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スピーカー 1
いやー、いいですね。じゃあエッセイインテリジェントの方いきますか。
スピーカー 2
いきましょう。
読んでいない本について堂々と語る方法を読まずに堂々と語ってみた。
いいよ。
スピーカー 1
いいですねー。
スピーカー 2
なんじゃそりゃって感じだよね。
スピーカー 1
めちゃ長いやん。全然耳に入ってきてないんじゃないですか、みなさん。
スピーカー 2
なんかあれみたいだね、あの、ドラッガーがなんちゃらかんちゃらって長いタイトル出したら、まあいいや。
あー、モシドラね。
スピーカー 1
モシドラね。読み読まって感じだね。
スピーカー 2
あ、そう読み読まらない。読み読まらない。
スピーカー 1
もう一回分解して説明していいですか。読んでいない本について堂々と語る方法について。
ここまでが本のタイトルね。
ここまでが実は本のタイトルね。について読まずに語ってみた。
スピーカー 2
非常にメタ的な企画なのね。
スピーカー 1
なんじゃそれという話ですけど、ちょっと簡単に企画説明しておきましょう。
スピーカー 2
はい、お願いします。
スピーカー 1
カタラジオではいつも特集っていうスタイルがおなじみになってるんですよ。
これはテーマにまつわる本を読みながら、僕ら感じたことをシェアしたりとか、
チャチャ言ってたりしながら、そのテーマについてね、紙砕けながら語っていく。
いうのが僕らがこれまで特集でずっとやってきたことだと思うんです。
スピーカー 2
スタイルですね。
スピーカー 1
そうだね。当たり前だけど、これ対象となる本についてじっくり読まないとできないですよね。
スピーカー 2
そりゃそうだね。語るわけだからね。
スピーカー 1
そう。何なら初回のさ、ラジオ進化論なんてヒーヒー言いながら読んできた。
スピーカー 2
なんとかかんとかね。
スピーカー 1
そうそうそう。ダーウィンさん周り黒いみたいな。
スピーカー 2
そうそうそうそう。
スピーカー 1
音にながらやってたわけじゃないですか。
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
でもそれが当たり前でした。
うん。
っていうところなんですけれど、今回の企画はちょっとひねりが効いておりましてですね。
スピーカー 2
はいはいはいはい。
スピーカー 1
今まず読んでない本について堂々と語る方法っていう本が、これ実際にあるんですよ。
スピーカー 2
PLバイヤルさんの本ですね。
スピーカー 1
PLバイヤルさんの本。で、この本について僕らもこの本の内容を読まずにですね、目次だけを見て適当に語るっていうエセ特集をやってみようじゃないかと。
そう。
スピーカー 2
はい。いうことなんですよ。
だから今日のタイトルコールがね、あのエセインテリジェントに戻したんだよね。
スピーカー 1
そうなんだよ。これはね、完全にエセ特集でございます。
スピーカー 2
そうだよね。
スピーカー 1
はい。これをちょっとやってみたいと思います。
スピーカー 2
こんなにエセインテリジェントなことないよね。こんなにエセインテリジェントって言葉がさ、似合うこともなくない?
スピーカー 1
もうだからこれはエセインテリジェンスな皆さんにもうぜひ聞いていただきたい。
スピーカー 2
そうでございます。
スピーカー 1
勝手にリスナーをエセインテリジェントっていう。
スピーカー 2
勝手にね。
スピーカー 1
ないことですけれども、なんでこんなアホなことやろうと思ったのかって話なんだよね。
はいはいはいはい。
これきっかけ覚えてる?
スピーカー 2
きっかけは、なんかあの反共感論のエンディングの時に。
スピーカー 1
はいはいはい。
なんかこの、俺ら目次だけで本を語ってみても面白いんじゃないのみたいな。
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
話になったみたいな。
なんかあれだよね、台本だけあったら僕ら永遠に喋れちゃうからみたいな話をしてたんだよね、その時にね。
スピーカー 2
そうそうそうそう。
スピーカー 1
確か読む対象の章がめっちゃ少なくて、時間十分に膨らむかなみたいなことを言った時に、いやいや、骨子があったら骨格だけあったら永遠に喋れちゃうじゃんみたいな。
スピーカー 2
そう。俺らの中でもワンチャンいつも肉付け肉付けして台本書いてる章より、結構骨格だけ雑になって書いて自由に語ってる章の方が意外と満足度高く仕上がってたりすることがあるという経験ね。
スピーカー 1
そうなんですよそうなんですよ。っていうところから、なんか目次あったら実は本書けんじゃねえとかね、そういう話をちょろちょろとしてたんですよね。
スピーカー 2
そうだよね、相変わらず。
スピーカー 1
ねえ。
そうね。
そうそう。
で、なんかまあそれで、いつかやってみようって話をしてその時終わったんだよね。
うん。
そしたら、僕なんかたまたまに多分ツイッター?まあXかな?をぽろぽろって見てたら、たまたまなんかどっかの大学教授がこの本面白そう読んでみようって言って、シェアしてたのがこのタイトルにも入ってます、この本なんですよ。読んでない本について堂々と語る方法。
スピーカー 2
いやー、願ったり叶ったりだね。
スピーカー 1
いや本当なんだよ。なんのこのタラボータワーの。
スピーカー 2
いいタイミングで来たね、本当に。
スピーカー 1
この本今読まんかったらいつ読むんだっていうぐらいぴったりなやつがやってきてしまったので。
間違いない。
ちょっと今回は。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
なんとメタなって感じなんですけど、この本について僕らもこの本読まずに本の内容について語ってみるというチャレンジをまずやってみますと。
はい。
で、一応予定しているのは。
どうなるかわからんよ。
わからんけど予定しているのは、今日この後この本についてしれっと読んだ顔をして語っていくというですね、エセ特集をやってみますよと。
スピーカー 2
そうそう。これはもうこれだけ特集だけ聞くといつも通りなんだよね。
スピーカー 1
そう、もういつもの特集のフォーマットで最初に概要説明して本説明して。
そうそう。
で、やってみますと。
そう。
スピーカー 2
で、その読み方だったり方法がどんなもんじゃいっていうのを次ちゃんと中身読んで、次回か次回かわかんないけどで、ある種答え合わせじゃないけど。
前編後編というわけで。
スピーカー 1
そうそうそうそう。
やるっていうことをちょっとやってみるっていう企画ということでございます。
スピーカー 2
どうなるかね。
スピーカー 1
いやーどうなるでしょうね。
スピーカー 2
怖いよね正直。
めちゃくちゃ怖い。
何が起こるやらって感じだよね。
スピーカー 1
これちなみにちょっとさ、読んでないって言ってもいろんな先駆があると思うんだけど、どういうルールでやりますっていうのをちょっとねここで整理しておきますか。
スピーカー 2
さすがにそこの前提がシェアしておかないと二人話し合わない、さすがにね。
スピーカー 1
そうね。
スピーカー 2
必要だからいつもの特集でいくと、その章を、いやこの本は俺ら通読してるという前提で論を進めたくない。
スピーカー 1
なるほどなるほど。だから今から解説する対象は僕ら自身が読んでますよっていう前提。
スピーカー 2
そうそう、もちろんこの本はもちろん実際は全く読んでないんだけど、全部読んでるという体で俺たちは特集の中で喋ります。
スピーカー 1
はい、いいですね。
スピーカー 2
で、たぶん次のルールすごくたぶん大事だと思うんだけど、メタ発言をしないという。
スピーカー 1
ネタ発言?
