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2025-08-07 13:30

#60 『ギルデッド・エイジ 』シーズン3徹底トーク:バーサ、ついにニューヨーク社交界の頂点へ

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今回は、いま話題のドラマ『ギルデッド・エイジ』シーズン3について、たっぷり語ってみました。このポッドキャストで作品名が登場することはあっても、1本まるごと取り上げるのは今回が初めて。

 

アメリカの“金ピカ時代”を舞台に、社交界の頂点を目指すバーサ・ラッセル。
彼女がついにニューヨーク社交界の中心人物となり、娘グラディスはイギリスの公爵家へ政略結婚。伝統と新興のぶつかり合い、野心と誇りが交差するドラマの魅力を、歴史的背景にも触れながら語っています。

 

最終話目前、シーズン3で描かれた人間模様と、残された伏線の数々。
次の展開が待ちきれない方、一緒に整理してみませんか?

 

 

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サマリー

『ギルデッド・エイジ』シーズン3では、主人公のバーサ・ラッセルがニューヨーク社交界の頂点に立つ過程が描かれています。バーサは、社交界での権力闘争や娘のグラディスの結婚など、様々な困難を乗り越えて成功を収めています。

ギルデッド・エイジの魅力
英国ドラマタイムへようこそ。この番組は、イギリスの歴史ドラマが大好きな私が、ドラマや映画のおすすめ、ロケ地の秘密、当時の暮らしまで深掘りしてご紹介しています。物語の背景を知ると、作品がもっと楽しくなります。
今日のテーマは、今絶賛放送中のドラマ、『ギルデッド・エイジ 』です。日本ではUNIXで独占配信されていて、毎週月曜日に最新話が見られますが、ついに今週の月曜日、シーズン3、7話で放送されました。来週はついに第8話で最終回です。
実はこのドラマは、こちらの英国ドラマタイムでも何度も名前を出してきたんですが、丸ごと1本で語るのは今回が初めてじゃないのかなと思うんですよね。大好きな作品なのに、まだきちんと語っていなかったので、今日はその魅力をたっぷりお届けしたいと思います。
『ギルデッド・エイジ 』はアメリカ制作のアメリカ画舞台のドラマなんですが、イギリスともとても深い関わりがあるドラマです。いろんな意味でアメリカ版のダウントアビーとも言える作品なんですね。
いろんな意味でというのが、その一つはダウントアビーと同じプロデューサー、ジュリアンフェローズが作っているドラマだということです。そしてもう一つは、ダウントアビーのストーリーとも深くつながっていることなんですね。
それはどういうことかというと、ギルデッド・エイジの舞台は1880年代のニューヨークです。この1880年代というのをちょっと覚えておいていただきたいんですけど、そしてダウントアビーの方はシーズン1が1912年が舞台でした。
ちょうどタイタニック号がイギリスを出発してニューヨークへ向かう途中に沈没したというその年だったんですね。なのでおよそダウントアビーから30年前のアメリカ・ニューヨークが舞台のドラマというのがこのギルデッド・エイジなんです。
そしてダウントアビーのクローリー伯爵夫人コーラ。コーラはアメリカ出身だったということを覚えていますか。アメリカのビジネスマン、大金持ちのお嬢さんとして多額な持参金を持ってクローリー家のロバートに届いてきたんですよね。
コーラがドラマの中で40代ぐらいだとすると、ちょうどギルデッド・エイジの時代にイギリスに届いてきた、そんな計算になるんです。というところでギルデッド・エイジはやっぱりアメリカ版ダウントアビーともいえる作品です。
アメリカの黄金時代とイギリスの貴族社会、そんな2つの世界をつなぐ物語がこのギルデッド・エイジなんです。
このドラマのタイトル、ギルデッド・エイジ、日本語では金ピカ時代と訳されているんですが、これはアメリカ史の中でも最もきらびやかで、最も野心に満ちた時代の呼び名です。
実際に使われた歴史的な用語なんですが、急速な経済成長とビジネスで成功した新しいお金持ちたちが次々に現れて、アメリカ全体が眩しいほどの繁栄に包まれていた時代のことを指しています。
ドラマの主人公はバーサ・ラッセル。ラッセルは鉄道で大儲けした実業家、ジョージ・ラッセルの一家です。
数年前までは本当に誰も知らなかった一家が鉄道ビジネスで、莫大な富を築いて社交界の頂点を目指してニューヨークの一等地に宮殿のような邸宅を建てるところからスタートします。
当然昔からの上流階居の人たちにとっては、ラッセル居のようなポッドでの人たちを受け入れがたい存在だったんですね。
私たちの中に入れるものかと言って、古い家柄との間でさすが耐えませんでした。
だからこそ、キルテッドエッジはタウントアビーと全く違って戦い、戦い、また戦いという感じで、社交界での勢力争いや裏の駆け引きが見ていてとても面白いのです。
社交界はただの華やかな舞台ではありません。
そこは古くからの家柄と、新しく出てきた富裕層がぶつかり合う仙像のようなものでした。
ニューヨークはヨーロッパから移住してきた人々が築いた街で、その名家の子孫たちが古い家柄として上流階居を形作っていました。
そんな人たちにとって、ラッセル家のような人たちは当然受け入れがたい存在だったので、特に社交界を牛耳っていたアスター夫人はラッセル家を完全に無視していました。
社交イベントを開いてもラッセル家には招待状が届かないとか、ラッセル家が催し物をしても来る人はほんのわずか。
