植物の魅力
暮らしを支え、心に寄り添うbotanic life moments。植物たちの生きる力を借りながら、毎日をより楽しく、心地よく過ごすためのヒントをお届け。botanical therapist ayakaが神戸のアトリエよりお送りします。
今日は、前回の続きということでお送りしていきます。
「これ、何の植物?」がわかる、おすすめアプリと愛読書。
前回、私、アプリをご紹介したんですけど、実はですね、アプリで調べることは、もう本当にクイックで知りたい場合とか、
あらかじめわかってるけれども、きっとこれだよね、みたいなのを確信したいときに、ちょっと補助的に使ったりしているんですね。
普段は、きちんと書籍化されているものを使うことが圧倒的に多いです。
いっぱいそういう本を持っているんですけれども、その中でも特に繰り返し活用して、ちょっと辞書的に使ったりしている本を、今日はご紹介しようと思います。
私、ハーブを中心に活動していますので、まずハーブの本から。
基礎の基礎からよくわかる、初めてのハーブ、手入れと育て方というものですね。
こちらは、ナツメ社というところから出ています。
監修をなさっているのが、高浜真理子さんですね。
この本、実は、初版の発行が2011年ということで、結構ね、前なんですけれど、
本当にもう何回も何回も増刷されていてですね、やっぱり質の高い本なんだなというのが伺えますね。
お写真とか解説もたっぷりで、それでいて優しく専門的というね。
私も何度これを見たかわからないくらい愛読しているんですけれど、
いろんな種類が載っていますし、
痒いところに手が届くというか、そこを知りたかったんだよね、みたいなのもきちんと解説されていて、
親切ですごく親しみやすい本だと思います。
まさに指南書で困ったことがあった時に開く参考書的な本です。
2冊目が増田和夫先生が監修されている、自分で採れる薬になる植物図鑑ですね。
これはもう本当に図鑑といういでたちで、とっても大きくて見応えがあります。
全てのページを私も見たわけではなくて、本当にね、ぎっしり情報が詰まっていますので、
こちらもね、困った時にこれ何の植物だろうっていうのを調べる時によく使います。
で、やっぱり和の植物ってですね、フィールドワークとかで見つけた植物で、
うわぁこれ何だったかなっていうのを写真を撮っておいて、すごく大きな本なのでね、
普段持って歩いたりはしないんですけど、撮った写真と照らし合わせて、これはこれだったのかなとかね、確認する感じで開くことが多いですね。
やっぱり薬効がね、その成分とか、あとは採取した後の保存方法とかですね、使用法とかもちろん載っていますし、
これに似ている植物のコラムみたいなのもあって、それがとってもいいんですね。
これ似てるけどどっち?とかね、あれとこれって同じような名前じゃなかった?とかですね、
そういうもやもやしたところを解説してくれているのが、さすがという感じで、本当におすすめの本です。
丁寧な暮らしと植物
図書館でね、最初私借りたことがあって、なんて素敵な本だろうと思って、自分で購入して、今は愛読しています。
3冊目は植物栽培のなぜがわかる 園芸コツの化学。
植田善弘先生の本ですね。
先ほどのね、薬になる植物図鑑も、こちらの園芸骨の化学の本も、やっぱりもう10年から20年ぐらい前の本なんですけど、今もまたね、どんどん新しい冊がすり上がっていたりするので、
なんていうか、その新しい本が一番、最新の情報は載っているんですけれども、基本的な変わらない大切なことっていうのは、以前からある本の方が、とってもね、確信をついているような気がするんですね。
だからこそ色褪せずに、今も読み継がれているのかなっていうのは、ひしひしと感じます。
この本のすごく素敵なところは、Q&A方式になっているんですね。
何か育てようとかした時に、いろんな疑問が出てくると思うんですけど、そんな疑問を、わーっとこう羅列して、一つずつ丁寧に答えてくださっているというね、頼もしい本で、私はその土に関しての疑問が結構多い方だったので、土作りのパートがとても充実しているのが、この本いいなと思って、
購入しました。それ以外の種まきとか植え付けとか、肥料とか水やりとかですね、基本的なんですけれども、とっても大事なこと、剪定とかピンチとか、もういっぱいいっぱいいっぱいあるんですけど、本当に頼もしい本で、ぜひぜひこちらは手に取ってみる価値はあると思うんです。おすすめです。