スピーカー 2
メタ発言。
メタ発言ね。
ネタはいい。喋りでもネタみたいなもんだから。
スピーカー 1
あ、メタ的な視点で読む。
スピーカー 2
そうメタ的なだからそう。
なるほどなるほど。
要はこの特集をやってるぜ、俺たちはこの本を実は読んでないんだぜってステンで、特集の中で喋ってはいけないというルール。
スピーカー 1
いいですね。
僕らはもう読んだ前提というところから出ちゃいけない。
スピーカー 2
そうそう、だっていつも反共感論読んでる時にさ、俺反共感論読んでないんだぜみたいなこと言わないじゃん。
確かに確かに。
それは当たり前だけど、そこは当たり前の。
リスナーの皆さんが聞いても、普通にこの本について喋ってるようにしか聞こえないように俺たちは振る舞う。
スピーカー 1
おお、だいぶハードル高いですね。
いいですね。
ということで改めて振り返ると、この本を通読して前提の話というのが一つ目。
もう一個がメタ視点での発言をしない。
この二つをルールにやっていきましょう。
スピーカー 2
そうだね。
これ面白いよね。
適当に話をでっち上げるのは多分お互いそれなりにできると思うけど、
でっち上げた話を、当たり前のようにでっち上げた話を、書いてあったよねって普通にコメント返すっていう能力ってめちゃくちゃ難しい能力だと思うからさ、
スピーカー 1
できるのかっていう。
ともすると荒らぬ方向に向かっていく可能性があるから。
スピーカー 2
そうそうそうそう。
だから散々さ、俺たちがさ、木字さえ上げたらできるぜって言ったしっぺ返してくれるのかそれでも本当にできるのかっていうゲーム。
スピーカー 1
これちょっとめちゃくちゃ面白いんじゃないですか。
スピーカー 2
面白い。ワクワクしてる。
スピーカー 1
やっていきますか。
でね、今ちょっと木字だけ読むとって話が出てきたので、どこだけ読んでいいかの話だっけ説明していい?
ルール、ルール。
ルール補足、ルール3ですね。
読んでいくと、まずこの本の表紙、背表紙、裏表紙ありますね。
それから開いたところの内表紙もOKですと。
その後に木字、当たり前ですね、木字っていうのをやっていきますね。
この木字がぺろぺろっと1、2ページ続くんですけど、ここまでは読んでいいです。
OK。
で、それ以降一切中身を見てはいけないということでございます。
スピーカー 2
厳しい縛りだな。
スピーカー 1
で、あとは本の予約サイトとかも見てないと思いますけど見てないですし、
一応定裁上いつもの特集の形を取るので、僕は著者についてのプロフィールだけ見てます。
スピーカー 2
それは大丈夫です。
スピーカー 1
なのでそこはいつもの特集のスタイルの中にあっておく性質上そこだけは引っ張ってきているので、
それは引用するんですけど、それ以外は1,3,4で木字だけタイトルに。
スピーカー 2
何が起こる。
スピーカー 1
いやいやいやちょっとそわそわしてきましたね。
スピーカー 2
カタラジオのスインコッチョウじゃないこれ。
ちょっと我々の腕が見せたことですよ。
セインテリジェントが過ぎる。
そうだね。
スピーカー 1
ということで一旦このオープニング終わったら仕切り直すので、
そこでいつもの特集みたいに特集のタイトルコールが始めるというテーマですね。
スピーカー 2
だからここは今パラレルワールドなわけだ。
スピーカー 1
パラレルワールドですね。
スピーカー 2
ここからいつもの特集に飛び込んでいきますので、別の人格が出てきますので皆さんお楽しみに。
スピーカー 1
人格は変わらないでしょう。
スピーカー 2
人格じゃない。
スピーカー 1
別の記憶をでっち上げにいきます。
スピーカー 2
そういうことですね。
セーブデータ2が。
スピーカー 1
2ですかね。
ちなみに本当に読んでない?
全く。
全く?一言で?
スピーカー 2
開いてもない。
開いてるからその目次までしか開いてない。
これはやっぱね。
特集するからにはそうじゃないと面白くないじゃん。自分自身が。
スピーカー 1
ちょっとマニアにはしちゃいますが。
じゃあ行きますか。
やろうぜ。
この本、未読スルー。
いいね。
なんか新しい感じの響きですね。
スピーカー 2
そうね。
スピーカー 1
この本未読スルー。ちょっとこれ解説が必要ですね。これどういう意味ですか?
スピーカー 2
この本のタイトルがさ、読んでいない本について堂々と語れる方法じゃん。
なるほど。
そう。だから未読スルー。
未読っていうのは、普通に未だ読んでないのは未読で、スルーは英語。通してっていう意味なんだけど。
この本、通して全く読まずに語れる方法について書いてありますよっていう意味ですね。
スピーカー 1
いいですね。早速紹介してくださいましたけれども。
ちょっとテーマを簡単に紹介していきましょうかね。
改めてこの本未読スルーということで、読んでなくても読んだつもりになりたいエセインテリジェントなリスナーに送る主力の一冊ということですね。
今回は読んでない本について堂々と語る方法という本について読んでいきます。
この本を読みながら、皆さんも時間が足りないとか、人前でちょっとレッチ上げたいとか、
そういう時に読んでない本を読んだつもりになって語るというスキルを身につけていこうと。
そんなテーマで今回やっていきたいなというところですね。
このスキルさ。
スピーカー 2
ミンティ今まで読んでない本について語らなきゃいけない状況ってあった?
スピーカー 1
いや、ありますよそりゃ。
スピーカー 2
ある?ある?
スピーカー 1
大学の課題とかね。
スピーカー 2
なるほどね、確かに確かにそういうとこだね。
スピーカー 1
ちょっとね、医学部だとあんまり共感できない部分もあるかもしれないけど、
特に文献系がさ、重視されるような場合もあると、
やっぱ課題の本があって、それを読んだ前提で何か語らないといけないとかある?
