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はい、皆さんこんばんは。こんにちは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。
ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。
ちょぼっとサイエンスでは、皆さんにちょこっと、ちょぼっとサイエンスに触れていただいて、
科学的思考力を身につけて、理系頭になっていこうということを目的に配信しております。
ということで、毎日寒いですね。
本当に、もう寒波どっか行ってよっていうね、いうぐらいですね、もう寒いですし、
あと2週間ぐらいすればね、もう3月ですよ。
春の訪れがね、届いていい時期になってきたのに、寒いというところがですね、何とも言えないなといったところなんですけども、
もうちょっとね、我慢でね、来週の天気予報を見るとね、結構ね、高温というか、最高気温もね、15度とかね、
そういった予報が出ておりますので、もう少しの辛抱かなと、言ったところですね、ということで。
身長の違いの説明
今日のお話はですね、日本人の身長の伸び率と、なぜ欧米人に比べて身長が低いのか、平均身長ね、というのをお話したいなというふうに思います。
一般にですね、北欧諸国など、ヨーロッパ北部に住む人たちは高身長であって、男性の平均身長は180cmを超えてるんですね。
日本人男性の平均身長は、一番高くなる年齢層であっても、172cm程度ですから、最も背の高いオランダ人男性の平均がね、182cmなんですが、
それよりもね、平均でちょうど10cm程度低くなっているんですね。
北欧の人々が高身長になった理由の一つはですね、寒さのために植物が十分に育たずに、そのためですね、動物性の食品の摂取量が非常に高いんですね。
それが一つの理由として挙げられております。
特にですね、チーズやバターなどの乳製品はですね、カルシウム量が多いだけではなく、吸収率も高いので、身長が高いということが言えると言われてるんですね。
我々ね、日本人なんですが、第一次世界大戦後、日本人の栄養状態が非常に改善されて、その結果ですね、身長の伸び率もですね、それに伴って増加したんです。
そして食べているものがね、体の中に何を入れるか大事ですから、タンパク質摂取量が1日80gまでは、身長とタンパク質摂取量に直線的な相関関係が認められているんですね。
なので、80gまではタンパク質を食べれば食べるほど、より身長が大きくなると言われているんですね。
日本人のタンパク質摂取量の平均でどれぐらいなのかというと、すでに80g程度なので、それ以上タンパク質を摂取しても、これ以上タンパク質を摂取量を増やしても身長は伸びにくいということが言われているんですね。
80gまでは相関的にですね、食べれば食べるほど身長が大きくなるという相関関係が認められるんだけど、じゃあもっと摂取量を摂取すればいいのか、摂取量が100g、150g摂取すればいいのかというとですね、お肉いっぱい食べたらいいのかというとそうでもなくて、80gよりも増えてしまうとですね、そこまで身長の伸び率はですね、あまり変わらないと、横ばいということが言われているんですね。
一般的にね、私もそうですけども、日本人ってね、割とね、高身長に憧れていると思います。私も本当に平均ぐらいの身長の高さなんだけど、もうちょっとね、180cmぐらいあれば良かったのになぁとかね、こういうことを思うわけなんですけども、一般にですね、高身長に憧れておりますよね。長い間ですね、身長の増大に、なのでタンパク質を摂ってですね、努力してきたと言ってもいいかなというふうに思います。
栄養バランスの偏り
実際ですね、日本人の身長はですね、第二次世界大戦後、栄養状態も改善し、タンパク質もよく摂るようになったので、急激な伸びをね、示してるんですね。平均値で言えばですね、欧米人、特に南ヨーロッパ人には、あと数センチで追いつくところまで伸びてきたんですね。
これね、厚生労働省が出しているデータなんですけど、高校3年生の身長の推移というデータを出しているんですが、1950年前後、第二次世界大戦後ぐらいですね、男性の平均身長はですね、高校3年生ですけども、160cmそこそこ、女性で言うと152cmぐらいがですね、平均身長だったんですが、栄養状態も改善してきてですね、
1980年代には男性は、170cm、平均身長ね、に達しております。女性もどんどん伸びてきまして、1980年代、90年代にかけて157cmぐらいに平均身長になってきたんですが、
ここ10年なので、2016年が最初のデータになるんですが、2020年代から90年代後半にかけて20年、平均身長が172cm、男性で言うと、女性の場合は157cmから8cmぐらいが平均身長としてずっと横ばいなんですね、伸び率が停滞しているんですね。
これね、大体172cm男性、女性が157cmから8cmぐらいが平均身長で、それがずっと停滞して横ばいなんですよね。これ以上、タンパク質摂取量を増やしても伸びないし、じゃあ何すればいいの?
