河合塾のストライキ
はい、皆さんこんばんは。こんにちは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。
ちょぼ先生の教育問題一刀両断ということで、教育ニュースや教育問題を取り上げて、あーだこうだいう企画となっております。
今日取り上げる教育ニュースはこちらです。 河合塾で異例のストライキ勃発っていうね、お話をしたいと思います。
皆さん、予備校の先生って、なんだかんだ言って、高給取りなイメージがありません?
今でしょうの林治先生とか、等身衛生予備校の先生たちって、テレビにも出てて、すごい有名人で、実際に塾で生徒も教えてますし、
非常に金持ちというか、高給取りの浮遊そうなイメージあるかと思うんですけども、
私も正直、そういう塾の先生って儲かるよなぁ、みたいな思ってたんですけども、その幻想がガラガラと崩れるようなニュースが飛び込んできたんですね。
あの大手予備校の河合塾もたくさん、河合塾出版の参考書もありますし、非常に大きな塾です。
都市部に、でかいでかい校舎もありますし、河合塾で現役の講師の方が、授業中に次元ストライキ、これは詳しく言うと、
今日5月21日の90分間一コマの授業で、最後の15分間だけストライキをするという、戦略的なストライキなんですけども、
90分中の15分でストライキをするということで、教団から離れるというストライキを起こすということで、業界では異例中の異例の事態が起きているということなんですね。
今回、このストライキを執行している、予定しているのは、河合塾で物理を担当している38年目というベテラン講師、竹中達次さんという方なんですね。
彼は、世間では高級取りのイメージがあるけれども、僕のコマ単価は10年以上変わらず、1コマ約1万7千円、年収も500万から600万円程度というふうに語っているということで、
それだけ聞くと、なかなかもらってるみたいな感じかもしれませんけども、さらに衝撃的だったのは、竹中達次さんがおっしゃってるんですが、
若い講師は、もっと厳しい状況で、僕の半分以下、あるいは3分の1ほどのコマ単価の人もいるということを語っているということで、
なので、年収でいうと、250万から300万ベース、コマ単価も3分の1ですから、5千円ちょっとの人がいると、1コマ5千円ぐらいで働いている講師もいるんだよと、
若い人はもっと劣悪な環境というか、給料が安いということを訴えているということなんですね。
私たちから見れば、教団に立つ先生はみんなプロフェッショナルで、それなりに稼いでいるだろうというふうに思いがちなんですけども、
実際は大きくかけ離れているというところですね。
私も公立で働いておりましたし、公立の先生からよく言っていたのが、塾の先生って儲かるよな、みたいなことをよく言っておりました。
でね、河合塾なんてね、年間受験生とか100万近く払ってるし、それが何十万人ってなるとですね、河合塾も模試とかもやってるし、めっちゃ儲けてるやん、みたいなね、
前頭記述模試とか前頭共通マーク模試とかですね、1万円弱かかるしね、5千円から1万円ぐらいかかるしね、それが何十万人も受けてるから、
河合塾ボロ儲けやろ、みたいなね。河合塾のデータベースとか教員に降りてくるんだけど、それもめちゃくちゃね、ウインウインな関係でボロ儲けや、みたいなね。
一単価で100万円ぐらい払ってるのが何十万人いるから、めっちゃ儲けてんじゃん、みたいな。
だからめっちゃ儲けてるから、そこで働いてる人たちはですね、絶対給料いいよと思ってたら、いや意外や意外そうでもないよということを、この方が訴えているということなんですね。
物価高騰が続く中で、他の業界では賃上げの動きが活発なんだけれども、河合塾側はですね、彼らの賃上げ要求に全く聞き耳を持たない状況だそうで、今回のストライク、次元的なストライクに踏み入ったということなんですね。
この要求はですね、賃上げだけじゃなくて、竹中達司さんは賃上げだけじゃなくて、労働者としての権利を問うということで、主な要求は3つあるわけなんです。
1つはですね、1分あたり35円の賃上げ、90分授業で3,150円のアップを、ベアですね、要求しているということと、あとですね、業務委託契約の講師も私学教材に加入できるようにすること。
3つ目はですね、業務委託契約の講師にも5年間以上働くとですね、無期転換券を認めることということでね。
これは知らなかったんですけど、塾の先生って基本的にバイトみたいなものなんですよね。
だから企業から得られる福利構成というものがほとんどないと。私学教材とかそういったものに加入してないので、年金とかそういう面も非常に乏しいと。