スピーカー 2
医学部読んだ前提しちゃうと実害出ちゃうからね、人の体に。
間違いない、間違いない。すみません。
スピーカー 1
ちょっともう対面してる課題がやっぱちょっとね、出っ張詰まってないんで。
スピーカー 2
でもまあまあ確かにこう、医学部の偉い先生とかと話せるときに、
結構さ、大学の教授陣とかって割とリアルエセじゃないインテリジェンスなわけよ。
インテリジェンスなわけよ。
そういう人たちに飲み会の席とかでさ、
山上くんこういう本読んだことあるよねっていうときに、
そういうスキルはやっぱり自分が教養人ですってアピールをしなきゃいけないから、
結構必要なスキルかなとは思う。社交のスキルかな。
スピーカー 1
結構リアリティがある話だよね。
それ確かにあるかもしれないね。
あとあれだよね、いわゆる名著みたいなやつとかさ、
読んでないとまずいっしょみたいなやつもあるじゃんたまに。
スピーカー 2
あるね。
スピーカー 1
そういうのとかについて、
なんかこう知識を補わないといけないみたいな瞬間はなんかあるかもしれないね。
スピーカー 2
そうだね。
スピーカー 1
取り繕うわけではないけど、間違ってない範囲で言い切りたいみたいな。
そういうニーズはなんかある気がするね。
スピーカー 2
だって早速だけどさ、
俺ミンティにエルサレムのアイヒマンっていうさ、
本紹介してもらったじゃん。
その本ミンティに聞くまで全く聞いたこともなかったんだけど、
普通に俺妻に語ったからね。
エルサレムのアイヒマンって本があってさ、
アイヒマンって知ってるみたいな。
スピーカー 1
わかるわかる。
でもあるよねそれね。
そうそうそう。
結局でもその時にさ、実は意外とさ、
側の情報が意外と重要じゃん。
スピーカー 2
そうそうそう。
スピーカー 1
本の中身の話もそうなんだけどさ。
どういう設定の本でとかさ。
スピーカー 2
そうそうそう。
スピーカー 1
そのスキルは確かに結構大事かもしれない。
スピーカー 2
まさにこの本の一章の3のさ、
人から聞いたことがある本に書いてあったさ、
人から聞いたことがある本っていうのは結局、
インプットした情報を変換する必要がないから、
ミンティのアウトプットをそのままアウトプットできるから、
すごく人に伝える上では、
簡単に伝えることができるんだなっていうのはね、
すごい実感したわ。
スピーカー 1
ちょっともう先にさ、引用してるけどさ、
ちょっと待って。
一旦さ本の紹介から入ってみて。
そうだね。
いつもの形式でやりたいのでいいですか?
はいはい。
スピーカー 2
入りました気持ちで。
スピーカー 1
ということで、
ちょっと今ね若干本の内容に入っちゃってますけれども、
改めて本のね、タイトル紹介していきたいと思います。
今回課題の本は、課題の本じゃないんだよな。
課題図書。
今回のテーマ。
課題図書みたいになってるけど、今回のテーマはですね、
読んでない本について堂々と語る方法ということで、
書いた人がピエールバイヤールさんっていう人です。
これはね、この人なんかね面白い紹介のされ方してて、
フランス論談の記載と言われてるらしいです。
スピーカー 2
フランス?
論談ね。
スピーカー 1
あの論談って、
何ていうの?
スピーカー 2
ディベートみたいな。
スピーカー 1
知識人の人たちが集まっている。
論談の説明が下手すぎて。
スピーカー 2
サロンみたいな。
スピーカー 1
そうそう。
そういう、なんだろうね。
知見を交換する場所で記載と呼ばれてる人です。
スピーカー 2
面白いね。
スピーカー 1
そうですね。
この人はパリ第八大の有名な哲学の先生とか結構いっぱいいるところだよね。
で有名なパリ第八大学の教授で、
精神分析家という方が今日も渡られてますよというところですね。
この人のテーマが結構面白くて、
この本自体のテーマともセットになるところだけど、
文学を巡る様々なパラドックスに着目し、
想像的批評論。
スピーカー 2
新しい概念。
出てきた。
また出てそう。
スピーカー 1
道徳心理学みたいなやつが出てきましたね。
スピーカー 2
構造的批評論と。
似てるよね。
要は批評しながら想像していくスタイルだからさ。
結局道徳心理学に構造は似てるなって。
道徳心理学もなんかさ、
今までの既存の道徳を批判してって、
スピーカー 1
批判がベースにある概念って言ってたじゃん。
スピーカー 2
想像的批評論もそうじゃないって思ったんだけど。
スピーカー 1
確かにね。
批評をしながらでも、
批評してる本の内容が重要かどうかでいくと、
実はそうじゃないかもみたいなことを言ってる可能性もあるよね。
はいはい。
批評をする対象として本を使って、
自分が何を言えるのかとか。
僕らがやってる概念獲得って結構そっちが目的じゃん。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
自分たちをアップデートさせるんじゃないのかもしれないね。
ということで、
彼自身は結構20冊以上の著書があるということで、
結構作家としても直せてる方みたいですけど、
今回僕は彼の本を初めて読むので、
ちょっと楽しみだなというところでございますね。
ちなみにこれね、本の裏に出版社側からの紹介文が書いてあって、
ここまでなかなかパンチの効いたこともないし。
スピーカー 2
これ面白いよね、これね。
スピーカー 1
本は読んでなくてもコメントできる。
いや、むしろ読んでないほうがいいくらいだっていうね、
大胆な提示を引き下げて、
スピーカー 2
彼が放ったベストセラーがこの本ですよという紹介がありますけれどもね。
この本を読んでない人からするとさ、
スピーカー 1
なんで本をさ、読んでないのにコメントできるんだって思っちゃうねん、普通。
スピーカー 2
いや本当に無理でしょってなるよね。
読んでないほうがいいってどなんやねんって感じじゃない?
スピーカー 1
確かにね、本当だよね。
そのなんか真意がね、今回わかるのかしらというところ。
スピーカー 2
そういうことですね。
スピーカー 1
この面白いところですね。
あとね、もう一個紹介していい?
これ帯がいいのよ。帯ついてた?
