中小企業の事業生計の現状
はい、バーニング応援のアウトプット読書術、本日の一冊は
中小企業の事業生計、この一冊で大丈夫!子どもに会社を継がせたいと思ったときに読む本
こちらの一冊を紹介させていただきます。著者は中谷健太氏、事業会社の役員を経て現在は事業生計&経営革新の専門家として
これまで中小企業約200社以上の経営改善及び事業生計支援を実施してこられた中小企業診断士兼事業生計士の方でございます。
会社を作っている人だったら絶対に見ておいていただきたい、そんな一冊なんですけども
この日本において約90%の会社が家族経営と呼ばれているんですけどもね
その中でも60歳以上の社長がいらっしゃる会社の半数近くが後継者を決めていないそんな問題が発生しているんですよね
この理由っていうのがおおよそ3つあると著者は捉えていらっしゃるんですけども
1つ目が社長が生涯現役まだまだできるって思われているパターン
そして2つ目が事業の見通しが厳しくて社長が後継者に苦労させたくないと考えている場合
そして3つ目が社長は子供に継がせたいのだが子供に生計意欲がないというパターン
こういったことから後継者を決められずに生計が進まないというこんな会社が多いんですよね
事業承継に向けた準備
もうこれは国策と言ってもいいような会社が継がれないということは
せっかくこれまで出してきた利益そしてその事業が継いでいかれないということなので
もう日本の国のこれはマイナスになってしまうんですよっていうそんなことにもつなげられるんですけども
事業生計ね本当にねいろんな失敗があるそれについても触れられているんですよ
よくある失敗として例えば代表を息子に譲りました
しかし先代社長である父親が未だに80%の株式を保有している
そこで社長が亡くなるんですね
先代社長ですね父親が亡くなったらこの80%の株式に対して贈与税が発生しちゃうんですよ
現代表の息子に対して
でもこの贈与税が個人資産が足りなくて払えないということが発生してしまい
やむなく事業を売却するに至ってしまうというこんな失敗もあります
他にも長男と次男を入社させましたが
兄弟間で経営方針とか価値観の違いが発生してしまって
仲が良かったにもかかわらず骨肉の争いに発展してしまったというこういった場合よく聞きますね
さらには社長が遺言書を残さないまま急に亡くなられてしまったと
そうなった場合に長男が株式とか事業用資産の相続する方針っていうのを決めて
弟に相談したんですがこの弟がまた法定割合の相続を主張してきましたと
ここで少し争いが発生する
さらにそこから弟が譲り受けた分の事業用資産つまり不動産を高額で兄に買い取れ
いうようなことを言ってきたりこんなトラブルに発展してしまうんですよね
だから事前の対応がめちゃくちゃ大事ですよというそんな内容になっております
失敗避けたいですよね僕も準備しておかなきゃいけないと思って
結局後回しにしちゃってることが多い
だからここで学んでおきましょう
事業承継のために実行する3つのこと
まず一つ目事業の磨き上げ
ここはまず一つ目大事です
誰しもが相続するってなった場合に
その自分の親の会社の営業赤字を出している
そして債務超過であるこんな不採用を抱えている会社
誰が継ぎたいですか
継ぎたい人いないんですよね
だから具体的に言えば事業の磨き上げというところはPLです
損益計算書ここを磨き上げていきましょう
営業利益をプラスに持っていくということをしっかりと専念をして
自分の代のうちにプラスに持っていっておくことが
その継がせたいという思いに対して
この会社なら継ぎたい子供たちの意欲を掻き立てるわけです
ですのでこの事業の磨き上げPLの特に営業利益をプラスに持っていくこと
そしてその仕組みをしっかりと内部で作っておくことが非常に重要ですよとおっしゃってます
二つ目分散している株を買い集める
これも大事だとおっしゃってるんですが
一台で立ち上げられた方では少ないかもしれないですが
代々受け継いできた家族経営の会社にはよくあることなんですよと
相続のタイミングでいろんな子供たちに分散していってしまうということがありますと
過半数をその代表者が持っていれば普通決議は通ります
さらに会社の重要事項を決める特別決議あっても
3分の2以上の株式を保有していれば通ります
だったらそんなにこれが分散していたとしても問題ないんじゃないかなという意見もあるんですが
ですがですよこれ知っておいた方がいいです
少数株主問題ないことないんです
何ができるかというと株式の3%以上を保有していると
総会聴取請求とか役員の介入請求こういったことができると
さらに1%以上であったとしても株主提案とか
総会検査役専任請求なんていう聞き慣れないことではあるんですが
つまりですよ今の代表に対してよく思っていない
そんな株主親族であったりが嫌がらせとか
面倒くさがらせるっていうことをやってくる可能性があって
これによって本業の事業に集中できないということが発生してしまうこのリスク
これを今存命のうちに今の代表者がしっかりと買い集めて戻しておいて
承継のタイミングで揉めないようにしておくことが非常に重要ですと
分散している株を集約買い集めることが大事ですと知っています
新事業の探求と意義
そして3つ目新事業を探求するということですね
新しい事業をねそれこそ変革が大事ですと同じことをずっとやっていったって今のこのどんどんどんどん変わっていく社会に置いて置いていかれてしまうから新しいことをやっていこうってなるんですよね
それ大事やっていう感覚はすごく僕もよくわかるんです
ただここでよくいろんな会社がやりがちなのが自社の強みを生かしたプラスアルファ何かプラスでできることがないかなんてことを考えてしまうんですよ
例えば和菓子屋さんだったらそこにちょっと洋菓子の要素を持ってこようかなんてねこういった発想があったりとかですよ
