Satoruさん。何ですか、岡田さん。ハガキが来ました。ハガキ来た。嬉しいですね。もうね、定期的に来ますね。定期的に来ますね。はい。
Satoruと岡田悠の旅のラジオ。えー、今回のハガキは、ラジオネーム、カタカタミシンさん。聞いたことあるぞ。
これは、あの、あれか、あの絵柄が独特の。ちょっとね、先にこのハガキの見た目を見ていただいて。もう、かわいいですね。いいっすね。この人はもうイラストレーターとして活躍できますよね。
これなんか、作家性がありますよね。作家性がありますよね。すぐにこの人が描いたイラストだっていうのが一発でわかったんで。カタカタミシンさんだって、そうそうそう。
フォントもね、この、なんていうの、字が。字がね。手書きの字がなんか独特のフォントで。いいですね。いいですね。カタカタミシンさん、ありがとうございます。ありがとうございます。
どんなことを書いてありますか。えー、Satoruさん、岡田さん、こんにちは。先日はハガキを読んでいただきありがとうございました。とても嬉しくて、家族全員に聞かせてまいりました。
恥ずかしいな。我々の我を。まあいいですけども。今回は新婚旅行の思い出を書きます。2001年の秋に私たち夫婦はタイの遺跡巡りに行きました。
当時もポケモンは大人気でしたので、バンコクの土産物屋にもピカシューグッズが必ずあって、つぶらな瞳でこちらを見つめていました。
さて、この旅はタイを南北に縦断するというもので、バンコクを離れるとどんどん田舎になっていきました。
そして、どんな小さな町のお店にもピカチュウはちゃんといて、私たちを出迎えてくれたのでした。えー、そうなんだ。
ただ、インターネットもあまり普及していなかった頃なので、人との距離が大きくなればなるほど、伝言ゲーム式にピカチュウの姿が劣化しているのは明らかでした。
そうなの?え?え?え?現地生産なの?それ。え?そうなの?物流の問題じゃないの?
最終的に国境付近まで行ったのですが、そこの露天に吊るされていた網ぐるみは、黄色、ネズミ、耳の先が黒という情報しか伝わっていない変わり果てた姿でした。
現象の妖怪みたいになってた。
ですが、なんとはなしに心に訴えるものがありました。
海外で日本製品や日本発祥のものを見ると、お前も頑張ってるなと温かい気持ちになりますね。
いいな、この人の感性がいいな。
お二人もそのような経験があればお聞かせくださいということで、今回もね。
いやー、いいお便りですね。2001年の新婚旅行を通しちゃいました。そうですね。
多分今のタイではこんなこと起こってない気がしますね。これもなんかプレシャスな体験というか、この20年もぐらい前のタイだからこそあったのかもしれないですね。
今回も黄色ネズミに耳の先が黒という3つの情報だけで描かれたピカチュウのイラストが添えられてて。
かわいい。これはこれで一つの別のキャラクターとして愛される気がするな。そうですね。
でもやっぱインターネットはないから調べられないってことなんじゃないですかね。
でも何、伝言ゲームなの?隣の町の人がいるらしい。隣の町のピカチュウを見て家に帰って描くんでしょ。
で、どんどんピカチュウが抽象化されていって記号になるってピカチュウが。
そんなことがあるんだ。それ超面白いな。素晴らしいエピソードあり得た。面白い。これすごいなんかデイリーポーターの記事でありそうですね。
どこまでが言ったらピカチュウじゃなくなるのかね。
今はね、さすがにみんな多分ね、その一発見たらその写真ぐらいはあると思うからね。
ピカチュウもすごいし、その3つの情報でピカチュウってでも分かるのはね。このイラストでもだってピカチュウじゃないけどピカチュウって分かるから。
確かに何を描いたものでしょうって言われたら、ピカチュウかなって。
黄色で耳があって黒いってピカチュウ。
それぐらいキャラクター性が素晴らしいって話かもしれないですね。
なるほどね。で僕らに何か問いかけをいただきましたね。
そうですね。日本製品や日本発祥のものを見ると、お前も頑張ってるなと温かい気持ちになります?
分かる分かる。温かい気持ちっていうか、遠く離れた地で生きてるなあなたもみたいなね。
そういう経験ありますか?
結構ありますよ。岡田さんに逆に聞きたいことはあんまりないですか?
ピカチュウとかはよく見ますよね。
ああそういうレベルか。
アニメキャラとかは。
外国吹き替えで日本のワンピースとか、いろんなアニメとかいろいろやってますよね。
そういうのは確かにありますね。
そうですね。あと普通に何だろう。
よくある日本の昔のバスとか車とか。
アフリカとかで中古車とか使われてたりとかよく言われますけど。そういうのはありますよね。
体操服とかね。
体操服?
