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2024-09-05 10:03

#767 ワサビの香りは、火災報知器にも使われる!?

2024.9.5配信。

こんばんわ♪ちょぼ先生です。

今日は、ワサビの香りについてお話しました。

それではまた。


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はいみなさん、こんばんは、こんにちは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。ちょぼっとサイエンスでは、みなさんにちょこっと、ちょぼっとサイエンスに触れていただいて、科学的思考力を身につけて理系頭になっていこうということを目的に配信しておりますということで、
9月1日は防災の日ということで、何かと防災に関して深く考えよう、備えは十分にしようという、そういった期間なのかなということで、
9月は地震もそうなんですけども、地震は日本どこにいても大地震が起こる場所ですから、9月は台風も、先月も大きな台風がやってきましたけども、台風シーズンでもありますし、
いまいちと防災について深く考えないといけないかなというところなんですけども、火災放置機ってありますよね。火災を知らせる火災放置機なんだけども、実はわさびの香りで火災放置機が作られるみたいなね。わさびの香りが火災放置機に使われるっていうお話をしたいと思います。
その前に、わさびってどんな植物なの?という簡単なわさびについてお話したいなと思うんですけども、わさびは涼しい気候と日陰を好んで清らかな渓谷の清流に育つ日本原産の植物なんですね。わさびの学名がわさびややぽにかっていう学名なんですけども、わさびやのわさびは日本語のわさびですよね。
アーが付けられているのはラテン語で示されるので、わさびがラテン語化したために付いた語尾なんですね。わさびやっていうのがですね。なので、わさびやはこの植物がわさび族であることを示して、やぽにかが日本生まれであるということを意味しますので、日本原産ですからわさびは英語名もわさびって通用するんですね。
なので、わさびややぽにか、日本生まれのわさび族の植物だよという意味があるんですね。わさびね、静岡とかですね、わさび有名なところは新州とかね、わさびが直売所で売ってたりとかですね、道の駅みたいなところで売ってますよね。
ボコってしてません?わさびにする部分、すりおろしてわさびにする部分は根茎というんですね。根と茎という字を並べて根茎と呼ばれるんですね。この部分には非常にデコボコしてますよね。
なぜデコボコしてるかというと、葉っぱが出ていた後、茎の証になるんですね。またですね、この部分からは細い根も出てくるので、根とも考えられるので、茎、根、どっちも当てはまる言い方として根茎と呼ばれてるんですね。
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このわさびはね、鼻にツーンとくる辛味と香りがね、これが日本人の心と言いますか、刺身食べる時にわさびつけますよね、そば食べる時とかですね、ツーンとする辛味が何とも言えない清涼感がありますよね。
あまり食べすぎるとね、かなり痛くなりますけども。このね、鼻にツーンとくる辛味と香りは、アリルイソチオシアネートと呼ばれる物質なんですね。
ややこしいのでもう一回言いますね。アリルイソチオシアネートと呼ばれる物質なんですね。これがわさびの刺激的な香りと強い辛味の正体なんですね。
鼻にくる理由はですね、この物質、アリルイソチオシアネートはですね、非常にね、揮発する性質があるんですね。
口から揮発して鼻に伝わって、鼻にある痛みを感じる感覚器を刺激するので、この鼻にもツーンとくるということなんですね。
この辛味はですね、わさびにとっては自分の体を動物に食べられるのを防ぐためなんですね。防御物質なんですね。
あんだけ辛いと、どうしても食べにくいよね、という感じなんですよ。
私たちがそのまますりおろさずにわさびを食べると、辛味がないんですね。すりおろしたからこそ、あの辛味が生じるんですね。
でも、すりおろすとですね、汁が出て、アリルイソチオシアネートができるんですね。
すりおろされる前、ガブってそのままかじり取ってもですね、あまり辛味は感じないんですね。
すりおろされる前、すりおろすことによってこの辛味成分が出るんだけど、すりおろされる前というのはですね、アリルイソチオシアネートはないんですね。
このすりおろされる前のわさびにはシニグリンとミロシナーゼというですね、2つの物質が存在するんですね。
