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【お便り回】母校に帰って気づいたこと
2026-10-10 37:27

【お便り回】母校に帰って気づいたこと

今回は、ポッドキャスト『焚き火の前では饒舌』のTSさんから届いた、第30回「チェーン店は故郷になりうるか――ラーメンとノスタルジー」へのお便りを紹介します。

高校卒業から20年を迎え、母校で変わらない先生たちと再会したというTSさん。「故郷の匂い」が残る学校の話をきっかけに、変わらない場所に感じる懐かしさと、もう戻れない時間への寂しさについて考えます。「学校は変わっていくものだからしょうがない」と語っていた鈴木も、お便りを通じて、本当は母校の変化にショックを受けていたことに気づきました。

【主なトピック】 オープニング TSさんからのお便り――母校に残る「故郷の匂い」 変わらない場所と、戻れない時間――二つのノスタルジー 「熱量」という言葉に託されるもの 本当は、母校が変わって寂しかった 一人でギターを練習し続けた軽音楽部時代 熱量の違いと、後輩に何かしてあげたい気持ち 自分の感情に名前をつける難しさ 今の在校生と関わった方がいいのか 自習しかできない? 教わることの苦手さ 大人の正しさを疑うことと、主体性 卒業後の再会と、過去を美談にされる違和感 「なぜ勉強しなきゃいけないんですか」――先生との問答 放っておいてくれる先生は、いい先生? エンディング

番組への感想・質問はこちら: https://tally.so/r/obKDNV

【バグキャストについて】

『バグキャスト』は、音楽家・鈴木とプログラマー・伊藤が、音楽、プログラミング、カルチャー、映画、最近読んだ本などについて話すポッドキャストです。

さまざまな話題がゆるやかにつながっていく、総合誌のような番組を目指しています。

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00:00
こんにちは、バグキャストです。この番組は音楽家の鈴木とプログラマーの伊藤が、社会や文化について気になったことを調べたり、
面白がったりしながら話すポッドキャストです。今回は第33回です。
いやいや、伊藤さん。
何でしょう、大河くん。
はい、えーとですね。ありがたいことに、またお便りが来ました。
ありがとうございます。
なので今回は、土曜日配信のお便り回になるんですけども、ということですね。
お名前、TSさん。いつもありがとうございます。
そうですね。『焚き火の前では饒舌』のパーソナリティの方ですね。
はい。我々のライブ配信にもコメントをいただきまして、大変ありがとうございます。その節はどうも、みたいな感じですね。
お便り、こんな内容でした。
「第30回『チェーン店は故郷になりうるか――ラーメンとノスタルジー』を拝聴しました。
大変感情を揺さぶられる内容で、思わず感想を送らせていただきます。
今年、私は高校を卒業して20周年の節目を迎えました。
母校の学園祭で、ホームカミングイヤーとして卒業生に粗品が配られるとのことで、久しぶりに足を運んでみました。
鈴木さんがお話しされていたように、すっかり変わってしまった母校の姿を目の当たりにし、思うところはさまざまありました。
しかし一方で、私が卒業した高校は私立の中高一貫校ということもあり、卒業後も一定数の教員が残っており、
そこには確かな故郷の匂いがありました。
当時20代から40代前半だった先生方に職員室でお会いすることができ、当時の思い出話に花を咲かせることができました。
これはノスタルジックな気分に浸るには十分な体験であり、いろいろと批判されることもある私立高校の一つの良い面だと考えています。
故郷の匂いというのは、あるいは幻想なのかもしれません。学校という場所は、常に変わり続けなければならない宿命を持っています。
しかし、場所の持続性とともに、あの頃と変わらない先生方が、変わらない熱量と口調で生徒と対峙し、
学校を守っている風景がそこにはありました。
故郷という観念に私たちが求めてきた条件が、幸運にもまだ母校には残っていました。
そして、このかけがえのないものを守るために、自分に何ができるのだろうかと深く考えさせられる機会となりました。
素晴らしい配信をありがとうございました。これからも配信を楽しみにしています」
とのことでございます。
はい、ありがとうございます。どうですか、伊藤くん。
この時に、ノスタルジーの話で「変わらないものっていうのは、意外とチェーン店なんじゃないか」みたいな話だったんで、それ面白いんで、
ぜひ聞いていただきたいんですけどね、皆さんにも。
あの後以降、「ノスタルジーってどんな感覚だっけ」って思ったんですよ。あの時もちょっとピンときてなかった。
03:04
俺と大河の中で「伊藤ってノスタルジーを感じることあんの?