みんなアスター夫人に逆らうのを恐れて、彼女の方針に従っていたんですね。
そんな中ですが、バーサは本当に頭の回転が速くて、人の心を使うのが本当にうまい人だったんです。
そして少しずつ味方を増やして、シーズン3ではついに上り詰めていきます。
今シーズン、アスター夫人自身が自分の娘のトラブルや古い価値観へのこだわりから徐々に徐々に味方を失っていき、
ついにニューポートで開かれるパーティーの主催をバーサラッセルに任せるまでになったんです。
こうしてバーサはニューヨーク社交界の頂点に立つ存在になりました。
このシーズン3のもう一つの大きな出来事は、それはバーサが本当に手に入れたかった夢の一つだと思うんですけど、
娘のグラディスの結婚ですね。相手はイギリスのバッキンガム皇爵です。
シーズン3の展開
この結婚、本当にちょっと見ていてもかわいそうなくらい無理矢理に結婚させられたという感じだったんですけど、
結婚式も涙の結婚式という感じでね。
それでもアメリカ側とイギリス側の利害が本当に結びついたという結婚でした。
バッキンガム皇爵家としては、広い領地と大きなお屋敷の維持のためにもどうしても金が欲しい。
そしてラッセル家としてはイギリスの伝統、権力、権威が欲しいということで結びついたんですね。
グラディスはジョージが出した桁外れな持参金を持ってイギリスに突入できます。
最初はとても窮屈な感じの、かわいそうな感じのグラディスだったんですが、
でも彼女もバーサの娘、ジョージの娘だったんですよね。
やがて皇爵を自分の味方にして、共に皇爵家を盛り立てていこうということで、
彼女もどんどん自分の存在感をアピールしていきました。
さて、そのシーズン3も今週の月曜日に第7話まで放送されたんですが、
ここでアスター夫人とともに社公会を作ったと言われているマカリスターが、
上流階級の人たちの舞台裏を描いた曝露本を出版して、大騒動になるんですね。
このマカリスターも、彼が出した本というのも実話だったんです。
マカリスターはどうしてこんな本を出したのかというのを、
ドラマの中でこんなふうに語っていました。
まるで王様のように社公会できらびやかな生活をしている人たちも、
みんなと同じ普通の人なんだということを示したかったから。
でも、それってとても身勝手な発言ですよね。
自分が社公会を作ったからというエゴで、
どうやってもいいだろうという考え方だったのかもしれないんですが、
このために彼はものすごい反発を受かって、社公会から完全に染み出されてしまいます。
この曝露本の話は、ドラマの予告編で見ているときに、
すごい大騒ぎになるような感じだったんですけど、
意外にドラマの中では淡々とした感じで描かれていて、
何かちょっと意外な終わり方でした。
しかし、この第7話、勝利的なラストがあったので、
ちょっと滑稽されちゃうような感じになったのかもしれないです。
第7話では、新しい鉄道を作る、アメリカを横断する鉄道を作りたいという野望のために
かなり強引な取引をしたり、自分の秘書を解雇したりしてきたジョージ・ラッセルが
ピストルを持った強盗に襲撃されるというラストがありました。
彼は本当に撃たれたのか、死んでしまったのか、どうなるんだろうというところで終わったので、
来週がどうなるのか本当に気になります。
シーズン3には、まだまだ伏線回収されていないような、
エピソードがたくさん残っているんですね。
例えば、マリアンとラリーの恋の行方。
二人は婚約までしたのに、結局マリアンが婚約を取り消しにして、
この後二人はどうなるのか、ちょっと気になりますね。
他にも、ペギーとカーライル医師の関係。
とってもいい関係の二人だったんですが、
ペギーの過去が明るみに出てしまい、
二人は乗り越えることができるのか、それとも別れてしまうのか、
二人がうまくいってほしいなと思っていたので、
とてもこの展開が気になります。
さらに、オーロラの離婚後の人生。
離婚したという、そうなると、
諸公会から完全に占め出されてしまうということが、
彼女はこの後どうなっていくのか。
さらにイギリスで暮らすグラディスと公爵も、
二人はどんな生活を築いていくのか。
そして、公爵のお姉さん、ベディー・サラが、
グラディスと公爵からロンドン行きを進められたのですが、
彼女がどうなってしまうのか、こちらも気になります。
そして、私が一番注目しているのが、ジャックの新生活ですね。
目覚まし時計の権利を売って、莫大な資産を得たジャックは、
ついに使用人を辞めて、素敵な家を購入します。
今度は自分自身が使用人を雇う立場になったのですが、
彼がこの後どのような生活をしていくのか、
といったことについて、私は、
シーズン3、これだけの伏線が残っていては、
来週放送の第8話で、すべてを描き切るのは難しいのではないかと思っていたところ、
先日、とても嬉しいニュースが飛び込んできました。
シーズン4の制作が正式に決定したそうです。
撮影は、スタジオで行われましたが、
スタジオで撮影したのは、
シーズン4の制作が正式に決定したそうです。
撮影は今年になるのか、来年からなのか、
そして放送はさらに先になるのですが、
物語が今後どのような展開になっていくのか、
本当に本当に楽しみです。
さて、今日はドラマ、ギルデットイージについてご紹介しました。
いかがだったでしょうか。
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では、次回の放送をどうぞお楽しみに。
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