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はい、みなさんこんばんは。こんにちは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。皆様いかがお過ごしでしょうかということで。
台風が発生する見込みらしいですね。猛烈な勢力になるということで、週末以降、来週以降ですね、ちょっと日本列島の方にもですね
影響があるということで、沖縄とか南部の方は直接の影響を受けるんじゃないかというふうに言われておりまして、もう台風が発生する時期になったなということで、早いなという感じなんですけども。
もう来週には6月ですもんね。6月終われば1年の半分が終わりですよ、皆さん。焦りますねということでね、1日1日を大切にしていきましょうと言ったところですかね。
今日のお話はですね、深海魚ってなんであんな形してんのっていうね、深海魚の秘密というかね、そういったお話をしてみたいと思います。
深海魚というとですね、すごい色も体色もね非常に暗くてですね、グロテスクな姿をしてますよね。
口がでかいとかね、牙がもう噛み合ってないやんっていうぐらいね、牙が大きかったりですね、やけに細長いみたいなね、そういったものを思い浮かべることが多いと思うんですよ。
アンコウとかもね、なんかもうバケモンみたいな顔してるしね、アンコウは失礼かもしれませんけども、あとホウネンエサとかね、あとはヌタウナギなんかもね、深海のグループかなと思いますし、
あとラブカとかミツクリザメとかですね、まあ恐ろしい顔、体型で、なんか普通のイメージしてる魚とは、スズキモクとかの魚とは全然違うやんみたいな形をしてると思うんですけども、なぜああいう形をしてるのかというのをですね、深海に住んでるお魚特有のですね、特徴がありますのでね、その辺を皆さんにご紹介したいなと思うんですけども、
ところでですね、深海って言われたらですね、水深何メートルからなのかって皆さんご存知ですか?
はい、ちょっと考えてみてください。5秒のシンキングタイム、5、4、3、2、1、0、はい、実はですね、はっきり決まってないんですよ。
なんやねんって話でしょ?はっきり本当にね、決まってないんですよ。
一般的にですね、200メートルより深い海を指すことが多いんですね。
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この200メートルってなんでこういう区切りなんていうとですね、水深200メートルまではですね、太陽の光が届くので植物プランクトンがですね、
高剛性をできるので、200メートルまではですね、生命あふれるね、溶存酸素も高くてですね、太陽の光が届くので、200メートルまでを生物の光が届くから、太陽の光が届くからですね、
それより深いのをだいたい深海というふうに言ったりするわけなんですね。この水深200メートルまでをですね、
まあ陸からね、なだらかに水深200メートルまでなっているので、大陸だなというふうに呼ばれるんですけども、今日は深海魚の話なので、200メートルよりも深い海に住むね、
主に200メートルより深い海に住んでいるお魚のことをピックアップしてね、ご紹介したいんですけども、
で、この彼らがね、この深海魚が住んでいる200メートル一深、深海というのはですね、非常にですね、水圧が高くて、暗くて、冷たくて、餌となる生物も少ない世界なんですよ。
いや、なんでそのとこ住んでるのって話ですけども、それぐらいですね、もうなんかもうトワイライトゾーンというかね、非常に貧相な海になっているわけなんですよ。
で、水圧っていうのはですね、10メートル深くなるごとに位置気圧増えるんですね。
まあなんかシュノーキリングとか、そういった潜ったことがある、経験のある方はですね、どんどん潜っていくとね、非常になんかキューってなりますよね。
なんかすごい耳と鼻のところがキューってなったりとかですね、耳抜きするわけですけども、非常にですね、水圧がかかる、10メートル深くなるごとに位置気圧増えるんです。
で、例えばですね、水深200メートルのところは20気圧なんですね、プラス大気圧がですね、1気圧ですから、21気圧の高圧力がかかってるんですね。
もうめちゃめちゃ圧がグーってなってるんですよ。もう人間なんか生身でも潜れないですよ。
で、哺乳類のようにですね、我々みたいにね、哺乳類のように肺呼吸するものは体内に気体があるのでですね、あっという間に肺はですね、押しつぶされてしまうんですね。
それぐらいですね、圧がめっちゃかかってるんですよ。
ところがですね、魚はですね、何呼吸ですか?エラ呼吸ですよね。
エラは押しつぶされないようになっているので、高圧でもですね、急激な圧力変化でも平気なわけなんですね。
さらにですね、深海魚の特徴としてですね、多くの深海魚の浮き袋の中身はですね、液体の油で高圧でも溶石の変化は極めて少ないので耐えることができるんですね。
浮力調節のために、一般的な魚は浮き袋があって、それで機体を満たしてですね、浮力調節をしているんだけども、
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さっきも言ったように非常に高圧かかっているので浮き袋が潰されちゃうわけなんですよ。
なので浮き袋は水というかね、液体になっていて、ほとんど油で代用してですね、押しつぶされないようになっているっていうのもですね、非常に深海魚としての特徴になっているわけなんですね。
さらにこの浮力調節という観点から言うとですね、泳いだりとか浮き袋で浮力調節してるんだけども、深海200メートル浅いところに住んでいるところね。
