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バーニング大家のアウトプット読書術
本日の一冊は、子どもが自ら考え、動き出す学ぶ環境のつくり方
こちらの一冊を紹介させていただきます。
書冊は、深谷圭助氏
1965年生まれ、愛知教育大学卒業、名古屋大学大学院博士後期家庭修了
元公立小学校教諭時代
言葉の力と学ぶ力、学ぶ意欲を小学校低学年から圧倒的に伸ばす
辞書引き学習法を考案
この手法が話題となり、新聞、テレビ等のマスメディアに取り上げられ
取材が殺到、そしてこれまで教育関係で携わった書籍は150冊を超えると
こういった方が書かれた書籍でございます
子育てに答えはない
これはもうずっと言い続けると思います、僕はね
定期的に取り上げます、子育てに関する書籍でございますよ
今回はね、変化の時代を生き抜く新しい子育ての教科書
ということで2020年に発刊された本なんですけれども
子育ての関わり方ね
家庭においては親、そして学校においては先生なんですよね
子どもの自立心を育てる上ではこの教育を行う
その先生、親の存在がむちゃくちゃ大事なんですよ
そこにおいての、今日ちょっとメインでお話しさせてもらおうかなと思っているのが
褒め方、そして叱り方っていうところですね
いろんなやり方、いろんな人が言われると思うんですけど
その中で自分に合った方法っていうのもとにかく試してみる中では
これだっていうものを一つでも見つけることができて
それが実践できたら僕はいいんじゃないかなと思いまして
そんな引き出しの一つとして今日もお聞きいただけたらありがたいなと思っております
この自己肯定感を高める子育て
これのポイントっていうのは
過不足なく褒めて叱るっていうことなんですよ
この曖昧な表現が難しいじゃないですか
過不足なく褒めて叱る、どのぐらいの割合なのその感じ
これも答えがないことなんですけど
例えば悪い例から言いましょう
こういうやり方は良くないよっていうことで言うと
例えば晩御飯でじゃあ今日はスパゲッティにしようかってこと
明日にもかかわらず
今日はおうどんが良かったとか
ラーメンが良かったのにとか
子供が言った時に
気づかなくてごめんね
そうだよね、わかった
じゃあスパゲッティはママが食べるから
ラーメン何々ちゃんには作ってあげるね
こんな感じで理由も聞かずに子供の言うことを聞いちゃう
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典型的な甘やかしですね
これが良くないっていう感じは誰でもなんとなくわかりますよ
こうやって育っていた子供っていうのは何でも甘やかし
言ったことがそのまま通るっていうことで育ってしまうと
自分の言い分が通らない時にポキッと心が折れちゃうわけです
つまりストレス耐性に弱い大人になってしまうんです
こうはなってほしくないじゃないですか
だから困難を乗り越えてもらえる大人に育ってくれるように
僕たちは正しく褒めて正しく叱ってあげましょう
っていうことなんですよ
ではその正しい褒め方6つのルールがございます
こちらをお伝えしていきましょう
まず1つ目
ダメ出しは我慢してまず褒めよう
例えば漢字ドリルやりました
間違いめっちゃあって
これここも間違ってる
もうあれも間違えてるやん
これ前も言ったんちゃうのって
悪いところに目が行きがちなんですよ
でもそれは仕方ないとして
それを口に出すのはぐっと我慢して
まずは褒めましょうっていうことなんです
この例で言いますと
漢字ドリル30分でできたんだ
すごいね
いい部分を見つけてある
その上で今度は間違いが減るともっといいね
こういうふうに伝えてあげましょうね
っていうことなんです
順序の問題
まずダメ出しは後に置いておいて
まずは褒めてあげましょう
いいところを見つけてあげましょうということです
そして2つ目
タイムリーにアクションをつけて褒める
っていうことです
何かいいことができたときに
えーすごーい
だけじゃ足りないよ
目を合わせて
うわー
口に手を当てるとか
ハイタッチで
イエーイやったーできたねー
やったやん
今日の宿題終わったやん
バンザーイとか
ギューってハグしたりとか
こうやってボディーランゲージで
そういうふうにストレートに伝えていくと
子供ってグッと伝わるんですよね
心に訴えかけていく
あーリアクションつけられてなかったなーって
僕も思いました
これはトイレで行こうかなと思いました
そして3つ目
具体的な内容を伝えながら褒める
例えばこの塗り絵
あーここの色の使い方上手だなー
こんな色の使い方できてなかったんや
うわ驚いたなー
こういう褒め方
具体的にここがどう
何がどうっていうふうに伝えましょう
これと逆にね
ダメな伝え褒めなんですが
他人と比較をしてしまうっていうことです
えーそうなんだ
何々君に比べてよく色が使えてるね
これはダメですよ
比べる癖つけさせちゃダメなんです
あくまでその子供のできたことに対してだけ
しっかりと前と比べてどうだったとか
そういった褒め方をしてあげましょうね
そして4つ目
能力や結果だけを褒めることは避ける
ってことです
仮に結果が出なかったとしても
それまでの努力や成長できたこと
そして改善できたプロセスを褒めてあげましょう
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認めてあげましょうということです
ピアノを習ってるお子さんだったら
