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2025-01-16 20:48

20年前に子どもが道草した道を道草する【超旅ラジオ #192】

下校中の子供のあとをついていって、どこを通って何をしているかフィールドワークした本「子どもの道くさ」。20年前の本ですが岡田のツイートがきっかけで話題となり、増刷されました。先日、その著者と会ってきたという岡田が語ります。

子どもの道くさ (居住福祉ブックレット) https://www.amazon.co.jp/dp/4887136838?tag=chotabiradio-22

「子どもの道草」研究本、14年経て光 https://www.kyoeikasai.co.jp/kpa/agent/monosiri2020-21.htm

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語り手: Satoru、岡田悠 録音&ジングル制作: 石川大樹

題字&イラスト: べつやくれい


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サマリー

このエピソードでは、岡田さんと悟るが子供の頃の寄り道や道草についての研究や体験を語ります。特に、子供たちの自由な探索の重要性や、それに関する絶版の本が再度出版される経緯について深く掘り下げます。また、20年前の小学生たちが寄り道していた場所や心温まるエピソードが紹介されます。特にパン屋のおじさんとの交流や、子供たちが寄せ書きを作る話が印象的で、時間を超えたつながりを感じさせます。

オフ会の思い出
Satoruさん。
何ですか、岡田さん。
オフ会って言ったことあります?
オフ会?
オフ会。
あー、インターネット。
あった人と会うという。
はいはいはい。ありますよ。私はね、テキストサイト、岡田さんの世代じゃちょっとないかもしれないけども、1990年代後半から、もっと後か2000年代ぐらいの、私テキストサイトやってたんで。
あ、そうなんですか。あのブログではなくて。
そうそう、おもころの原宿さんは桃色学受験をやってて、私は私の別のやつをやってですね。
今も残っているの?
今は残っていないです。私は本名でやってたから、それは言えないんですけど。
その時、結構読者いたんです。
へー。
その時で、1日に100、200ぐらいかな。その時としては結構多くて。
で、別の、その頃まだブログってこともなかったから、テキストサイトやってる人がいて。
で、その人とその人で会おうってことになって。
で、その時私まだ大学生で。
はい。
で、もう一方は多分今の僕ぐらいの年齢かな。30後半か40前半か。
そのぐらいで。
で、一言も交わさないで、一言も発しないオフ会をやろうということで。
JR飯田橋駅の前でなぜか待ち合わせをしたんですね。
はい。ちょっとこの話が広がるとちょっと。
そうなんですよ。
で、あと1分で会います。あと1分で会います。
あと1分話すの?
はい。で、何かの都合で一生日の中に米をぎっしり全部詰めて、その一生日の米を受け渡しをするっていうだけをして。
はい。
で、トレンチコートを着ていて、その下には何も服を着ないっていう条件であって、それで受け渡して終わりました。
道草の研究
ありがとうございます。
はい。
すいません。ちょっと僕が入りを間違えてきました。申し訳ないです。
悟ると岡田雄の超旅ラジオ。
僕もネットで会った人と会う。そもそもウェブライターと会うのってネットで会った人みたいなもんだし、このラジオもある意味ネットで会った人とのオフ会みたいなものでもあるんですけど。
そうですね。オフ会が180回ぐらい続いてるのが。
岡田さんと私もね。
戦争の中でも結構珍しい出会いというのをしまして、福岡でツイッターで知り合ったお坊さんと会うという。
難しくなってきた。
機会がちょっとありまして。
そちらもコミって話。
この話を今日はしたいと思います。
ツイッターで知り合ったお坊さんのおじさん?
お坊さん。お坊さんと会ったという話なんですけど、これ遡るのが4年前になるんですよ。
4年前に当時、ゼロメートルの旅という本を書いてまして、コロナ禍で。
