00:00
おはようございます、堀田です。今日はゲストスピーカーをお迎えしております 井上逸兵先生です。おはようございまーす。またお邪魔しました。ありがとうございます。
ほぼ1ヶ月ぶりの登場ということで、前回になりますね。
なんなら毎月呼んでください。毎週でも。
英語の思考法ですね。この間の会議にご出演いただいた時には、ちくま新書から出ました英語の思考法についてお話しさせていただいたんですが、
ありがとうございました。その後も、かなり売れ行きが良いということで。
まあまあみたいですね。爆発的な感じではない。
時代がやっぱり違ってて、今私、鈴下剛先生亡くなって、
ちょっと追悼号で見た文学を書いてるんですけど、やっぱり言葉と文化いきなり7万部売れたとかおっしゃってるんで、やっぱり時代が違うな。
本の売れ方の規模がやっぱり今、まあまあ売れてるということですけど、
僕以外の方はもっと売れてると思うんですけどね。
今日その話もあるわけなんですけれども、この英語の思考法が出てからというわけでもないんでしょうけれども、
この数年、近年ということで、新書という形で英語の学習法とか思考法みたいなものが売れている。
ブームって言われてますね。英語新書ブームみたいな感じで。
つい先日ですよね、SNS、ツイッターとかで、四天王という言葉が出て、
井上一平先生が四天王の一つに、一人に、一人って言うんですかね、一柱に。
でも5冊上がってましたね。
5冊なんですかね。
5冊5天王って言う言葉ないかね。
ちょっとですね、紹介というよりは、どうして今こういった新書の英語ブームというんですかね、起きているのかということで。
また新書だけじゃなくてね、英語系の本がずっとじっくり読むのが売れてるっていうのが、ここ数年の流れで。
これなんか客観的に見て面白いなと思って、なんでこういうことが起こってるんだろう。
確かにね。この四天王、5個ぐらい上がってるわけなんですけれども、
ざっと見てみると、タイトルですね。
岩波新書から岩井睦美著、英語読習法っていうのが売れてるらしいですね。
それから井上一平著、英語の手稿法がありますし、それからシンプルな英語っていう中山幸子さんですね。
これは講談社の新書ですね。
それから北村一馬著、英語の読み方。
これも中古。
そうですね。
ゼミ制なんですかね。
大学院になってます。
03:00
大学院ですね。
大学院のところは僕が来た感じの頃でした。
なるほど。これは中古新書で売れに売れているということですよね。
それから尾瀬部三郎さん、伝わる英語表現法ということで、岩波新書から出てきて。
これは復刊ですね。
そうなんですか。
これは新しいというよりは。
これは田中健一さんという方のSNSで、いわゆるSNSで、いい本だっていうことで紹介されて火がついたみたいで。
どうも岩波が慌てて復刊させたみたいな。
2001年ですか。
だからもう20年経ってるんですけど、確かにいい本で面白いですよ。
これまだ全部私も読んでるわけではないんですけども、
こうしたブームというか、必ずしも今年出たというわけではないんだけれども。
それぞれにまた特徴あるんですよね。
全部同じ感じではなく、ちょっとバラバラにそれぞれ。
バラバラな感じはしますね。認知系が入ってるかと思えば、本当に学習法というところから。
渡辺さんなんかK-ON!のSFCの方ですけど、英語を聞くというよりは認知心理学とか認知科学系の方がいいですね。
これなんかもうビッグヒットでびっくりなさっているんじゃないですかね。
本当ですよね。
新書ならずとも、西毒ブームであるとか英語ブームとか。
これはなんでなんだろうというのが一つ。
面白いですね。
不可思議な気もしながら、英語関係者としてもですね、これをどう読めばいいんだろう。
基本喜ばしいことだと思うんですけど、何でしょうね。
まず一つは、北村君のこの英語の読み方の前に英文解体新書っていうのが、これもビッグヒットになり。
世の中の流れとして、きちんとしたものをじっくり読もうっていうような雰囲気が流れていて、
そこにコロナがかぶさって、みんな外に出かけられないから、本でも読もうかっていうのもあり。
あと何年か前、去年おととしでしたかね。
大学入試で民間試験を導入するということで議論があって、結局取りやめたと思うんですけど、
その時の雰囲気も、4技能とか言って、チャラチャラ英会話とか言ってんじゃないよみたいな感じの、
ちゃんと文法もきちんとやって、ちゃんと読めなきゃダメだろうみたいな雰囲気が、
僕もちょっと詳しくわかってないんですけど、そういう雰囲気もあり、
というようなことがいろいろ重なってあったんじゃないかと思います。
その読習法なんていうのはまさにですね、その学校で、教室でとか塾でとか言うんではなくて、
06:03
自分でちょっと磨きたいっていうところとか。
読学大全とか知ってます?