中学校とか高校とかの古着を普通に現地の子が着てるとか。
ああなるほどね。
僕はリアルでその人は見たことないけどおっしゃることはわかります。
ありますよね。
中古車はよくありますよね。
あれも見ると私は少し歳をとってしまったから、
その裏で真面目に日本のビジネスパーソンが頑張ってるなっていうことを想像して嬉しくなるっていうちょっと真面目なあれがありますね。
アフリカで見るとトヨタ通商とかがトヨタ車の中古車をうまくやって頑張ってるなって。
本当に頑張ってる。
あるいはパチモンみたいなのがあるじゃないですか。
トヨタとホンダって両方並んでるやつとか時々あったりするんですよ。
おまじないみたいな。どっちだよみたいなね。
だからなんか日本車製だってことをそれを貼っとけばなんとなくブランドになるなって。
いい加減に貼ってるやつとかね。そういうのとか見ますし。
あと本当にちょっとしたレストランとか入って味の素を置いてあったりとかね。
有名な話ですけどナイジェリアで一番活躍してる日本企業が味の素って知ってます?
そうなんですよ。もう有名なナイジェリアのケンちゃんって人がいてものすごく有名な人なんですけど。
岡田とどっち?
いきなり聞いた人分かんないけど。
岡田さんは活躍事故で。
岡田さんは携わってないですからね。
どんなもん言わなきゃいけない。
味の素の人とかは
岡田に乗ってんじゃないですか。味の素の人も。
その人はねすごい。その人は岡田どころか
ナイジェリアって南部と北部で難易度が全然違うんですよ。
何回か話してるかもしれないですけど。
本当に危ないんですよ。
単身乗り込んでですね。
食事に味の素を入れたら美味しくなるんじゃないかってことを現地にどんどん乗り込んでいくんですよ。
完全なアウェー戦で。
お前面白いなみたいな人間力でどんどん突破していって。
それでその味の素が少しずつアフリカに広がっていって。
アフリカどころか高東地方あるとかあのあたり西アフリカを中心に広がっていくんですよ。
そういうことを味の素のいろんな視点に行ってそのうちで現地で数年かけてファンにさせて。
でまた違う地に行くっていうそういうキャリアパスの人がナイジレアのケンちゃんってのがいて。
すごい先教師みたいな。
私ナイジレアで三菱重工のね所長さんとあの飯食ったんですけども。
ショージさん頑張ってますかって言ったらやっぱり味の素さんがすごいんですよって。
でもこういう名刺なんですよ。だからケンちゃんがすごいんです。
ケンちゃんがすごい。
ケンちゃんは2020年に引退されて今独立の会社を起こしたりして。
であの冒険作家のあのタカノさん。
うんと確か小学校の同級生かな。
アフリカナットウェイとかの名町の方にもケンちゃん出てきますよ。
出てきました。
読みました読みました。
読んだけどケンちゃん覚えてないけど。
いやいや序盤で出てくるんですよ。
あのタカノさんですらナイジレアはかなり臆してて危ないんじゃないかって。
そういうのを見ても。
ケンちゃん頑張ってなって。
ケンちゃんはもう現地の人に知る人と知るもう有名なしかもタカノさんみたいな有名な作家の方に紹介されてるから。
割と後半に知られてますけども。
そういうケンちゃん第2号第3号みたいな人がやっぱりいろんな企業にいらっしゃるわけじゃないですか。
例えばなんだろうなもうこれはもう世界中に知れ渡ってるブランドレッドリッグメーカーのシマノってありますよね。
シマノってあの自転車のギアとかで。
だいたいみんなシマノ製で使われてたりしますけども。
あれはだから自転車って結構国によってブランドが全然違ったりしてて。
日本で流行ってるやつとか日本だとジャイアントとかね台湾のやつとか流行ってたり。
アメリカのキャノンデルとかあったりしますけども。
ウインとかヨーロッパとかいろんな結構全然違うブランドが多いんですよね。
そういう中でもシマノがいたりして。
だからそのシマノの人がやっぱりものがもちろん良いからなんでしょうけれども頑張って売り込んでね。
そうやってやってた人が先人の苦労があるからここにシマノがいるんだなってね。
そういうなんかね何でしょうかね先人たちの。
営業マンの苦労に思いを。
大きい箱物とかだってトルクメニスタン川崎重工の
天然ガスをガソリンに変えるプラントとか設置したって。
それがやっぱり日本企業といえば川崎重工って現地ではやっぱり言われるわけですよ。
すごいなと思うし。アイスランド行った時も
地熱発電所行ったんですけども全部のタービンは三菱重工と
東芝ですしそういうことを現地の人がやっぱり説明してそこに売り込んでいった人って
やっぱりいらっしゃるなと思ってるね。あるいはボスニアヘルツエゴビナの
ヘルプスが共和国にあるドボイの橋、ドボイ橋は大林組が作ったんですよ。
そういうのはあるかもね。
マインシャッカーとかジャイカとかああいうの通じたものとかも入ってるんでしょうけども。
なんかめっちゃよく読んだら急に日本企業の名前出てくるみたいな。
そう、それが意外に感謝されてちゃんとその
律儀に表示版があるから1900何年金流とか書いてあって
その日本企業が突然出てきたりすると
こういうところで先人たちが活躍されて特に中東とか数十年前の中東だったら
今の中東よりもより場所によっては過酷な
決死の覚悟で行かれた人たちがいるわけじゃないですか。
そういうところで作られたレガシー的な建築物
何かインフラがその現地の人を助けて
そこに何も知らない1回の責任を持たない旅行者であるたまたま国籍が日本であるだけの私がここに訪れて
なんとなく現地の人が日本に対していい感情を持っているっていうね。
そういうことに対して本当に頭が下がる思いがありますね。
ちょっとピカチュウと話しすぎる。
こんな真面目な話をするつもりはなかったんですけどね。
僕は逆にピカチュウとかアニメキャラクターとか見ると
同じもの見てたんだと思って。
キャプテン翼とかヨーロッパ行くと
大体キャプテン翼の話されて
キャプテン翼に憧れたサッカー選手もいましたよね。
ジダンとかもキャプテン翼を見てた。
ブッファンとかね。超有名な選手はみんなキャプテン翼の話です。
すごっ。顔面ブロックとかするんですか?