体調を崩しちゃうと、それをリカバリーするという回復措置とかでもないし、それを保証する契約になって、要は非正規採用みたいな感じでバイトですよね。
そういった感じの契約が非常に多いということと、あと5年間以上働くとですね、無期転換券ということで無期採用という雇用の保証が
保証されている企業ほとんどなんだけども、何年働いても業務委託契約のままであるし、福利構成とかそういった面も無期転換券も河合塾側は何もやってないということでね。
労働環境の課題
長年働いて、長年の功績で無期契約にしましょうみたいなそういった契約が河合塾側はやってないということなんですね。
あるので塾講師という仕事が一部の正社員を除いて業務委託という形で働いている人が非常に多いという現状ということなんですね。
河合塾ユニオンという労働組合があるんですけども、そこからそこを通じてこういった要求をしてストライクを起こすということなんですけども、
河合塾側の見解というかコメントも残しております。
河合塾側が組合の要求項目に対する当方の見解が理解いただけたら大変残念ということをしつつ、
ストライクが行われる限りは受けなければならないということで、あるいは要求は飲むというか、理解は示しているということなんだけども、
その先の3つの要求が取り入れられるかどうかというのはまだ分からないということです。
このような訴えを起こしてストライクをしたことによって首切られる可能性もありますよね。
業務委託契約だから、正社員じゃないからいつでも首切れる状態ですから、非正規みたいなもんですからね。
なので非常に労働環境としてはあまりよろしくないというところがあります。
創業者側とか経営者側はボロ儲けになるようなシステムになっちゃってるっていうところもありますよね。
非正規ばっかりして業務委託契約が多いからいつでも評判悪かったりとか、経営者側が気に食わないなと思ったらいつでも首切れるシステムになっちゃってると。
甘い汁って感じで、非常に進学実績が良いという先生は単価ちょっと上げるからちょっともうちょっと働いてねみたいな感じで、
うまいことね、めっちゃ潤わない程度にお金を出しつつ、細く長く続けてしまおうみたいなね。
そういったね、基本的に経営者側、同元側が儲かるようなシステムになっちゃってるというところはありますよね。
日本の企業もですね、消費税を上げて法人税を下げて、経営者が儲かるようなシステムになってるじゃないですか。
そこではあかんよということで、消費税減税もそうだし、法人税をもっと上げた方がいいんじゃないみたいな感じでね。
内部流布がどんどん増えていくみたいな感じで、この経営者側が儲かるようなシステムになっちゃってるから、そういったシステムが川合地区にもあるのかなということでね。
このベテラン講師たちもですね、やりがい搾取を受け、疲弊していく若い人たちを見て、このままではいけないと感じたからこその行動であるということですね。
そういったこともあるんだけども、この川合地区もですね、このスターライキーを機にね、もうヤフーニュースとか大きなニュースで取り上げられてますから、
これ何かしら対策をしないとですね、保護者とか生徒にとってもですね、川合地区通ってみたけども、
内部紛争が起こってるみたいなね、ドタバタなお家騒動の塾に帰るのも嫌な感じで、帰ろうかなみたいなね、よぜみとかも潰れちゃったしね。
なので、そういったことを見せちゃうと、大丈夫なんかなっていうふうに不安になっちゃうしね。
通ってた塾が潰れてもうなくなって、先生がスターライキーで教えてくれってなるとですね、自分の受験にもひびくし、そういったところは未然に防いでいかないといけないし、
こういったアクションを起こしている以上ですね、誠意を見せないと保護者、生徒にもですね、やっぱり示しがつかないというかですね、
不安のまんま川合地区に通って大丈夫なのかっていうふうになっちゃうと、勉強どころじゃなくなっちゃうので、
ある程度のその誠意というかですね、要求、全部飲むかどうかわかんないけども、ある程度ね、姿勢を示さないといけないなといったところでね、ということでね、
いろいろな労働環境がありますけども、意外に塾環境、塾業界ってですね、大元が儲かるようになっているし、実力主義すぎるしね、
本当に難しい世の中なんだなっていうね、難しい業界なんだなというふうに思いました。
ということで皆さんはね、このニュースどう思いますかね、ということで今日はこの辺にしたいと思います。
それではみなさん、さよなら。バイバイ。