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はい、バーニング王爺のアウトプット読書術
本日の一冊は、誰も教えてくれないお金と経済のしくみ
こちらの一冊を紹介します。
著者は森永康平さん、金融教育ベンチャーの株式会社マネネCEO
経済アナリストの方ですね。
この森永康平さんのお父さんが森永卓郎さんなんですよ。
あの人か、皆さんご存知ですか?
経済アナリストのテレビにもよくコメンテーターでも出られてますよ。
日曜朝のガッチリマンデーにもね。
続きはCM2の後で、みたいなおっしゃってるね。
メガネのおじさんいらっしゃいますよね。
その息子さんもこういう経済アナリストの仕事されてるんだなということで
ちょっと親近感が湧いたんですけれども
簡単に言うとこの一冊は
大人が子どもにお金のことを説明できるように
分かりやすく書いた本
お金教育の導入にもってこいの一冊かなと思いましたね。
書かれていることは確かに優しいんですよ。
基本的に大人でこういう興味があってね
投資とかもされている方であれば知ってるよねっていう
当たり前のことがねたくさん書かれてるんですよ。
ただそれが子どもにも説明できるように
分かりやすくっていうところがね
肝で非常に読みやすい一冊でしたね。
図やグラフもたくさんふんだんに盛り込まれていました。
この中で5つの分野を紹介させていただきたいと思います。
まず一つ目ね。
物の値段は需要と供給の値段が一致するところで決まる。
というところですよ。
物価高騰だとかいろいろ言われてますけども
結局のところね、その値段で買ってもいいよっていうところで
自然と物の価値、値段っていうのは決まってくるということですよ。
例えばなし、100円の水
これを1万円で売るにはどうしたらいいのか
みたいな話あるじゃないですか。
砂漠の中でね、もう喉がカラカラで
これ飲まなきゃ死んでしまうっていうところに
冷たい冷えたペットボトルの水が1本
どうぞって言われたときにそれが1万円だったとしても買います。
なるじゃないですか。
結局ね、そのバランスなんですよ。
需要と供給のバランス、これが大事っていうお話とかね。
こんなんも知っている人からしたら当たり前のことなんですけど
子供に説明するの大事ですよ。
そもそもね、この経済、お金の仕組みっていうことに関して
経済教育っていうのはね
投資のこととかもう一つだけではないんですよ。
この中でね、いろいろ書かれているのが
クイズ形式でね、問いかけるように書かれているんですね。
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例えば特殊詐欺の被害総額っていうのは
2019年の警察署、警視庁のデータに基づくと
1番、15億円。
2番、50億円。
3番、300億円。
どれだと思いますか?みたいなね、聞き方で
年間300億円ですよ。
すごいですよ。電話1本でね、俺俺詐欺みたいなことで
引っかかる日本の総額の被害額が300億円。
こういうことも知っておかないとね、いかに騙されるのか。
自分は大丈夫って思ってちゃダメなんですよと。
詐欺のこともそうだし、この物の値段が決まるって基本的なことも
小さい時から教えてあげなきゃダメだよねっていうことをね、まずおっしゃってます。
2つ目、投資っていうのはギャンブルなの?
これもね、日本人っていうのは過度に投資を怖がる傾向にありますよね。
なんでギャンブルって言われるのかっていうと
利益が約束されたものではない。
そういう部分で共通をしてしまってるんですよね、ギャンブルと。
確かに賭けたものに対して望むリターンがあるのかないのか。
そこが100%確定したものではないから
ギャンブルと同等と見られて、そんなものやめなさいっていう教育がはびこってしまってるんですよ。
でも知らないことが悪いことなんですよね。
投資っていうのは適切に長期にかつ分散で投資をすることによって
限りなくリスクを減らすことができる。もちろんリスクはゼロにはできないですよ。
リターンを得ようと思えばそれなりのリスクが生じるんですよ。
ハイリスクのものはハイリターン、ローリスクのものはローリターンですよ。
だからそこの相関関係っていうのをきっちりと理解した上で
長期でそのお金を守っていくという発想から
投資っていうのは勉強をしなきゃいけないです。で、やったほうがいいんですよ。
だからこれを知らないがためにやめといたほうがいいっていうのは
大人の勉強不足からなるものでそこに子どもを巻き込んじゃいけませんよね。
しっかり勉強していきましょうねっていうことを話されています。
そして3つ目、インフレとデフレをしろ。
学校で絶対習うんですけどね、なかなか入ってこないじゃないですか。
経済活動をやっているわけでもないですからね、学生時代に。
せいぜいお小遣いもらうとか、高校になってバイトを始めるぐらいのもんじゃないですか。
ですけどこれの仕組みっていうことを小学校ぐらいからね
しっかりと教えてあげてくださいよって。