あれね。
めちゃめちゃ売れてるんです。
売れてますね。
私も買いました。
ものすごい硬い本ですよね。
ドンキボンってやつですよね。
ドンキボン、ドンキボン。
だからドンキボンも売れるし、新書も売れるっていう。
ものすごい後派ですよ、あの本。
後派ですよね。
読みました、ざっと見ました。
あんなこの本読める人どれくらいいるんだろうと思うくらい難しいですよね。
出版のブームもちょっと変わってきていますけど、なかなか読めないですよね。
コロナやっぱあるのかなというところ。
コロナは一因としてあると思いますけど、それだけじゃないところが。
ただそのコロナ以前からも、雰囲気としては、例えば誠読法なんていうのは、
ある種、四技能っていうと、どうしてもゆり戻しの英語教育って日本語では10年刻みぐらいであったり、
40年周期とかいろいろいったりしますよね。
なるほど。そういうもちろん流れもあった上で、いろんなものが重なったということはあるのかなと思いますね。
あとあれでした、ヘミングウェイとか、オスカーワイルドとか。
オスカーワイルドとかですね。
あの辺が、ちょっと文学系の方に失礼だけど、あの辺で商売になるのかなというような本がね、馬鹿売れしているらしいんで。
してますね。
ホッタさんのも売れてると思いますけど。
いやいやいや、もう英語っすよ。なかなかこの辺の売れてない。
いやいやいや、ホッタさんもそろそろ来るんじゃないですか。
もう順番的に言うと、これ今の視点のって言われたやつも、認知系、私どっちかというと社会言語系、
シンプルな英語は、拝見した感じはビジネス系の感じの方。
北村くんのは精読というかね。
おさべさぶろうさんという方は、英語の表現法、日本語と違ってこうやって表現するんだという感じの判断で。
あともう来るのは英語の歴史しかないじゃないですか。
歴史しかないって言っても、なかなかあれですよね。
いやいや、たぶんね、もうそろそろ。
語源本は売れてるじゃないですか。語源化を覚える単語みたいな。
これは昔からあるといえばあるわけですけどね。
それをどう見せるかみたいなところで、英語史的にはそういう方向性と、
あと英語教育とか雑誌系もやっぱり10年周期っていうか、ある程度そういう周期で、
それこそ英語の先生向けの雑誌ですけれども、授業をどうするかっていうような、
フラクティカルな話から、もうちょっと文学ちゃんと読もうよとか文法やろうよみたいに、
揺り戻しがこの1、2年、3年ぐらいであるっていうのを。
小田さんの見たてでは10年周期。
編集者の方はよく言ってますね。
そんな短いですかね。
大きいうねりとはそのちっちゃいのがあるじゃないですかね。
明治時代からね、40年周期っていう方もいらっしゃいますけど。
09:02
なので全体としては、いわゆる後半側に今この2、3年で来ているっていうことで、
10年ということをもしスマンとして考えるのであれば、ここで色々と打っていくじゃないですけど、
価値を出していくっていうことはあると思います。
私の英語の思考法も企画の最初の段階はもっとチャラかったんですよ。
もっとチャラい会話本にするかっていう話をしてたのが、
なんか世の中こんな感じで、北村君のせいでこんな感じになっちゃった。
じゃあちょっと固めに書いても大丈夫ですよ。
それで割と僕としては書きやすかったんですけど。
もうなんかそのまま社会言語学校で書いていいんだっていう感じで。
で、書かせてもらったらタイミング。
測ったようなタイミングなんですけど。
続編もあるということなんですが。
ぼちぼち考えて。
すいません、ありがとうございました。時間おわりですか。