1. カタラジオ
  2. タイパの“パ”ってなんだろう?..
2023-08-08 20:45

タイパの“パ”ってなんだろう? ~価値の「ものさし」の豊かさを考える~

SNSを席巻する切り抜きやショート動画、YouTubeの倍速視聴、果ては映画の倍速視聴に至るまで、全て「タイムパフォーマンス (=タイパ)」に支配されている!?

タイパは単位時間あたりのパフォーマンスって意味だけど。いや待て、そのパフォーマンスって何なんだい?倍速行動で実はパフォーマンス下がってません?っていうお話しです。

あなたにとってのタイパの「パ」は?感想・お便りは「⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠お便りポスト⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠」まで

📻カタラジオとは?📻

  • 医師と企画者という異色で異職の二人が、交わり、語らい、化学反応を起こす、似非インテリジェントな実験型ラジオ番組です。

🤝出演 🤝

  • ヤマガミ:金沢在住の医師、不遜な方、ベシャり担当。
  • ミント:東京在住の企画者、横柄な方、ゆる進行担当。

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📚参考文献📚

サマリー

今回のエピソードでは、タイパ(タイムパフォーマンス)について考察されています。タイパは時間対効果の時間版であり、コスパの時間版とも言えます。重要なのは、パフォーマンスが単純な時間の割合ではなく、複数の要素によって成り立っていることです。タイパの「パ」とは何でしょうか?また、価値の「ものさし」の豊かさを考えるときや、服のコスパを考えるときにもタイパについて考えてみたいと思います。また、タイパーのパフォーマンスの意義を問いたいと考えています。