最後におすすめ、ご紹介するのが、12ヶ月栽培ナビ。ラベンダーですね。私がいつも愛読しているのはラベンダーの本なんですけど、シリーズで、バラとかクリスマスローズ、コチョウラン、クレマチス、ブルーベリー、柑橘類、ブドウとかですね。ちょっとハードルが高そうなものとか、
人気の植物を、一つ一つ解説してくれているシリーズ本なんですね。NHKの趣味の園芸から出ている本なんですけれど、品種がものすごくたくさん載っていて、しかも美しいお写真と、とてもわかりやすい解説。
あと年間の作業とか管理のスケジュールとかもですね、見やすく書いてありまして、1月2月3月とかね、月ごとにきちんと順番を追って見れるようになっています。
なので手帳代わりと言いますか、今何月だから何しといたらいいかなとか、ちょっと作業に迷った時にガイドブックのような感じで私は愛読しています。こちらも超おすすめです。
最後にお知らせです。5月31日土曜日、朝10時から夕方4時まで、神戸東遊園地でグリーンマーケットが開催されます。
東遊園地っていう名前なんですけど、特に遊具とかですね、遊園地っぽい設備があるわけではない場所なんですね。
街路樹がたくさんあって、緑豊かで都会のオアシスのような場所ですね。
で、こちらでいろいろなイベントが開催されているんですけれども、今回のグリーンマーケットさんは年に2回、去年から始まったのかな。
今年もある秋と開催される予定なんですが、植物のある豊かな暮らしと街、これを伝えそのムーブメントをみんなと考える1日ということで、まさに私が大切にしているテーマと同じなんですね。
なので今回参加させていただくことになりました。私が何をするのかと言いますとワークショップですね。
セルフハンドトリートメントをマスターしようということでやらせていただきます。
セルフハンドトリートメントっていうのはですね、簡単に言うと自分でやる手のマッサージですね。
こちらはアロマの世界ではトリートメントってマッサージのことを呼ぶんですけれども、植物からできたオイルを使って肌を優しくマッサージするイメージですかね。
これをすることによってリラックス効果ですとか、もちろんその肌の滑らかさを取り戻したりとか、いろいろいいことがたくさんあるんですけれど、私が一番素敵だなぁと思うのはタッチングケアとしての一面ですね。
触れるっていうことによって心と体がほぐれていくそのプロセスがすごくいいんです。
なので天然の良質な精油といって、香りのする植物から香りだけを抽出したものも取り入れながら、ご自身の心と体をほぐしてあげる作業っていうのを丁寧にお伝えできたらいいなと思っています。
こちらは実習ですので、手がきちんと出る格好、肘あたりまでまくれる格好で来ていただきたいなと思います。
手ってね、やっぱりすごくエネルギーが詰まるところなんですよね。よく言われる手当てっていう言葉も、やっぱりその手をそっと当ててあげるだけで、ちょっと癒されるような、ホッとするような感覚っていうのは皆さんわかっていただけるんじゃないかなって思うんですけど、
さらにその働き者の手をご自身で触って癒してあげる、自分自身がご機嫌になる方法を自分で探っていく作業っていうのはとてもね、日々の暮らしの彩りになってくれるのではないかなと思います。
詳しいことは概要欄にリンクを貼っておきますので、ぜひぜひそちらからチェックしてご覧になってみてください。最後までお聞きくださりありがとうございました。
丁寧な暮らしってね、よく見たり聞いたりするんですけれど、それって何なのかなって時々思うんですよね。
何にフォーカスするかによって変わってくるとは思うんですけど、一つは自分にとっての心地よさっていうことを探って、それらを一つ一つ実践していくプロセスなのかもしれないって感じます。
自分が持っている限られた時間をかけてもいい、時間を積極的にかけたいって感じられるものを探していく。それが丁寧な暮らしにつながっていくのかなと思います。
植物のある暮らしっていうのは、すごく丁寧な暮らしとリンクする部分も多いんですよね。どうしてかなって考えてみたんですが、自分たちも自然の中の一部なんだっていうのを感じられること、
自分自身と共鳴する部分がたくさん感じられる、そういう感覚的なものっていうのは、同じ生き物としてのバランス感覚を取り戻すのにとってもいいパートナーなのではないかなって思います。
積極的に植物のある暮らしを取り入れて意識していくことで、丁寧な暮らしにつながっていくことも多いのではと、希望を抱いています。
ではまた次回お会いしましょう。ここまではBOTANICAL MOMENT ayakaがお送りしました。植物たちの癒しの素敵な瞬間がたくさん訪れますように。
