🎙️ ようこそ、英国ドラマタイムへ!
イギリスの歴史ドラマをもっと楽しむためのポッドキャスト。
ジェイン・オースティン未完の小説を原作にしたBBCドラマ『サンディトン』。
今回はシーズン1に登場するロケ地をめぐる旅にご案内します。
- 主人公シャーロットの家として撮影されたイフォード・マナー(Iford Manor)
- 遺産相続の火花が散るレディ・デナム邸、豪華なディラム・パーク(Dyrham Park)
- そしてトム・パーカー邸のモデルとなったジョン・ソーン博物館 (Sir John Soane's Museum)
庭園や海辺のシーンが多く、カントリーハウスの庭園をそのまま散歩しているかのような美しい風景がドラマを彩ります。
撮影裏話や現地の見どころを交えながら、行きたくなる場所をぎゅっとまとめました。
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サマリー
エピソードでは、BBCドラマ『サンディトン』のロケ地を巡り、シャーロット・ヘイウッドの家やレディ・ディナムの邸宅サンディトンハウス、トム・パーカーの家について詳しく紹介しています。それぞれの場所の美しさや物語との関係性が深掘りされており、視聴者に旅行したくなる魅力が伝えられています。
サンディトンのヒロインの家
英国ドラマタイムへようこそ。この番組は、イギリスの歴史ドラマが大好きな私が、ドラマや映画のおすすめ、ロケ地の秘密、当時の暮らしまで深掘りしてご紹介しています。物語の背景を知ると作品がもっと楽しくなります。
ちょっと配信が1週間空いてしまいました。お待たせいたしました。今日はロケ地巡りの回です。
一緒に旅するのは、前回あらすじや見所をご紹介した、ジェーン・オースティンの未完の小説、サンディトンのBBCドラマ版ロケ地です。
前回もお話ししたんですが、このドラマはイギリスではシーズン3まで配信されているんですが、残念ながら日本で見ることができるのはシーズン1のみなんですね。
ですので、今回はシーズン1のロケ地をめぐります。
このドラマでは、室内のシーンはスタジオでの撮影が多いようなんですね。
でも物語の中では庭園とか海での場面がすごく多いんですね。
それがとても美しい風景になっていて、物語をすごく彩っているんですけれども、
そこが今までこの番組でご紹介してきたドラマや映画の作品とロケ地との関係の違いではないのかなと思うんですね。
カントリーハウスの庭園をまるで自然の中を散歩していたり、ボートレースの場所に使っていたり、上手く使っているなという印象があります。
今日は3ヵ所をご紹介したいと思います。
まず初めはサンディトンの主人公、シャーロットの家。
そして地元の名詞で抜け目のない裕福な女房人、レディーデナムの邸宅、サンディトンハウス。
そして3番目はサンディトンを作っているトムパーカーの家に隠された秘密です。
それぞれの撮影場所と魅力をこれからじっくりとご紹介していきます。
まず初めはサンディトンのヒロイン、シャーロット・ヘイウッドの家です。
シャーロットは架空の村、ウィリンデンの大家族で育った女性です。
10人以上いる兄弟の長女なので、責任感と自立心があるしっかり者です。
物語はサンディトンをリゾート地として作り上げている実料家のパーカー夫妻が馬車の事故に遭うところから始まります。
この夫妻をシャーロットが助けて自宅に招いて、その縁で彼女が彼らに同行してサンディトンに行くんですね。
素朴でしっかりした農家の娘のシャーロットが海辺の新興リゾート地でたくさんの人々と出会いながら、
人間関係や階級、恋愛の駆け引きに直面して成長していくというストーリーです。
ということで、第一話でほんとにちらっと登場するシャーロットの家は、両親とたくさんの兄弟の大家族が住む静かな農村にあります。
決して裕福ではないんですが、賑やかで笑いの絶えない豊かな家なんですね。
このロケ地となっているのがイホゴドマナーです。
家の中も撮影されているんですが、
ここでぜひ見てもらいたいのは、サンディトンに行くシャーロットにお父さんが全てに気をつけなさいと忠告する場面です。
ダブルアーチの石橋の上に彫刻が飾られている素敵な石橋の上でこの場面が撮影されたんですが、
こちらもイホゴドマナーの庭園の中です。
このお屋敷はイギリス南西部にある小さなお屋敷と庭園で、ロンドンからおよそ電車で2時間ほどののどかな田舎にあります。
川沿いに佇む15世紀の名残を持つ石造りのお屋敷、
そして先ほどご紹介した古い石橋や庭園デザイナーがイタリアの教会などから集めたローマ時代とかロマネスク、中世の彫刻があちこちに飾られたイタリア風の美しい庭が有名なんです。