」みたいな、「お前は感情が欠落している」みたいな話があったと思うんだけど。
そうだね、あったね。
「ないかもな」みたいな話をしてたんだけど。
その後に振り返って思ったのが、自分の中にノスタルジーっていう感情は2種類あって、どっちがノスタルジーなんだろうと思ったんだけど。
一つは田舎。うちは両親が山形出身なので、田舎が山形にあるんですよ。
山の上の方で、そこは俺がちっちゃい頃から、何なら俺が生まれる前から、ずっと変わらない景色なわけ。
家とかが新しくなったりするんだけど、実際、母方の実家の家は建て替えもしてないし、増築も改修もしてないから、
俺が子供の頃から同じ畳の部屋に同じ仏壇があって、同じテーブルが延々と置いてあるわけです。
だから10年前も20年前も30年前も、同じ場所がそこにあるから、今も帰るとそこにあるわけですけど。
その時に感じるものっていうのは、何かを感じるんだよね。「変わらないものがここにあるな」っていう。
それがノスタルジックな気持ちなのか。
もう一つ、大河が母校に帰った時に「もうすっかり変わっちゃったな。
自分の知ってるものはないし、先生もいないな」っていう、「変わっちまったな」っていう感覚。
「あの頃にはもう戻れねえんだ」っていう時にも、何か感じてるんだよね。
例えば恩師に会った時に、もう先生が引退されてて、あの時結構厳しめだった先生が、もうおじいちゃんになってんだ、みたいな。
時の流れみたいな。
「もう戻れないんだ」っていう、ちょっと悲しみというか、苦しみみたいなものも混ざってる感情。
俺はそっちの方をノスタルジーって呼んでるのかもしれないと思って、自分の中では。
うん。でも確かにそうかもね。
だから大河のエピソードで、学校に行って「変わっちまったな」と思ったけど、隣にあったラーメン屋が変わってなくて、
っていう話だったけど、対比としてね。
俺はもしかしたら、変わっちまった学校の方でノスタルジーを感じるのかな、っていうふうにも思ったんだよね。
ああ、確かにね。なるほど。だからノスタルジーの概念定義みたいな話だよね。
多分、ないものを求める方がノスタルジーな気がするから、それで言うと伊藤は変わらない田舎があるわけじゃん。
そこがなくなったりしてしまったら、それこそ本当にノスタルジーなんだと思うんだよね、きっと。っていうのは確かに思うね。
まずTSさんが書いてることについて、いろいろ考えてみたいんだけど。TSさん、「熱量」って言葉をすごく大切にするんだよね。
以前のお便りにもありましたね。
そうそう。バグキャストは熱量があっていいですね、ってことを以前のお便りで言及なさってて。
ここでもやっぱり、変わらない熱量と口調で、変わらない先生が生徒と対峙してくれたってことをおっしゃってるんですよ。
06:03
だからTSさんは、「熱量」って言葉に、実証的な意味以上のものを託して使ってるんだよね。
僕、『焚き火の前では饒舌』はすごい聞いてるポッドキャストなので、よく言うんだよね。「熱量がいい」みたいな話ね。
どういうことをこの言葉に託してるのかなっていうのは、結構気になりましたね。それがTSさんの文体から思ったことなんですけど。
あとね、伊藤が言ったことと重ねていくと、僕、あの回でのスタンスは「学校は変わっていくの、しょうがないっすよね。
でもラーメンが残ってたんすよ」っていう、この語り口じゃん。
そうだね。
つまり「学校は変わっていくの、しょうがないよね」っていう、ある種のドライな姿勢で言ってるんだよね。でも本当は違うんだよ。
やっぱり学校が変わったことに、寂しさとかすごい覚えてるんだと思う、俺。
ああ、その時はね。
そうそう。本当はあの話をするために、あえてあのスタンスを取ってるんだけど。
本当は学校が変わったってことでショックを受けてるし、「何でこれが守られてないんだろう」ってことに憤ってんだよね、実は。
なるほど。
っていうのがあると思った。つまり、僕が話したこととTSさんのお便りを対比させると、
やっぱり「変わらない学校っていうのもあるんだ」っていう話だよね。
変わらない学校っていうのがあって、そこがいいんだっていう話だと思うんだよね。
そうだね。当時の思い出話ができた、そうか、ってことだよね。
そう。だから僕が話したことって、実はTSさんが感じたことを相対化しちゃってるわけじゃん、本当は。
なんだけど、深いレベルではTSさんは、僕が言いたかったことを汲み取ってるんですよ、実は。
なるほど。
つまり僕は本当は、学校を求めてるんですよ。だからこそ、それを聞き取ったからこそ、このお便りが来てるんだと思ったんだよね、俺。
深く読み取ってるけど。つまり、分かる?僕が話したことっていうのは、