で、そのときにこの本の一つのテーマというか、特に初めに寄り道とか道草、子供時代の道草の話を書きたいなと思って。
そのために道草に関する本とかをいろいろ読もうと思って。
どんな本あります?
ないんですよ。
友情観察的な?
そう。で、なくて全然。
ないでしょ。
で、唯一アマゾンで見つかったのが、子供の道草という本が。
面白そう。何しろ子供は道草しますわね。
そうなんです。
学校の帰りとか帰らないとかね。
そうなんです。で、この東神道っていう東に信じるにどうで、東神道っていう。
ちょっとその学術的なワークブックみたいなのを出してるような出版社で。
その本はすでに絶版になってる、20何年前の本だったんですけど、アマゾンに中古で落ちてて。
子供の道草の本が20何年前の。
そうなんです。
面白そう。
で、それを買って。
買った。
買ったんです。
すぐ買っちゃうな。
すぐ買っちゃう。で、パラッパ読んでた。これは非常に面白くてですね。
いや、面白そうですね。
内容としては、福岡の研究者の人が、現地の小学校四つ一つぐらいに許可を取って、子供たちの下校の様子を後ろからついていって。
やばい、それ治安だな。
観察すると。
うちの小学校でそういうおじさんがいる治安が流れてるけど、ちゃんと許可を取ってやった。
許可を取ってやった。保護者にも許可を取ってやったと。
60何パターンぐらいを観察して、どういう道をたどるのかっていうのを研究したと。
ちょっと話の腰落ちちゃうけど、その子供にはつけられてることは悟られてない。
悟られてない。
面白い、面白い。
途中から、この人いつもいるなみたいな、若干いつもいるなみたいな人も。
中学年、高学年になるとね。
話しかけられたりとかエピソードも出てくるんですけど。
で、そういう研究をやりましたと。
その研究をやったところ、どんな小学校においても、やっぱり子供はめちゃめちゃ寄り道して帰ってることはわかったと。
いいことじゃないですか。
で、その写真とかがすごいよくて、ちょっと。
これ?
セピア色の写真、いいですね。
結構、住宅街とか、都市の小学校とかもいっぱい出てくるんですけど、壁の伝い歩きをする子供とか。
掘り越えの抜け道を発見した子供とか。
いいですね。自分が忍者とかになった。
そうですそうです。
いいですね。キャプションもいいな。
植え込みに手を入れてみる子供とか。
壁につかまる子供とか。とにかく、いらんことをして帰ると。
で、この時代、時代背景として、結構、下校ルールみたいなのが厳しく。
治安みたいな話があって、ちゃんと子供を下校させましょうみたいな。
日本もそんなに治安が良くない国になってきたから、下校ルールを守らせましょうみたいな機運がある中で。
で、結構、この小学校も下校ルールみたいなのが結構あったらしいんですけど、
どんだけルール厳しくしても、その範疇で子供がみんな工夫して、抜け道を探して文字通り帰っているという。
そんな話が書いてあって。
で、子供になんでそんなことして帰るの?みたいなインタビューとかも途中で。
なんでここ通るの?みたいな。
で、すっごい狭い道を通ったりだとか、明らかに遠回りやろうみたいな道とかを通ったりするんですけど。
でも、そういうもんだよな。わかるわかる。
そうなんですよ。
でも、なんか理由はないけど、なんだか楽しいからっていうのがみんな言う理由。
犯罪の動機もちょっと見てるから怖いけど、でもそうですよね。言語化しきれないな。
そうなんです。
で、これ結構面白かったんで、何気なくツイッターでつぶやいたんです。
こんな本を読んだら面白かったですみたいな、さっきの写真とか引用つけて載せたら、
なんかその話題、たまたまツイッターで拡散されて、すぐ話題になって拡散されたんですよ。
で、この著者の方にもそれが届いて、で、すっごい拡散されて、
Amazonが一気になんか在庫がなくなって、何それ絶版なんで。
福岡での再会
もともと700円ぐらいの本なんですけど、11万とかで取引されるようになって。
で、それを見た出版士東進堂が、その絶版だった本を従販したんですよ。
いや、いいじゃないですか。
で、絶版。
それもコロソンのおかげじゃないですか。
そう。絶版だった、20何年ぶりに復活するっていうのがあって、
結構これ出版社だとありえない、出版業界だとありえない経営だして、
いろんな出版社の人に言われたんですけど、普通ない。