スピーカー 2
ああ、ついてるついてる。
スピーカー 1
世界の読書家がこっそり読んでる大ベストセラー、これもいいよね。
スピーカー 2
これ面白いね。みんな読んでたね、この本ね。
スピーカー 1
みんなね、これで仕込んで、
この本だけ読んで、あと一切読んでない可能性がありますからね。
スピーカー 2
いやあ、いかにこの世界にさ、
読書家と語る人間のエセインテリジェントが潜んでいるかって話だよ。
隠れエセインテリジェント。
スピーカー 1
僕らは正々堂々とエセインテリジェントを標榜してます。
スピーカー 2
そうそうそう。
スピーカー 1
実はみんなエセインテリジェントなんじゃないかっていう。
スピーカー 2
いますよ、隠れエセインテリジェント。この世の中にたくさん。
スピーカー 1
いや、なんと大平な。
スピーカー 2
いや、本当に。そんな人間が潜んでいらっしゃるわけない。
スピーカー 1
ということで本の紹介はこの辺りにして、頑張って堂々と語っていきたいと思いますけれどもね。いいですかね。
じゃあちょっと簡単に今回読むところというところですけれども、今回はね、テーマにもありますけれども、未読するということで、今回一回で読み切れるところまで読んじゃいたいなと思ってます。
スピーカー 2
うんうんうん。
スピーカー 1
大丈夫ですか?
スピーカー 2
大丈夫です。さあ読んじゃいましょう。
スピーカー 1
全部でちょっと頑張ってツメツメになるかもしれないけど、ちょっと読み切っちゃいたいなと思ってます。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
で、今回全部読むのでザクッとね、目次を見ながら外観できるといいかなと思っているわけですけれども、今回のこの本は全体大きく3つの章がありますと。
はい。
その3つの章の前後に序とそれから結びっていう2つがくっついていますよという構造になってますね。だからメインは1,2,3章かなっていう感じ。
スピーカー 2
そうだね。
スピーカー 1
この心構えでは教訓論っぽくてすごい面白いんだけど、気遅れしないとか、自分の考えを押し付けるとか、本をデッチ上げるとか、自分自身について語るとか、これねもう完全にいかにうまく語るかっていうことにどういうスタンスで臨むべきかっていうのが本当にベタベタな言葉で書かれている。
スピーカー 2
アウトプットの対象じゃなくてアウトプットの方法についてまとめているのがこの第三章ですね。
スピーカー 1
という形でございます。だから要はこれ全体を通して構成でもわかると思うんだけど、要はハウツー本なんだよね。
スピーカー 2
そうそうそう。
スピーカー 1
このハウツー本なんだけれども、この人自身も非常に学のある人で、かつ肩書きが精神分析家って要はフロイトとかそういうことをやってる人たちに近いスタンスなんだけど、テクストを読んでいく中に解釈とかそういったことを深めていくようなことをやってる人だと思うんですけど、こういう人ならではというかね。
スピーカー 2
独自の視点があって面白いよね。
スピーカー 1
というところが本書の全体像になっているというところでございますね。ここまでが一旦全体の外観というところで、ここからはいつものごとくね、問いをベースに掘り下げていけるとおもろいかなと思いますけれどもね。どうします?前段から順番にいきましょうかね。
スピーカー 2
そうだね。最初からこの未読の書段階からいこうか。
スピーカー 1
そうだね。未読の書なんか、これはまずそもそも未読を分けるってのがおもろかったよね。
スピーカー 2
そうそうだ。未読を全然読んだことのない本と、ざっと読んだ、流し読みをしたことがある本っていうのと、人から聞いたことがある本っていうのと、読んだことはあるが忘れてしまった本っていうのに、まずインプットを4つに分けるっていう考え方だよね。
スピーカー 1
そうだよね。これさめちゃくちゃおもろくて、これ読んだことはあるが忘れてしまった本も未読なんだっていうのはまずすごい気づきとしてはおもろい。
スピーカー 2
そうそうそう。ここ確かにね、既読じゃねえんだこれって感じだよね。
スピーカー 1
そうそうそう。既読じゃないっていうのがおもろいね。
まあでもこれなんかさ、改めてざっと全体見てみて思ったところでいくと、要はその本について自分が持ってる情報量の程度をね、分けてるってことになるよね。
スピーカー 2
そうそう。全然読んだことない本っていうのは、結局タイトルしか分からなくて、完全に自分の想像で話さなきゃいけないわけじゃん。
例えばミンティさ、俺が知らなそうな本一個言ってみるよ、なんか。
スピーカー 1
ミンティ え、なんだろう。今目の前にあるのでいくと、「転んでもいい主義の歩み」
スピーカー 2
そういう状況。俺今吹き出したけど、まさにこういう状況になりますよってことが書いてあるわけね。
スピーカー 1
ミンティ ちなみにあらすじは?転んでもいい主義の歩み。
スピーカー 2
転んでもいい、だから結局転んでもいいよっていう。人生っていうのはつまずいてもいいから、どんなこんな日々で立ち向かっていこうぜっていうことを、いろんな主義主張を舞い続けながら、古代から現代までたどっていくみたいな、そういうストーリーだったと思うけど。
スピーカー 1
今の回答を聞いて思ったのは、チャットGPTっぽいって思った。
スピーカー 2
ミンティ 俺の回答が?
スピーカー 1
そうそうそう。
スピーカー 2
ミンティ あ、なるほど。
スピーカー 1
これチャットGPTっぽくなるんだって思いましたよ。
全然読んだことない本について何か言えって言われた。
スピーカー 2
これはだから、俺がそうなのかミンティがそうなのかっていう。
スピーカー 1
ミンティ 僕の受け取り方だってこと?
