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2024-03-08 10:26

#660 サンゴ礁の白い砂はある生き物の排泄物!?

2024.3.8配信。
こんばんわ♪ちょぼ先生です。
今日は、ブダイについてお話しました。
それではまた。

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00:13
はい、みなさーん。こんばんは。こんにちは。元公立高校理科教員のちょぼ先生です。ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。
ちょぼっとサイエンスでは、ちょこっと、ちょぼっとサイエンスに触れていただいて、皆さんに科学的思考力を身につけてもらおうということを目的に放送しております。
ということでね、今日ね、関東の方では大雪ということでね、まあ結構交通機関等にね、ちょっと影響が出たということだったんですけども、
3月なのにね、もう雪降るってね、もう本当に寒いなということで、西日本はですね、私が住んでいる西日本の方では雪は降らなかったんですけども、相変わらずね、寒いと言ったところでね、もう早くね、暖かくなってね、もう南国でね、泳ぎたいっすよね。
もう本当にね、そんな季節に早くなってほしいなと思うんですけども、皆さんね、スキューバーダイビングだとか、シュノーケリングでね、
南国泳いだ経験がある方もね、たくさんいらっしゃるかと思うんですけども、まあ非常に海の中が綺麗ですよね。非常に透明度も高くてですね、
珊瑚礁にね、結構色とりどりの魚が集まりますから、まあ結構賑やかだなっていうね、印象を受けると思うんですが、このね、珊瑚礁の周りにね、
海底、非常にね、砂浜というか、砂がね、白いっすよね。その白い海底の砂がですね、太陽の光を反射してね、非常に幻想的なね、風景がそこに目の前に広がると思うんですけども、
実はこの海底の白い砂、ある生き物の排泄物という風に聞くと、皆さんどう思いますかね。まあ今日のね、お話につながるんですけども、珊瑚礁はある生き物の排泄物に覆われているよっていうね、お話なんですけども、
先ほども言ったように、スキューバダイビングだとかね、シュノーケリングするとですね、珊瑚礁にですね、カリカリという音がね、伝わってくるんですね。カリカリカリカリって珊瑚礁にね。これ何かと言いますとですね、
これね、ある生き物、魚なんですけども、珊瑚礁には多くの魚が住んでるんですが、必ず目につくのはブダイの仲間なんですね。ヒブダイとかブダイとかイロブダイとかアオブダイとかね、ブダイの仲間ですが、珊瑚礁がある海にはほとんどね、必ずと言っていいほど姿を見せるんですね。
先ほどのこのカリカリとした音はですね、ブダイがですね、珊瑚礁をかじっている音なんですね。数個体で構成される小さな群れで泳いでるんですけども、珊瑚をですね、かじかじかじかじかじ、かじってるんですね。
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こんなね、珊瑚ってね、硬いんですよね。もう見た目も石みたいな感じで、非常に硬いんだけども、硬い珊瑚をかじることができるのはブダイの仲間ぐらいなんです。石鯛とか石垣鯛とかもかじれますけども、このブダイのね、このカチカチカチカチ噛むのは大体ブダイなんですけども、これ何でかじれるかっていうとですね、ブダイの歯に秘密があるんですね。
ブダイの歯はですね、鳥のくちばしのようになってて、めちゃめちゃ硬いんですよ。英名はね、パロットフィッシュって言うんですよ。パロットね、オウムですよね。本当にね、鳥のくちばし、オウムみたいなね、くちばしをしておりますので、硬い硬い歯があるから、硬い硬い珊瑚をね、バリバリバリバリかじることができるんですよ。カリカリカリカリっていうのは、ブダイが珊瑚をかじっている音なんですね。
で、なんでじゃあ珊瑚をかじってんのっていう話じゃないですか。珊瑚をかじるため、硬いものをかじるために、歯がね、硬くなって進化しますから、いや、これかじる意味ありますよね。かじれるようになったからこそ、進化の過程でね、口が硬くなってますから。
じゃあ、なんで珊瑚をかじってんのっていう話なんですけど、珊瑚、餌なの?みたいな。珊瑚を食べるんやっていう風に感じるかもしれませんけども、ブダイはですね、菜食主義者なんですよ。要はベジタリアンなんですね。ほとんど動物は食べないんですよ。
じゃあ、なんで珊瑚をカジカジしてるかというとですね、珊瑚の表面に生えている藻類を食べてるんですね。でも、珊瑚の表面は非常に複雑な形しますよね。なんかこう、カジカジカジカジカジしますから、その珊瑚に生えている藻類だけを削り取って食べることは不可能なんですよね。そこまで器用じゃないよって話なんですよ。
