1. ちょぼっとサイエンス
  2. #883 人間だけが言葉を話せる..
2025-03-17 10:53

#883 人間だけが言葉を話せる秘密は言語タンパク質にあった!?〜おしゃべり遺伝子の発見〜

2025.3.17配信。

こんばんわ♪ちょぼ先生です。

今日は、人間特有の言語タンパク質についてお話しました。

それではまた。


■YouTubeショート

https://www.youtube.com/channel/UC2u8oelpAmug5QZGXynuk8g


🔸SNSリンク集🔸

https://lit.link/chobosensei


■YouTubeポッドキャスト

https://youtube.com/@chobosensei?si=3Y-GkWVO4--CaCjD


■スタンドエフエム

https://stand.fm/channels/5fffd2f7fc3475e2c89ba329


■Spotify

https://open.spotify.com/show/1QPSBAYh61gv6ixao9uvGY


■Google Podcast

https://www.google.com/podcasts?feed=aHR0cHM6Ly9hbmNob3IuZm0vcy81MWU2MDMzOC9wb2RjYXN0L3Jzcw==


■Apple Podcast

https://is.gd/VO22oC


■note

ちょぼ先生@note学校

https://note.com/chobosensei86


■Twitter

ちょぼ先生@元高校理科教員

https://twitter.com/CDELearning65


■公式LINE

ちょぼ先生@LINE学校

https://lin.ee/n5cNTUX

サマリー

言語を話す能力の秘密は、特定の言語タンパク質にあることが研究で明らかになります。この研究によると、人間だけが持つNOVA1遺伝子が言語能力に深く関与していることが示されます。新たな研究では、言語タンパク質NOVA1が人間の複雑な言葉を話す能力の秘密であることが示されます。この発見は、進化やコミュニケーションの起源を理解する上で重要な一歩とされ、言語障害や自閉症の治療に役立つ可能性が期待されています。

