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2024-08-22 10:42

認知症に対する家族の理解度について

#認知症 #介護 #家族
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サマリー

このエピソードでは、認知症についての理解不足が家族や介護者に与える影響が議論されています。特に、家族が認知症に関する知識を持たないことが、適切なケアの提供を難しくし、結果的に関係の亀裂を引き起こす可能性があることが強調されています。

認知症理解の問題点
おはようございます、TAKUです。 今日も音声配信を撮ってまいります。
昨日、研修がありまして、特定事業所の加算を取っている事業所が集まって、いろんなことについて話すという会議でした。
特定事業所というのは、一定のケアマネジャーの人数がいて、ある程度しっかりした評価を得られている事業所が加算を算定できるのですが、
その管理者の方や地域包括支援センターの方が集まって、加算や介護について話し合う会議でした。
その中で、1つ問題点として挙げられたのが、認知症に対して理解度が低いご家族が多くて、ご本人にとって適切なケアが行われていないケースがあるということでした。
ケアマネジャーも認知症の方に接することが多いのですが、ご本人をお会いしてお話ししていく、そしてご家族ともお話ししていくのですが、なかなか意向が合わないことが多いのです。
ケアマネジャーの視点から、こういったサービスが必要だとか、こういったことをした方がいいということで思うのですが、なかなかご家族はその提案を受け入れてくれないというケースが多いです。
解決策としては、ご家族ご本人と信頼関係を作っていくしかないのですが、なかなか信頼関係を構築するまでが難しくて、結局平行線を辿ったまま進んでいってしまうということが結構あります。その辺がケアマネジャーとしての悩みになっています。
例えばその理解度のなさというか、ご家族がそういった具体的にはどういうことかというと、例えば車椅子どうしても長距離移動の時にご本人にとって負担がないように車椅子の移動の必要性があるとケアマネジャーが判断した場合、この場合ご家族に提案するのですが、
そうするとご家族が車椅子を使うと歩けなくなってしまうので、絶対使わないと、なるべく歩かせてほしいということをおっしゃるのです。
これは逆に、怪我の転倒のリスクもありますし、例えば膝が悪い方ですと膝の痛みがまた増えてしまったりということにつながりますので、適切に福祉用具等を利用していく必要性があるのですが、どうしてもご家族はちょっとやめてほしいということになるのです。
認知症の方といろんな病気、筋力低下、非常に関係性がありますので、そういったところで疾患が進んでいったりするのですが、そういったところを説明してもなかなか理解が得られないというところがあります。
家族のストレスと介護の難しさ
実際、その認知症に対して理解が足りないことで介護が難しくなっていきまして、トラブルにつながっていくケースも少なくありません。
最初はただの物忘れということで認知症ではないと思ってご家族判断する方が多いのですが、
しかしながら、認知症自体が進行してしまうと、日常生活に支障が多く出てきます。
徘徊してしまったりとか、排泄に関しては適切に行われなくなって不衛生な状況になってしまったりとか、薬の管理、薬が飲めなくなって、たまには散乱しているということもあります。
本人がそういったことをわざとしているのではないかとご家族が感じることもあります。
しかしながら、これらは認知症の症状として現れるものであって、ご本人が意図的に行っているものではないので、その辺の理解が必要です。
家族が理解不足があるのですが、まず家族が認知症の特性を理解していないと、さらに介護する側のストレスが増えていきます。
どうして言うことを聞いてくれないのか、どうして同じことを何回も何回も言ってくるのかといった苛立ちが募ってくるのです。
これ、認知症のことをわかっていないので、ご家族もすごくイライラしてしまいます。
最終的には、家族関係に亀裂が生じてしまうことも多くあるのです。
なので、認知症の方にとってもご家族の理解が足りないことで、不安や混乱が増してしまうこともありますので、
家族がイライラしていると、認知症の方もそれを敏感に感じ取って、さらにどうしていいかわからないとか、悪いことをしているのかどうなのかよくわからないということで不安がどんどん増えていくわけです。
理解を深めるための方法
これがさらに悪循環に陥ってしまうということになります。
では、どうしたらご家族の認知症に対する理解を深めていくことができるのか、
経営マネージャーとしても色々試行錯誤しながら考えているのですが、なかなか説得しても難しいのです。
なかなかご家族に理解していただけないことがありますので、
一つ目の方法としては、教育や情報提供の場を活用していただくということです。
今、認知症に関する本や地域で開催されているセミナーなどがありますので、
そういったところで認知症の基本的な知識を学ぶことが必要です。
しっかり学ぶことで理解が進んでいくのではないかと思っています。
少しでも理解が進んでいけば接し方が変わってくると思います。
日常生活でも工夫も効果的です。
ゆっくり話すとか、わかりやすく話すとか、シンプルに伝える方法で認知症の方と接することでコミュニケーションがスムーズになっていきます。
こういったこともセミナー等でしっかり学んでいくことも大事なのではないかと思っています。
最後に支援を求める大切さについてお話ししたいと思います。
家族だけで抱え込んでしまうということは、悪循環に陥ってしまうわけですよね。
地域のサポートとか、地域包括支援センターが主催するセミナーとか、認知症カフェとかにちょっとずつ参加していくとか、
例えばケアマネージャーの事務所でそういったカフェを開催していることもありますので、
そういったところに立ち寄ってみるということで、いろんな周りの人の声を聞いていくということが大事ですよね。
さっき書籍とかセミナーって言ったんですけどね、それだけではですね、ちょっとひょっとしたら知識が偏ってしまって、
誤った理解につながるかもしれませんので、それを含めて専門家の意見を聞いていくことも大切なんじゃないかなと思ってますね。
そういったことでですね、家族の負担がですね、少しでも軽減できればですね、いいかなと思ってます。
また介護保険サービスもですね、通所介護とかデイサービスですね、訪問介護とかショートステイとかもありますので、
組み合わせて活用することで、介護、ご家族、介護者の負担が軽減されていきますね。こういったことも大切かなと思いますね。
で、まとめとしてはですね、認知症に対する家族の理解がですね、不足していると、介護がですね、どんどん困難になっていきますね。
また家族関係にですね、亀裂を生じたり影響を与えることがありますので、気をつけるべきことかなと思っています。
書籍とかね、教育情報提供の場をですね、活用して、また日常生活でちょっとした工夫を取り入れることで、お互いの理解を深めることができますので、ぜひご利用、活用してみてください。
もしですね、周りに認知症の方がいらっしゃる時はですね、ちょっと一度立ち止まってですね、その人の歴史とか、その人の性格とか、もともと思った性格ですね、そういったことも含めてゆっくりと理解してまず言って、しっかりと話していくことが大切なのかなと思っています。
はい、以上ですね、今日は認知症に対する家族ですね、について話してみました。
皆さんいかがお考えだったでしょうかね。少しでもいい方向に繋がればいいかなと思っております。
はい、では次回の配信もお楽しみに。それではまたお会いしましょう。最後まで聞いていただきありがとうございました。
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