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2025-07-24 12:08

#39 Google Discover A要約表示開始、広がるゼロクリックとGoogleのビジネスモデルの矛盾

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ゆるく、国内外のニュースや出版に関して解説します。

毎週、Publidiaというニュースレターも出していいます。
https://ayohata.theletter.jp/

<今回のトピック>

Google Discover adds AI summaries, threatening publishers with further traffic declines | TechCrunch

Google’s Discover page now summarizes news with AI | The Verge

<出演>
ayohata https://twitter.com/ayohata

<関連情報>

メディア関連ニュースのまとめ|アヨハタ|note

サマリー

Google DiscoverはAI要約機能を導入し、ユーザーはニュースサイトを訪れなくても内容を理解できるようになっています。この変化はメディアのトラフィックに深刻な影響を与える可能性があり、Googleのビジネスモデルとの矛盾も浮き彫りにしています。

00:09
おはようございます。2025年7月24日、水曜日、ayohataです。
この番組、Catalyst by Publidiaは、国内外のメディア出版に関するニュースについて、緩く解説する番組です。
ということで、久々のCatalyst by Publidiaになるんですけど、
ちょっとすいません、しばらくお時間が空いてしまったんですけど、
その間、ここ最近土日が、結構外に出たりとか、旅行に行ったりとかが重なったりで、
なかなか更新ができないという状況だったんですけど、やっと落ち着いたというか、
またちょっと8月も結構バタバタするので、更新が結構、もしかしたらまたとびとびになるかもという感じなんですけど、
できるときにやっていければなぁとは思っております。
はい。ということで、今日のトピックはですね、
TechCrunchとThe Vergeの記事からちょっと引っ張ってきた話になるんですけど、
Google DiscoverのAI要約機能
Googleがですね、iOSとかAndroid向けに出しているGoogle Discoverのニュースフィードに、
AIの要約機能を導入したという件についてお話したいと思います。
これ、Google Discoverのご存知の方は多いと思うんですけど、
普段、従来は個別のメディアの見出しとかロゴとかアイコンとかが表示されていた部分に、
複数のメディアの記事を元にしたAI要約が表示されて、
一応、元記事のリンクはクリックせずに内容を把握できるようになっている、
要約されたもので把握できるようになっているというところです。
このAI要約の左上に、複数メディアのロゴが重なって表示されていて、
タップすると参照元が一覧で確認できるというふうになっているようです。
要約の下に、AIによる要約であり、誤りが含まれる場合があると、
英語で注意書きが書かれているということらしいです。
まだこの機能自体がアメリカの方で本格導入が始まっていまして、
まだ日本には来ておりません。
主にスポーツとかエンタメなどのトレンドの話題が対象であるようです。
Google Discoverからの流入に結構依存度が高いメディアが多いと思うんですけど、
このAI要約が出たことで、読者がニュースサイトに訪問する必要がなくなって、
トラフィックの現象が深刻化されることが懸念されていると、
トラフィックの影響
TechCrunchもZapperも伝えています。
という話がありまして、
一部SEO界隈のブログとか、海外の情報を伝えるサイトとかでは、
この件に関しては取り上げられているんですけど、
まだ日本には来ていませんという形ではあるんですけど、
先日発表されたGoogleの検索のところでAIと対話式で検索していくAIモードに関しては、
アメリカで始まって、インドで確かスタートしたみたいな話は見かけたんですけど、
おそらく日本でもじき始まるだろうとは思われます。
このDiscoverの方のAI要約に関してもおそらく、
そう遠くないタイミングでは始まるのではないのかと、個人的には感じています。
このDiscoverの、何でしょうね、要約、AI要約と呼びますが、
いわゆる本来トラフィックが入れたものが要約によってまとめられるというものと、
あとはDiscoverの、実際にまだ見れてないんですけど、
キャプチャーとかを見る限り、そこそこいい場所にAI要約が表示されるので、