字面どおりに聞いていくと「学校って変わっていっちゃうものだよね。それはしょうがないよね。
でもチェーン店には故郷が残ってる」っていう、学校を下げてチェーン店を上げていく話じゃないですか。
変わらないのはこっちだったんだ。
でもそこには本当は、学校が変わったことに対するショックみたいなものがあるからこそ、チェーン店に何かを見出してるわけじゃん。
この対比を持ち出して。
それを、字面以上の部分を聞き取ってるから、TSさんはこのお便りを返してくれたんだと思うんだよね、って思って。
「いや、学校ってこういうものがあってよかったんだ」っていう話が来てるんだよね。
だからこれ、字面どおりに見ていくと、僕が話したあの回の内容と、TSさんが送ってきてくれた文章が言ってることって、
対立してるんだよ。
「学校は変わるものだよね」って言ってた大河に、「僕の学校は変わらないものがあってよかったです」っていうのは、
ぶつかってるように見える。
ぶつかってるように見えるんだけど、でも本当は、あの回の俺の中には「学校が変わって悲しかった」っていう気持ちがあるんだよね。
09:05
あれは確かにあるんだよね、僕、っていうのを、TSさんのお便りを読んで気づきましたね。
俺はあそこで、ドライな、クールな感じで何かを語ってるんだけど、そうじゃない。「いや、俺は実はショックだったはずだ」。
確かに。それはそうだと思う。
っていう気がした、って感じですね。でね、僕が通ってた都立高校に、僕の何があったんだろうっていうふうに、ちょっと考えたんですけど。
僕は音楽を作ることを仕事にしてるんですけど、その音楽を作るっていうことの原体験が、やっぱり軽音楽部での経験にあるんだよね。
そこで、軽音楽部の中で、すごいいろんな先輩から教えを受けたとかっていうことがあったか。
仲間でバンドをやって、すごく豊かな経験ができたか。いや、それはないんだよね、俺、実は。
むしろ、めっちゃひたすら練習したみたいな、一人で。
っていう記憶があるんだよね。思い返してみると、軽音楽部だから、顧問の先生って言っても別に楽器をやってる人じゃないわけよ。
まあ、そうだよね。
だから「じゃあ、とりあえずこの教室使っていいよ」みたいな。相手してくれるわけないわけ、高校の先生が。帰っちゃうんだよね。
高校生、ほっとかれるじゃん。そうすると遊び出すじゃん、みんな。
確かにね。そっか、みんな集まればね。
その記憶がある。「みんなが勝手に遊び出してんな」みたいな。でも俺はひたすらギターを練習してたね。
ああ、なるほど。
例えば夏休みっていう、無限のような時間があって、朝9時集合で夕方5時ぐらいまでいられるわけ。
その学校の部室ってこと?
部室っていうか、「教室使っていいよ」みたいな感じ。もう、それはそうだよね。だって誰もさ、何も……危ないけどね。
まあ、勝手に使えば、みたいな感じ。
でもいいね。集まって、そんな場所ないもんね。
そう。最初、みんなバンドの練習ちょっとやったら、飽きてやめちゃうんだよね。
高校生か。
そう。俺はひたすら練習してた、朝から晩まで。何であんなに熱量が、それこそあったのかっていうのは分からないんだけど。
でも僕は本当に、あの頃の自分は褒められるね。あの頃の、努力とも思ってないんだけど、やったことっていうので、今、食ってるから。
なるほど。
現にね。ギターは普通に練習してうまくなったことが仕事に結びつくよね、普通に。
その時に本屋に行って、音楽理論の本、楽曲の分析の本とかを結構買って、部活の時間に読むとかっていうのがあって。
2時間ぐらい読んで、2時間ぐらい練習して、2時間ぐらい読んで、2時間ぐらい練習して、みたいなことをひたすらやってた。
俺はそれは褒めてあげたい、自分を。
でも、それが辛い経験とは思ってない。本当に情熱がすごかったんだよね、って思うね。
12:07
何なら、楽しいってことだよね。
そうだね。いっぱい本読んで、いっぱい練習して、「うおー」みたいな。「何で他のやつらは練習しないのかな」と思ってたってことだね。
なるほど。
それは僕にとっての、本当に故郷の重要な何かなんだよね。がらんとした教室でずっと練習するみたいな。誰も見てない、誰も聞いてない。
ただ俺だけが一人でやってる、みたいな経験として思ってるね。それは思いますね。
だから俺、そんな感じだから、バンドとかあんまりうまくいかないわけですよ。人と一緒に何かをするということが。
熱量が違うってことは、相手にプレッシャーを与えちゃうんだよね。
なるほど、熱量が高い側。
そう。気にしちゃってるわけよ、それは。
いや、俺は気にしてないよ。
心のないこととかを言っちゃうわけじゃん。「え、下手じゃない?」「いやいや、練習してないの?