今回色々調べて写真を見ていると柱とアーチでできた美しい回廊もあるようでとても気になります。
こちらはドラマの中には登場していないんですけれども、
ドラマの中では本当にちらっとしか出てこないんですが、昔のまま残っているような雰囲気がたっぷりあって、ロケ地としての魅力をたっぷり見せてくれています。
このリフォードマナーは4月から9月の気候の良い時期に庭園が一般公開されています。
レディ・ディナムの邸宅
さて次はサンディトンの開発に多額の資金を投じている大スポンサーのレディ・ディナムの邸宅のサンディトンハウスです。
レディ・ディナムは夫の遺産を相続した大金持ちの未亡人です。
ズケズケとはっきりと物申す人で皮肉もかなりきついんですけど、そしてお金や人間関係もとてもシビアな人です。
自分は高齢なので、その後誰が自分の財産を狙っているのかということも常に厳しく見極めています。
そんなレディ・ディナムの邸宅の外観になっているのがディラムパークです。
ディラムパークの豪華な雰囲気はレディ・ディナムのイメージにぴったりなんですね。
外観で威圧する感じ。
でも建物やオヤシ自体はあまり物語には絡んできません。
ここは庭園が主役のようによく登場していました。
私が特に印象に残っているのは、レディ・ディナムの名のエスターが彼女に求婚する男性と散歩しているとても美しい場面があるんですね。
ここでエスターはプロポーズされるんですが、そういったシーンだったんですが、多分こちらもディラムパークの庭園だと思われます。
レディ・ディナムの邸宅の内部はスタジオに作られた撮影だったようですね。
ここではレディ・ディナムのメート、オイ、そしてもう一人の親戚の女性3人が愛情とお金がもつれるやうい関係でかなりドロドロしているんですね。
そういったことも反映して、この邸宅のインテリアは黒い代理席のちょっと怪しげな雰囲気なんです。
特注のキャンドルを灯す豪華なシャンデリアとか、黄金のネプチューン像など豪華な仕掛けもたくさん作られたようです。
ディラムパークはコーツウォルトの入口に広がる大邸宅です。
なだらかな丘が連なる風景の中に建っていて、本当に圧倒される美しい外観なんですよね。
このディラムパークの敷地全体が野生の鹿の生息地にもなっていて、季節によっては草原を駆ける鹿の群れも間近に見られるようです。
そして邸宅の中にはオランダ絵画とかタペストリーなど美術品がたくさんあって、英国地属の暮らしと美術の歴史、自然散策も楽しめる場所になっています。
こちらはナショナルトラストが管理している場所なので一般に公開されています。
トム・パーカーの家
そして3番目は、このドラマを見ていたらサンディトンを作り上げる実情家、トム・パーカーの家もきっと気になるはずなんです。
本当に美しいんですよ、ここは。
私もこれはどこの親子両親地として使っているのかなと調べていたら、こちらはどうやらスタジオセットのようです。
でもそのイメージを作り上げるちゃんとしたモデルがあったようなんですね。
それが18世紀のイギリスの建築家、ジョンソーンの邸宅です。
今はロンドンで美術館として一般公開されている場所なんですが、
ここ私も随分昔に一度行ったことがあるんですけれども、
家というか展示室というか、ジョンソーンが実際にここに暮らして、
自分のコレクションを美しく見せるために設計した場所なんですね。
その中には迷路のような間取りがあったり、自然光を取り入れたり、
壁一面がパネルの扉のように開いて絵が現れたりして、
その仕掛けとたくさんの収集品が作り出す美しい空間なんですね。
トム・パーカーを演じた俳優クリス・マーシャルは、監督に勧められて、
この美術館にも行って、できる限りリサーチをしたそうです。
さて、今日はBBCドラマサンディ・トンのロケ地をご紹介しました。いかがでしたか?
今回、このロケ地を調べていて、ジョンソー・ミュージアムにもう一度行きたくなりましたね。
そして、シャーロットの家のロケ地、イホード・マナーの庭園に行きたくなりました。
こうやって調べていくうちに、行ってみたい場所のリストがどんどん長くなっていくんですね。
さて、このような英国ドラマやお屋敷の背景をもっと知りたい方へ、
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次回は、映画英国王のスピーチをご紹介します。
エリザベス女王の父、ジョージ・ロクセイが抱えていたコンプレックス、
そして、突然国王となったプレッシャーをどう乗り越えたのか。
お楽しみに。
10:38
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