スピーカー 2
そう、ミンティもチャットGPTっぽくなっちゃうのかな。
スピーカー 1
なる可能性はあるよね。なんかさ、チャットGPTとかの語り口を聞いててさ、すごいおもろいなと思うのはさ、間違ってることを断定しないように上手に上手に言うじゃん。
スピーカー 2
ミンティ ああ、はいはい。
スピーカー 1
何て言うの、なんか言ってるよって何も言ってない文章とか意外とあった。
スピーカー 2
ミンティ 空虚。
スピーカー 1
あ、そうそうそうそう。
ミンティ 空虚。
だけどなんか言ってる風のやつみたいなさ。
そういう意味ある文字列の量みたいなのの含有率みたいなのがなんとなく薄まってる気がしてて。
今の山上くんの説明もそういう感じの印象を受けた。
スピーカー 2
ミンティ はいはいはい。
スピーカー 1
詳しく言語ができてるかわからないけど、なんかそんな感じを受けて。
スピーカー 2
結局この本に書いてあるのがさ、この全然読んだことのない本っていうのは、要は自分の中に全くインプットがなくてアウトプットだけしなきゃいけない状況っていうのがこの1時の部分に書いてあるじゃん。
スピーカー 1
ミンティ なるほどなるほど。
スピーカー 2
結局そのインが全くない状態でアウトプットだけはしなきゃいけない。知識用語のベースとしてはそういう状況。
スピーカー 1
ミンティ なるほどね。
スピーカー 2
そうそう。で、2のさ、ザッと読んだ流し読みしたことがある本っていうのが、要は大まかな内容はつかめてるはずだけどあらすじを語ることはできるような状態じゃん。
スピーカー 1
ミンティ はいはいはい。
スピーカー 2
だから結局このインプットとアウトプットの間に変換作業っていうのがあるって書いてあるじゃん。
スピーカー 1
ミンティ はいはいはい。
スピーカー 2
自分の中でいかに変換するかみたいな記載があったと思うけど、結局このザッと読んだことがある本っていうのは変換作業をしたことがないみたいなまとめがあって。
スピーカー 1
ミンティ なるほどね。
スピーカー 2
で、3のさ、人から聞いたことがある本っていうのが、例えばさっき俺スラッと言ったけど、エルサレムのアイヒマンという。
スピーカー 1
ミンティ 僕から一旦伝えたことのある本ですね。
スピーカー 2
そうそうそう。その本とかはミンティからタイトルとだいたいどんな内容かみたいな話を聞いて、俺それを妻にさ、道長と説丸々語ったんだけど、結局あらすじも分かってて、何が面白いかも分かってて、
ミンティ いやもう変換された状態で伝わってるから。
スピーカー 1
なるほどね。
スピーカー 2
ミンティ そう、アウトプットでもらってるから、変換なしのアウトプットって一番語りやすい状況だなみたいな。
スピーカー 1
確かにね。だからここで書かれてた話でいくと、人から聞いたことがある本っていうのは、その人の受け取り方の視点っていうのが入ってるから、例えばその人が立ってるスタンスと自分が立ってるスタンスの差分を埋めながら語れば、より正確な要約を提供できる可能性があるよね。
スピーカー 2
ミンティ そうそう、結局人生のどうその人が人生を歩んできたかってところが乗っかるわけじゃん、この人から聞いたことがある本っていうのは。
スピーカー 1
そうだよね、だからインプットの要はアウトプットをするのは自分ってことは変わらないわけだから、インプットする人の角度が一時情報なのか二次情報なのかっていうのが変わっただけだと。
スピーカー 2
ミンティ そう、入社感がちょっと切り詰めたみたいな。
スピーカー 1
この二次情報なんだけど、この人の通常のインプットの仕方っていうのをある程度知ってれば、この人の補正をかけながら自分で語ることができるみたいな、そういうことが言えそうだよね、ここに関してはね。
スピーカー 2
読んだことはあるか忘れてしまった本っていうのは、例で言うとぼっちゃんとかそうなんだけど、断片的に赤シャツとか焼きなすだけ、単語は覚えてるけどみたいなところがポイントかなっていうふうに書いてあって、
スピーカー 1
読んだことがあるってことはプレゼンテーションをしながらどんどん頭の回路がつながっていく可能性があるってことじゃん。
スピーカー 2
だから過去にインプット変換アウトプットっていうこの読書して伝えるっていうのに必要なこの工程がもう済んでるはずだから、あとはそれを思い出すだけっていうのが大事な情報量としては4が一番多いよって書いてあったよね。
スピーカー 1
はいはいはい、なるほどね、そうだったね、確かに確かに。これさ読んだことあるが忘れてしまった本っていうのは、だから自分の中の印象が残ってる状態なんだよね、自分の中に。
そうそうそうそうそうそうそうそうそうそうそうそうそうそうそうそうそうそうそうそう。
自分の反応の部分こそが、むしろ自分にとっての語る瞬間の差が一番近いわけだから、そこから全体を構築していくことができるよっていう話だよね。
この本文のインを借りると、この方程式ができてるけど、あとは代入するだけだみたいな。
だからそこに、要は赤シャツって言葉を入れれば、あとはわーっとぼっちゃりストーリーが展開されていくみたいな。
スピーカー 2
っていうようなのが4番だから、情報量としては一番多い日物みたいな状態の4番はね。
スピーカー 1
そう面白いね、方程式って言い方確かに面白いね。イコール側の方が先にあるみたいな状態。
途中式のXかける何々みたいなさ、立ち側を埋めていくみたいなね、そういうプロセスになるよって。
スピーカー 2
4番はそういう作業ですよっていうことが書いてあると思うけど。
スピーカー 1
これ確かにね、各初段階があったわけだけども、これ全体通じてさ、どの段階が最もハードルが高くて、どの段階が簡単だみたいな整理になってましたっけ。
スピーカー 2
一番ハードルが低いのが3番の人から聞いたことがある本っていうので。
これ何でかっていうと、さっきも俺最初に先走って言っちゃったけど、結局人から聞いたことがある本っていうのは、もうすでにアウトプットされた状態で情報を得てるから、究極そのままアウトプットをアウトプットで打ち返すことができるみたいな。
だから変換作業、結局この人間で本を読んでプレゼンするっていう上で一番重要になっている肝がインプットを変換するっていう作業なわけじゃん。
そこがいらない、唯一いらないのが3番っていうふうに書いてあるから、多分この人から聞いたことある本というのが一番簡単にプレゼンできるっていうふうに書いてあるね。
スピーカー 1
これあれだよね、口コミでその本が広がっていくみたいなのも、結構この3番だからこそみたいなとこあるよね。
一回こういうとこ面白いんだっていうふうに語られたものに関しては、語られたこと自体が拡散していくような状況にあるからさ。
スピーカー 2
結局今難解な本でも、例えば進化論とかもすごい難解な本じゃん。でも俺たちが進化論難かったって情報すら3番に入るわけじゃん。
進化論ってマジ難しいよねっていう、これすごい難解な本だよねっていう情報も3番を語る上では十分なわけじゃん。