」みたいなこととか言っちゃうわけだよね。でもそれってナイフなわけじゃん。
そうだね。
だから俺も途中から、こういうことって言っちゃいけないんだなと思って、言わなくなって、バンドを維持するってことになっちゃったけど。
すごい、人との関わりを覚えていくみたいな。
そうそう。
いや、それは学生時代に限らずだけど、自分がめっちゃ熱量高い、でも周りがそうでもない時に、周りに合わせちゃう経験みたいな、
その苦い思い出の方がある気はするね、世の中的に。
今の後輩とかで、「ちょっと分からないことがあるから教えてほしい」とかって言われると、俺はもう弱いんだよね。
その時の自分を思い出して、何か答えてあげたいって思っちゃうんだよ。
すごい。
っていうのがあるよね。だから僕は、多分、今、僕の故郷はあそこにあるんだよね。
いい話だね。
それがなくなってるっていうのは、本当は俺は嫌なんだよね。
悲しいことだよね。
本当は嫌なんだけど、「いやいや、実はチェーン店なんだ」みたいなことを言ってみせることで。
すごい、泣きそう。
あそこの回で言ってることは嘘じゃないんだよ。本当に思ったことなんだけどね。でも、あそこの回で分かりやすく対比するためのね。
僕が嘘をついてるとしたら、「学校って別に変わっていくものだからしょうがないよね」って言ってるのは、
自分の気持ちに嘘をついてんだよね。本当はショックなんだと思う。
周りの同じ年ぐらいの部のやつらなんて、全然気にしてないの、後輩が何をしてるかなんて。
そりゃそうだよね。「知らんわ」って思うよね。
でも俺は、何か気になるんだよね。
そこにあるかもね。
そう。だから怨霊みたいなものがいるんじゃない、俺が。
15:00
そうだと思う。
怨霊とかなんだと思う、あの場所にね。だからこそ、コンタクトが来た時に何かしてあげたいなっていう気持ちがすごい来るんだよね。
だから伊藤は、そこは違うよね。
と思うな。いやでも、その時の自分とか、その場所に付いた怨霊みたいなものって、何か刺さるものがある気がするな。
自分は学校ではなかった気がするけど。
まあね、そうだね。
でも場所に、もう鮮明に思い出せる場所とか、その時間みたいなものがある気がしてて。
そこにふと立ち返った時に感じるものがノスタルジーなのか。
いや、あんまりね、今話してることって、ノスタルジーの話はちょっとずれちゃってると思う、実際にはね。
本当は、今、俺が話してることはリベンジみたいな話じゃん。自分ができなかったことを復讐する、みたいな。
なるほど。
に近いから。ノスタルジーについて考えたい人は、第30回を聞いてほしいんだけど。
実際にはないものをユートピアとして求めるってことだから。
かつてあったものがなくなって、みたいなことを求める気持ちだよね、どっちかっていうとね。だからそれは、ちょっと違うんだと思うな。
そうね。
実はそういう気がするけどね。ちょっとあんまりちゃんとは概念定義できてないよね、ノスタルジーとは何かについてね。
TSさんのお便りの中で、「故郷の匂い」みたいな話に言い換えてくれてるっていうか、単語として書いてくれてて。
いろんな言い方ができるんだろうなって思ったね。
自分の中でも、田舎に帰った時の、変わらないものへの田舎感。
確かに都会にはないものがそこにあって、「都会は目まぐるしく変わっているが、田舎は変わらずにいるね」っていうものと。
変わっちまったものと相対した時の、「もうあの時代はないんだ」「もう戻れないんだ」っていう、ちょっとした悲しさみたいなものも、
それぞれ郷愁という感覚にあるんだけど。「故郷の匂い」って言われると、田舎のことを思い出すんだよね。
田舎の仏壇の線香の香りとかを感じると、何かばっと思い出すみたいな、故郷の匂い。
「ノスタルジー」って言われると、やっぱりちょっと引き裂かれるような気持ちみたいなものを思い出すし。
もしかしたら人によっても違うのかもしれないけど、自分の感情に名前をつけようとした時の難しさみたいなものを感じたんだよね。
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だから俺の話にちょっとなるけど、要は「俺はどうしたらいいの?」ってことだと思う。つまり、軽音楽部にコミットしていった方がいいの?
