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2021-12-25 15:03

#85 [魚類学]カクレクマノミに隠された性の秘密

2021.6.4収録。
こんばんは♪ちょぼ先生です。
今日は、ファインディング・ニモで有名なカクレクマノミについてお話ししました。
海の中は過酷な環境なので、いかに子孫を残していくかを考えて生きているんだなと改めて感じました。
それではまた!
おやすみなさい。

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00:27
はい、みなさんこんばんは。元高校理科教員のちょぼ先生です。
今日も夜のホームルームの時間帯になりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
このチャンネルでは、朝の時間帯のホームルームでは、自己啓発や時事問題について主にお話をしております。
朝の雑談みたいな感じですか。
夜のホームルームでは、生物のこと、サイエンスのこと、教育問題について主に取り上げてお話をしております。
気まぐれなランダム放送ですので、朝だけ、夜だけ、1日2回だとか、基本的に日曜日は配信しておりませんので、1日配信がなかったりしますけども、
気まぐれなランダム放送ですけども、ぜひコメント等を気軽にいただけたら非常に嬉しいですので、レスポンスの方もぜひよろしくお願いいたします。
今日6月4日、金曜日ですけども、全国的に雨で、私の住んでいるところも午前中は非常に雨が強くて降っていたんですけども、
雨が降っているし、このジメジメした蒸し暑い感じ。
特に晴れてもないのに、このベタベタまとわりつく感じが嫌ですよね。
これで気分が落ち込むというか、頑張ろうと毎日思うんですけど、ジメジメしているし、もう行かないみたいな感じになっちゃいますよね。
かびますし、嫌です。
早く梅雨明けして、夏やってきてほしいですよね。
キャンプしたいです。
バーベキューしたいですね。
バーベキューしたり、キャンプしたり、庭で花火をすると、目線が冷たいですよね。
早くいつものような感じに戻ってきてもらいたいんですけども、なかなかそうはいかないのが人間の心でして、なんか嫌な感じしますけども、
ぜひ海に行ったりとか、早くサマー感じたいですね。
という感じで言っておりますけども、
今日の夜のホームルームのお話はですね、以前銀舟、船のお話をしたと思うんですけども、
その時に学生時代に魚の研究をしてましたよということをちょっと言ったんですけども、
軽く自己紹介というかね、私が大学時代にですね、ブラックバスの研究をしたんですね。
ブラックバスの泳ぐスピード、どれくらいのスピードを泳ぐのかというのを研究しておりました。
03:01
まあまあ泳ぎは得意ですかね。まあまあと言われてもあれかもしれませんけども、
タンカーぐらいですかね。石油タンカーぐらいのスピードで1時間近く泳ぐことは可能ですね。
それでもあまりピンとこないと思うかもしれませんけども。
なので十分、渓流というかね、川の上流とかのスピードはなかなか耐えれないけども、
河川の中流域ぐらいならば泳ぐスピードを持っております。
そういった感じでブラックバスの泳ぐスピードの研究をしてまして、
さらに学生時代に釣りとアウトドアのサークルに入っていたので、それがあるんですよ、釣りサークルみたいなね。
釣りサークルに入っていたので、学生時代は釣りと魚に対して、魚中心の生活をしておりましたので、
ちょっとね、人よりはちょっとだけですけども、魚については詳しいということで。