そういった一等値みたいな場所にも取られるということにはなるので、
基本的にはAI要約されるような記事を出していないとしても、
やっぱりそのDiscoverの面でのクリック率に関しては影響を受けるだろうと、
それによってトラフィックは影響を受けるだろうと個人的には感じています。
こうしたものがおそらく日本でも出てくる、
まあ当時はするだろうと思うんですけど、
Discoverっていうものが、
自分の解釈なのでこれは公にされてるとかって話ではないんですけど、
Discover自体はGoogleニュースとかなり結びつきが強いサービスになってまして、
あの会社って検索とかGoogleニュースとかショッピングとかで結構部門がはっきり分かれてるので、
どの部門が持っているプロダクトかっていうので、
結構戦略がその中でお勧められたりしてて、
他の部門のプロダクトと干渉し合うみたいなものもあったりはするわけなんですけど、
おそらくこのDiscoverのAI要約なんですけど、
Googleニュースにもおそらく影響が出てくるのかなと、
もしかしたらGoogleの検索のところに出てくるトップニュースもGoogleニュースのサービスなので、
このトップニュースの部分っていうのが複数のメディアのサムネイルと見出しとかが表示されるんですけど、
そこももしかしたらAI要約になる可能性も否めない。
もしくはトップニュースに出るんですけど、トップニュースは表示としては残るんですけど、
その上にAI要約が出るとかっていう、クリックする必要はないっていう風な表示もされる可能性もあるのかなと、
いわゆるゼロクリックになるわけですよね。
メディアの戦略
なので基本的にはやっぱりAI、Geminiを中心としたAIプロダクトの推進というのはGoogleも進めていってるわけなので、
おそらくそうした未来も出てくるのかなとは思うんですけど、
やはりGoogleという会社のビジネスモデルの難しさっていうのもちょっと同時に起きてるなとは感じてます。
Googleとしては自社サイト以外のとこでもGoogleアドセンスなり、
ヘッダビディングでの高単価な広告を出して、それのビジネスを組み立ててるところもあるので、
やはりゼロクリックにすることでGoogleにとっては、結局自社のビジネスを苦しくするっていうのも実は反面存在しているんですよね。
なので、そうしたことでのいろんな、送客するための努力っていうのもGoogleとしてはやってる反面、
ゼロクリックになるような機能も追加していってるっていう、これ自体はGoogleっていうのが一枚岩ではないと感じる部分だなと自分では思ってます。
ディスカバーに関しても、今AI要約がいきなり出て、じゃあ全部AI要約にするのかっていうのは、おそらくそんなことはしないと思うんですよね。
おそらくそこら辺は調整が入ってくるのではないのかなとは見ています。
とはいえ、おそらく全体的にディスカバーからのトラフィックというのは、影響は出てくるだろうというのは否めない話だとは思ってます。
じゃあメディアを運営するパブリッシャーはどうすべきなのかという話なんですけど、
基本的にはそうですね、戦略的に考えて1個の流入元、YahooニュースなりGoogleディスカバーなりに依存度を高めるっていうところは、そもそもやめましょうっていう。
なんか自分はずっと言ってるんですけど、やっぱりそのトラフィック、あるトラフィック元が伸びる可能性があるのか、それとも落ちる可能性があるのかという先方のルールによって大きく減る可能性があるものっていうリスク管理をして、
当然トラフィックが取れているうちに関してはいろいろやって伸ばすってこともできるのであればしても構わないと思うんですけど、基本的にはなくなる可能性があるかどうかっていうのをリスク判断はすべきだと思うんですよね。
それをしつつ、特にGoogleディスカバーに関してはなくなることはないとは思うので、そこに関しては守りつつ他のファーストパーティーのデータを取った上で
直接的に繋がれるものとかSNSの運用とかも含めて、総合的にトラフィックを取っていくってことは、やっぱり全部棚を下ろして考えていくべきだとは思うんですよね。
おそらくその広告、まあ有料会員でのビジネス自体はやっぱりできるメディアっていうのはそんなに多くはないっていうのは実際のところはあるので、やっぱりそこらへんの集客のところに関しての他の取り込み先っていうのも常に研究が必要なのかなとは個人的には思います。
はい、今日のカタリストはいかがだったでしょうか。本日のトピックで触れたニュースなどは概要欄にリンクをしています。この番組では皆様のコメントやご感想をお待ちしています。Xでコメントいただけると嬉しいです。それではカタリストバイパブリディア、次回の配信でお会いしましょう。
12:08

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