子眼が集まってできているんですね。
このね、1個1個は蜂の巣のような六角形をしていて、これがたくさん集まって1個のフクガンとして形成しているんですね。
だから、1万から3万個の目が集まって大きな目を形成しているので、このレンズの部分、1個1個の小眼ではですね、小眼ごとに異なる映像が映し出されていると。
そうやって聞くと、1個から3万、1万から3万集まっているから、例えば物体に対して餌を捕まえた時に、その餌が1万から3万個出て見えるか。
対象物は1個のものを見ているんだけど、小眼が1万から3万集まっているから、1個のものに対して3万個ぐらいそれが映し出されているのかというのはそうじゃなくて、
脳で全部視覚を生じていますから、脳では小眼で見える異なる映像を1つの映像として認識しているんですね。
確かにたくさん目はあるんだけども、1つの映像として映し出されているので、我々と同じような感じで見えているということなんですね。
本物の目ってでかいですよね。でかいから視野がどれくらいあるかというと、上下左右前後、視覚の視野270度見渡すことができるんですよ。
首を動かせば360度見渡すことができるんですね。1個1個の目がたくさん集まっていて、上、真正面、下、地面側も、要はマルチスクリーンみたいな状態で見えてるんですよね。
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DSですよ。任天堂DSみたいな感じでダブルスクリーンだけど、あれよりもっとすごいマルチスクリーンなんですよ。
飛んでる場所を太陽の位置を見ながら飛ぶ場所を探しているので、太陽を目印に飛行しているので、上を見なくても地は上にあるから、真正面見ているような感じだけど、マルチスクリーンだから太陽の位置も確認できるわけなんですよ。
地面は地面で、何かエレモンがおらんかなということで、地面の様子も見えてるし、正面は正面で、実際にエサがいましたと追いかけて食べますという時に、めっちゃ視力良くて、40m先にいる昆虫も見れるんですね。
マルチスクリーンは見えてるようで、太陽の位置も確認できるし、地面も確認できるし、エサも確認できるし、正面ももちろん物体として認識できるから、一個一個がたくさん集まってるんだけど、それが一番とか三番に見えてるわけじゃなくて、一つの映像として映し出して、さらにマルチスクリーンの状態で見ているということでね。
四角、四季角も非常に優れていて、たくさんのカラフルな色のように見えていると言われています。我々は三原色なので、我々よりもっとカラフルな世界を見ているんじゃないかと言われている。
四季角、色の認識も非常に優れている。獲物がどんな風に動くのかを予測して動いていますから、目の四角の情報を頼り、太陽、正面、地面も見ながら、マルチスクリーンの状態で見れる。視野は270°。四季角も優れているし、非常にその先の小さいものの動きも見ることができるということなんですね。
そんな優れた目を持っているトンボが目を回すのかということなんですね。
トンボの目の先でクルクルクルクル回していくわけなんだけど、結構な確率、これを使うと捕まえられましたという方が結構いるんじゃないかなと思います。
実際、目を回していると、目が良すぎて、大小物を見すぎて目を回っているのかなと思うかもしれませんが、目を回すというのは間違いなんですね。
トンボは目の前で動く指が獲物なのか、それとも自分を狙う敵なのかを判断に迷っているということなんですね。
なので、押すべきか逃げるべきなのかというものが、混乱が生じて動作が遅れるのが実際の本当のところらしいんですね。
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だから、目を回しているわけじゃなくて、獲物なのか敵なのかなという判断に一瞬の混乱が生じるから動作が遅くなる。
だから、目を回すような感じで、迷いが生じているから動作が遅れるので捕まえやすいということなんですね。
くるくるくるくる、我々が指を回す時に、必ず円が小さくなっていくと思うんですよ。
くるくるくるくる回していくと、だんだんだんだん、描く円が小さくなっていくと思うんですけど、その小さくなっていく様子もしっかり見えているので、
それで大きくなったり小さくなったりというものが鮮明にわかるから、大きくなったら小さくなったっていうのにも混乱が生じているらしいんですよ。
くるくる回されると、あれ大きくなった?小さくなった?みたいな感じでくるくる回すと円が小さくなってくるから、小さくなったら大きくなったりしているので、
なんなんやろこれ?っていうような状態に陥ってると。敵なんかな?味方なんかな?わからん。大物かな?っていう時の一瞬の動作の遅れが、目を回しているという認識の勘違いに我々が繋がっているんだけど、
それで一瞬の判断が遅れるから捕まえられちゃうということなんですね。くるくる回してね。判定できたら、なんかこれ変なやつやな、飛んじゃうっていう風に飛んでしまって逃げてしまう場合もあると思うんですけども、
なので、目を回しているわけじゃなくて、敵なのかな?獲物なのかな?っていう判断に迷っていると。それはくるくる回す。この円が小さくなっていく。
このくるくるっていう風にやっている人の方がですね、混乱が生じやすいので、トンボ側はね。なので、そういった判断に迷っているという状態ということなんですね。
ということでね、トンボの目めちゃくちゃ優れてますから、上も見えるし、下も見えるし、正面も見えるしね、非常に優れた識覚を持っていると。
いろんな色を見ているというところもですね、我々と違ってますね。トンボの目って非常に優れてるなといったところですね。ということで、今日はこの辺にしたいと思います。
それではみなさん、さようなら。バイバイ!