00:00
スピーカー 2
カタラジオ!
イスと企画者がゆるく語ら合わせインテリジェントな、実験カタラジオ番組、カタラジオの時間がやってまいりました。
スピーカー 1
ゆる信仰担当のミントと、ペチャリ担当のヤマガミです。
あれ、あの、ミントさん。
はい。
ショーツなのに、イスと企画者言っちゃってるけど、どうした?
スピーカー 2
いやいや、これショーツじゃないですからね。
スピーカー 1
あ、そっか。もはやショーツじゃないのが、我々ショーツじゃないコンテンツを今、生まれてやったってこと?
スピーカー 2
なんか噛んでて面白いけど。
いやいやいや、あのちょっと、この前もね、少し話題ありましたけど、
ショーツ中心にやってこいよって言ったけど、もう10分でやってないしみたいな感じで、
ちょっとね、ゆるく、長いやつと短いやつの間をとって、
まあスタンダードなカタラジオをこっちに寄せていこうぜという、
そんな感じでやっていきたいなと、いうところでございますね。
スピーカー 1
まあ、ラジオっぽさって第二の収録でも話すからね。
我々のラジオっぽさにね、よりラジオに寄せていくという形で、
20分ぐらいね、コンテンツを。
スピーカー 2
はい、というところでね、続けやすくかつちょうどいい長さみたいなね、
ところをちょっと探っていきたいなというところで、
これあれじゃないですか、久しぶりにこのタイトルコールからの自己紹介入れたんじゃないですか?
スピーカー 1
そうだな、俺もべしゃり担当ってことを忘れかけてた、最近ショーツで名乗ってないからさ先生。
スピーカー 2
いやそうなんだよ、そうなんだよ、ショーツをちょっと雑に使いすぎてる。
スピーカー 1
そうだね、ショーツは逃げじゃねえんだぞっていう。
スピーカー 2
そうそうそうそう。
スピーカー 1
まあショーツにはショーツの魅力があるから、
それはそれで大切にしていきましょうということで、より墨上げをすっかりしていくということでやっていきます。
スピーカー 2
ということでね、まあ今日もね、プチとは言わないですけど、
コンパクトめに1時間半とかはいかずにね、サクッと1テーマ喋るといいかなというところでやっていきたいと思います。
タイパとは何か
スピーカー 1
ではね、今日のテーマですけれども、今日はあれです、タイパってご存知ですか?
まさかZ世代で流行しているタイムパフォーマンスのことですか?
スピーカー 2
はい、タイムパフォーマンスのことでございます、タイパタイパ。
みんな言ってますね、タイパってね。
スピーカー 1
みんな言ってるね、しかもあれだよね、今年のシンゴン2022に選ばれたのよ、タイパって。
スピーカー 2
ああそう、どうだったんだっけ。
スピーカー 1
そうそうそうそう。
スピーカー 2
それを知らなかった。
そうかそうか。
いやそうそう、タイパタイパっていうのはね、結局じゃあタイパって何なのって話からね、ちょっとねひも解いていきたいと思うんですけど。
タイパというのは、まあ単純にシンプルに言うとね、コスパの時間版ですよね。
うんうん。
かけた時間に対して得られる効果が大きいかどうかっていう、まあ要はパフォーマンスを重視するよっていう姿勢だと。
スピーカー 1
時間対効果ってことね。
スピーカー 2
うんそうだね、費用対効果の時間版ってことだよね。
そうそうそう、これがね、まあなんか、何やらZ世代が重視する価値観だどうだというところでね。
スピーカー 1
言われてますよね、最近ね。
スピーカー 2
Z世代じゃないおじさんおばさんたちがやなやな言ってるということでございます。
というところですけれども、どうですかタイパって聞いて、パッと思い浮かぶこととかあったりします?
スピーカー 1
いや例えば最近で言うと、YouTube、まあ俺YouTubeプレミアなんだけど、プレミアの人の倍速再生っていうコンテンツが使えるようになってて。
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
まあ元々倍速再生はあったのかな、でも画面をプッて押すだけで倍速再生ができるみたいな。
スピーカー 2
あーなんかね、ちょっとね、記事見ましたよそれで。
うん。
はいはい。なんか元々ね、あのーなんか設定ボタンみたいなのを押して再生速度をクリックすると、変えれるは変えれたんだよね最初からね。
