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はい、バーニング応援のアウトプット読書術
本日の一冊は、働き方2.0vs4.0
不条理な会社人生から自由になれる
この一冊を紹介いたします。
著者は、橘明さん。
橘玲さんじゃないですよ。
昭和34年生まれの作家さん。
今年64歳ですね。
セラーの著作も多数発刊されています。
この方の一冊は、2019年4月に発刊されています。
働き方2.0vs4.0
数字で表される本、たまによく出ていますが、
そもそも何なんですか?という定義のお話。
大事ですよね。
そこについて、まず解説させていただきたいと思います。
働き方1.0というのは何かと言いますと、
昔ながらの日本的雇用勧告、つまり年功序列、就寝雇用、
そんな昭和な時代の働き方のことを1.0とするならば、
2.0というのは、成果主義に基づいたグローバルスタンダード。
そして働き方4.0というのは、フリーエージェント、リグエコノミー、
この考え方であるということなんですね。
なるほど勉強になりました。
本日はこの一冊を紹介させていただきます。
いやいやいや、待て待て待てと。
わからん。それだけ言われてもわからないですよね。
ちゃんと解説していきましょう。
2.0、成果主義に基づいたグローバルスタンダードというのはそもそも何なのか、
世界中どこでも適用される基準や規格のことをグローバルスタンダードと言いますけれども、
そもそもこの1.0から2.0に引き上げようという運動は、
安倍のミクス、安倍政権が実際に起こそうとした改革、バージョンアップの動きなんですけれども、
そもそも会社で雇用されるということを大前提として、
ただ年齢を重ねていって雇用年数が増えていくだけで給料が上がっていくというスタイルではなく、
若くても能力のある人、実績を出せる人に給料を上げていきましょうよ、
その成果主義をメインにしていくというこの考え方ですね。
これが2.0なんですよね。
ただし、この考え方も既に古いと。
よく考えてください。
今のこの時代を20歳から80歳までの生き方、もっと長生きするかもしれないですけど、
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少なくとも60年間、労働という苦役をやり続けなければならないんですよ。
人生100年時代って呼ばれてますよ。
どんどん健康寿命も伸びていってます。
そんな中で、こんな苦役な労働をずっとやり続けられるわけがないと。
私たちがその市場で富を獲得するという方法はたった2つしかないんです。
覚えておいてくださいよ。
1つ目、金融資本を金融市場に投資する。
2つ目、人的資本を労働市場に投資する。
ご理解いただけましたか?
そうですよね。
まず1つ目はもう投資ですよと。
金融資産、お金を市場、金融市場に投資するということで富を獲得する。
2つ目は人的資本、自分の労働力、それを労働市場に投資する。
いずれも投資という言葉を使ってますが、
要はこの2つ目はもう働き続けなさいということなんです。
でもね、誰もが働き続けることができないんですよ。
どんな怪我を起こして働けなくなるかもしれないし、
働きをしたら絶対ね、そこで労働力は投下できなくなってしまうじゃないですか。
だから最後は人は誰もが1人の投資家になるんです。
どうですか?
だってね、年金、それだってね、日本というこの国家に対して投資をしてるわけなんですよ。
フルベッドしてるんですよ。
だからその日本国というものが運用失敗したり、
年金制度が破綻すると生きていけなくなるんです。
本当にそれでいいんですか?
だからね、就寝雇用とかそんな幻想はもう夢の又夢ですよ。
働くということ、成果主義?グローバルスタンダード?
自分の能力を高めよう?
いやいや、それで会社に対してどれだけ自分の労働力を投資したとしても、
その会社が飲み込まれたら意味がないんです。
だからこの働き方2.0、グローバルな世界の考え方で言うともう既に遅れていってるんだよと。
じゃあこの4.0に引き上げていきましょうということで、
じゃあその4.0とは何なのか?
フリーエージェントギグエコノミー。
ちゃんと解説しますよ。
まずギグエコノミーのギグ。
ジャズミュージシャンが気の合う仲間とライブハウスで演奏すること。
これをギグと言います。
そこから派生して短期の仕事を意味するんです。
俺はこの会社とギグするんだぜということで。
長期じゃない、ほんと1年の契約だけとかそんな形で働くっていうことを
フリーエージェント、自由にそこで雇用される人間でギグエコノミーですよね。
短い期間で経済を回すっていう考え方。
ギグエコノミーっていうのは自分の持っているスキルもしくは労働力をシェアすること。
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そんな考え方なんですよ。
例えばウーバーのドライバー。
こういったのはすごく典型的な例ですよね。
タクシー会社に所属をせずに空いた時間に自分の車で収入を得る。
これね、どこでも誰とでも働ける。
そういう生き方のことを模索しているんですね。
こうやって働いていった方がいいですよと。
生涯会社員にならないことが当たり前になってくる。
そんな世界がいずれは絶対訪れるというかもう訪れているんです。
だから自分の能力を生かして働きたい環境、自分が自由に活躍できるその場を選んでいけるということが大事なんでしょう。
実際もう世界ではそうなってますよ。
Googleとかネットフリックスとかそういったところでは
新入社員であったって数千万円の報酬がもらえることはザラにある。
さらに年数を重ねていたとしてもそこの立場で結果が出せないなと思えば容赦なく首を切る。
そういったことが当たり前に行われているのがアメリカの社会なんですよね。
そこを目指していけというわけではないですけれども、
これがスタンダードになっていっているという世の中のその状況から目を背けてはいけないですよねということを投げかけているんですよ。
そうなんですよね。
仕事か家庭かそんな選択肢には意味がなくなっています。
夫婦ともにフリーエージェントならば仕事も家庭もこうやって両立するという考え方がベースになってきますよ。
そういうことなんですよね。
もう今後は人口が減少しているでしょう日本って。
じゃあそんな日本でイノベーションは起こらないからアメリカが中国がどんどんどんどん進んでいって日本は置いていかれるんじゃないか。
負けてしまうんじゃないか。
そんな悲壮感が漂ってませんか。
インドも人口どんどん増えていってますよね。
日本のGDPは下がっていってこれからの日本どうなるのっていう不安あるかもしれないですけど。
そもそも勝つとか負けるとか戦争じゃないんですから。
そんなこと考える必要がないの。
経済環境が変化していくでしょ。
世の中ってどんどんどんどん新しいものを取り入れて変わっていくんですよ。
だから日本が勝つとかアメリカが勝つとかそういう話じゃないんです。
新たに生まれる会社もあれば退場していく会社もあるというだけのこと。
そういうことなんですね。
守るべきものは何なんですか。
日本を守っていかなきゃいけないの。
それは生まれ育った以上は日本が豊かで幸福な国になったら嬉しいですよ。
そんなことは言うまでもないんです。
でも本当に重要なことって国の勝ち負けじゃないでしょう。
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自分と家族が幸福に生きられるかどうか。
それを考えましょう。
それさえ分かっていれば日本で利益を生み出さなくてもいいんです。
外国に行ったらいいんです。
そこで自分の能力が活かせるんだったら世界どこにだって行けるし活躍することはできるの。
そんな教育を子どもたちに見せていってあげたいなって僕は思いましたし。
そういう日本であるべきなんじゃないかなっていうのを思いましたね。
会社に依存すべきそんな生き方ではなくて自分の能力を世界どこに行っても活かしていける。
そのためには世界の働き方仕組みこういったことに目を向けていかなければいけないんじゃないでしょうか。
そんな問題提起を促してくれる一冊でございました。
さあ明日もワクワクと楽しく元気にいきましょう。
それではまた明日。