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はいみなさん、こんばんは、こんにちは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。
ちょぼ先生の教育問題一刀両断ということで、教育問題や教育ニュースを取り上げてお話しする企画をね、今日はお送りしたいと思います。
これね、先週ですね、高知県の小学校教員採用試験で280人近く合格者を出したんだけども、
200人近くその合格を辞退したというね、結構ね、センセーショナルな教育ニュースを取り上げてお話ししたところですね、
かなりの反響がありまして、教育ニュースってみんな気にしてるんだなということを思ったんですね。
私は元々ね、元教員で音声配信を始めた初期の頃は、教育問題をお話ししてたんですけども、
サイエンス系、科学系のお話にメインを移行してから、ほとんど教育問題についてはお話ししてなかったんですけども、
久しぶりにね、結構大きなニュースだったので、取り上げてお話ししてみたらですね、かなりの反響があったので、
これはもう教育ニュースと教育問題のお話も一つの企画としてね、立ち上げてお話ししようかなということで、
ちょぼ先生の教育問題一刀両断という企画を新しく立ち上げてお話したいなと思います。
今日は取り上げる教育問題、教育ニュースはこちらになるんですが、何かと言いますと、
公立高校教員に残業代支給を政府が検討というお話をしたいと思います。
これですね、公立学校教員の処遇・改善をめぐり、残業時間に応じた手当てを支払う仕組みを導入する案が政府内で浮上したと、
関係省庁が検討を始めたことが11月3日わかったということなんですね。
これが採用されれば、残業代の代わりに一定額を給与に上乗せ支給する現行の教職調整学制度は廃止するということなんですが、
教員の長時間労働の解消が課題となる中、勤務時間を反映した賃金体系を変えて、
管理職に過重労働を抑える動機が働くようにする狙いがあるというところなんですね。
教職調整学に上乗せということなんですが、これ何かと言いますと、
現在の教員給与特別措置法・給得法と呼ばれる法律ですが、
公立学校教員に残業代を支払わず、代わりに教職調整学を支給するというふうに定められているんですね。
文部科学省は残業代を出さないけれども、教職調整学4%、基本給に上乗せしているから、
残業代支払わないけど、基本給は他の公務員の兼職よりも高めに設定してあるから、
残業代は払わないけど、給料はいいよ。他の公務員よりも給料はいいよというところなんですね。
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ちょっと上乗せしてあるんだけど、勤務時間は5時ですよ。
5時以降は一切お金が出ません。残業代が出ないから、ただ働きなんですね。
5時に定時に帰れる人もいるかもしれないけど、大体は部活動があったりだとか、
中学校の先生とか、勤務時間終わってから会議とかあるので、
ただ働きなんですね。残業代が支給されないから。でも教職調整学で上乗せしてるから、いいよねっていう感じなんですよ。
残業代というものは、全く支払われないっていうのが教員のスタンダードなんですね。
ただ働き、要は定額働かせ放題っていう給得法が悪法として問題になってるんですよ。
教育ジャーナリストとか、教育学部の教授とか、給得法の見直せなあかんよってずっとずっとずっと言われてたんですけども、
ついに政府が検討したと。残業代、やっぱり教員にも支払おうよということなんですね。
当たり前ですよね。公務員も残業代出ますから、教職、公務員だけ給得法があるから、上乗せしてるから、
別に残業代は支払っていいやろっていうことなので、それはちょっとおかしいよねと。
それが積み重なって教員不足にもつながってるし、残業代支払われないんだったら、
働いてると意味ないし、お金が発生しないから、やらんとこうっていうのも、他にいろんな問題があるんだけども、
給得法も教員不足になってる一つの要因だと思いますよ。それを検討を始めたということで、
非常に大きなニュースで、我々にとってみれば、教員ですし、元教員ですし、教員やってる方も、
これはついに来たという感じで、喜んだと思うんだけども、
これが床喜びだったっていう感じのオチがあるわけなんですね。
何かと言いますと、
その2日後ですね、11月5日の安倍敏子文科省の閣議後の会見なんですけども、
公立学校の教員に対し、月額給与の4%の教職調整額を支給する代わりに、
時間外勤務手当、要は残業代を支払わないことなどを定めた給得法に関して、