00:00
はい、皆さんこんばんは。こんにちは。元、公立高校理科教諭のちょぼ先生です。
ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。
ちょぼっとサイエンスでは、皆さんにちょこっと、ちょぼっとサイエンスに触れていただいて、
科学的思考力を身につけて理系頭になっていこうということを目的に配信しております。
ということで、寒いね。もう本当にね、春になったのかなと思いきやですね。
またね、冬のこの感じ、気温がまた戻ってきてね、なんか寒いなという感じなんですけども、
スポーツ界ではですね、暑い暑いね、戦いというか熱戦がね、繰り広げられようとしております。
明日、明後日とですね、MLBメジャーリーグの開幕戦が行われて、
日本で行われるということで、ドジャース対カブスの開幕戦が、第2戦、2戦で行われるということなんですけども、
これ何で日本でやるんですかね。大谷フィーバーの影響なのか、
ドジャースに日本人選手さんにいますし、カブスにもね、今永選手と鈴木聖弥選手がいるからなんですけども、
これ日本でやる意味あるんですかね。わざわざね、こっちまで来てね、なんか選手たちもね、
ドジャースのベッツ選手はですね、謎の体調不良でね、日本シリーズを、
日本シリーズ開幕戦?なんかよくわかんないですけど、決勝するということでね、
なんかこう、これもね、ビジネスというかね、どうなのかなという感じもするんですけども、
またね、またアメリカに戻ってね、アメリカで大リーグというかね、メジャーリーグもやっていくということでね、
日本でやる、注目されてますけども、チケットをめっちゃ行動していますし、
わざわざね、日本で見るよりも海外に行ってね、アメリカに行って見た方がですね、安いみたいな感じですからね、
まあね、なかなかチケット取るの難しいみたいですけども、テレビ中継もされるということで、
注目されるといったところですけど、ということで、今日のお話はですね、
人間と他の人類の違い
人類だけが言葉を話せる秘密がですね、あるタンパク質にあったというお話をね、したいと思います。
言葉を話す、私もね、今ね、言葉でね、音声配信をして皆さんにこうね、
科学の楽しさとかね、そういったものを伝えているわけなんですけども、
こういったね、複雑な言葉を伝える、言葉を話すという能力はですね、
地球上で人間だけが持つ特別なスキルですよね。
イルカとかも超音波とかでコミュニケーションをしている、
あと昆虫とかもね、フェロモンとかでコミュニケーションをとっているわけなんですけども、
言語で相手に自分の考えを伝えたりとか、そういったものってね、やっぱり人間特有のね、スキルですよね。
でもね、なんでこの人間だけがこんなにもですね、複雑な言葉を使えるのかということなんですけども、
そのね、謎を解く鍵が、言語タンパク質と呼ばれるですね、タンパク質が持っているんだよということがですね、
最新の研究でわかってきたので、皆さんとね、シェアしたいなと思うんですけども、
人間だけが、ホモサピエンスが特有に持つ言語タンパク質というものをね、研究して発表したのは、
アメリカのロックフェラー大学を中心とする研究チームなんですね。
この研究チームが発見したのは、先ほども言ったように、人間だけが持つ言語タンパク質と呼ばれるものなんですね。
この言語タンパク質は、我々ホモサピエンス特有の遺伝子変異によって作られるもので、
ネアンデルタールジンとかデニソワジンといったですね、人類の親戚と呼ばれるものには存在しなかったと。
なので、デニソワジンやネアンデルタールジンにも持っていない。
ホモエレクトスとかパラントロプスロブストスとかですね、アウストララピテックスもおそらく持っていなかったんじゃないかというふうにね、
我々特有の言語タンパク質というところなんですね。
この言語タンパク質、特定したものがあって、特定した言語タンパク質をマウスに移植すると、
マウスの鳴き声が変わったという驚きの実験結果が得られたということなんですね。
ネアンデルタールジンとかデニソワジン、人類の親戚、ホモセピエンスの親戚と呼ばれるネアンデルタールジンとかデニソワジンはですね、
私たちと同じように声を出せる喉の構造を持っていたということがわかっています。
なので、喋らなかったというわけじゃなくて、彼らは彼らなりに言語を話し、複雑ではないけど、
言葉を話してコミュニケーションをとっていたという記録も残っております。
でもですね、言葉を発していて、ある程度のコミュニケーションをとっていたんだけども、我々特有の言語タンパク質はなかったということなんですね。
NOVA1遺伝子の発見
なので、デニソワジンやネアンデルタールジン、その以外にも20近くの人類がいますので、
そのうちの一つの種、ホモセピエンスしか生き残っていないんですけども、現代にはね。
なので、ネアンデルタールジンやデニソワジン、彼らは私たちほど複雑な言葉を話せなかったという可能性があると言われています。
言語タンパク質を持っていないということと、喉の構造がちょっと違っておりまして、
母音が発音しにくかったというふうにも言われておるんですね。
この研究チームはですね、現代人のゲノムとネアンデルタールジン、デニソワジンのゲノムを比較したところ、