なので今日も魚の面白い特徴であったりとか、そういったことを紹介したいかなと思います。
銀ブラはですね、生まれてきてはすべて名数だったよみたいなね、魚の性について話しましたけども、
今日も魚の性についてお話したいかなと思います。
皆さんはですね、2003年にディズニー映画で、ファインディングニモっていう人気のディズニー映画覚えてますかね。
もう18年前か、もう18年前なんですね、ファインディングニモ。
そのニモってどんな魚だったか覚えてますか。
これはですね、隠れクマノミ、クマノミの仲間の隠れクマノミの物語であります。
アメリカ映画なのでアメリカの魚かなと思いきや、隠れクマノミはですね、
沖縄とか熱帯、熱帯の珊瑚礁に住んでいる魚なので、日本でも見れます。
本州だとちょっと厳しいんですけども、
奄美大島だとか、毛玉諸島とか、沖縄、石垣とかね、
あの辺に熱帯、熱帯の珊瑚礁に生息する魚です、隠れクマノミ。
体色がオレンジ色で白い帯が3本あるのが非常に特徴的ですけども、かわいらしい魚ですね、小型の。
水族館もニモの影響だと思うんですけど、熱帯、熱帯の海を再現した水族館のコーナーでは、
必ずね、子供がニモだって言ってですね、かなり人気の魚になっております。
ペットショップなんかにも、海水魚を売っているペットショップだと、
必ずと言っていいほど隠れクマノミは店頭に並んでおりますね、
そういうぐらい人気のお魚なんですけども、
映画を見た方は分かると思うんですけども、
映画ではですね、卵を産んだお母さんのコーラル、ニモのお母さんですね、
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ニモのお母さん、卵を産んだお母さんのコーラルがですね、
オニカマスのバラクーダという名前のオニカマスの攻撃を受けて、
命を落としちゃうんですね。
そして残されたお父さんのマーリンが、卵1個だけ残ってたんですけど、
その卵を返してですね、息子ニモを育てていくというストーリーなんですね。
実際にですね、この映画はお父さんが育てるんですけど、
実際にクマノミという魚はオスが子育てをするんですね。
メスはですね、卵を産みっぱなしで世話はしません。
オスはメスが産んだ卵をですね、口の中に入れて卵を守って、
新鮮な海水を送ったりだとかして、
そして卵から帰った後も子供が小さいうちは口の中でですね、
外敵から守って育てるんですね。
手とかないですから、抱きかかえるとか無理ですから、
口の中に入れて、外敵から襲われるのを守っております。
なんともですね、不性愛に満ちたお魚なんですね。
さらにもう一個ですね、クマノミには変わった特徴があるんですよ。
それがですね、生まれた時には全てオスなんですよ。
ギンプナは生まれた時は全員メスでしたけど、
クマノミの場合は生まれた時は全てオスなんですね。
でもね、ここでちょっと不思議なことがあるんです。
疑問に思ったことがあると思うんですけど、
クマノミのニモのお母さんコーラルがいましたよね。
あれ?お母さんおるし、コーラル、メスやんみたいな。
あれ?全部卵帰ったら全部オスなのに、
あれ?お母さんがいたということは、
メスもいるはずですよね。
全部オスでオスが育つんだったら、
お母さんがいないはずですよね。
なのに、なんでお母さんおんのかな?
メスおんのかな?ということですけども、
実はですね、このクマノミですけども、
オスからメスに性転換することが知られてるんですよ。
なので、メスがいたわけなんですね。
さらに面白いことに、たくさんいるオスの中で、
生まれた時は全員オスだから、実は体が、体がですよ。
体調が最も大きなオスがメスに性転換するんですよ。
面白くないですか?