スピーカー 1
そうそう変えれたけどそれがより簡単にタイパよくできるってことか。
スピーカー 2
タイパよくタイパにアクセスできるってことね。
そうそうそうそう。
はいはいはい。倍速になりますよね。
そこにもタイパ盛り込んできてるっていう。
確かにね。YouTubeにも実装するね。
YouTubeだけならまだしもね、なんか映画とかドラマ見るネットフリックスとかもね、みんななんか倍速で見てるとか言うしね。
スピーカー 1
あーらしいね。てかその、そうそう俺も最近ニュースでタイパのニュースを偶然見たんだけど、
若者がそのタイパを重視するために映画を2倍で見てるとか、映画2倍で見てるのってもうまずいと思ったけど。
スピーカー 2
いやすごいことだよね。びっくりするよね。
そして若者ってくくってしまうあたりがもう我々もだいぶね若者じゃなくなってきてるなと思いますけどね。
まあまあ若者じゃない。
あとはねそれこそYouTubeだけじゃなくて、インスタとかでもね、リールだったりとかショート動画みたいなやつが出てますけれども、
要は時間はかけずにサクッと結論インプットしたいみたいなね。
スピーカー 1
あのなんちゃらの切り抜きとかね。
スピーカー 2
あ、そうね。確かにいいとこ撮りしたいみたいな話があったりとかね、ありますよね。
あとなんかもうちょっと真面目な文脈だとさ、本、書籍の要約サイトとかも実はじわじわと人気になっていたりとかね。
本読まずにさ、その本の結論がわかるよとかさ、何が要点か予約してるみたいなサイト。
スピーカー 1
あ、あらすじだけ書いてあるみたいな。
スピーカー 2
そうそうそうそう。
そんなサイトある。
物語だったらそうだし、実用書だったら使える事実命題みたいなやつが書いてあったり、要点書いてあったり、もう3割だけ読めるみたいなね話があったりとか。
そうそうそう。
あとルンバとかああいう自動化ももしかしたらそういう文脈に入ってくるかもしれないですね。
スピーカー 1
あ、ルンバの自動化もタイパーなんだ。
スピーカー 2
うんうんうん。かもしれないね。
はいはいはい。
まあまあとにかくとにかく現代が非常に情報型で。
そうだね。
YouTubeだけ見てもね、とんでもないなんだっけ、1日に何万時間だっけ何億時間だっけ。
スピーカー 1
何億だっけ。
スピーカー 2
すごい桁のね、再生じゃなくてあのね、投稿されてる時間数がそれぐらいあるらしいんだよ。
スピーカー 1
はいはい。確かにそれだけ聞くと、全部頭の中で処理しよう、見ようと思ったら倍速しないと間に合わないわな。
スピーカー 2
そうなんだよ。爆発的にコンテンツ量が増えていって、まあそれをね取り込める量を超えちゃってんじゃんみたいな。
タイパの課題
スピーカー 1
取り込め方が、いつもタイパーって言葉が生まれる原理にあって、背景があったね、バックグラウンドはそれなんだね。
スピーカー 2
そうだねそうだね。まあでもねそれだけで別にタイパー重視しなくてもいいわけだからね。
スピーカー 1
うんまあ確かに確かに。
スピーカー 2
うん。まあでもさ、その例えばあの直近ね、なかなかリアルで人に会うことできないみたいな期間もあったわけじゃないですか。
スピーカー 1
はいはいはいはい。
コロナでね。
スピーカー 2
コロナでね。であれで例えばあの僕らみたいな仕事だとさ、リモートが加速するよみたいな話もあって、そもそも通勤時間もったいなくないとかさ。
そういう世界観になってたりするわけじゃない。まあそういうのなんかもしかしたらね、無駄な時間を省くみたいな。
なんかそういうところに一個拍車をかけてる原因だったりするのかもしれないね。
スピーカー 1
でもまあ、そう俺もそれタイパーってことをいろいろこう調べてるうちに。
まあそこはまあいいんじゃない。そこのタイパーはまあ俺らがこう良すとしないタイパーとは分けて考えていいんじゃないかなんでしょうか。
スピーカー 2
ああなるほどね。まあだから要はそのタイパーの何が問題なんだろうかみたいな話がちょっと話せるかもしれないかもしれない。
スピーカー 1
そうだよね。いやまず思ったのはそのタイパーの何がまずいかって話だけど、結局我たちが思うタイパーの悪さってのは、その制作者の意図を汲めてないってとこじゃない。
