1. ちょぼっとサイエンス
  2. #865 ビールはなぜペットボト..
2025-02-19 13:09

#865 ビールはなぜペットボトルに入っていないのか?

2025.2.19配信。

こんばんわ♪ちょぼ先生です。

今日は、ビールの容器についてお話しました。

それではまた。


■YouTubeショート

https://www.youtube.com/channel/UC2u8oelpAmug5QZGXynuk8g


🔸SNSリンク集🔸

https://lit.link/chobosensei


■YouTubeポッドキャスト

https://youtube.com/@chobosensei?si=3Y-GkWVO4--CaCjD


■スタンドエフエム

https://stand.fm/channels/5fffd2f7fc3475e2c89ba329


■Spotify

https://open.spotify.com/show/1QPSBAYh61gv6ixao9uvGY


■Google Podcast

https://www.google.com/podcasts?feed=aHR0cHM6Ly9hbmNob3IuZm0vcy81MWU2MDMzOC9wb2RjYXN0L3Jzcw==


■Apple Podcast

https://is.gd/VO22oC


■note

ちょぼ先生@note学校

https://note.com/chobosensei86


■Twitter

ちょぼ先生@元高校理科教員

https://twitter.com/CDELearning65


■公式LINE

ちょぼ先生@LINE学校

https://lin.ee/n5cNTUX

サマリー

ビールは通常瓶に入れられていますが、ペットボトルに入らない理由について説明しています。特に、ペットボトルの構造上の問題が炭酸ガスの保持や賞味期限に影響を及ぼすことが重要なポイントです。ビールは酸素や紫外線の影響を受けやすく、ペットボトルに入れると風味が損なわれるため、通常は瓶や缶が使用されています。最近では特殊なコーティング技術を用いたペットボトル入りのビールも登場していますが、コストが課題とされています。