深海魚の場合はですね、浮力調節は液体になった油で満たした浮き袋と、あと筋肉も水と脂肪をですね、たくさん含んでおりましてですね、
そういった固体だとギューってなっちゃうので、水とか脂肪を混ぜ込んでですね、そういったことで浮力調節をしているのでですね、非常に水っぽくなってしまうんですね。
さらにですね、骨が大きいとですね、エネルギー使ってしまいますので、体が重いとですね、なので細長く体もなっているし、
非常に骨もですね、非常に細いようになっているんですね。それは浮力調節するためとか、非常に圧がかかるので、無駄な体力を使わないように体がああいう風になっているということなんですね。
で、先も言ったように200メートルも深いとですね、太陽の光が届かないので非常に暗いですよね。
で、光合成もできないためですね、プランクトンも少ないんですよ。で、それを食べる生物も少ないので、常にね、深海の世界というのは餌不足なんですね。
なので魚たちはですね、深海に住む魚たちはですね、たまに出会った餌を確実に獲得するために、大きな口と鋭い牙が発達しているわけなんですね。
非常にプランクトンも少ないので、泳ぎながらね、エネルギー少なく泳ぎながら、口もほぼ半開きですから、相手とはもう自動にプランクトンが入るようになっているし、
その深海魚を食べる深海魚もいるんですよ。フィッシュイーターの深海魚もいるんだけども、その時に出会った時に逃してしまったら大変なので、
逃がさないようにあんだけ鋭い、めちゃくちゃ鋭い牙、噛み合わせ悪いだろうというぐらいのレベルの牙を持っている、鋭い歯を持っているということなんでございますね。
さらにですね、胃袋ですね。たまに出会った魚やプランクトンを確実に捕獲するために、口が半開きだしでかいし、牙もあるんですけども、たまに出会ったやつをゲットしたいですよね。
さらにできることならば、めちゃくちゃ体の中に入れて食べたいですよね。
なのでですね、胃袋がですね、非常に弾力性に富んでいてですね、自分より大きい獲物もですね、丸のみにして食べることができるんですね。
だから細長いやつも、ほとんど胃が非常に弾力性があってですね、細長い体に弾力性のある胃を持っていて、
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丸々のみにして、とりあえず栄養分をですね、ここぞとばかりにゲットするというような形態になっているわけなんですね。
その細長い体にはですね、側線がよく発達しております。側線というのは、体の表面にある穴穴空き状のですね、鱗みたいなもので、
そこで水流とかですね、感覚を生じてですね、なんか魚が触ったなとか、なんか魚動いたなとかというのを、そういう感覚機械になっておりましてですね、
非常にね、側線も発達しています。だってもう、暗いしね、なんか魚が触ったときに、「あっ、なんか、倒った!」みたいなね、そういった感覚が非常に研ぎ澄まされているので、
側線の動きという感覚機関もですね、非常に優れているということなんですね。さらにですね、目がでかいですよね、深海魚ってね。
なんでかというと、暗い中でも十分に水のね、流れとか圧力とかを感じ取ることができる側線とか。
で、さらに目とか大きくしてですね、ちょっとした動きとか、何かいるぞ!みたいなのを、もう研ぎ澄ますことができるので、視覚的にもですね、餌をゲットしたいので、目もでかいということなんですね。
さらにですね、暗いとですね、分からないので、発光機関を持っている魚というのは非常に多いんですよ、深海魚ね。
チョウチンアンコウもなんかエスカって言われる魚をですね、照らしてですね、他の魚をおびき寄せるんですけども、
そういうので、光るものが多いです。それは仲間同士のコミュニケーションでもあるしですね、
相手に役立ってますし、敵の目を眩ましたりすることもできるので、発光機関も非常にですね、
発達しているということなんですね。そんなにね、もう厳しい世界なんでいいのって話ですけども、やっぱりそれはですね、
もともとその祖先がですね、浅いところに住んだと思うんですけども、競争に負けてしまって、次どこか、命を繋げていかなければならないということでですね、
深海ならライバル少ないし、深海に行こうということで、まあ多分、冒険心があったわけだと思うんですよ、その祖先がね。
なので、もうそれならブルーオーシャンだし、ブルーじゃないんですけどね、暗いんですけど、深海の海はね。
なので、競争相手が少ない深海に逃げ込んでて、独自の深海を遂げたということで、非常に優れた感覚の持ち主なのかなということでね。
そういった面でもね、怖いかもしれないし、おぞましい顔をしているかもしれないですけども、ある程度生きるために、自分たちの祖先を繋ぎ、自分たちの命を繋ぎ、命の場と繋げていくために、
祖先が工夫したということでね、そういった目で見てもらえるとですね、深海魚としてもいいのかなと、まず恐ろしいとか怖いとかじゃなくてですね、
もう生きる上でそれしかなかったんだよっていうね、もう深海の素晴らしさみたいなことがですね、もうあの姿を見るだけで感じることができるので、
ぜひですね、深海魚の方に注目していただければなと。あと沼津にね、静岡県の沼津市に深海水族館がありますからね、ぜひね、興味を持たれた方はそこに行ってみても面白いんじゃないでしょうかということで、
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今日はこの辺にしたいと思います。それではみなさん、さようなら。バイバイ。