スピーカー 2
確かにネットウィックス話とかだとね、そういう話に回ってきます。だって映画はね、魔の芸術だったりするわけでしょ。
みたいな話はこう受け取れないって話はあるかもしれないね。
スピーカー 1
最近見た映画だとダンサーインザダークって映画を見たんだけど、その主人公がそのデフ、耳が聞こえなくて、すごい表情だったりとかさ、この口の動きとかで見せるような映画なんだけど、まさに魔がすごく大事で、あれ倍速で見たら全然何も伝わらないよなってことをさえ思って。
スピーカー 2
そうだね、確かにね。僕は作者の意図を生む以前に、タイパーのあえて何が問題なんだろうかって思った時に、なんか一個あるかなと思ったのは、タイパーのパって何よって話したなと思って。
スピーカー 1
パフォーマンスって何?
スピーカー 2
パフォーマンスってそんな一概に言えるのかい?みたいな。
スピーカー 1
それ思うね、確かに。
スピーカー 2
だから別に早く見ることが純粋に良いとか悪いとかじゃなくて、パフォーマンス側が何となくさ、情報がたくさん入ってくるとか、量的なパフォーマンスなんじゃないのみたいなところが、物差しがすごい一つしかないみたいな、そういう貧しさを感じるという意味で問題なんじゃないかなってちょっと思ったんだよね。
スピーカー 1
今ミンティ貧しいって言ったけど、まさに貧しいよね。すごく貧しくなってくる。タイパーを重視するってことは、すごい寂しい人種になってくるような気がして。
パフォーマンスの要素
スピーカー 1
それを思ったのが、タイパーって純粋にこの数学で言うとパフォーマンス割るタイムじゃん。時間分のパフォーマンスじゃん。
時間とパフォーマンスで、時間を短くすればパフォーマンス割る時間は大きくなるって思うじゃん。数学的には。
でもそれは多分間違ってて。何でかというと、パフォーマンスっていうのがいろんな項の掛け算で成り立ってて、その項の中に多分時間があるんだよ。
スピーカー 2
しかも時間は多分2乗とか3乗とかになって、結構な乗数でかかってるから、むしろタイムを減らすことはパフォーマンスをより大きく芽吹きさせちゃって、結局その生み出すものを数学的にも小さくしちゃってるんじゃないのかな、みたいなことを思ったんだよね。
スピーカー 1
ちょっと今の説明半分ぐらいでわかんないけど、分子側にもタイムが入ってるから、そう分子側にもタイムが入ってて、割るだけだからさ、両方消えんじゃないの、分子と分母が同じもの掛けてるから消えんじゃないの。
それが割れないように複雑な、いわゆる1乗じゃないってこと、2乗3乗で入ってて。
スピーカー 2
2乗だったとしても分母が消えてくれるから。
スピーカー 1
勉強力みたいなこと言ってない。
たとえば足し算とか例、足しても。
スピーカー 2
ちょっと例が雑じゃないですか。
スピーカー 1
でもパフォーマンス側にも時間の要素があるから、結局言いたいことは時間を短くするってことはパフォーマンス自体も下げちゃってるよ、みたいな。
スピーカー 2
なるほどね。さっきの間の話とかまさにそうだけど、間を味わうってこと自体を得られる結果とか情報量みたいなもの指しだけで見たら、ようわからんくなるって話だよね。
スピーカー 1
そうそうそう。
スピーカー 2
間を経験するってこと自体が、もしパフォーマンスなんだ、タイパーのパの方だって定義するんだったら、むしろその時間を経験しないとそれって入ってこないじゃん、みたいな。
スピーカー 1
だからそれじゃパフォーマンスを上げれませんよっていう意味で俺は思ってるんだけど、ミンティはそうじゃなくてパフォーマンスを上げるってのはどういうことだと思う?
スピーカー 2
パフォーマンスを上げる、僕が思ったのはどっちかっていうとタイパーが良い悪いとかっていうよりは、さっき価値観がもの指しが一個になっちゃうんじゃないの、パフォーマンスともの指しが貧しくなってんじゃないのって話に繋がるとこだけど、別にタイパーって全てのタイパーが悪いわけじゃないと思うんだよね。
そうだね。
例えば緊急医療みたいな世界だったら誰がどう考えてもタイパーが全てじゃん。
スピーカー 1
間違いない。
スピーカー 2
緊急医療みたいな世界だったら。
スピーカー 1
間違いない。
スピーカー 2