ペットボトルの不適合理由
はいみなさん、こんばんは、こんにちは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。ちょぼっとサイエンスでは、皆さんにちょこっとちょぼっとサイエンスに触れていただいて、科学的思考力を身につけて理系頭になっていこうということを目的に配信しておりますということで、
今日も大雪の1日になりました。雪の降る日は、早起きするというのは鉄則ですので、午後5時頃に起きたんですけど、起きたときにそこまで積もっていなかったので、もう一回2度寝たんですけど、
次起きたら6時、次に起きたらですね、あれあれちょっと横に降っているぞということで、もう吹雪いてるやんということでね、まあそれでね、お出かけ、出かけてね、出かけたんですけど、まあ本当にね、大渋滞で、すごい渋滞だな、田舎道なんですけど、すごい渋滞だと思ったらね、一車線の道路なはずなんですけど、
同じ向きに反対車線がいるぞと思ったらね、案の定回転してスピンしたんでしょうね、同じ向きで止まってて、たまつき事故ですよ、本当に怖いなということと、それ乗り越えたら乗り越えたらね、またなんか渋滞してるなと思ったらね、私の5台くらい前のね、走ってたハイエースが坂道登れず空転してるんですよね、それもサマータイヤなんで、
やっぱりちょっとね、大丈夫かなと思って出かけたらですね、やっぱりね、雪ってね、やっぱりいっぱい降ってるし、見た目は大丈夫だけど、凍ってたりとかということで、非常に危ないなという風に感じた一日でね、皆さんもね、やっぱり雪の日はね、やっぱりね、すごいね、注意して出かけなければいけないし、本当に最大限のね、注意を払って自分の身は守らないなと、改めて思ったという感じですかね、ということで、
今日のお話はですね、昨日ね、北海道に行って帰ってきたってお話したんですけど、毎日毎日飲んでたんですけど、ビールってね、大体がね、瓶に入ってたりとか、瓶ビールね、あとはグラスでやってきますよね、
飲み歩きたいときに、ペットボトルにビールが入ってたら、ちょくちょく飲みながらですね、非常にね、飲みながらいろんな観光も楽しめるなという風に思ったんですけど、これね、ビールってね、ペットボトルに入ってるのってほぼないじゃないですか。
今日の話につながるんですが、ビールはなぜペットボトルに入っていないのっていうね、お話をしたいなという風に思います。
大体はこのビンビール、酒屋さんとかもですね、ケースにね、12本入りのケースに入ったものを運んでますよね。めちゃめちゃ多いじゃないですか。
ビンビールの大瓶はですね、中身がだいたい630ml、630gですね。で、瓶も600gに近いので、大瓶のビンビールってね、1kg超えてるんですよね。
それがね、ケースに入ってるからめちゃくちゃ運ぶ重いですよね。ペットボトルなら、同じ大きさのペットボトルならだいたい50gぐらいなので、運ぶときのエネルギーも少なくて済むし、
同じ容積の入れ物を作るのに使うエネルギーにしてみてもですね、ペットボトルの方が少なく済むし、半分以下で済むので、どっちかというとね、大瓶のビンビールよりもペットボトル、同じ容積のペットボトルにした方がエネルギーが少なくて済むので、今でいうエコですよね。
ペットボトルの構造と影響
エコなんだけど、ペットボトル入りの大瓶ペットボトルみたいなんてないですよね。なので、これ何なのかということをですね、ペットボトルっていう材料の特徴が関わってくるんですね。
ペットボトルのペットっていうのはですね、アルファベットでPETと書くんですけども、これは略語の読みで、頭文字を取ってペットって読むんですけども、本名はですね、ポリエチレンテレフタラートなんですよ。ポリのP、エチレンのE、テレフタラートのT、これがね、頭文字を取ってペット、ペットボトルのペットって読むんですね。
ポリエチレンテレフタラートっていうのが本名というかね、正式名称なんですね。ポリっていうのはね、何なのかというとポリマーの略なんですね。ポリマーっていうのは、日本語では構分子という風になるんですけども、紐や鎖状の細長い分子が絡み合って折り重なられて、折り返しが繰り返しているという材料なんですね。
この構分子というのは、紐状のものが折り重なるように繰り返された材料のことを言うんですね。例を挙げるとですね、つるつるの紙もですね、顕微鏡で見てみると、紙の繊維が絡み合ってますよね。
ポリマーもですね、何百万倍に拡大してみればですね、ペットボトルのペットもですね、構分子、エチレンテレフタラートというものが折り重なっているんですよね。繊維状のものが絡み合っているんですね。
なので、ペットには必ず隙間があるんですよね。その隙間からですね、酸素とか二酸化炭素とかガスの分子がですね、ゆっくり出て行っちゃったり入って行ったりするんですね。
なのでですね、大手ビールメーカーの缶や瓶入りのビールだと、賞味期限が約9ヶ月間あるんですけども、仮にね、同じ大きさのペットボトルに入れちゃうとですね、それをビール入れちゃうとですね、1ヶ月ほどになっちゃうんですよね、賞味期限がね。
1ヶ月ほどで賞味期限が到来してしまうので、長持ちがしないということが起きちゃうということなんですね。さっきも言ったけど、繊維状のものが折り重なれてですね、見た目上、別に液体とか漏れないんですよね。漏れないんだけれども、必ず先ほど言ったように隙間が生じちゃうんですよね。