今の在校生に。
いや、それは違うでしょ。だってそれは、大河のための話になっちゃうじゃん。
でも今、そこにいる人たちには、大河がいてくれる世界線と、いない世界線があるわけだよね。
それは大河の関わりによって、どっちか選べるわけだよね。
大河がいない方がいいんじゃないの。
ああ、なるほどね。
分かんない。ちゃんと「こうだからこうだよ」とは言えないんだけど。
それは何で?
何でなんだろうな。これは、どっちに行ってもどうなるか分からないわけだけど、そのコミットするということが、
大河の気持ちを主軸に行われてるような気がしたから。
「じゃあ、そうじゃない方がいいんじゃないか」って感じになっただけかな、今、直感的に。
でも、その子たちのことを俺がちゃんと知ってれば、「その子たちには、
その子たちのストーリーがしっかりあるよな」って思えるかもしれないんだけど。
知らない、概念としての今の若者と大河がコミットした時の影響が恐ろしい。
俺は若者とぶつかったら、よくないことが起きるだろうってことか。
若者にとって、果たしてプラスかな、というふうに思ったんだけど。
それはちゃんと、人としての大河と後輩の関係があれば、問題ないのかもしれないけどね。
大河がどうしたいかっていうのもあるよね。
うん、そうね。確かにね。俺、異常なモチベーションを発揮してるんだと思うよ。
何か聞かれた時に丁寧に答えるとか、公演があるって言われたら見に行くっていうのは、ある種、異常なモチベーションなんでしょ、きっと。
だからそれがよくないんじゃないか、って話だよね。
それで言うと、振り返って自分の学生時代に、導いてくれた先輩とか、そういう人がいなかったから、
その良さがイメージできないのかもしれない。
そうね、確かにね。伊藤も基本的には放置された人だからね。
そうだね。
捨ておかれた。
勝手にやってた。
それは思うんだよね。
俺、人の話って、特に先生の話とかって、本当に耳に入ってこないの。
ああ。
何か、これ、俺の特性なんだと思うけど、もはや入ってこないんだよね、耳に。
それは何、その立場的にってこと?相手が何かを教えるぞ、っていう場合に?
21:06
例えば教習所とか行くじゃん。教習所っていろいろ教わるじゃん、車の操作とか。ああいうのも一切入ってこないの。
ああ、なるほど。
そう。だから自習しかできないんだよね、俺って。そういう感じがするんだよね。
確かに学生時代のワンシーンは、自習だもんね。
そう。自習でしかない。だから伊藤と俺は、捨ておかれた野良犬みたいなやつらなわけじゃん。
まあ、そうだね。
基本的には先生とかから嫌われるタイプじゃん。
一般的にはそうですね。
勝手に何かやって、言うこと聞かずに。でも反発したっていう記憶もないでしょ?
一回だけ殴られたことあるけど。
でもそれは、伊藤が殴られてるだけじゃん。だから別に反発じゃないじゃん。
反発したって記憶もないんですよ、俺。
なるほど。例えば、不良が先生に口答えするみたいな、今思い返せば意味のない反抗、反発だったな、みたいなことか。
そう。でもどうなのかな、俺は本当は求めてるのかもしれないね。誰かに見られるってこと自体はね。何かそんな感じがするよね。
でも情報としての受け渡しみたいなものは苦手なんだよね、俺。人から人への。
だから本とかを読むのは全く苦にならないけど、教わるのは苦手なんだと思うな、人に。
例えば授業とかって、大多数に対して話してるじゃん。
ああいうのを受けると、俺、「自分に対して話してないな」と思ってやめちゃうんだよね、聞くの。っていうのがあると思う。
だから授業って、俺、もう何も覚えてないね。僕は基本的に故郷を求めてしまっている。
そして母校を求めてしまっているんじゃないのか、っていう、僕なりの、自分へ向けた問いだったわけですよ。
そんな俺は、今の在校生と関わった方がいいのか。伊藤の答えは「関わらない方がいいんじゃん」ってことですか。
今、いい言い方だった。「関わらない方がいいんじゃん」ぐらいの感じ。でも、もしかしたらどうだろうね、分かんないけどね。
俺はやっぱり危険人物ってこと?