そういう意味で3番は結構語りやすい。要は感想を言うことも人から聞いたことのある本を語る上のプレゼンの一時形態になるからっていう話だよね。
スピーカー 1
確かにそうだよね。結構面白いなと思ったのは、インプットが何であるかとアウトプットが何であるかみたいなところの差分というか、変換のための方程式って結構何でもいいんだって話なんだよね。
インプットをサマライズしてアウトプットにする人もいるけれど、別にそれだけが語るために必要なプロセスなわけじゃないってことなんだよね。
どういうことを受け取ったかとかどういう感情になったかとかどういうリアクションしたかってこと自体もその方程式の一つとしてあり得るわけだから。
そうそうそう。
そのあたりが結構ね、おもろいなと思いましたね。
そうなんだよね。
というところが今だんだん方程式の話になってきたので、アウトプットについて触れているこの2章に少しずつ入っていきたいなと思いますけれども。
スピーカー 1
4つ目のケースは愛する人の前でコメントするというケースだと思うんだけど、このケースはね、僕にとってはさっきの初段階の4つ目の読んだことはあるが忘れてしまった本とちょっとね、交互する部分があるかな、シンクロする部分があるかなと思ってます。
というのがこれ読んでて面白いなと思ったところで、愛する人の前、好きな人に対して本を語るっていう状況ってどういうことかって言うとさ、その本の内容だったりとかそこに書かれているファクト、事実について語りたいかって言うとそうじゃないわけだよね。
この本を読んで自分はどんな気持ちになったのかとか、どういう風に感情を揺さぶられたのかとか、どこに行き通ったのかとか、自分の反応のことについて伝えるっていうのがやっぱ好きな人に対するコミュニケーションにおいてはすごい大事だと。
で、その部分が一番残ってるのって実は読んだことあるが忘れてしまった本なんだよね。
スピーカー 2
方程式がしっかり残ってるっていう。
スピーカー 1
そうそうそう方程式側は残ってて、自分のリアクションであるXに何かが入ったときにどういう反応したかっていう記憶はあるんだけれど、ファクトを忘れてるとか事実部分が抜けてるみたいな状態じゃん。
でもそれは愛する人の前においてはそんな重要じゃないと。
スピーカー 2
愛する人の前では答えは出ない。
スピーカー 1
そんな関係性がちょっと見えてきたなっていうのがね、僕が全体を読んでいったときの俯瞰したイメージ。
スピーカー 2
そうだね。結局あれだよね、このインプットと編集とアウトプットのどこに一番重きが多くかっていうのを対象によって変えていこうぜみたいな話だよ。
スピーカー 1
そうねそうね。逆にその教師の面前でみたいなケースで全然読んだことない本みたいな組み合わせだったときにどう対峙するかみたいなところに対してのソリューションが結構ここでは示唆されてるわけだけど。
スピーカー 2
結局教師の中で語るときはこのいかに変換したかいかに編集したかっていう過程をすっかり伝えるみたいなこと書いてなかった。そこを教師ってのはやっぱり人を評価する人間だからこのいかにこう自分がインプットからアウトプットの編集を行ったかっていう過程がすごく大事だぜって書いてあるよね。
スピーカー 1
そうなんだよだからこれ結構大事なのはさその堂々と語る方法におけるこの語るって行為のさ意味合いが何なのかって話が結構ここでもさあの語られてたかなと思ってて。なんかそれは何かというとあれなんだよねそのインプットを自分の中でどう咀嚼するかとかインプットに対するリアクションっていうのがさっきは愛する人の前だった感情とかだったけど教師の場合そのリアクション自体が一個の思考だったりとか一個の考察だったりとかっていうのが求められるわけで。
スピーカー 2
要はあのあれだねあの法勢式に例えるとこの途中式に点を与えるみたいな考え方。
スピーカー 1
ああ確かに。
スピーカー 2
その途中点与えていこうぜみたいなのが多分教師がこの本をインプットからアウトプットの変換で評価する方法なんだよ。
スピーカー 1
いい比喩ですね。
そうそう。
そうかそうか。だから実際の弾き出した値が何であるかということよりもそのプロセスの考え方だったりとかそちら側に動きを変えていく。
スピーカー 2
そこを強調していこうぜっていうのがこの教師の面前っていうことだよね。
スピーカー 1
はいはいはいいいですねいいですね。で一番僕らに近しい状況で言うと実はこのケースの一つ目の大勢の人の前。
スピーカー 2
そうだね。
スピーカー 1
これなんかさ僕らに使えそうな知識だったりとかさファクトありましたここで。
スピーカー 2
結局この大勢の人の前っていうのが相手が結局俺らもよくディスカッションしてるけど相手が誰かターゲット絞っていこうぜみたいな話をするじゃん。
スピーカー 1
ターゲットを決めるか問題ね。
スピーカー 2
そうそうそう。
スピーカー 1
ありましたねありましたね。
スピーカー 2
そうだからそこを結局この大勢の人の前っていうのはリスナーがたくさんいるわけだから。
結局大勢の人前について語るんじゃなくてやっぱこうある程度この自分の話に共感してくれる人に絞って話すようにしゃべるのがやっぱりこういいんじゃないかって結局そういうことでしょ。
スピーカー 1
はいはいそういうことだね確かにね。なんかさこれ今この話を読みながら思ったのはあのもしドラってさっきさたまたま名前似てると出てきたじゃん。
スピーカー 2
名前だけね。
スピーカー 1
そうでもあれ正しいタイトルなんだもしもドラッガー。
高校野球部のマネージャーがドラッガーになったらね。
ドラッガーを読んだらかドラッガーのマネジメントを読んだらかが正しいタイトルなんで。
よく思いますね。
なんかあの本ってめちゃくちゃベストサイドで売れたんだけどなんかあれがなんで売れたのかって話を誰かが考察しててちょっと面白いなと思ったんですよ。
そうちょっと紹介するとあれは高校野球のマネージャーに読んでもらうっていう前提を置いてるんだよね。
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
その前提でドラッガーのマネジメントっていう本を咀嚼し直しましたっていう体裁なんだよね。
あーなるほどね。
そうするとターゲットがその高校野球のマネージャーになったステで全体が整理されてると。
なんだけどその人向けに書かれてるっていう認識がみんなある状態でおっさんも読めばおばちゃんも読めば若い人も読めばみたいなことになるからみんなその合意が取れてるから意外とスッと入ってくるみたいな。
スピーカー 2
前提条件を高校女子高生に合わせましたよっていう前提がもう共有されてるわけだ。
スピーカー 1
そういうことそういうこと。だから俺向けに語られてないじゃんっていうのをむしろ言わせない構造になってるというか。
そういう語り口で書かれたのがあの本談みたいな説明して。
その語り口が明確にされていてだけど実はみんなが求めていた説明水準がそこにあったから売れたんだよみたいな説明の仕方をしてる人がいてはなるほどって思ったんだけど。