安倍敏子文科省は11月5日の閣議後の会見で、廃止は考えていない給得法をやめて、
残業代にするっていうのを、11月3日に政府が検討したというニュースがありましたよね。
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その2日後、安倍敏子文科省は、廃止は考えていない、給得法の廃止は考えていないということは、
残業代支給するっていうのは、そんなやりませんよってことじゃないですか。
要は定額働かせ放題、継続しますっていうことを、おかげで言っちゃってるんですよね。
これね、読んでいくと、残業代を支給するという報道について、
安倍敏子文科省は政府内で、いわゆる時間外勤務手当の部分の検討が行われているということは、
承知していない、知らんでってことなんですよ。
承知していないと否定したと。
教職調整額は、8月の中教訓、等訓で、教職調整額を現行の4%から13%に引き上げるということの処遇改善を行うということが出たんですね。
それを検討するということで、
廃止はしないけど、13%に増額するという検討はやりますよ、ということなんですね。
4%から13%上がるから、それはそれでええやんって思う方もいらっしゃるかと思うけど、
でも定額働かせ放題は継続するから、残業代は支給されないから、っていう感じですよね。
この13%の裏があって、主管教諭とか、教員って基本的に何々主任とか、学年主任とかっていう主任の先生がいるんですけど、
一般企業みたいに係長、課長、部長とか、専務とか社長とか、そんな役職が階段式じゃないんですよ。
主任ってついてるけど、基本的に一般教員と変わらんのですよ。給与体系とかもね、年子充実だから。
教頭とか副校長とか、校長とか管理職だから、我々の平教員よりは管理職だから、管理職手当もらってるし、
一般企業上司みたいな感じなんですけど、基本的に平と管理職みたいな位置づけなんで、細かくそういう区分けというかね、
そういう役職がないんですよね。主管教諭とか、ちょっと位置づけましょうみたいな制度ができたりとか、
副校長をつけましょうみたいなね。教頭2人を置きましょうとか、そういう細かい役職、一般企業でいう係長、部長みたいな感じを作ろうとしてるんですよ。
だから、主管教諭は調整額13%もらえるけど、平教員は、主任としても平教員だから、調整額13%もらえないみたいな感じの、
そういうXの旧ツイッターの投稿もあって、裏があるような感じの見直しの仕方なんですよ。
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13%引き上げるとか、抜かれば喜ばされといてね。
安倍文科省、給督法は、教師の自発的創造性に基づく勤務に期待する面が非常に大きいこと。
また、どこまでが職務であるかの切り分けが難しいという教師の職務の特殊性から、
時間外勤務手当ではなく、勤務時間の内外を包括的に評価するものとして、教職の調整額を支給することとしていると。
中教師の答申においても、教師の裁量性を尊重するこの仕組みは合理性を有しているし、
ということをされていると。なので、給督法を廃止することは考えていない。
要は、残業代の支給はせいへんでってことですよね、これね。
合理性はあるかもしれないけど、働いたら働いた分だけ、ある程度評価してもらわないと、それはあかんよね、ということでね。
そういうことなんですよ。残業代、確かにね、どこからどこまでが勤務で、
こういう人たちにとってみればね、部活動指導とかも、あなたがバドミントン、あなたが野球好きで教えてるから、
それはもう仕事じゃなくて、守備の一環ですって、みたいな。
だからそれを勤務時間を超えたからといって、残業代支給することはしないよ。
おかしい、これちょっと意味が違ってくるんじゃない?っていう話に聞こえるんですよね。
自分の専門じゃない部活動を持たされている人もいるし、それはそれで苦痛じゃないですか。
勤務時間を超えて、自分が好きでもないバドミントンを教えてたりとかすると、
その対価として欲しいよねって思うんですよね。
さらにいろんなトラブルがあったりとか、保護者対応とかで、勤務時間内に事業準備ができないと。
どうしてもやっぱり5時過ぎてからじゃないと使えない。
自分の時間が使えないとなると、事業準備とかしてるじゃないですか。
その事業準備というものは、次の日の事業の準備で、それは仕事に関わることなのに、
5時越えてから事業準備してたものを対価払われないってなるのは、ちょっとそれは異常だよね、というふうに思うんですよね。
だからそういう判断は難しいかもしれないけど、やっぱり勤務時間外にやってることが全部意味のないことでもないし、
