書籍の概要と著者について
はい、バーニング応援のアウトプット読書術。本日の一冊は、職場のトリセツ、こちらの一冊を紹介させていただきます。
著者は黒川伊保子。1959年長野県生まれ。現在の富士通で14年間にわたり、人工知能AI開発に従事。
その後、AIと人間との対話を研究する過程で、男女の脳ではとっさに使う神経回路の初期設定が異なることを究明。
これらの知見を生かし、妻のトリセツシリーズをはじめとするベストセラーを生み出されている人工知能研究者の方でございます。
いろんな職場の人間関係の改善の方法、なんていうね、書籍がたくさん出てるんですけれども、今回のこれは少し特集ですよ。
作者の黒川さんが、人工知能AI研究者というその立場から見た人間の脳の仕組みにおいて、職場の人間関係、またまた夫婦の関係性、こういったところにですね、目を配っていくという、人工知能の目から見た脳ハウスという、こんな特集の内容になっております。
AIというのはね、その開発していく過程において、今はもうかなり広まってきましたけれども、こちらが発刊されたのはですね、2021年なんです。今から4年前なんですが、もうこの研究というのはずっと続いていまして、AIは人間の考え、癖、そういったものを覚えさせておかないと、ズバリもこちらの気持ちも食わずに、ズバッズバッとこう言ってしまって、何か不快な感じを抱かせてしまいかねないということなんですよね。
確かにAIって、何か質問したら、鋭い質問ですね、とか、そのご質問素晴らしいですね、一緒に考えましょう、みたいな肯定的な意見を言う、確かに、こういったところをですね、しっかり研究されたという、そういう黒川さんのですね、ご意見が詰まっているリストでございます。
まずもって、男女の脳の違いについて、さらに掘り下げると、哺乳類のオスとメスの違いについて語られているんですよね。男性、オスっていうのは、狩りに行ってるんですよ、普段は。そこで生存しなきゃいけないですね。一方の女性、メスっていうのは、2年間の間、授乳期間がありますよね。
長い目で見れば、10年以上の子育てやらなきゃいけないんですけど、その間、ものすごい危険じゃないですか。野生動物の中に置いて、男性は守ってくれる対象は外に行ってますから。だからコミュニケーション能力がめちゃくちゃ発達したんですよ。そういうのなんですよね。
女同士、メス同士が一緒に固まって、言葉のコミュニケーションで、昔は言葉なかったかもしれないですけど、仕草とかにもってですね、子供たちを守っていかなきゃいけない。生存率を上げなきゃいけないという、この助け合いの能力がめちゃくちゃ発達したと言われているんですよ。だからこういった違いがあるんです。
こんな会話例がありますよ。女性が。昨日、シュート目にこんなこと言われてさ、わかる?うちなんてこうなのよ。うわ、夫の実家に外帰り気が重いわね。ほんとね。なんていうね、女性同士だったらこんな感じの共感能で話できるわけですよ。一方で、男性に話しかける場合。昨日さ、お母さんにこんなこと言われてさ。うん。私の話聞いてる?
そんなのさ、適当に聞き流しときゃいいんだよ。お袋も悪気なんかないしさ。言わへんかったらよかった。ってなるんですよね。絶望的にすれ違うわけですね。他にもいろんな例出されてるんですよ。
とあるファミレスで女性3人が会話してました。うわ、今マンゴーフェアやってるんだ。やっぱりフェアやってるんだったらパフェはマンゴーよね。言ったらお友達2人がこう言います。いいね、わかる?3人目が。まったりしてて美味しいよね。そんなこと言いながらよ。私はチョコパフェにしようかな。私はストロベリーパフェ。
男性からしたら、最初はいいねって言ってたのに結局違うの頼むんかい?ってなるんですが、これ言われた最初の女性も全然気悪くしない。そうだよね、カナはだってチョコ好きだもんね。そうだよね、サヨクはいちご大好きだもんね。じゃあ私マンゴーにする。みたいな感じなんです。これ男性では理解できないんですよ。
でも女性というのは一旦心の通信線をつなぐという行為があるんです。一旦わかってもらえればその後は大丈夫なんです。この一手目、初手が大事っていうことなんですよね。だからこれを職場にもつなげていきましょうと。女性からの提案がありました。
その時に男性の上司、これはこの項目が入ってないからダメだなんて言っちゃいがちなんですよ。すぐさま答えを見出そうとしちゃう。その時に女性、私なんてここにいなくていいんだみたいな。ちょっと極端かもしれないですけども、ここの差が圧力が生まれてくるきっかけになっちゃいがちなんですよね。意識していきましょう。最初の返しが大事ですよ。共感しましょうね。
一連通してこういったテーマが非常に多いです。問題解決というのは2種類しかない。こういったことに言及されてるんですが、まず一つ目はことのいきさつ派というのがありますと。なんだそれはという感じですよね。問題が起きた時にこういうふうなことが起こりまして、それに対して得意先からこんなご意見をいただいたんですけれどもどう思われますかみたいな感じの時系列でこんなことがあった。