で、この藻類、珊瑚に生えた藻類を食べるために、珊瑚も一緒にカジって食べるわけなんですよ。カジカジカジって。それで、カジ取った珊瑚をそのまま消化管に入れることはないんですよ。さらに細かくしてるんですよ。
で、ブダイの歯は、くちばしのような、口は鳥みたいになってるんだけども、さらにその奥、もう一つ別の歯を持ってるんですね。その歯は喉の奥にあって、イントシって言われてるんですよね。喉の頭の歯って書いてね。
喉の奥にもう一個歯があるんですよ。コイとかも丸呑みするんだけど、コイとかもね、喉のところにもう一個歯があってですね、それをすりつぶして、おろし金みたいになってて、さらに頑丈になってて、その奥の歯がね。珊瑚の硬い骨格をさらに噛み砕いて、要は藻類だけを取り出すということをしてるんですね。
じゃあ、この珊瑚も一緒に身体に入りますよね。じゃあ、一石二鳥で珊瑚も消化しちゃえば、要はもう一石二鳥でめっちゃ食えるみたいな話なんですけど、藻類を消化することはできるんだけども、身体に入れて細かく砕いた珊瑚を消化できないんですよ。あれあれって感じですよね。
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だから、硬い珊瑚っていうのは炭酸カルシウムですから、消化することはなかなかできないんですよね。できないんですよ。我々もね、貝とか卵の殻とかね、バリバリ食ってね、消化できるかというとできないんですよ。なので、ブダイもしゃあなしでガジガジ噛んで、そこに付着している藻類を食べるんだけども、珊瑚も一緒に身体に入れてさらに細かく砕けるんだけども、細かくして消化するのかと思いきや、消化していけないんですよね。
なので、そのままどうするかというと、どんどんどんどんさらに細かくなって、消化管を通過するときにさらに細かくなって、最終的に糞として排泄されるんですよね。
珊瑚礁を泳いでいるブダイを観察すると、よく白い霧のように勢いよくブワーって出しているんですよね。細かくなった珊瑚。釣りに行ってブダイを釣ったときにも、結構フンしまくるんですよね。
なので、珊瑚をバカバカ食べていて、その珊瑚を消化できないからどんどん排泄物を出しちゃうんですよ。ここで最初のタイトルに戻りますけども、珊瑚礁の海底には白い砂が積もっていますよね。
この白い砂の出どころというのは、ブダイのウンチなわけなんですよ。その海底にある白い砂の大半は、ブダイが放出したフンに含まれていた珊瑚の馴れの果てなんですね。
ガジガジ噛みました。咽頭してさらに細かくします。消化管を通過するときにはさらに細かくなっているので、もともと珊瑚がどんどん細かくされていくと、砂みたいになっているわけです。珊瑚って白いですよね。珊瑚礁に行くと海の色はエメラルドグリーンで、海底は輝くように白いと。
しかし、実は白い海底はブダイの排泄物で覆われているということなんですね。だから珊瑚の馴れの果てで、あの白い砂は実はブダイが珊瑚を細かくしたものなんですね。
ということでね、白い砂って珍しいじゃないですか。なかなかその辺の海に行っても白い砂浜ってなかなかないけども、あの白い砂浜はブダイのウンチだったよね。珊瑚礁の馴れの果てなんですよね。
排泄物とかウンチって聞くとですね、あまり綺麗なイメージはないですよね。でもですね、排泄物といっても汚いわけではありませんので、珊瑚が砕けて白い砂になったのですから、触っても何の問題もありませんので、
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もう白い砂、海底の白い砂としてね、珊瑚の白い砂ということで、お重宝していただければ、逆になんかよりすごくない?もともと珊瑚だったものがあんなに細かくできると。ブダイの魚がね。その発見でもすごいと思うし、その白い粉みたいなやつが珊瑚の馴れの果てなんやと思うとね、生物の力をもって、生き物の力をもって、
あそこまで細かくしたものが砂みたいになってんのやと思うとですね、逆にそれはそれですごくない?っていう話ですね。ということでね、わざわざ寒い日が続きますけども、ぜひ今度南国に行って泳ぐ機会があれば、あの白い砂を見るとですね、珊瑚の近くにある白い砂を見ると、
あ、これブダイが崩したやつなんや。細かくしたやつなんや。もともとは珊瑚やったんやって思うとですね、ちょっとね、なんか面白いなと、面白い気づきになりますからね、ぜひちょっと今度お潜ってみたら注目してみてください。ということで今日はこの辺にしたいと思います。それではみなさんさよなら。バイバイ。
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