自動車の販売業者であったらそこにちょっとリースとかねそういった発想を持ってこようとかってなりがちなんですがここって結局その自分のもともとやってきたその会社の事業のちょっと毛が生えたぐらいのことしか出てこないんですよね
だからこういう考え方は一切捨ててくださいとおっしゃってるんですよ
じゃあどういうふうに考えたらいいのか新事業を探求するにはまず新代表が思う自分の好きな分野そして熱中できる分野ここを探求せよっておっしゃってるんですよ
例えば不動産事業が軸になる会社であってもその代表がファッションに興味があるからちょっと美容のところに新しく参入してみたいとかね
グルメであると食べるのが大好きだラーメン屋もいろんなところ食べ歩いてるだから飲食業界にもちょっと参入してみたいっていう全然別の分野でいいんですよ
そこに対してじゃあ本業が今まで不動産で結果を出してきたんだったら不動産分野をどう活かしていけるのかっていうことをつなげていくこの発想が非常に重要であり
今までの強みも生かしつつそして新代表がこれでやっていくぞっていう熱意を持てるのは自分の好きなことでしょ楽しいって思えることでしょ熱中できる分野なんですよねここを結びつけていくことが新たな発展に繋がっていくから
生計のタイミングで新事業を探求することその新代表が好きでかつ熱中できる分野を探求していくこと非常に重要ですよっていうこんな目線でも話をしてくださるんですね
確かにそういうことかと僕も納得させられました
そしてですねこの3つ話してきました事業の磨き上げと分散している株を買い集めることと新事業を探求することこれは非常に重要なことなんですが
まあねよくある問題として生計意欲のない子供っていうねこれもよくありますねここについてもちょっと言及されてるんですね
選択肢を与える重要性
自分の子供に継がせるつもりはないっていうまず社長さんもいらっしゃるかもしれないまずここについてはですがそれは違うんじゃないかっておっしゃってるんですよ僕もそう思ってるんですけどね僕自身別に継がせる必要ないと思ってたんですがですよ
事業生計っていうのも子供の数ある未来の選択肢の一つなんでしょ それが親が継がせるつもりはないって潰しちゃうのはどうなのかな
この意見を無視して選択肢を奪っちゃうんじゃないですかっておっしゃってるんですそれを言われたら 僕確かにって思っちゃいましたね
そうですよねいろんな可能性を広げてあげたいっていろんなね習い事だったりとかいろんな学習の機会を与えて あげたいと思ってるのにそれは継がせるのは違うって勝手に潰していいのかって僕確かになってもう
晴天の霹靂ですわはい思いました確かになって思ったんですじゃあどうするか まずはですね子供にこういう会社継いでみるかっていうことを話してみる聞いてみることが
大事 興味ないわーって言ったらそれでいいさあそうかそうかわかったわかったじゃあ自分の道を探して
みなでいいんですよただこの一度話すということが そうか親は自分に継がせるというそんな選択肢も与えてくれるそんな可能性を持ってるんだって
いうことですね でもスラムダンクでいうところね小北の産納船でねルカーが見せたねこいつにはパスが
あると思わせることで河北を抜くことができるねえ 北側河北そう河北抜くことができるっていうエピソードもあったけどまぁこれは一旦置いて
おきましょうそうなんです選択肢を見せるということが大事っていうことです そしてさらに相談をしてみましょう子供にうちの会社に今こんな商品を考えてるんだけど
若い人の受けていいのかなとか 採用がなかなか難しいんやけど自分は君はどんな会社に入りたいと思ってるちょっと意見
聞かせてとかねあとインスタグラムでも集客を覚えていきたいんだけどインスタ ちょっと教えてくれないかそんなことでもいいんですよ
子供にとっては親に頼られるってすごく嬉しいことなんですそれをきっかけにしてその 親の会社のことを考える
きっかけになる理解や関心が深まることになるので こういった会話コミュニケーションを深めていくことは非常に重要ですよそして親の一人
だけで継がせる継がせないを決定してしまうということはこの選択肢を奪うこと だからそれは良しましょうよというお話をされていました
証券計画の重要性
他にもたくさんね子供たちを複数ね会社の中に入れるな 入れるなら一人だけにせよっていうねことだったりとか結局ねもう法律だけ
でもさばけないんですよねもう揉めてしまうですどれだけ仲が良かってもっていうこと があるから一人だけにしましょうっていうアドバイスだったり
社長の奥さんてよく経理を担当されてますよねよくあるんですよそれはもう 頼りになりますからでもそこの権力が大きくなりすぎると今後新社長になった時にお金を
動かせないお金を動かせるその奥さんこそがね 前の社長の奥さんこそが力を持ってしまうってこれでは誰が社長がわからないでしょって
いうことになるからそこの 代表が変わるタイミングで経理担当者を変更しましょうっていうアドバイスあったりとか
さらには今度興味深いと思いますよ自社の株価を引き裂ける3つの方法だったり 税前の財産移転の方法であったりこういったことにも言及されてます
はい深くはすべて話し切れないですが今会社をお持ちの方これから会社を立てようという 方は今後子供に会社を継がせる可能性があると少しでも思うならばこれは教科書的に
ぜひ持っておいていただきたいそんな一冊だと思いました 2024年の3月に発刊されてますまだ内容も新しいですから
はいこちらぜひともねにとっていただきたい最後に言いたいこと 親族内証券を成功させる最大のポイント2つ
一つ目は証券に向けた良質なコミュニケーションそしてもう一つは サクセッションプランここで横文字回ですが噛み砕きます
証券計画ここを立てることが非常に重要ですよ その内容についてはこちら子供に会社を継がせたいと思った時に読む本この内容しっかり
読み込んでみてくださいということで明日もワクワクと楽しく元気にいきましょう それではまた明日