今の大勢の人の前で何かを語るときに何かやるべきことってちょっと似てるかなと思ってて。
スピーカー 2
なるほど。このターゲットを絞るって書いてあるのもそうだけど前提条件の整理っていうのはそういうことなんだ。
スピーカー 1
そうそうそうそう。そうしたときにそのターゲットを絞ってこの人に向けて喋ってますよっていうふうに言うと自分がそこに対してやるべきアプローチっていうのはさ引き出しがさ結構明確になるわけじゃん。
スピーカー 2
確かに確かに確かに。自分が相手に合わせるんじゃなくて相手に合わせてもらって入り口を全部ここに合わせちゃうってことね。
スピーカー 1
そうそうそう。でそことそれからさっきの初段階の組み合わせで取るべきスタンスを定めなさいねっていうのがこの2章の後半で書かれてるところだと思うんだけど。
これで例えば全然読んだことない本だったとしたら例えばタイトルに対する印象とそのターゲットが抱きそうなその感想でそこに対する意外な事実みたいなところを上手に手伝ってあげればうまいことはまるよねとかそういう方程式がいくつか組めそうだよね。
スピーカー 2
まさに方程式だよねこれね。初段階と状況を組み合わせてその方程式にぶち込むと。2変数の方程式だ。
スピーカー 1
そうなんですよ。結構ヤバいこと語ってますよね。
スピーカー 2
面白いよね。これ革命的なのでも最初さ結局反共感のと同じだけどどうやって共感を攻撃すんねんって思ったけど
俺もこの本もさ最初読む前さどうやってこの読んでない方法について堂々と語るねんってもうストラテジーが全くわかんねえってところに
一つこの2変数の方程式っていうさストラテジーが見えてきたところがさ面白い。なるほどねってやっと俺もこの俺らもこの本のエルに乗っかれたなって感じじゃない
スピーカー 1
そうなんだよね。これもやっぱね概念獲得だね。
そういうことだね。
概念というのがある種方程式である可能性あるよね。概念単体を獲得するんじゃないじゃん実は。概念が使えないと僕ら意味ないと思ってるじゃん。
使えるってどういうことかっていうと状況に対して当てはめて何かしら結果が出るってことが使えるってことだとすると方程式なんだな。
スピーカー 2
そういうことだね。答えをすることは意味ないからね。
スピーカー 1
この人の方法論自体がめちゃくちゃ概念獲得に使えるやんってことだよ。
スピーカー 2
なるほど。まさにこの本が概念獲得の本だったんだね。
スピーカー 1
そう言えるかもしれないですね。
スピーカー 2
そういうことだね。
スピーカー 1
そうでとなってくると気になるのが参照なわけですけども。
スピーカー 2
メンタリティだよね。
スピーカー 1
メンタリティ。心構えですね。これは実は今概念獲得の方程式だって話を知ってたけれども、
そのインプットが何であれアウトプットが何であれそのブラックボックスを駆動するためのドライバーって何ですかっていうところに対する答えというのがこの参照で書かれてることです。
これは特定のケースでどれが有意かみたいな話ではなくて、基本的にどのケースでも使えるストラテジーなんだよね。
スピーカー 2
そうだね。これもメンタリティの問題だから結局ね。
スピーカー 1
そうなんだよ。これが結構面白くて一つ目は記憶例次第って話で当たり前じゃんって話かもしれないんだけど、
要はこちらの未読段階がどこにいるかなんて聴衆は知ったこっちゃないわけだよね。
スピーカー 2
そうそうそう。
スピーカー 1
だからその状態を方程式の先っちょを探られなければ答えだけ見せれば普通に聴衆は満足してくれるじゃないか。
スピーカー 2
リスナーは答えしか見えないから。方程式のブラックボックスまさにブラックボックスが見えないってことだよね。
スピーカー 1
そうなんだよ。まさにまさに。っていうのがまずこの記憶例次第ってことで現れてくる。
で二つ目の自分の考えを押し付けるっていうのはこれもめちゃくちゃ面白くてさっきの教師の時にちょろっと出てきたけど、
要は結果そのインプットが何であれアウトプットに向けて自分がどういう試行錯誤があったのかとか考察がやられたのかとかそっち側が大事なわけだから、
そうすると結果この人の言いたいことに依存していれば全然いいわけですよってことを肯定してくれたのがこの二つ目のポイント。
スピーカー 2
そうそうそう。
スピーカー 1
このあたりは結構山上くん好きなんじゃないですか?
スピーカー 2
俺は結構創作でもないけど、いろいろまさにべしゃり担当だけあってさ、いろいろ喋るじゃない。
これは本当に結構ね、割と自分の考えを押し付けかつって言われるけど、山上ワールドでもないけど自分の世界観を展開しちゃうのは結構俺の得意、やり口でもあるからさ。
いろいろこういろんな人生のやり口でもあるからまあまあ確かに好きかもねこういう。
スピーカー 1
もうすでに山上くんはこの二つ目のポイントインストールされてるってことね。
スピーカー 2
インストールしてるかもしれないね。
スピーカー 1
で三つ目が本をデッチ上げるというところですけれども、これもねここまで読んできた皆さんだったらもうそりゃそうだって感じですけど、さっきの話だとね、
インプットの程度についてはだから聴衆は関心がないわけだよね。
だからインプットをネジ曲げたとしてもアウトプットの部分で聴衆の同感だって共感それこそ共感だったりとか聴衆の関心を引き出すことができれば、
語るというプロセスにおいてはもう成功だよね。
スピーカー 1
帯に自分が知ってる人が書いてあるコメントが載ってると結構スッと入っていきやすいみたいなのあるじゃん。
スピーカー 2
あるね。
スピーカー 1
それとかまさにこれだよね。
スピーカー 2
そういうことだ。だからその人の誰から聞いたかがすごく大事ですよ。
あの人って普段こういうこと言ってる人がこう言ってんだみたいなところがすごい大事なポイントだってことだよね。
そういうことだね。
スピーカー 1
この心構えがあればだからこのさっき言ってた方程式を駆動させることは重要無二にできますよと。
スピーカー 2
いかにあの方程式を、二変数の方程式を駆動させて、かつその駆動した仮定を強調するのか、
第二数ものを強調するのか、解を強調するのかってそこが大事になってきますよっていうのがこのまとめになってくるわけだね。
スピーカー 1
そういうことですね。いやまさにだからスルーだよね。方程式スルーってことだよね。
スピーカー 2
そうそうそう方程式スルーだね。そういうことだね。
スピーカー 1
ということでちょっと一旦全部ざっと読んでみましたけれどもどうですか全体通して、今回初めてねこの一個の特集の中で全体をスルーしてみるという試みだったわけですけれども、
スピーカー 2
なんか当初の想定となんか違うなとかいうとこありました?読み始める前と印象みたいな。
違うなというかまあその方程式の概念獲得を得られたのは結構でかいし。
スピーカー 1
そうだねその方程式自体が概念獲得だっていうね今回の気づきは確かに重かったね。
スピーカー 2
あとすごい思ったのがその結局自分自身について語るとかさ書いてあるじゃん。