そして私はどう思ったけどどう思われますか。あなたはみたいなこのいきさつ派。このタイプというのは共感型で受けるのが正しいですよっていうことを触れられてますが、まずもう一つ目の方ね。二つ目の方ね。これ何があるかというと今できる派。これがあるんですよ。ことのいきさつ派に対して今できる派。これはこういった問題が起こりましたけれどもいかがいたしましょうか。
これはこのように対処してくれたまえっていう感じですぐ問題解決型で受けるのが正解と言われてるんですよ。これ本当にいろんなパターンで組み合わせられてるんですが、結論ですよ。結論。最終的にいろいろこんな場合もあるよね、あんな場合もあるよねってことをやられてるんですけど、最終的にはネガティブな話は一旦わかるで受けよう。
ポジティブな話は一旦いいねで受ける。これやっときゃ間違いない。どっちのパターンでもです。このことのいきさつ派、つまり共感型で返してほしいなっていう人も、今できる派で問題解決型ですぐ答えくださいっていう方にも一旦共感しときゃ間違いないって言うんですよね。
ここなんですよ。この答えだけ覚えておいてください。もう一回言いますよ。ネガティブな話は一旦わかる。ポジティブな話の場合はいいね。これでいきましょう。
AIの役割と人間の感情
他にもですね、研究されているのがまさにAIの研究者だった黒川さんの立場からなので、AIは道具に過ぎない、そういうことにも言及されてるんですよね。
人間はAIに淘汰されていくのか、そのテーマにも書かれてるんですけども、いやとはいえね、想像力とか読解力とかはAIは人間を超えてこないでしょうって思われるんでしょうが、黒川さん曰く、いや優優と超えてきますよ、想像力も読解力も。
そんじゃそこらの一般人よりもよっぽどAIの方が優秀だっておっしゃられてるんですね。わかりますわ、なんとなく想像力。確かに文脈を汲み取って次の言葉を紡ぎ出す能力確かに優れてるし、本とか読ませたとしてもここは筆者はこういう考え方を持っているんであろうっていうことを導き出すのめちゃくちゃ早いし、ほぼ的確っていうねありますね。
そうなん、じゃあもう人間どうしてたらいいの?ここはあくまで回路を通して最適化を出している出力しているのみのAIだからこそできないことがあるってこのことを覚えておいてほしいんですが、美しいとか美味しいとか、この正しいを愛して悪に心を痛めるみたいな人間らしい感情だけは絶対に超えてこないから、ここを皆さん豊かにしていきましょう、育てていきましょう、育んでいきましょう、
っておっしゃられてるんですよね。そこですよね。感情の部分なんです。奥ゆかしさだったりするわけですよ。人の心にね、かつげに心を痛めるとか、喜び分かち合うとかいうことがAIには超えていけないところなんですよ。
皆さん本当にだから相手から受けるその言葉の印象に対して共感力っていうことですね。磨いていきましょう。もう一度整理、全体として整理しておきますが、一旦いいですねって返すっていうことはですね、覚えておいてくださいね。コミュニケーションっていうのは3段階あるんですと、子供レベルとまだまだ青いレベルと大人レベルがあります。
子供レベルは何か奥さんとかお母さんから小言を言われたときにうるさいなムカつくわっていうのはまだまだ子供です。それに対して今からやろうと思ってたのにっていう感じで一応ね動きにつなげようかなって思う。でもまあまあまあいったいいらという気持ちを出してしまうのはまだまだ青いと、嫌な思いさせてごめんね、そういうふうに思わせてしまってたんだ、気がつかなくて悪かった。
こういうふうに相手をおもんぱかれるっていうのは大人の段階。コミュニケーションはこの3段階に分かれていきますってことなんですよね。
彼氏と彼女と待ち合わせをしていました。そこに遅刻してしまいましたっていうときに言う子供のレベル。ごめんね忙しかったんだよって言いますよと抜けてきてねみたいなことを自分の都合だけパンっていうタイプはもう子供レベルです。
いやちょっとね出る直前に電話がかかってきちゃってなんていうことをまあまあこれはもう時系列でねちゃんと説明しようっていうのは見えるんですけどそれでも結局自分都合だよねっていうのはまだまだ青いと。
ごめんね外で暑かったよねなんてすぐお店入ろうか本当にごめんねって相手のことを思いやれる発言これがコミュニケーションレベルで言うともう大人っていうことなんですよね。
みなさんこの職場の取説とは書いてますが本当に人間のこのコミュニケーションそして関係性を構築するための基本の機これをですねAIの開発者である人工知能の目から見たまさにノウハウ集ということでいろんなパターンにおいて具体的に詳しく説明されている一冊でございます非常にお勧めでございましたということで本日は職場の取説こちらの一冊を紹介させていただきましたということで明日もワクワクと楽しく元気に一緒にお過ごしください。
それではまた明日