当時のデータとかもそもそも残ってるみたいな話から始まるし。
そういうのはちゃんと残してたからこそできたわけですね。
で、すごい良かったねみたいな話になったのが4年前でして。
いい話。
で、その時に、結構これ、どっかの新聞の正月の一面とかにもこの人のインタビューが載ったりとかして、
20年ぶりに、当時この研究書を出したときは、すごい学会から叩かれたらしいんですよ。
やっぱ危ないだろうみたいな、こんな寄り道なんていうのを助長するのかみたいな。
で、この人は子供のそういうクリエイトするというか、
そういう想像的な力を育むみたいな文脈で何とか反応したらしいんですけど、
めっちゃ叩かれて、悔しい思いをしてたから、それが復活してすごいありがたいですみたいなすごいお礼をいただいて、
じゃあもし僕が福岡行く機会があったら、ぜひ会いましょうみたいなものを4年前に送っていて、
でもそこからコロナもあったし、子供もいて僕は全然旅行とか行かないんで、
先月たまたま福岡に行く用事がありまして、そこでついに思い出して、
久しぶりに、数年ぶりにDMを送ってみて、ちょっと覚えてるかわかんないですけどみたいなやったら、
ぜひお会いしましょうみたいな。
分かってる情報はどうかやら、お坊さんであると。
今でも教職を持たれてるらしいんで、大学でたまに非常勤講師みたいなのやってるけど、
リスネーカンガ大学かとかやってるけど、基本はお坊さんを福岡でやってます。
すごいマジタレントですね。
で、その方とですね、会うことになって、前日とか他の用事があったりとか、普通に観光を楽しんでたんですけど、
翌日ちょっと昼になって来た途端にめっちゃ緊張してきて。
岡田さんは人見知りですからね、基本はね。
そう、年の離れた方と、唯一の話題の接点これしかないわけで。
しかもその4年前だったから何しろな。
盛り上がりがピンクのまま。
なんかそういうノンバーバル的なあれもちょっとないかもしれないな。
そうなんです。
どうしましょう。
だからコーヒーショップでお茶をしましょうって言われたんですけど、
なんかそういうのって、ひとしきりこの教室の話し終わったら話すことなくなるみたいなのが、
僕の場合は結構経験としてあったんで、
なんかコーヒー飲むよりも散歩しましょうみたいな話になって、
さらに良ければ当時の、もし小学校がどこかで福岡にあれば、
そこのここで本で出てきたところを歩きたいですみたいなことを一緒に歩きませんかみたいな話をしたら、
ぜひということになって、
この本の時点では書かれてなかったんですけど、
小学校のうちの1個がめちゃめちゃ天神のど真ん中にある超都心の小学校だったんですよね。
大名小学校っていう大きい名前。
でももうなくなっちゃってて、今は廃校になってて。
あんな栄えてる天神の中にあるのに、逆にだからこそかなかな。
でもその建物自体はそのまま残ってて、
ワーキングスペースとか企業のオフィスとして、旧校舎をそのまま使ってるみたいな施設になってて、
そこで集合して、お会いして、
すごい本当にめちゃめちゃ優しい感じの、
本当にお坊さんだなっていう感じの方ですごい手を合わせられて、
こんにちはっつって。
で、じゃあ歩きましょうって言って、
で、当時の小学生たちを追いかけた道っていうのを一緒に歩きまして、
で、この本の中にも出てくる、さっき植え込みに手を入れる子どもみたいなシーンとかあったんですけど、
ここの植え込みでしたみたいな、こう解説を受けながら。
すごい天神だから、やっぱめちゃめちゃごちゃごちゃしてて、道が。
そう、わかるわかる。
あの辺りね。
大都会なんですけど、当時も繁華街で栄えてたらしくて、
で、やっぱそんなとこでも子どもは、いろんなとこを見つけると。
で、一つの例として、
なんか当時観察してたら、子どもたちが次々ととあるホテルに入っていくっていう現象を目撃したらしくて。
どゆこと?どゆこと?
で、最初はお金持ちの人がホテルに住んでんのかなと思いきや、
みんななんか、いろんな小学生が次々とそのホテルに吸い込まれていくと。
こわいな。
で、なんかどうゆうことなんだ。
でもホテルに入るわけにもいかないし、なんか外から見てて。
で、なんかある日、こういろんな角度からそのホテルを見てたら、
なんかそのぱっと見では気づかなかった、実はホテルの裏口みたいなのがあって、
子どもたちは勝手にホテルを通路として使ってた。