あと記憶レスライムはそうだけど結局これって語らずよがさ普段スインカロンとかでやってる頃じゃないのって思ったの。
スピーカー 1
確かに。
スピーカー 2
だって俺らさいつも言ってんじゃん。その本を自由に解釈してその上で自由に踊るってそれまさに語らずじゃないかって思って。
だからむしろこの本で俺語らずよの駆動原理を見た気がした。
スピーカー 1
そうかもしれないね。確かに。
スピーカー 2
なるほどって結構読みながらこれ俺ら結構もうすでにやってんじゃんっていうことが結構多かったから。
なんかもちろん概念インストールはあるけど結構もうインストールどころかもうすでにこう思ってるこのストラテジーだみたいなことを思いながら読んでた。
スピーカー 1
確かにね確かにね。そう思うとどちらかというと本をちゃんと読むということが大事なのかどうかってところは結構怪しくなってくるよね。
スピーカー 2
そうだね。
スピーカー 1
むしろ本の中だろうと本の外だろうといかにその自分の考えを反するしているかだったりとか語るべき自分の眼鏡をこしらえていたりだったりとか
なんかその部分のさなんていうの普段の鍛錬というかそれがなんか問われてるっていうことなのかもしれないよね。
スピーカー 2
これは若干脱線するけどこれ本を語るっていう人質的共感でもないけど他の人目線でやる時がこうだけど結局前の反共感論で喋ったけど共感の楽しいところってその人の目線になったりすることだって話があったじゃん。
これ小説とかをさ読む上ではこれやっちゃいけないよねってこれ結局全部読んで冗談的共感することこそがやっぱ小説の楽しみ方だから。
スピーカー 1
それはだからこの本のテーマを忘れちゃいけなくってこの本があくまで目指してるのは語る方法なんだよね。
だからその本について理解する方法については一切書かれてないわけですよ。
そこはね皆さん用法をよりお守りください。
スピーカー 2
そういうことだね。
スピーカー 1
というとこでねアウトプットに関するところも含めてねざっと読めたかなと思いますけどね。
今日はこんなところでしょうかね。
スピーカー 2
いや面白かったね。
スピーカー 1
いやとそしてね語呂上のちょっと後ろの背中をね押してもらえたような。
あそうそうお前らこれからも自由に本の上で踊り続けるよとメッセージをPLバイヤルさんにいただきましたよ。
だからといってね僕らが本を読まずに望んでいるかというとねそういうわけではないので。
スピーカー 1
ちょっとめちゃくちゃおもろいトライアルだなこれ。
スピーカー 2
いやしかもすげーなあの5時間で終わってる。
スピーカー 1
ちょうどいいサイズ。
スピーカー 2
めっちゃすごい。これいいんじゃないの?
スピーカー 1
いやーだからこれまじで頭めっちゃ使ったけど、今語りながら徐々に思い出してきたんだけどこれ元々の文明ってなんだったかなって改めて思い出すと、
あれじゃんこれもう台本を書くのめんどくさいから人の目次台本にしたら楽じゃねって話だったんじゃなかったっけ。そういえばだけど。
そうだったね。そうだったね。いけるじゃん。
台本書くぐらいだったら人の台本下敷きにするわみたいな。人の台本じゃなくても目次でもよくないみたいな。なんかそんな流れだったなって今ちょっと思い出して、
で今まさに手元にこの特集部分の台本として書かれてる内容って今回の本の目次だけなんですよ。
スピーカー 2
そう。
スピーカー 1
実は状態一緒なんだよね。
スピーカー 2
あ、なるほどね。なるほどね。
スピーカー 1
でそこにたまたま覚えてたインプットとか情報が今抜け落ちてるけど、いつもそれがあるわけじゃん。
そうだね。
それを今回はデッチ上げてるからすげえ頭に負荷がかかってるんだけど、やってることを実は一緒だなって思いながら。
スピーカー 2
そうだね。
スピーカー 1
相手の言ってることを覚えてつなぎ止めるっていうのが一個増えてるからだいぶねちょっと負荷が高いけど。
スピーカー 2
でもこの相手の言ってることをつなぎ止めるっていう過程って結局意識して聞こうとするから、むしろ自分のアウトプットの幅もなんか瞬間的にすげえ増えてる気がする。
スピーカー 1
ああ確かに。
スピーカー 2
あとはもう自分の能力を信じてるだけだよ。自分のCPUがどれだけ処理できるかっていうところを信頼してやるしかない。
うんうん。
結局頭の負荷がかかってればこれ、いくらでもできるんじゃないのっていうふうに思った。
スピーカー 1
いや思った。思った。だからなんかさ、死ぬほどササクな作家とかいるじゃん。
スピーカー 2
ああいるいるいる。
スピーカー 1
あれさ、目次とか人に書かせてさ、人に喋るとかその逆もしかりかもしれないけど、なんかあり得る可能性があるということはわかった。
スピーカー 2
いやーあるね。全然あるね。
スピーカー 1
で、編集者ついてたらさ、言葉自体も綺麗にしてくれるんでしょ。
スピーカー 2
そうそう。
スピーカー 1
すごく舐めてますけどね。
スピーカー 2
まあなんかよくプレゼンして回ってるメンタリティーコーツみたいな人がいるじゃない。
そういうのもさ、なんかこう木図だけパーってあれば、あともう人前でこういうふうに喋れるんだろうなみたいな。
スピーカー 1
っていう不尊を駆け回りない派手な人がいるんですけど、品しく買いまくってるんじゃないかと思うんですけど、そういう側面もまあもしかしたらあるかもしれないということでありますが、
ただこの本の中に本当にそれが書いてあったかどうかというのはまだ定かではないという。
スピーカー 2
図集ね。
それが今週の状況なので、それをちょっと次回は答え合わせみたいな形で進めていければなと思いますね。
これ今までで一番エサインテリジェントな回だったね。
スピーカー 1
いやもうこれはちょっと企画味が強いね。
いや最高だった。
スピーカー 2
良かった。
スピーカー 1
面白かった。
これはまた、これは今回たまたまね、読んでない本について語る方法だったけれど、これは別の本でもできますね。
スピーカー 2
やってみよう。
スピーカー 1
やってみようこれは。
スピーカー 2
ぜひぜひ。
スピーカー 1
ということでね、今回の特集はこんな感じでございました。
はい。
次回はこの答え合わせ編ということで。
はい。
本当に僕らに語った内容は合ってたのかというのを実際に読んで確認してみたいと思います。
スピーカー 2
確認していきましょう。
スピーカー 1
はい。最後ちょっとお知らせ入れておきますね。
はい。
カタラジオではお便りをお待ちしております。
今回ちょっと企画ね、頭振る回転で頑張りましたので、ぜひぜひ感想や引き問やお仕掛けの言葉など。
スピーカー 2
お仕掛けの言葉。
スピーカー 1
どしどしお待ちしておりますのでね。
適当に語るんじゃないよとか、でっち上げてんじゃないよとか、一括入れていただけますと幸いでございます。
お願いします。
はい。では今回の企画はこんなところでしょうかね。
そうですね。
はい。ではでは次回もお楽しみに。
スピーカー 2
はい。おやすみなさい。
スピーカー 1
おやすみなさい。