なんで停滞しているの?ということなんですが、なぜ北欧とか北ヨーロッパの人たちに比べて10cmの開きがあるのか。これは色々な諸説があるんですが、欧米人と比較して日本人の身長が低い理由も停滞している、やっぱり10cmの差あるやん、結構あるやんって話ですけども、何なのかと言うと、日本人が早熟であるということが一つの理由として挙げられるんですね。
日本人では女性の方が男性よりも身長の成熟は早いんですけども、身長は男女とも20歳前後で最大に達するんですね。成熟すると骨の成長は止まってしまいますので、日本人は欧米人よりも成熟が早いために成長が欧米人よりも早く止まっちゃって、結果として身長が低くなっているということが言われているんですね。
早熟である理由としては、人種、遺伝、自然環境などが考えられるんですけども、明確にはされていませんが、欧米人に比べて成熟が早いので、成筋身長も北ヨーロッパ、北欧とかに比べると10cmの開きがあってしまうということなんですね。
さらに、現代の子どもたちの食生活に関して言えば、タンパク質は十分であっても、栄養のアンバランスに問題があるということなんですね。インスタント食品やスナック菓子の過剰摂取。インスタント食品とかスナック菓子とか、日本はわりといろんなものが豊富にあふれてますよね。そういったものが影響していると。
そんな過剰摂取によって、炭水化物や脂肪の摂取量が多いのに対して、カルシウム不足であったりとか、ビタミン不足、食塩の多量摂取、偏食などが指摘されているので、若者ね。
それだから、172cm前後、男性でいうと、女性で157cm前後で停滞している理由が、そういった食生活の栄養のアンバランスが影響して、横ばいになって停滞しているということが言えるというところなんですね。
なので、こういった食生活の偏りが、身長の増加に悪影響を要望しているという可能性は否定できないということが言われているということなんですね。
この栄養の偏りが偏りとか、早熟であること以外に、日本人の身長が伸びない理由として、さらにもう一つ、近年の特徴的な生活習慣が指摘されているということなんですね。
テレビの見過ぎや、テレビゲームの普及による睡眠不足、運動不足、熟がよいとか、勉強しているとか、こういった睡眠不足も含まれております。
いじめとか、そういった生活の精神的な問題、情緒不安定など、多くの要因が身長増加を阻害していると言われているんですね。
従って、栄養のアンバランスをなくして生活習慣を改めれば、日本人の身長の限界を伸ばせる可能性はあるかもしれないということが言われているんですね。
ということで、10センチって結構開きがありますから、人種とか遺伝の影響もでかいと思います。
平均身長は、男性の場合172センチだから、その人から生まれてくる人間は、急に2メートルとか190センチにはなりにくいというのも関係していると思います。
遺伝、180センチの大きな人が遺伝で、それは女性も男性も大きくなっているというのもあると思うんだけども、
それをちょっと改善するためには、栄養のアンバランスであったりとか、睡眠不足とか生活習慣を見直すことによって、平均身長が180センチを超えるということは、なかなか遺伝的には考えにくいんだけども、
そういったものは改めると、日本人の平均身長の限界がちょっとは上がる、横ばいなっているものがちょっとは身長が高くなる方向に動くかもしれないということが示唆されているというところですね。
私も高校中学校で夜更かしとかしたし、カップラーメンとか好きだったし、そういったものが影響しない身長伸びに影響しているのかなと。
あとは成熟が早いからね。そういった身長伸びなければならない成長期にそういった誘惑が多かったから、身長が止まってしまったのかなというのも少ししながら影響しているのかなといったところですね。
ということで、今日はこの辺にしたいと思います。
それではみなさん、さよなら。バイバイ。