あーわかるわかるわかる。
そういう私有地的なとこからも、なんかね、いけるじゃんって言ってね。
わかるわかる。
普通にダメなんですけど、普通にホテル受付、受付があるから見逃してたんでしょうね、ホテルの人も。
それもね、確かに厳格にやろうと思ったら排除できるけど、
そうそうそう。
まあいいんじゃないのっていうね。
なんかちっちゃい裏口があって、そこをバーって通っていくとまた道に抜けるみたいな、
大都会ならではのすっごい細いルートがあって。
いいですね。そういう子どもの方が見えてる地図は、
そうなんです。
Googleマップにはない地図があって、豊かなんだろうなって気もしますね。
そうなんですよ。
道草の研究は、そういうことの発見の連続でもあるんだな。
そうなんです。
パン屋と子供たちの交流
そのホテルはまだ残ってて、確かに裏側回ったら、細い兵と兵の間の道みたいなのがあって、
ここから出てくるんですみたいなのが出てて、次々と小学生が。
なんかアリの行列とか、ダンゴムシが、石をめくったらダンゴムシがいたみたいな感じだな。
そうなんです。
へえ。
っていう解説を受けてて、で、最後にその、あるパン屋っていうのがこの本に出てくるんですけど、
そのパン屋の、で、みんな子供たちが寄り道していくと。
で、そのおじさんが、パン屋のおじさんが子供たちにパンを、余ったパンとかを分けてあげるんですね。
で、子供たちそれ食べて、おじさんとか食べて帰っていくと。
で、なんかその本に出てくるのがある日、そのパン屋のおじさんが病気になっちゃって、
店がしばらく閉まりますみたいな状態になった時に。
悲しいけどあるな、そういうことな。
そう。どっかの子供が、なんか画用紙みたいなのを用意して、
おじさん、なんか早く持ってきてください、みたいなメッセージを書いて、店の前に置いた。
そしたら、その前をみんな寄り道する小学生たちが、次々とそこにメッセージを書いていって。
で、すごいそのメッセージ、寄せ書きいっぱいの画用紙が店の前に飾られることになったっていう。
いいじゃない。
めちゃめちゃいい話が。
自然発生的な。
以前の思い出
そうそうそう。
誰が始めたとかもわかんないような。
なんという。
すごい心温まるエピソードが。
そういうことで、もう観察者がいなければ。
そうなんです。気づかれるというか。
それは、世に出るなんて言ったら大げさだけど。
そう。観察するたびにどんどん増えていくと、書き込みが。
やっぱそのお坊さんの方の気持ちに僕は寄り添いたくなりますね。
うん。
素晴らしいですね。
いや、そうなんです。で、そのパン屋あるかちょっと見に行きましょうって話になって。
この方も久しぶりに展示に来たから、今どうなってるかわからないということで。
その時病気で当時中だった。
そうなんです。で、行ってみたら残念ながらなくなってて。
そうだよな。
で、代わりになんかオシャレなカフェみたいな感じになってたんで。
じゃあ、ここで最後お茶して帰りましょうってことになって。
なるほどね。
で、カフェの人に昔パン屋ありましたみたいなこと聞いてみたら、
あ、そうなんですよみたいな話になって。
直接関係はないけど、なんかすごい知ってますっていう話で、そこでお茶をして終わったんですけど。
先日アゼルバイジャンの話で、さとるさんにちょっと通じるところがあって。
その子供の研究も、20年前の小学生っていうのを考えると、多分僕と同い年。
そう、聞きながら僕それを言おうと思ってました。
しかもそれは僕さっき話したアゼルバイジャンの子供の話だと思って。
26年前の小学生ってね。
そうなんです。ちょうど多分ね。
同じ世代、博多出身のね。
僕はどいなか出身なんで、その頃たぶん山道を寄り道してたんですけど、
同じ頃に天神の小学生たちもこういう道を通って、パン屋のおじさんと会話してたんだなっていうのを。
で、そこの昔あったパン屋の場所に今立ってるんだなっていうのを考えると、なんかグッとくるもん。
道草の重要性
そう、だって岡田さんはそこのパン屋とは何の縁もないんだけれども、
ある種の同世代、薄い細い同世代という意味では何か繋がる側があるかもしれない。
そうなんです。
それはあり得たかもしれない、いたかもしれないその天神の岡田さんだったかもしれないわけですね。
そうなんです。
なるほどね。いいね。