1秒でも早く病院に行きましょうとか、1秒でも早く何かしらの処置を受けましょうとかって、当たり前だけど時間が一番大事じゃんみたいな。
もちろんもちろんもちろん。
そういうケースもあれば、当たり前だけどそうじゃないケースもあるはずで、例えば早く作ったものは早くなくなるみたいなこともあるじゃない。思いつきでやったことって意外と長く続かないみたいな。
そうだね。
時の試練に耐えるみたいなことが。
スピーカー 1
時の試練に耐える。
スピーカー 2
そうそうそう。良いものだったり悪いものだったり選別にフルになるよみたいな話があるとすると、結構タイパーのそのタイムってものが必要なタイミングとそうじゃないタイミングが、もうあらゆる状況で時間が重要だみたいな。
過食の時間を奪い合ってるみたいな世界の中での話になってるなっていうところがすごいなんというかモヤっとするというか、別の言い方をすると生活の中にビジネスっぽい価値観が超浸食してきてるみたいな、そんな感覚をなかったことなく得るなっていうのが僕が思ってた。ちょっと気になるところみたいな。
スピーカー 1
いやー間違いないかもね。なんか俺の中でもそれ完全に分けちゃってて、もう時間が重要なタイミングと時間が全然その味わうべきタイミング、時間をかけるべきタイミングがあると思ってて。で、閣議俺もタイパーをしてたことがあったのよ。
多分タイパーをみんながしないわけじゃないんだよ。みんなどこかしらでやってるもんね、当たり前でも。 そうだよね。俺がその今パッと思いついたタイパー2つあって、俺が過去つけたのが一つは、高校のとき等身衛生予備校って塾にいてたんだけど、あそこってもう全部映像授業なわけよ。
そう。 で、先生の喋ってることがかったるいから、もう2倍速とかにして1.5倍とか2倍にしてバーって授業聞いて、早く授業を覚えて。あれはその一つ俺の中でタイパーだったなと思うんだけど。
スピーカー 2
それってさっきの話だとタイパーのパフォーマンスがインプットする情報量の多さなわけでしょ。時間当たり。それは当たり前にタイパーを追うべきだよね。その情報量。
スピーカー 1
俺はそれで言いたいのは、手段としてのタイパーの手段の加速は別にいいのかなって思ってて。目的の加速じゃない。例えば、等身は大学に合格するっていう目的のために行ってたわけでさ。
スピーカー 2
要はそのための手段を加速する、倍速するのはいいけど、別に合格発表の合格パーティーを倍速でやったりしてないじゃん。それはもう合格はゆっくり味わいたいじゃん。だからその手段を倍速にするってことに関してはタイパーを追い求めていいのかなって。俺はそういうふうに思って。
確かにね。だからインプット、より効率よくインプットしたいんだからタイパーを求めるのは当たり前じゃん。逆に言うと、映画だったりとか、さっきの合格パーティーでもいいけど、そういうものがインプットされるものだみたいになってる。ある種情報的に扱われちゃってるみたいなところがもしかしたらちょっとモヤっとするのかもね。
スピーカー 1
なるほどね。俺らが目的だと思ってるところが、手段。朝のニュースで見てたのが若い子たちが映画をタイパーよく2倍で見るってなんでそんなことするかっていうと、たくさん見ないで友達との話題についてはいけないっていうのは手段的に映画をインプットしてるっていうところなんで。
なるほどね。 なるほど。こいつらはこれ手段だと思ってるんだと思って。だから手段は加速してもいいっていう俺の理論で言うと、それは確かにそれならそれでいいんじゃないって思ってしまって。
スピーカー 2
そうだね。確かに確かに。それはそうだね。だから別に手段であるときに効率を求めることは何ら問題がないわけじゃない。
スピーカー 1
そうそうそう。例えばこのカタラジオの編集とかも俺倍速編集してるしさ。
スピーカー 2
それはそうだ。それは手段だ。
スピーカー 1
それは手段だ。手段は加速してオッケーだと俺は思ってる。
スピーカー 2
はいはい確かにね。それは面白いですね。なんか逆に僕いつも今日久々に名乗りましたけど企画者としてやってるわけじゃないですか。
そうね。
企画のプロセスの中によく寝かすってプロセスがあって。
寝かす。
今日例えばわーっと考えましたと。こんなモリモリモリモリ考えてすげー面白そうだこれみたいな状態になって盛り上がってる状態で一晩起きますと。