一番でかいオスがメスになるんですよ。
で、その中で、その集団の中で、
ハーレムを作るんですけども、
一番大きいオスがメスになり、
二番目に一番大きなオスがメスになって、
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その次に大きいオスがペアになって子孫を残すんですね。
隠れクマノミは魚の中では珍しい一夫一妻性なんですよ。
なので、さらにですね、
水族館とかニモもそうですけど、ニモの映画でも出てきたと思いますけども、
毒のあるイソギンチャクに守られながら、
なのでイソギンチャクのところにいますよね。
生息地イソギンチャクのところにいるんですよ。
イソギンチャクって毒あるので、
四方動物なので刺すんですけども、
クマノミに対しては刺さないので、
毒のあるイソギンチャクのところで集団生活をするんですね。
その中でですね、イソギンチャクに守られながら生活してるんですけど、
そのまま集団を作り、一番大きいオスがメスになり、
二番目に大きいオスと共にペアを作る一妻性をとるわけですね。
そこにイソギンチャクに定住し、ペアを作り子孫を残していくんですね。
小さなイソギンチャクの場所に小さいオスばかりとかメスばかりとか、
あるいはオスを巡ってオスが争えば、とても子孫を残すことができないんですよね。
そこのイソギンチャクの中にメスがいっぱいおったりとかオスがいっぱいおったりとか、
それをメスを獲得するために争い事をすれば、
到底子孫を残すことができないんですよね。
そういう争い事ばかりいると。
なのでそこで隠れクマノミはこういった方法を取ったわけですよ。
イソギンチャクのところに集団で生活し、
大きいオスがメスに転換し、
その次に大きいオスがペアになって子孫を残していくという戦略を取ったわけなんですよね。
そうすると争い事は少なくて済みますから、
ハーレムを形成し大きいオスがメスになり、
その次に大きいオスが一番大きかった元オスとペアになって、
確実に子孫を残していくという戦略を取ったわけなんですね。
銀ブラの時にも言いましたけど、水の中は非常に競争が厳しい。
なので魚の場合は卵をいっぱい残すという戦略を取って、
育てられませんし、
大害受生をするので卵を産みつけて生殖をかけて、
誰か残るやろ的な感じなんですけど、
非常に争い事が多いのでそういった戦略を取っているものもいるんですけども、
カクレクモノの場合は集団でイソキンチャクのところでハーレムを形成し、
一番大きな奴がメスになって、
その次のオスがペアを作って一夫一妻制で、
確実に子孫を残すという戦略を取ったわけなんですね。
12:04
一番大きなオスがメスになりますけど、
そのメスが死んじゃうと、
ペアを作っていたオス、
二番目に大きかったオスが今度は一番大きくなるから、
今度はその個体がメスになるんですよ。
ハーレムを作ってますから、
その集団で次に大きいオスがペアを作り、
一夫一妻制で残っていくということなんですね。
一番大きければ大きいほど体力がありますから、
次に大きなオスをペアになりますから、
大きな個体が生まれる可能性が高いですよね。
大きくなる遺伝子を残せるから、
一番生まれた時に体が大きいと天敵にも捕まりにくいから、
体力のあるものをどんどん生んでいきたいという戦略がありますので、
確実に残そうとする。
イソギンチャクって限られた場所にいるから、
そこで集団を作り、確実に大きな子孫を残せるような遺伝子を持った者同士が、
子孫を残していくという面白い戦略を取っているわけなんですよ。
映画ではファインディングにも、
ニモのお母さんの不幸にもオニカマオスに襲われて亡くなってしまったんですけども、
不性愛を発揮していたニモのお父さんマーリンがメスになるという日も、
そう遠くはないはずですよね。2番目の大きいから。
そういうふうにして、かくれくまの実は一番大きいオスがメスになり、
2番目に大きなオスと一緒にペアを作り、
一夫一妻制の戦略を取って、確実に子供を残し、
オスが子育てをするというような変わった戦略を取って、
子孫をつなげようとしているわけなんですね。
いかがだったでしょうか。
皆さんもニモやニモやと水族館で言うのではなく、
実は一番大きいやつがメスになるんだよ、と言うと結構面白いと思います。
そういった豆知識を披露すると、水族館内で一躍ヒーローになりますから。
こういった面白い魚の特徴がたくさんありますので、
またご紹介していきたいと思っております。
ということで、今日のホームルームはこれで終わります。
ぜひこの夜のホームルームを聞いたよという人は、
いいねを押していただけると、それをホームルーム出席者ということにいたしますので、
何でもいいですので、レスポンスの方もよろしくお願いしますね。
それではこれで今日のホームルーム終わります。
それでは皆さん、バイバイ。おやすみなさい。
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