これが何かちょっと時を越えた感覚があって。
ちなみにそのお坊さんは今はもうそういう研究はしてない?
そうですね。今はやられてない。
確かにさっき申し上げたようにちょっとやりづらいですからね。
だけど定点観測、経年変化的にいつまでも続いていく。
個人的にはそうあってほしいですけどね。
道草は確かに一般的にはよくないことだから、割と後ろ指をさされることもあるかもしれないけど。
昭和、令和、平成がその間に挟まるけれども、
どういう変遷で細い道の見つけ方とかそういうのも同じ博多で観測してって、
最近はちょっと変わってきたとかね。
一時はすぐ遊戯王カートで何かやってたけど。
今も同じなのかわかんないけども。
なるほどね。そういうのが何か見れたらね。
そうなんですよね。
面白い。
僕はほんと田舎だったから別に山の違う道を抜けるとかそういうことはできたんだけど、
都会の小学生も別に一緒だったんだなって思って。
確かに一般的にね、海藻土荒く言えば田舎の方がとんぼを追いかけて幸せハッピーみたいな感じだけど、
都会も都会でその中で。
そう。
大人が考えた枠組みでしかなくて。
子供のから見たらもう同じ世界、同じぐらいのワンダーが広がってるんだなっていう。
例えが適正じゃないかもしれないけど、
プラスチックとかビニール袋とかいろんなハンガーとかゴミ溜めみたいなところの中で泳いでる魚、一見不幸そうに見えるけれども、
見た目としてあまり海藻とか豊かな珊瑚礁と変わんねんじゃねとかいう見方もあるかもしらんし、
核霊化があればOKみたいなね。
そういう意味では、そこの中での豊かさはもうそことは違う住人になってしまった人間からは観察者からは
伺い知れるものがあるかもしれないけども、そのお坊さんみたいに深く見ていくといろんな発見があるかもしれないですね。
やってみたいけどやっぱりちょっとはばかられますね。
やっぱね、自安ですよね。
私とそっくりの外見の坊主頭のスーツ姿のやたらニコニコしながら小学生に近づいてくる自安が。
私もそういうメールがよく来るんですよ。
これ俺に似てるなって、あれこの時間アリバイあるよなと思って。悪いことしてないのに自分のアリバイを気にしちゃうようなメールが来るんで。
そうですよね。たとえ多分学校に許可取っても、近所の人とかに通報されたりとかしそうです。
それもひっくるめての時代だったのかもしれないんですけれども、それがオフ会。
それオフ会とは言わないんじゃないですかね。やっぱり偶然的開講というか、出会うべくして会った人の開講な気がする。
オフ会とイメージとはだいぶ違ったけれども、いいですね。
これは最近とても心に残る。本当1時間2時間ぐらいの間だったんですけど。
それでさっと別れて。お坊さんだからこれから飲み行きましょうとかね。キャバクラ行きましょうとかね。博多天神のそういう悪いとこ行きましょうとか行かないからね。
1泊とかしかなかった。そのまま僕飛行機に乗って帰んなきゃいけなかった。
いいっすね。でもそういうサクッとサラッとした人と人とのワンチャンスこっきりの、いっちゃんこっきりの、それいいっすね。
そっちの方がかえって深く心に思い出に刻まれるかもしれない。
いいっすね。
ただ散歩して別れるという。
いい。なんか短編小説の一節みたいな。
すごくよかった。
そういうご経験をされたと。素晴らしいですね。
よかったです。
ありがとうございました。
まだ多分販売中というか増販してAmazonに多分売られてると思うんですけどね。
それはね。
すごい。同心誌、ん?
等心堂かな。
等心堂ね。
子供の道草という。
じゃあ今日はその本を少しだけ宣伝はしますか。
そうですね。読んでみたいな、でもほんとに。
それは。
基本ちょっと学術書っぽい感じなんで、読み物というよりはって感じですけど、でもやっぱ面白いというか、薄い本ですけど面白いですね。
はい。
ぜひ読んでみてください。
超たびラジオ。
今日のお別れは子供の道草より引用。
子供たちになぜこんな狭いところを通るのかという質問をぶつけてみると、
彼らは理由はないけどなんだか楽しいからという返事をくれるのである。
どうやら道の機能的側面からの理由などは必要とされていないようなのだ。
20:48

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