顔面ブロックとか知ってるんじゃないですか。やらないと思いますけど。
好きな選手は石崎君のスーパー頑張りゴールキーパーが好きですから。
あとなんだろうな。どっか行った時に
それ見てんの?みたいなアニメがあって
ちょっとドアセしちゃいましたけど
確かに日本とは人気とは違ってたまたま
仲介業者がそれを輸入したからかもしれないけど異常な知名度をそこだけ当たってたよね。
有名どころだとアニメじゃないけどイランでね。オシンが。
そうですね。オシン有名ですね。
そういうのがあったりとか。コンテンツの独特な授業のされ方ってのはあるのかもしれないですね。
うん。
僕なんか5年前、6年前とかにアメリカ行った時は
ワンパンマンって知ってます?
ワンパンマンね。私は作画が一番最初の頃からウェブで読んでますよ。
僕かなり誤算のファンですよ。ワンパンマンが今アメリカで。
僕も読んでたんで、その時の
コミックの売り上げダントツ1位がワンパンマンで。そうだったんですか。
めちゃくちゃ流行って、今はちょっとわからないですけどめちゃくちゃ流行ってるらしい。
だから本店銀座って言えるってことでしょうね。
そういうことか。
でも最近閉まったらしい。日本。
2021年12月末で。
思って全ての店舗が閉店し、危ない危ない。
僕らもレンタルオフィスで一坊ぐらいのハリウッドのオフィス借りれば、
旅のラジオも本店はハリウッドで、ヘッドクォーターもハリウッドで。
それいいっすね。
スタジオはいつも渋谷でやってます。ココアしてるんで。
確かに。
本店を置いちゃう。
ペーパーカンパニーでね。土地はないけれども置くみたいな。
いいっすね。
何のメリットか。
シリコンバレーとかに置くみたいな。
僕らは別に世界展開しようがないじゃないですか。このラジオ。日本語で喋ってますし。
いろんなイオンモールに入ってたらしいですよ。
イオンモールに。
イオンモールに迷走が入ってたけど。
日本では一部たくさん発生してた時期があったんですね。
池袋にも原宿にも渋谷にもあった。
えー全然知らない。渋谷に?
でも全部閉まっちゃったらしいですね。コロナもあるかもしれないですけど。
まあそうなんだな。そうか。
北朝鮮にある。
北朝鮮にあるんだ。生きて。
2017年、キョンヤンに解説されたことが明らかになった。
キョンヤンは明らかになった。
簡単にはリアルタイムではわかんないけどね。
すげえなそういうのなんか。
お店の視点を置くってことが明らかになったっていう伝わり方されるんだ。
いいなーっていう、ごめんなさい。
ちょっとカタカタミシンさんの本氏とは全然関係ないところで話が膨らんでしまいましたが。
でもだから2人ともそういう意味ではちょっとそれぞれ違う角度だけど、
おっしゃるようなことはとてもわかるよってことですよね。
わかりますね。嬉しくはなりますね。やっぱりね。
でもね、僕は個人的にやっぱり日本人であることはあまり過剰に
そこにアイデンティティをつけてはいけないというかね。
日本だからってことをあまり強く言いすぎるとかっこ悪いな恥ずかしいなって思いが
個人的には最近出てきましたね。
それでもそうじゃないですか。どっちかというと知っているのがある嬉しさというか
昔から見てたものがここにもあるんだっていうね。
だって私は何もピカチュウを作ってないし、
ドボイ橋もやってないし、瞑想もやってないし。瞑想は関係ないけど。
カタカタミシンさんもね、だから誇らしさとかではなくてただ温かい気持ちに。
温かい気持ちに。さすがだね。
その通りだ。
やっぱり我々のリスナーはよく寝れた方が多いですね。
でもほんとこのタイのエピソード面白かった。確かにそういうのが今でも
インターネットがない地域だと。
伝言ゲームがね。
伝言ゲームがあんのかな。
キャラクターの伝言ゲーム。
家に住んでる子供にとっては、このカタカタミシンさんがイラストで描かれたようなピカチュウの方が
真のピカチュウ。
そうそう。だし可愛らしいし、大人になってから知識として本物のピカチュウはこっちなんだって分かってても、
なんとなくこっちのピカチュウの方が。