弾き始めのところ練習の成果出てたやん
リズムもバッチリだったね
この成長した過程をちゃんと見てるよ
っていうことを伝えてあげましょう
そして5つ目
無理に褒めず事実や気づきをそのまま伝える
っていうことです
必ずしもすごいねとかできたねやったね
じゃなくてもいいんですね
このスタンスを身につけておくと
大人側も親側も楽ですよね
学校の準備早くできるようになったやん
そのやり方妹にも教えてあげてよ
これだけでも自信つくんですよね
はっきりした褒め方じゃなくたって
気づいたことね
そんな風になることができるようになったんだな
っていうのをそのまま伝えてあげよう
客観的に伝えるっていうこと大事です
そして6つ目
自分で自分を褒めてあげることを教える
これも僕ちょっと盲点やったんですけど
大人になったらよく言うじゃないですか
自分へのご褒美とか
やった俺やれたっていうのって
子供の時教わってなかったよな
ってふと思ったんですよ
そうなんやな確かにな
だから宿題できたってなったら
いやすごいねだけじゃなくて
自分のこと自分で褒めてあげな
今日は休みあって昼間あんなに遊んだのに
夜ちゃんと宿題できたやん
褒めてあげや自分を
って言ってあげよう
それを教えてあげようってことです
こんな褒めの6つのルール
これに対して
叱り方にも6つのルールがあるんです
これもお伝えさせてください
まず1つ目
叱り方のルール
ネガティブな怒るとポジティブな叱る
これを分けましょうねってことですよね
怒るは怒りに任せて
感情ぶつけてしまうということなんですよ
そうではなくて
相手により良い方法を伝えて
自分の自己肯定感を傷つけないやり方で
改善方法を求める
これが叱るということなんです
感情をぶつけるのは
グッと抑えましょうっていうことですね
ポジティブな叱るを意識せよ
そして2つ目
その場で叱らず時間を置いてみる
これも一つのやり方です
人の怒りのピークって
6秒間しか持続しないって言われてるんですって
だからいいって怒ったり
そんなふうに
子供に腹が立つ気持ちが湧いてきたとしても
一旦落ち着かせよう
その上で深呼吸を
上で理性的に論理的に伝える内容と理由を
整理してから叱り始めましょうねってことなんです
何々しちゃダメでしょ
何々なったらどうするの
こういうふうなんじゃなくてね
これもう3つ目の理由入っちゃってましたけども
言葉は短く少なく事実を指摘するだけっていう
褒め方をするんです
深呼吸をして落ち着いたら
こういうふうに整理をした上で
何々したら何々になるから気をつけようね
こういうふうなポジティブな表現で叱るという
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言葉を短く少なく事実を指摘して伝えようねと
おっしゃってます
そして4つ目
行動の結果は叱るではなく
振り返るようにさせるということ
明確な結果が出るものに関しては
客観的に振り返るだけにして
否定的な評価を加えないことが大事なんです
ずっと勉強頑張ってきた
3ヶ月勉強頑張れたことはすごいよ
この点数は自分でどう感じた
点数が悪かったなって親は感じたとしても
それを親が評価しない
やってきた自分に振り返られるように
振り返させるということが大事なんですね
そして5つ目
一方的に叱らず子供に考えさせよう
遅くまで起きていて朝起きられなくなるよ
っていうことを早く寝なさい
って言うんじゃなくて
こういう風に伝えましょう
順序を追って
今日は何時に寝るの子供は
9時に寝るよ
じゃあ寝る前にやることは何
宿題とお風呂かな
じゃあどの順番でやる
宿題を先にやって
それからお風呂に入る
じゃあ宿題は何時までにやるの
8時15分まで
じゃあ30分で終わるかな
今日は何の宿題するの
こういう風にちゃんと理路整然と
順序立てて教えてあげる
自分で考えさせるということが大事です
そして最後6つ目
人としてしてはいけないことは
具体的に指摘して叱る
命の危険に関わることとか
人を傷つけてしまうこと
社会のルールに反するようなことっていうのは
人としてしてはいけないことなんです
これをやろうとした時やった時には
子供の目を見て
何がいけなかったのかを
具体的に指摘しようね
こういう風に感情のままに
怒るではなくて
怒るではなくて
叱るという風に考えていきましょうね
このような正しい褒め方と叱り方
こういうことを語っておられます
そしてもう一つね
年齢の近い年長者
こういうメンターを見つけさせることも大事ですよ
っていうことも提言されてるんですよ
親とか教師が教えるっていう立場も大事なんですけど
子供というのは
自分の年の近いお兄ちゃんとかお姉ちゃんを見て
こんな風になりたいな
これ大人と一緒やなって思いました
自分を重ねて目標として
そのお兄ちゃんお姉ちゃんたちが
困難を乗り越えていく様を見ながら学んでいくんだよ
だからそういう月齢が近い子供たち
違う年齢層の子たちと遊べるような
そういう塾とか何か体験
ということに参加させてあげるのって
むちゃくちゃ大事ですよ
っていう風にも気づかせていただける
そんな一冊でございました
子供と家ども一人では生きていけない
他者との結びつき
他年齢層との遊び
その中でそこを通して
意識を改革させて
自分で考える習慣を身につけられる
まさに子供が自ら考え動き出せる
そんな大人になれるような
学ぶ環境の作り方
本日はこの一冊を紹介させていただきました
12:00
というわけで
明日もワクワクと楽しく元気にいきましょう
それではまた明日