危険人物……そう思う。危険っていうよりも、毒にも薬にもなるってやつなんじゃないか。
なるほどね。じゃあ伊藤の考えでは、若いやつは基本的に、毒にも薬にもならないような大人と接した方がいい、みたいな?
俺のスタンスとしては、若い時には「大人って本当に使い物になんねえな」って思って生きていった方がいい、という、自分の経験からのね。
それはまた、考え方としては特殊なわけじゃん。何でそう思うの?だってそれ、何か変じゃん。
24:10
つまり、影響を受けたりして、いろんなことを教わるのがいいっていう考え方の方があるわけじゃん。
伊藤の考え方で言うなら、最終的にはAIが一番いいじゃん。
もうちょっと詳しく言うと、小学生とか中学生ぐらいの時に、多分、一般的に感じてるであろう「先生とか大人の正しさ」みたいなものを、
早めに捨てた方がいいな、っていう感覚なんだよね。
なるほどね。
そういう経験があったから、「盲信しない方がいいな」っていうところから、自分の主体性みたいなものが育ってきたっていう感覚。
だから俺が若いやつらと出会うと、そのように振る舞って。
だからその危険性だよね、それは。
そうなり得る。でもそれは俺が、大河の後輩っていうのを「今時の高校生」みたいにくくっちゃってるから、そこに主体がないから、
そう思っちゃうわけだよ。「大河という影響力が影響しちゃうんじゃないか」。
でも俺が本当にカリスマみたいなやつだったら、今、この番組、もっと再生数とかフォロワーとかいるんじゃないかって気持ちなんだけど。
ああ、確かにな。
違うんだ。何でこんなにこの番組はバズらないの?
でもバズは運もあるからね。
そうか、運がない。
聞いてもらった人は全員、信者になってる可能性もあるわけじゃん。
そんなこと言ったら、お便りもらってるのもよくないよね。
それはさすがにいいんだけど。
我々は、刺さるような、感情を揺さぶるような話をしたいわけじゃん。
え、どういうこと?学校の話でってこと?
いや、学校の話じゃなくて、あらゆる話題において、聞いた人が「うわ、俺もさ」とか思ってほしいわけでしょ。
そうね、確かにね。
その一つがやっぱりあったってことだよね。
あの回にってことね。確かにね。「これからの配信も楽しみにしています」と言っていただいてるので。
そうね。良い配信をしていく。
学校論みたいな。でも学校論って、あんまり、いまいちだよね。
どうなんでしょうね。学校っていうものの役割も、時代とか地域で全然違うんだろうから、比べたら面白いんだろうなって気もするけど。
学校に対する印象って、同じ時代の同じクラスにいたやつでも違うじゃん。すげえ学校好きなやつもいたし、俺は学校好きじゃなかったから。
俺も学校好きじゃなかったんだよね。何でなんだろうっていう。僕はやっぱり好きじゃなかったですね、基本的にはね。
何か欺瞞だなと思って、いろんなことが。「こいつら欺瞞だな」と思って。
27:01
欺瞞だなと思ってたんだ。
そう。何かそれをすごい思ってたね。
俺、これ、ちょっとエピソードずれるかもしれないけど、高校を卒業した次の年に、高校の文化祭かな、
顔を出しに行ったことがあるんですよ。その時に、学生時代は、俺は授業の半分ぐらい出てなかったし、単位ギリギリで卒業したから、
問題児だったと思う。先生からめっちゃ怒られたし、「お前、真面目にやれや」ってずっと言われてたんだけど。
体育の先生か社会の先生か忘れちゃった、すごい厳しかった先生がいて、仲悪かったのよ。
でも1年後に卒業生として行った時に、「元気でやってるか」「お前が元気で嬉しいよ」みたいな感じで、
肩を組まれるみたいな感じで来たわけ。俺、それ気持ち悪いと思って。
ああ、いいね。
ゾワゾワしたの。「何、その美談みたいにしようとしてんの、俺を」。卒業生が帰ってきたというくくりにおいて。
「そうじゃなかったよね、俺とあなたは」って思った記憶があって。
じゃあ伊藤、その時「お前来るな」「帰れ」「この学校の敷地をまたぐんじゃねえ」みたいに言われたらよかったの?