最初の1つ目に言いましたものの値段は重要と供給で決まるっていうのと同じように
インフレというものが起こると世の中の物価は上がるよ。
逆にデフレ、デフレーションが起こると物価が下がるんですよ。
じゃあ物価が下がるんだったらものが安く買えるからいいやん。
ポケモンカード安く買えるんだったらいいやんってうちの長男も言いそうですけど
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いやそれは消費者の立場にしか立っていないんですよね。
これ事業者の立場、会社から見たら当たり前ですけど
物の値段を下げるということは利益も少なくなる。
つまり利益が少ないとそこで働いている人への給料、
従業員の給料も下がる。
じゃあお父さんが稼いでこれるお金が少なくなるからお小遣いも減ってくる。
じゃあ物の値段が安くなってもお小遣いも減っちゃうから
結局買える量も減ってくるよね。
こうやってどんどん悪い循環が広がっていくことを
レフレスパイラルって言うんだよとか
身近なものに例えて言うと意味が分かってくると思うんですよ。
こういうことを簡単に説明してあげましょうね。
買い物のついでに雑談でこういうお話をしてあげると
子供に身近な駄菓子とかそんなことでもいいですよ
お話ししてあげましょうねっていうお話をされています。
そして4つ目。
福利運用の72の法則。
こちらですね。
皆さんご存知ですか。
今ここに手元に100万円があります。
こちらを年間福利運用で3%で運用をします。
福利っていうのはその3%で増えた分を
さらに再投資をしていくっていう手法ですよね。
じゃあそうなったときに3%の利率ならば
いつこの100万円が倍になりますか。
ここで使うのが72の法則なんですよね。
72をこのパーセンテージで割るんです。
3で割る。そしたら24っていう数字が出るので
24年100万円を福利3%で運用すると
2倍の200万円になりますよっていうね
簡単な法則なんですよ。
その変動のこととかは一切入れないですよ。
こういう法則があるっていうことも知っておくとね
今運用しているもの定期預金なのか
普通預金なのかそれによって利息も違いますよ。
でも分かるでしょ。
どれだけお金を増えるのに効率が悪いのか
っていうこととかね。
そういうのを理解するために
これも知ってるか知らないかだけの話なんですよ。
今これを気に覚えてください。
72の法則。
そして5つ目。
働くとなぜ給料がもらえるのか。
簡単なことですけど
パッと説明しろって言われたら
えっってなりませんか。
子供に教えてあげるのに。
お小遣いって一方的に与えるだけでしょ。
でも大人になってからそんなものないじゃないですか。
会社で労働力を提供するから
その対価としてもらえるのが給料なんですよ。
だからお手伝いをすることによって
そのありがとうという気持ちでお金をもらえる。
これがお給料なんだよっていうね。
こういう仕組みなんですよね。
じゃあね。
お会社やって。
違うお給料って言いたかったんですよ。
お給料を10万もらえますと。
で、会社は何で従業員を雇うんですか。
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だったら10万円払っても
例えばです。
20万円もらう、残るからなんですよ。
20万円入ってきてそこから
10万円払って残り10万円残るで儲かっていく。
だから払うわけですよね。
この考えを元にしているものが
ドイツの哲学者のマルクス。
資本論。
聞いたことあるなっていう感じじゃないですか。
僕もマルクスの資本論って
世界史とかで何かな経済学習ったなっていう感じだったんですけど
いざ経済活動を始めてみないとわからないですよ。
これね、マルクスが言っているのは
弱肉強食の資本主義社会においては
資本家側に回らないと豊かになれませんよ。
労働者はずっと資本家にお金を絞り取られ続けるんですよ。
そういう仕組みのことについて話をしてるんですよね。
当然ですよね。
だって雇ってお給料払ってもお金が残る。
だから雇うんですよ。
当たり前の仕組みなんですけど
それを理解しておくことが重要ですよっていうお話なんですね。
働くとなぜ給料がもらえるのか。
当たり前のことなんですけど
因数分解をしてきっちりと教えてあげることが大事。
ただね、これに関しては働くことが
じゃあ搾取され続ける、絞り取られ続けるから不幸なのか
ということとイコールではもちろんない。
それについてももちろん教えてあげるべきですけども
僕も今事業者として人を雇う立場に立ったときに
やっぱりどちらに立ちたいのか
どちらの方が自分が向いているのかということにもつながりますね。
そうしてお金のことをしっかり考えることは大事ですよ。
お金は人をおかしくしてしまう力もあるけど
同時に困窮している人、貧乏な人たちを救うこともできる。
結局はね、それを扱う、お金を扱う人の人間性
これが大事だからしっかり育てていきましょうねというお話でした。
さあ、明日もワクワクと楽しく元気にいきましょう。
それではまた明日。