この隙間が生じちゃうと、どんなよろしくないことが起こるのか、なんでそんなに賞味期限が短くなってしまうのかというとですね、まず炭酸ガスの喪失なんです。炭酸ガスが抜け出ちゃうんですよね。炭酸ガス、いわゆる二酸化炭素ですね。ビールのシュワシュワですね。二酸化炭素なんだけど、炭酸ガスのですね、ペットボトルにすると抜け出ちゃうんですよね。
ガラスの瓶とかアルミ缶に比べて非常に通気性が高くて、ビールの炭酸ガスが抜けやすい、逃げやすいという問題があるので、味が損なわれちゃうというね。ビール飲んでるのにシュワシュワ感ないやんってことになっちゃうんですよね。ペットボトルに入れちゃうとね。
ポリマーってね、要は透過させやすい。機体を透過させやすいという性質があるので、それを逆手にとってですね、フライパンのテフロンとかね、テフロンポリマーとかは酸素をスカスカ通して処理しやすいようにするし、コンタクトレンズって酸素が透過しないと目が乾いちゃうので、コンタクトレンズにするポリマーも酸素を通せば、
逆手にとってね、非常にメリットがあるんだけども、ビールの場合、ペットボトルに入れちゃうと、大事な炭酸ガスが逃げちゃうから、ビールの味が損なわれちゃいますよね。だからペットボトルに入れないと。
さらにもう一つありまして、酸素が侵入しちゃうんですよね。酸素っていうのは、やっぱり美味しい状態で届けたいし、ビールは絶妙な味わいをキープしたいんですよね。
ビールとペットボトルの問題
なので、酸素が侵入しちゃうとビールが酸化してしまって、ビールの風味を損ねちゃうんですね。ビールの成分と反応し合って味を変えてしまうんですよね。
コーラとか醤油とかミネラルウォーターは、そこまで味に気を付けないので、どんどんペットボトルになってきたと言われているんです。
ビールはすぐ酸化しちゃって、ビールの風味が変わっちゃうし、炭酸ガスも逃げちゃうんで、見た目上は何にもないかもしれないけども、
電子顕微鏡とかで見ると、テレフタラートのポリマーが折り重なっているんだけど、隙間が出ちゃうんで、そういった気体が逃げちゃうし入っちゃうんですよね。だからペットボトルにしてしまうんですよね。
さらに、ビンビールって茶色のビンしてますよね。あれはなんでかというと、紫外線を入らないようにしているんですね。ビールにとっての紫外線は非常に敵なんですね。
紫外線はビール中のホップ由来の化合物と反応しやすいので、スカンク臭を生じる化合物を生成しちゃうんですね。
スカンクというのはアメリカスカンクのような臭いを生じちゃうんですよ。最悪ですよね。紫外線は非常に敵なんですよね。
この現象はスカンキングと呼ばれて、ビールが太陽光や強い蛍光灯の下で長時間放置された場合に起こるんですね。
ペットボトルからの光の侵入はビールの品質を損なう可能性があるので、光の影響、炭酸ガスが逃げちゃう、酸素と反応しちゃうというデメリットが多すぎるので、ビールはペットボトルに入っていないというところなんですね。
色付きのペットボトルにしたらいいかもしれませんが、炭酸ガスが逃げちゃうし、酸素が入ってきちゃうので、ビールはペットボトルに適していないということなんですね。
でも最近は特殊なコーティング技術を用いてビールをペットボトルに入れるというのもいくつかありますし、コースチェーンのビールもペットボトル入りのものも売られていますし、特殊なコーティングするとコストが高くなっちゃうんだけど、
あとキリンビールのサブスクのビールサーバー用のビールはペットボトルに入っています。これは酸素が入りにくいとか炭酸ガスが抜けにくいような特殊なコーティングをされているペットボトル入りのビールということらしいですね。
なので、サブスクしているからお金払っているから、フルジオアな方がコスト高くてもいいやみたいな感じでやっているかもしれないですね。容器代も入っているかもしれないです。
ペットボトルの色味を調節したりとか、そういったコストをかけると可能なんだけど、やっぱりテレフタラードのペットのポリマーだと、どうしてもデメリットの方が大きいから重くなっちゃうかもしれないけど、瓶に入れるのが今のところ最も適切と。
コストが安くなればペットボトル入りのペットボトルに入ったビールがペットボトルに入った容器でご提供できるかもしれないけど、今のところはやっぱりその技術もコスト高いから、やっぱり瓶ビール。ビールといえば、瓶かアルミ缶にした方がいいというところなんですね。
ということで、やっぱりペットボトルに入っているビールが少ないのは炭酸ガスが逃げちゃう。酸素が入ってきちゃう。さらに紫外線の影響を受けやすいということで、やっぱり缶とアルミ缶と瓶が今のところ、それがスタンダードというところですね。
一回一回蓋を開けたら、ティーが抜けちゃうからね。やっぱりビールっていうのは、鮮度が一番だから、すぐパッと飲んじゃうから、保存して持ち歩くのってあんまり適しない。そもそもそういう飲み物かもしれないけど、ビールはなぜペットボトルに入っていられるかというと、
ガスが逃げやすい。酸素が入ってきちゃう。紫外線が受けやすいという影響で少ないということで、今日はこの辺にしたいと思います。さよなら。バイバイ。
13:09

コメント

スクロール