で翌日見たら大したことねーじゃんみたいなことってよくあるんだよね。
スピーカー 1
あーはいはいはい。
スピーカー 2
そうするとそのどの時間どのタイミングでどういうことを考えても全く同じ結果が出るっていうわけじゃなくて。
タイパの手段と目的
スピーカー 2
その例えば一晩寝かすことによってなんか自分の見方がちょっとこう変わったりとか冷静になったりとか。
なんかすることでその企画があこれちょっとよくないかもとか。一回終わりに帰る瞬間が起きるみたいな話がある。
スピーカー 1
なるほどね。
スピーカー 2
こうやってすごくタイパーみたいな考え方だけをね一遍通り行くと多分そういうプロセスを省くことになると思うんだけど。
なんかそうじゃないこともあるよなみたいな。
スピーカー 1
要は時間をかけるという作業があるってことね。
スピーカー 2
そうそうそう。時間をかけることによって定着するかどうか、合うかどうかをこうジャージするみたいな話があるじゃない。
それこそ例えば歴史みたいなのは何千年もかけてようやく定着する文化みたいなものがあったりするわけじゃないですか。
そうだね。
今一時の流行りで終わっちゃうものもあれば、それが今は全然流行ってないように見えるけど、
すっごい時間かけてちょっとずつ文化的に定着していくものもあったりすると思う。
スピーカー 1
そうだね。
タイパと時間の価値
スピーカー 2
そういうものもあるよなみたいなことを思っていると、僕が思い出したのは、進化のタイパってめちゃくちゃ悪くないみたいな。
スピーカー 1
進化のタイパがめちゃくちゃ悪い。
スピーカー 2
そう、環境への適応っていうのを世代を超えないと一個アップデートしないんだっていうプログラムなわけじゃない。
スピーカー 1
確かにね。確かに。
スピーカー 2
そう、一個のライフサイクルを終えないと次のアップデートできませんみたいな、めちゃくちゃタイパ悪いと思うんだけど、
そのタイパの悪さを受け入れることで環境の大きな変化とか、僕らが普段捉えられないような大きな環境の変化に対して克服していくような、
そんなプロセスなのかしらと思うと、結構いろんな時間軸があっていいよなっていうのをすごく思ってたりしますよね。
スピーカー 1
進化のタイパが悪いっていうか、もう人生生きてること自体がタイパがいいことではないよね、別に。
スピーカー 2
それでいくとさっきのパが何なのかって話だと思ってて、死ぬことが目的だったら、今すぐ死んだ方が効率いいじゃんって話になると思うんだけど、そういうことなんだっけっていう話になる気がするんだよね。
スピーカー 1
だからそもそもタイパを追い求めるってこと自体が、なんか別に、救急車を急ぐとか動画編集早くやるとかは別にタイパを追い求めるっていうんじゃなくて、
早く仕事を終わらせてるだけで、それはタイパっていう言葉なのかっていう、それ言葉の語尾じゃないのぐらいの感覚なの。
スピーカー 2
なるほどね。
スピーカー 1
そういう意味で今の若者が使ってるタイパに関しては、確かに別にそんなものしなくていいんじゃない?
別にパフォーマンスなんて追い求めなくていいんじゃないかって思う。人生自体がタイパ悪いんだからさっていう。
スピーカー 2
だからそれは何に目的を置いてるかっていうのの違いでもあるかもしれないよね。
さっきも言ったけど、映画だったりとかさ、コンテンツをインプットするっていうこと自体がさ、もう手段化しちゃってんじゃんみたいな。
それは何のためっていうと、友達との話題についていくためですっていう、結構すごい目的と手段が転倒してるというか、別に転倒してるわけでもないのか。
スピーカー 1
そういう使い方を捨てる世代が今の10個下ぐらいの世代なのかもしれないって考えたら、一概にその俺らの物差数では測れない。
スピーカー 2
そうだね。ちょっとね、30過ぎた人間としては寂しい気持ちもありますけどね。
スピーカー 1
そうだね。ゆっくり感謝しようよ、映画はって思うけどね。ゆっくり見てさ、友達と感想を語り合えばいいじゃんって思うけど、違うの?
スピーカー 2
逆、裏を返すと、コスパとかはさ、結構もう僕らに浸透して久しい概念だと思うけどさ、
スピーカー 1
確かに確かに。
スピーカー 2
例えばさ、豊かな、さっき貧しいって話が出てきたけど、どういう状態が豊かなんだろうみたいな話をさ、考えると。