こういう場合もあるしね、就学旅行とか日当に出たりとかするけど、勤務時間外も24時間ほぼ勤務じゃないですか。
それで、ちゃんと評価されずにお金払われないっていうのは、それはどうなのかなと思うんですよね。
文科省のトップは廃止しない、休徒校は廃止しない。
定額は働かせ放題継続します。
残業代の支給はどこからから湧いた話か知らんけど、承知してないし、やらんって言ってるのは、
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これでまた教員不足進みますよ、みたいなね。
何も考えてくれねえんだよなっていうふうに、そういうふうに受け取っちゃいますよね、こっちはね。
なのでね、難しい問題かもしれないけど、残業代ね、そこを変えていかんと、みたいなね、こと思うんですよね。
そうするとね、残業代出るから結構残っとこうか、みたいな感じも増えるかもしれないけど、
やっぱり特殊性がほんまにあるから、やっぱね、それは勤務時間内に追われたらいいけど、なかなか追われないっていう先生方が多いんですよね。
働いてるとき見るとやっぱりいますし、定時に帰る人もいますよ、そりゃね。
いるけど、やっぱりなかなかそこはちゃんとしてほしいなと思いますから、ぜひもう一度検討。
誰が言い出したのかな、これね。誰が炎上というか焚きつけたのかな、みたいな感じがあるんですよ。
なんか、造反してんのかな、みたいな。なんかなって思うんですよ。
やっぱり自民党ってやっぱりね、教員に厳しいよねっていうふうに感じるんですよね。
医者には優しいのにね。日本医師会は完全に、日本医師会は自民党の最大、献金しますからね。
だから裏があるんだけども、やっぱり腹立たれたやつをちゃんと強化してほしいなというふうに感じるんですよね。
それを当たり前だからやってるっていうのもあると思うんだけど、今組合とかも弱いですから、やりたがらんしね、若い人ね。
だから、もうちょっとちゃんと考えてやってほしいなというふうに思うんですけど、皆さんはどう思いますかね。
本当に働いた働いた分だけね。
それがね、効率が悪い、生産性がない、みたいな感じで言われるかもしれないけども、
でもね、人でも少ないし、教員部数がそもそも人でも少ないから、しゃーない部分もあるからね。
大阪当院とかね、青森山田とかね、勤務時間内に多分部活終わってないと思うんですよね。
まだまだいろんなコーチが来てきて、教員が教えてないかもしれないけど、
その辺もね、そこはお金じゃなくてやっぱりロマンやってもらったらそうかもしれないけど、
ロマンでね、なんかできひんよ、そんな。
割となんか欲しいやん。
だって働いてる人ってお金のために働いてるじゃないですか。
じゃあそれは違うよ、黒い汚しまな気持ちがあるよって否定されるかもしれないけど、
じゃあ全部無償でやるのかって言われたら絶対やんないじゃないですか。
働いた分だけお金くれたら嬉しいし、それが低額で働かせ放題って、
教師は特殊性かもしれないけど、払われへんのおかしない?って思うんですよね。
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そこはやっぱりね、ちゃんとお金として。
違う形でね、なんかあるって言われたらなんかあります?
うまい棒めっちゃくれるとか、ティロールチョコ100個とかもらっても、シャーじゃないですか。
それだと嬉しい人もいるかもしれないけどね。
お金とかその対価をね、ちゃんと払ってほしいなという風に思うんですよね。
ということでね、これどうなっていくんでしょうかね。
調整額4%から13%の引き上げまで是非ね、検討していただいて、
早い段階から来年のぐらいからやっていっていただきたいし、
本当に動員不足、病気で休む方も増え続けている。
子供は子供でいじめ件数増えてるし、不登校も増えてるし、
結構教育界もうほんまにヤバい状態なんですよ。
そこをどういう風に改善していくかってことなんだけど、
残業代も大事だけど、業務多すぎるから、業務の削減とかでも考えなきゃいけないし、
問題が山積みなんですよね。
だからお金の面はお金の面で解決しつつ、業務が多い。
子供たちが悩んでる難しいところはどういうことをやっているのか。
本当に山積みなんですよ。
お金の面もね、みんな納得できれば難しいかもしれないけど、
やはり改善は必要だと思うから、そこをちゃんとやってほしいなという風に思うので、
ぜひ検討しないと言ってるけど、残業代も含め、
ちゃんとちゃんと教員の立場に立って検討してほしいなという風に思います。
今日はこの辺にしたいと思います。
それではみなさん、さよなら。バイバイ。