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2025-07-10 12:07

#55 ロケ地巡り|『ブーリン家の姉妹』はどこで撮られた?ヘンリー8世の宮殿の舞台をめぐる旅

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2008年公開の映画『ブーリン家の姉妹』。
王の寵愛をめぐって運命を狂わせた2人の姉妹──その物語を彩った、印象的なロケ地をめぐってみませんか?

 

今回は、ヘンリー8世の宮廷=“ホワイトホール宮殿”が映画の中でどのように描かれていたのか、舞台となった実際の歴史的建物をご紹介していきます。

 

使用されたのは、歴史あるカントリーハウス・大聖堂・修道院!映画のストーリーともリンクするエピソードもある場所もあって、興味深いですよ。

 

登場するロケ地:
・ノール・ハウス(外観・中庭など)
・ペンズハースト・プレイス(宴会や密会の場面)
・イーリー大聖堂(裁判・結婚式の荘厳なシーン)
・レイコック・アビー(キャサリン王妃の孤独な居室)

 

物語の舞台裏を知ることで、映画がもっと深く楽しめる。
そんなロケ地の魅力を、一緒に旅する気分でお届けします。

 

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講座でお会いできるのを楽しみにしています♪

 

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サマリー

今回のエピソードでは、映画『ブーリン家の姉妹』の撮影地であるヘンリー8世のホワイトホール宮殿に焦点を当て、実際に使用されたロケ地の魅力を深掘りしています。特に、各ロケ地が映画のストーリーとどのように結びついているかを探ります。