シニグリンはアリルイソチオシアネートができる前の物質で、まだ辛味はないんですね。
ミロシナーゼはシニグリンに作用してアリルイソチオシアネートを作り出す物質なんですね。
すりおろされる前は、シニグリンとミロシナーゼという2つの物質は接触しないようになっていて、
すりおろされると2つの物質が接触して反応して、シニグリンからアリルイソチオシアネートができるんですね。
この物質は辛味の成分なので、すりおろされたわさびは辛くなるということなんですね。
だから虫とかがかじっても汁が出るので、そうすると辛味成分であるアリルイソチオシアネートという辛味と香りの成分ができるんですね。
アリルイソチオシアネートができることによって防御物質です。
食べられると自分の命がやばいという時に辛味成分を出して防御物質はやめとこうという感じになる。
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防御物質なんですね。だからきめ細やかにすりつぶせばすりつぶすほど、シニグリンとミロシナーゼの酵素が反応して、
アリルイソチオシアネートが出るからより辛くなるということなんですね。
これがわさびという植物の辛味成分であったりとか、わさびという植物の説明になるんですが、
これが何で火災放置機に使われるかということなんですよ。
火災放置機は警報音で火事を知らせますよね。ピーと鳴らすとすごい音が響き渡って火事が来たということを皆さんに知らせることができるんですけども、
高齢化社会、我々も日本は超高齢化社会になってますけども、警報音が聞こえない人や耳が聞こえにくい人が増えてきたという方もいらっしゃいますよね。
既に日本でも600万人を超えている耳が聞こえにくい方、高齢化社会ですからそういう方がいらっしゃるという時に、
このような人々には火事を知らせる火災放置機が聞こえないんですよ。
これは大変なことですよね。
役に立ちませんから、あんだけ音がでかい音が鳴っていても、聞こえにくい方にとってみれば火災放置機の音が聞こえないので役に立たないものなんですよね。
でも火事を知らせなければならないということで、何が使われたかということなんですけども、
このために使われた香り、火災放置機の音が聞こえない方にも気づいてもらえる香りを発生させて、
ここは危険だよ、火事だよということを知らせる、そういった火災放置機が生まれたわけなんですね。
この火災放置機に穴があって、火事を感じるとその穴から刺激的な香りが吹き出すんですね。
火災放置機内に置かれたスプレーの中にはその香りが詰められていて、その刺激的な香りに選ばれたのがわさびの香りということなんですね。
この火災放置機を作った研究グループは、2011年にイグノーベル賞を受賞したんですね。
イグノーベル賞って何ということなんですけども、1991年にアメリカで創設されたもので、
ユーモアにあふれ、考えさせられる独創的な研究に受賞したものに与えられるものなんですけども、
このイグは反対を意味して、後ろに続くゴックを否定すると言われるんですね。
なのでイグノーベル賞は裏のノーベル賞というふうに形容されて、結構面白い研究が取り上げられているんですけども、
わさびの香りを発生させる火災放置機を作った研究グループがイグノーベル賞を受賞しているということなんですね。
偶然にもわさびの花言葉は目覚めなんですね。
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花言葉からわさびの香りが気づかせて目覚めさせる火災放置機に選ばれたわけではないんだけども、偶然にも目覚めという花言葉が付いているということなんですね。
何十種類もの刺激的な香りを多くの人に嗅いでもらって、最も安全にかつ確実に気づかせて目覚めさせる香りが調べられた結果、
わさびの香りが選ばれたので、火災放置機、耳が不自由な方にも聞こえる、気づいてもらえるための火災放置機の香りにわさびが入れられたということなんでございますね。
ありる磯地を知やねえと、これだけ覚えても書いてください。これがわさびの辛みと、つんと鼻にくる成分になっております。
普段はないけども、それがすりつぶされたりとか、虫にかじられたりすると、物質からみせるようになっているということで、火災放置機にも採用された匂いという香りということですね。
ということで、今日はこの辺にしたいと思います。それではみなさん、さよなら。バイバイ。
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