やっぱり言語タンパク質は持ってないよという決断に至っております。
なので、ネアンデルタールジンとかデニソワジンはコミュニケーションをとっていたけども、
複雑な言語、ホモセピエンスのような複雑な言語を操られなかったので、
ホモセピエンスほど喋らなかった、無口だったんじゃないかというふうにも示唆されているということなんですね。
この言語タンパク質、どんなタンパク質なのかというと、
NOVA1と呼ばれる言語タンパク質なんですね。
NOVA1と呼ばれる言語タンパク質を特定して、
もう特定してない、もう分かってるんですよ。
NOVA1という遺伝子の変異が見つかって、これが言語タンパク質、これがホモセピエンスしか持ってないということなんですね。
なので、このホモセピエンスのNOVA1という遺伝子を取り出し、
マウスに移植した実験をしたと、この研究チームがね。
そうすると、このNOVA1というのは脳の発達や神経の働きに関わる重要な遺伝子で、
人間の言語能力にも深く関係していると。
この移植した実験結果、マウスに移植したところ、驚くべきことが起こったということなんですね。
なんとマウスの鳴き声が変化したということなんですね。
特に子供のマウスが母親に意思を伝えるための超音波や、
オスのマウスがメスに求愛する際の鳴き声が変わったそうなんですね。
言語タンパク質の発見
この変化はですね、進化の過程で大きな影響を与えた可能性があるというふうに、
研究者たち、研究チームは指摘しているということで、
これをね、NOVA1を移植したらですね、鳴き声が変わったということで、
やっぱり言語に司るタンパク質であるし、これを我々が持っているからこそ、
こういった今の喋っているみたいに複雑な言語が操れるのは、
このタンパク質のおかげということが、マウスの実験からも分かるということなんですね。
この言語タンパク質、NOVA1というタンパク質は、
約7年万年前にアフリカで暮らしていた我々ホモサーピエンスの祖先に現れたというふうに考えられているんですね。
この遺伝子変異がですね、彼らのコミュニケーション能力を飛躍的に向上させて、
他の人類との競争で優位に立つことを可能にしたのかもしれませんということを、
この実験から言っているので、ちょうどネアンデルタル人というのは4万年前に絶滅しているんですね。
その頃というのは氷河期が結構末期というかね、
氷河期が非常に地球の井戸の高いところからですね、凍っていって氷河期だったんですね。
その氷河期で食べ物も少なくなるし、狩りとかしていてもですね、
やっぱり寒いとですね、なかなか獲物を捕らえることができない。
この複雑な言語を操れた我々はですね、コミュニケーションを取って、
次こういった季節が来るよとか、こういった生き物たちがここに現れるよというように、
コミュニケーションをしっかり取ることによって生き残ったんじゃないかと。
要はコミュニケーション、言葉を操れることによって、我々が生き残ったんじゃないかというふうにも言われていて、
なのでネアンデルタル人とかデリンソワ人というのは、
ノバワーのタンパク質が現れていない、言語タンパク質がないということは複雑なコミュニケーションをすることができなかったので、
うまくコミュニケーションを取れない、狩りできない。
コミュニケーションをあれと取ってたけども、複雑な言葉を操られなかったので、
氷河期を乗り越えられなかったんじゃないかということで、
ひっそり4万年前に絶滅してしまったということが言われてはいるんですけども、
我々にしかないということが一つのヒントなのかなと。
こういった複雑な言葉を操られるからこそ、コミュニケーションをすることによって、
言語の進化によって、さらに身体的な進化もあると思うんだけど、
言語を操れるということが学力とか学ぶことにもつながるし、
それが結果的に生き残るための術として、
複雑な言語を操れるということが大きな要因じゃなかったのかということが言われているということなんですね。
この研究チームは、ノバワンという言語タンパク質の発見が、
将来的に言語障害や自閉症の治療に役立つ可能性があるというふうに期待していると。
ノバワン遺伝子は自閉症スペクトラム障害との関連も指摘されているので、
医療分野での応用が注目されているということなんですね。
なので、今回の研究は、なぜ人間だけが複雑な言葉を話せるのかという長年の謎に一石を投じるものだということと、
言語タンパク質の発見は人類の進化やコミュニケーションの起源を解明するための大きな一歩となるんじゃないかということですね。
言語の進化と医療への応用
なので、この研究がさらに進めば、言語障害とか自閉症の治療にも新しい光が差し込むかもしれないということで、
科学の力というものは、私たちの過去を解き明かすだけではなく、未来を変える可能性も秘めているということです。
我々のように、こんなに複雑な言葉を操るのは言語タンパク質という遺伝子があるから。
これが大きな要因で、これが結果的に生き残ることにつながったし、
我々がここまで発達したのは言語のおかげ、コミュニケーションのおかげかというところです。
今日はこの辺にしたいと思います。
それでは皆様、さよなら。バイバイ。
10:53

コメント