そしたらショックで泣いちゃうかもしれないけど、それは極端だけど。本当に嫌だったって言われたら嫌なんだけどさ。
でも「手がかかったな」「お前が卒業してくれてよかったよ」ぐらいのことを言ってくれた方が、戦ったライバルみたいな感じでいれば、
俺も気持ちよかったと思うんだけど。
何か、その先生と生徒になっちゃってて、卒業生と先生、みたいな。「うわ」って思った記憶があって。
何か変な物語化が行われてるってことだよね。
そう。その物語の登場人物にされてる気がして、ちょっと気持ち悪さを感じたのを、今思い出したね。
なるほどね。俺も学校の先生って、嫌な思い出が今いっぱい、蓋が開いたわ。確かにあった。
俺、高1の時に、理由も分からないけど、呼び出されたんだよね。その時の担任の女性の先生に。女性の先生が俺を説得しようとしてんの。
俺はそこで全く反発とかしてないよ。「はあ」みたいな感じだったのね。途中で先生が泣き始めたんだよね。
うわ。それは何についてかも覚えてないわけだ。
覚えてないんだよね。多分、勉強のことだったと思うんだけど、全く俺が勉強とかしてなかったから、
「こいつ何か言ってやらないとダメだな」ってなって、呼び出したんだと思う。
僕は全く心に響いてない。
そういうことを見て、何にも届かないんだと思ったのかな。
分からないけど、何か泣いてたね。確か、記憶の破片では「何で勉強してないんだ」みたいなことを言われたんだよね。
30:00
俺は「何で勉強しなきゃいけないんですか」みたいなことを、多分、返したんだと思う。多分ね、俺のことだから。
それで何か言ったんだって。「みんなやってるじゃないか、こんなに」みたいなことを言われたんだよね。
「何でみんながやってることをやらないといけないの?」って、無限にこう。
先生、その言い方じゃダメだよ、って俺、大人の今でも思うんだけど。
そうね、それは思ったんだよね。そういう無限の問答のうちに、先生はもう泣き出すっていうのがあって、
「困ったな」って思っちゃったっていう。
これ、何回かあるんだよね。先生に呼び出されるとか、ずっと電話かかってくるとかね。学校行ってないからさ、俺が。
何か絶妙な、諦められる不良とは違う、何かがあるんだね。説得したいけどできない、と。
でもそれ、先生の仕事なんじゃないの、やっぱり。業務の一環なんじゃないの。
学校に来てない生徒がいたら、とりあえず何かしなきゃいけないわけじゃん。
担任として「何にもしませんでした」は、さすがにまずいんじゃない。
俺が「ああ、確かにそうか」と思ったのは、「このまま行ったら卒業できなくなるから、来ないとやばいよ」って言われて、「ああ、
そうっすか。じゃあ行きます」と思った記憶もあるんだよね。
それで言うと、俺は高校の時、3年間担任が一緒だったんだけど、
その人はメールで「今日休みます」って言ったら「オッケー」って言ってくれる人だったの。
それはすごいありがたかったから、俺の中ではいい先生としてるんだけど。
「今日はサボりてえから、新宿行って映画見ちゃおう」とかいう時に、最初は「腹痛いから休みます」って言ってたの。
でも週に2回ぐらい「お腹痛いから休みます」って言ったら、「ちゃんと病院に行って検査受けろ」みたいな話で。
向こうも察して、「まあ、ほどほどにしとけよ」みたいな感じにして、ほっといてくれたっていうのが。
なるほどね。
ほっといてくれる人がいい先生、みたいな印象があるから、さっきの大河の話につながっちゃうのかな。
あと俺、高校の頃の先生ですごい覚えてるのは、それこそ軽音楽部の後輩と一緒に、
部活終わった後「じゃあ帰ろうか」みたいな感じで下駄箱に行ったら、その後輩の靴がなくなってたの。
確か記憶では、買ったばかりの結構新しい靴、結構いいスニーカーがなくなったっていう話なのよ。これ結構やばいじゃん。
事件、事件。
「マジで?お前、靴なくなったの?じゃあ、ちょっと職員室に行ってこようぜ」って言って、2人で職員室に行って事の経緯を説明したの。
そしたら「今そんな面倒くさい問題を持ち込んでくんなよ」みたいなことを言われたんだよね。
うわ。
俺はその時に、何かちょっと納得しちゃったんだよね。「ああ、なるほど。