例えばコスパのこととか考えるとさ、確かに無駄なお金減らした方がいいし、安くて品質のいいもの手に入ったら嬉しいじゃんみたいな話もあるけど、
一方で、例えばそのめちゃくちゃリッチみたいな人とかってすごく豪快なお金の使い方をしたりするわけじゃん、例えばコスパの観点で。
まあつまりその例えば豪華絢爛とかさ、この装飾いる?みたいなところにめちゃくちゃお金使うみたいな。
スピーカー 1
そうだねそうだね。
スピーカー 2
なんかそういう表現があったりするじゃん。それを考えると、ある種豊かさってその無駄みたいなさ、余剰みたいなやつを享受できることの方がさ、むしろ豊かなって思ったりするわけじゃん。
スピーカー 1
やっぱりそもそもにとってはそれがパフォーマンスなわけだもんね。
スピーカー 2
その考え方もあるよね。なんかその一個別軸でパフォーマンスと会えるって話もあるし。
そう。
そうねそうね。
服のコスパとパフォーマンス
スピーカー 1
俺とかも服とかさ、すごいお金使うというか、俺あのアーペセルってわかる?服。
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
最近服アーペセルしか買わないんだけど、もう4、5年前から。それとかマジでコスパ悪いと思ってはいるんだけど、でも好きだからずっと買ってるし、なんか着てる自分が好きだから買ってるしみたいな。
スピーカー 2
なるほどね。
スピーカー 1
服とかも多分コスパで言うとすごく悪いけど、俺の中ではパフォーマンスがいい。それ着てると自分に自信がみなぎるから、なんていうかカンフル剤としてパフォーマンスしてるみたいな。
スピーカー 2
あとパはなんだと思ってるかって話だよね。
スピーカー 1
そうそう。パの捉え方すりゃいい。
スピーカー 2
逆に言うと時間の話も、さっきの無駄を享受できるみたいな話でいくと、時間もぼーっとする時間とかの方が実は豊かなんじゃんみたいな話とかさ。
一見無駄っぽいというか、とある価値観からするとパフォーマンスしてないような時間も別の価値観からするとパフォーマンスしてるって思えるよね。
純粋に別の物差しがあるじゃんみたいな話を、もうちょっと他の物差しあるよねっていう状態だったらもらえないなって感じがしますよね。
スピーカー 1
逆に聞いてみたいんだよね。例えば前、前田君とか呼んでさ、若い子たち呼んで、もし彼がタイパーを追い求めて、彼二色のアラジハクとか言ってたじゃん。
まだタイパーを追い求めてるとしたら、その目的が何なのかみたいなとこ。
君にとってのタイムをかけるパフォーマンスって何ってことを、ちょっと問うてみたい気持ちはある。
スピーカー 2
まあでも一方でね前田君修行するプロセスで四季を一周回さないとね、経験できないとか言ってましたね。
スピーカー 1
タイパー悪い。タイパー悪い。なるほどね。
スピーカー 2
そうね。まあみたいな話を思うわけですけどね。なんだこのワイドショーのアリューみたいな感じはっていうテーマですねこれね。
スピーカー 1
面白かったねでもこのタイパーの話は、結構我々の世界と密接に関わってくるというかさ。
スピーカー 2
いや本当ですよ本当ですよ。
スピーカー 1
まあ常々思っておいたからねこのタイパーに関しては。
スピーカー 2
そうだねそうだね。でも改めて思ったのはね、その何のためにっていうかね、そのパフォーマンスの部分が何なのかっていう話だよね。大事だよね。
スピーカー 1
パフォーマンス、タイパーと言うからにはパフォーマンスを定義するよ。
スピーカー 2
そのパフォーマンスと言うとまあそれこそねビジネスっぽいけど、要は価値観だよね。何の価値を得るのかって話だよねパフォーマンスはね。
スピーカー 1
意味もなく時短してるのはマジで無駄だよって言い過ぎたかな。みんな売食してるから売食しようみたいなのはやめた方がいいじゃんっていう話。そうでもない?
スピーカー 2
すごい凡庸な結論にたどり着きましたけれども、まあそうですね。ゆっくりゆっくり楽しめるといいですね。
はい。そうですね。
本日も音がよろしいようで。失礼します。
20:45

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