映画の背景とロケ地の重要性
英国ドラマタイムへようこそ。この番組は、イギリスの歴史ドラマが大好きな私が、ドラマや映画のおすすめ、ロケ地の秘密、当時の暮らしまで深掘りしてご紹介しています。
物語の背景を知ると、作品がもっと楽しくなります。
さて、前回の放送では、2008年公開の映画『ブーリン家の姉妹』をご紹介しました。
今回は、その続きとして、あの物語がどこで撮影されたのか、映画のロケ地についてしっくりご紹介していきます。
ロケ地の話は、何となくピンとこない方もいるかもしれません。
でも実は、その場所と映画の物語が歴史的にリンクしたりしていて、調べてみるととても面白いのです。
今日ご紹介する場所にも重なるポイントがありますので、ぜひ注目して聴いてみてください。
本当は、一回の放送でお届けするつもりだったのですが、調べていたらどんどん面白い話が出てきてしまって、盛り沢山になったので、二回に分けることにしました。
ということで、今回は第一回、ウーリン家の姉妹メアリーとアンの運命を大きく変えたヘンリー八世の宮廷、ホワイトホール宮殿が、映画の中でどこでどう再現されていたのか、じっくりご紹介していきます。
そして最後にちょっとしたお知らせもありますので、よかったら最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
では早速、ヘンリー八世の宮廷へタイムトリップしてみましょう。
この映画を見たことある人はわかると思うんですけど、全体にずっと息が詰まるような緊張感が漂っていましたよね。
画面も色のトーンを落とした暗い色だったし、イギリスらしく天気もどんより。
それに加えてスタジオセットではなく本物のロケ地がたくさん使われているということで、この雰囲気をよりリアルにしていたんだと思います。
石や木でできた空間には長い年月の中で刻まれた汚れや傷が残っていて、そういったものが雰囲気を出していたんですね。
セットが使われたのは宮廷武道会と国王の寝室ぐらいだったということです。
ということで、今日はホワイトホール宮殿がどうやって描かれていたのかなんですが、
このホワイトホール宮殿というのはロンドンの中心部にあった宮殿で、かつて1500以上の部屋を持っていてヨーロッパ最大の宮殿だったとも言われています。
でも1698年の火災でほとんどが消失してしまって、今も残っているのはバンケティングハウスだけなんです。
今のロンドンの中心部、国会議事堂とトラファル街広場の間のあたりにあったホワイトホール通りという通りの名前も残っているんですが、この宮殿から来ているんです。
映画の中ではそんな巨大な宮殿がいくつも実在する建物を組み合わせることでできていました。
主に4つの建物が使われていたので、これから一つ一つご紹介していきます。
まず外観や入り口として使われていたのがケント州にあるノールハウスです。
ロンドンから車で1時間ほどの場所にある15世紀に建てられた館です。
日本だと諸町時代の頃に建てられた建物ですね。
部屋が365個、階段が52個もあることからカレンダーの家なんて呼ばれたりもしています。
鹿の公園に囲まれた本当に美しい邸宅で、ケンリー八世も実際にここをとても気に入っていて、
当時の持ち主だったカンタベリー大司教に屋敷を譲るように要求したとも言われています。
そしてここが王室所有地になって、エリザベス一世の時代には別の人物の建物となって現在に続いています。
今は管理しているのがナショナルトラストですので、一般に公開されて私たちも見に行くことができるんですね。
映画の中でどんなふうに登場していたのかというと、
ホワイトホール宮殿に到着したり、そこから出発していったりする場面にここが使われています。
印象的なのは、ヘンリー八世に命じられてブーリン家がホワイトホール宮殿にやってきた時、
そしてメアリーが宮廷を後にした時ですね。
ヘンリーに捨てられて国に帰るメアリーの前で、ヘンリーとアンが二人で馬に乗って出かけるという場面もありましたよね。
その他にも夜の宮廷の場面などはこちらがたくさん使われているそうです。
次にホワイトホール宮殿の宴会のシーンや庭園が使われた邸宅はペンサーストプレイスです。
こちらも先ほどと同じ県都省にある建物で建てられたのがさらに古く14世紀です。
この時代の建物としては素晴らしい保存状態のところなんですね。
もともとロンドン市長の館だったのが始まりです。
その後バッキンガム公爵が所有していたのですが、彼が処刑されて王室に召し上げられました。
ヘンリー八世はこの場所もとても気に入っていて、狩りの時も休憩や宿泊する場所として利用していたようです。
どうしてこの場所を気に入っていたのかというのは、ブーリン家の実家が近かったからという理由もあるみたいです。
ここを訪問してアンやメアリーと密会していたとも言われています。
こういったところも本当に映画の物語とリンクしますよね。
この屋敷には映画で使用された当時の衣装も展示されていて、これも映画ファンには楽しめる場所でもあるんです。
映画に登場するのは宴会の場面です。
アンがフランスから帰ってきてヘンリーを挑発する場面って覚えていますか?
さらに国民の非難の声が聞こえる中で行われた二人の結婚の祝縁の席などです。
これが撮影されたのが石造りの壁で、18メートルもの高い天井に、当時のままむき出しの木の梁のある大広間でした。
本当に雰囲気たっぷりで美しい空間でしたね。
さらにアンとヘンリーが密かに会っていた庭園もこの屋敷の庭園で撮影されたのです。
この時代のメールのようになっている植え込みのデザインも本当に美しい庭園でした。
今後の展望とお知らせ
さてホワイトホール宮殿の映像を作り上げるために大聖堂と修道院も使われています。
その一つがイーリー大聖堂です。
この建物は本当に実際に行くと神聖堂が荘厳という言葉がぴったりの場所ですね。
映画の中ではキャサリン王妃の裁判の場面やアンとヘンリーの結婚式の場面で使われていました。
模様の入った石の床に天井まで続く高いアーチ、そしてステンドグラスがあって
画面越しでも冷たい空気や張り詰めた空気が伝わってくるような空間でした。
キャサリン王妃が住まいとしていたエリアには霊国アビーが使われています。
この場所はハリーポッターなどの撮影でもとても有名な場所ですが
13世紀に建てられた本物の修道院です。
静かでちょっと寂しさを感じさせるような回廊や部屋が
キャサリン王妃の孤独な日々を象徴するような感じで映し出されていました。
ここまでが映画ブーリン家の姉妹でヘンリー8世の宮廷ホワイトホール宮殿として登場したロケ地です。
もう一度名前をまとめると
こちらが外観や中庭、到着シーンなどで使われています。
こちらが宴会や庭園のシーンです。
こちらは裁判や結婚式などの場面で使われていました。
最後は霊国アビー、キャサリン王妃の住まいとして使われていました。
霊もただのロケ地ではなくて物語とつながっている実際の場所なんですね。
そういった背景を知るとさらに映画が楽しめると思います。
今日ご紹介したこの4つの場所はすべて一般公開されていて
私たちが訪問することができるんですね。
映画のロケ地巡りの旅の訪問先として加えることができるんです。
次回はブーリン家の姉妹メアリーとアンが暮らした館についてご紹介します。
このロケ地もただの撮影場所ではなくて
ブーリン家やヘンリー発生との深いつながりがある場所なんです。
次回もどうぞお楽しみに。
最後に一つお知らせをさせてください。
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イギリスの映画やドラマに登場する
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タイトルは英国ドラマを10倍楽しむカントリーハウスの舞台裏です。
ダウントンアビーやプリチャートン家など物語の名シーンに登場するお屋敷が
本当に存在する貴族の館カントリーハウスで
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イギリスの文化に詳しくなくても大丈夫です。
映画やドラマがちょっと好き、そういった方にぜひ参加していただきたいです。
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ぜひ覗いてみてください。
そして9月にダウントンアビーの映画が公開されますよね。
それまでにもっと楽しめるように
ダウントンアビーのティータイムの秘密に迫る講座や
ハイクレア城を旅する気分で学べるオンライン講座も準備しています。
映画を見るのがきっと何倍も楽しくなるような
そんなイギリスを旅する時間を楽しみたいと思います。
この放送を気に入っていただけたら
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こんなドラマも撮り上げてほしいというリクエストも大歓迎です。
次回もどうぞお楽しみに。
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