確かに先生からしたら、仕事が増えて面倒くさいんだな」みたいな。
その後どうしたか覚えてないんだけど、俺の後輩は多分、体育館履きとかで帰ったんだと思うけど。
その後、靴が戻ってきたのかどうかも全然記憶が曖昧なんだけど、とにかくそうなんだと思う。
33:05
多分、先生からしたらそう。本音はね。
そう。本音を言っちゃダメだよね。
いや、それは思うよ、確かに。
でも俺とか、先生とかに対して、かわいい生徒じゃ全然ないじゃん。
そんなやつが来ても、「お前ら勝手にしろや」「何とかしろや」みたいな。
今なら問題になりそうだね。
そうだね。多分、窃盗事件だったんだと思うよ。
とにかく、第一報を言った時の先生が「マジで面倒くせえよ」みたいな感じだったのを覚えてるんだよね。
「大人はそうなのか」というふうに、納得したっていう気もするんだよね。
だから俺とか伊藤は、基本的にいい先生に当たらなかったんだろうね。
そうだね。当たりの先生って言うとあれだけど、いるだろうからね。
俺たちの先生は、あんまりいい先生じゃなかっただけで。
俺たちに刺さらなかった。
ああ、そうだね。っていうのはあると思うよ。
だからなのかもね。
そうだね。
「野良犬みたいに生きてた方がいいよね」って思っちゃう。
確かにね。
悲しい話になって終わってた。「俺らは基本的に先生はよくなかった」みたいなね。
でも恨みを持ってるわけじゃないでしょ。それで言うと、高校の時の担任の先生も、ほっといてくれてよかったし。
俺、中1の時の担任の先生、女の先生だったけど、その先生は、俺が後ろの荷物入れにパンパンに漫画を入れて、
漫画の貸し出しとかをしてたわけで、それは問題になってたんだけど。
1学期が終わったりする時に、先生が車でその漫画を全部うちに運んでくれて、「ほどほどにしなさい、
あんた」みたいな感じで言ってくれるわけ。
優しいね。
それは何かよかったんだよね。それもほっといてくれるって文脈だけど、関わってこない先生がいい先生になっちゃってるのね。
そういう。
多分、俺が関わってほしくないことを分かってくれてたと思うんだよ。
確かにね。
だから、悪くない先生はいた。
そうね。
ぐらいかな。
なるほどね。お便り回なんで、そんな思い出を我々も思い出しましたっていうね。
確かにそうだね。
何か闇の蓋が開いてる気がする、俺。
うん。よくない。
分かる?告発みたいな。例えば、先生の名前を実名とか出してたら、告発みたいな感じになっちゃうわけ。
そうだよね。
「あの先生は、窃盗事件が起きたのに対応してくれなかった」みたいな。これよくないからね。
そんなこと今さら言ってもしょうがないしね。
今さら言ってもしょうがないんだけどね。俺も、すごいよくないエピソードが出てきてる感じがするから、僕らちょっと冷静になって、
36:02
またいつか思い出として話せたらと思いますけどね。
そうですね。
そんな感じということですかね。
はい。じゃあ伊藤くん、締めをお願いします。
今回、お便り回ということで、我々のノスタルジーとラーメンチェーン店の話を聞いて、「ちょっと感情を揺さぶられた」と言っていただき、
お便りをいただきました。
あれはテーマとして学校みたいなものがあって、誰もが通っていて、
ノスタルジーとか過去を振り返る時の起点として学校というのは多分あって。
俺は学校をそんなに重要視してないなと思ったけど、やっぱりエピソードが出てくるし。
大河の話とか、TSさんは私立で先生と話した話とか、そういうことがあるんだろうなと思って。
聞いてる人も多分、面白かった先生、嫌いな先生、他にも出来事はあるよね。学生時代のよく分からない事件とか。
確かにね。先生の話はちょっと聞きたくなりますね。皆さん、どんな思い入れを持って恩師のことを振り返るのか、みたいなね。
そう。恩師と呼べる人がいるのかいないのか、とかね。そういうものの話を、もしありましたら概要欄のフォームからお願いします。
番組のフォローもぜひお願いいたします。それではまた次回。
はい。
37:27

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