1. 房総文明ラジオ
  2. 第6話 房総半島の“房総”という..
2025-10-24 42:09

第6話 房総半島の“房総”という名前の由来を調べていくとワンピースみたいな世界観が見えてくる

房総文明ラジオは房総半島に新しい文明をつくろうを合言葉に、房総にまつわる様々な情報を発信するポッドキャストです。


ウェブサイト https://boso.xyz/

メールフォーム https://boso.xyz/radiocontact

インスタグラム https://www.instagram.com/bosobunmeimuseum

x(旧Twitter) https://x.com/bosobunmeiradio


●い鉄ブックス

https://itetsubooks.club/


イベント情報


10月25日26日 Paper To TOWN 千葉駅直結センシティガーデンテラス

古本屋さんたちが千葉駅すぐちかくのセンシティーガーデンテラスに集結します。い鉄ブックスは25日のみ出店させて頂きます。

https://www.instagram.com/____to_town


11月8日9日 ステラ百貨店 勝浦市芸術文化交流センターキュステ

https://galerie-stella.info/


11月16日あわぶっく市 南房総市白子 道の駅ローズマリー公園

https://www.instagram.com/awabook1


11月23日 大原文化ストリート いすみ市JR・いすみ鉄道大原駅前 北土舎近辺

https://bunka-street.oharaisumi.com/


★おすすめ地域情報


11月8日9日 ステラ百貨店 勝浦市芸術文化交流センターキュステ

https://galerie-stella.info/


11月9日 Brown’s Field 収穫祭2025

https://brownsfield-jp.com/blog/archives/2895


11月16日あわぶっく市 南房総市白子 道の駅ローズマリー公園

https://www.instagram.com/awabook1


参考情報


書籍


本稿千葉県誌(上・下)(復刻版)千葉県編 名著出版 昭和50年発行


ウェブサイト


千葉県 1.「千葉」と「ふさの国」の由来
https://www.pref.chiba.lg.jp/kkbunka/kenminnohi/panel/panel1.html

国立国会図書館サーチ
千葉県誌 : 稿本 巻上
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000039-I960652

千葉県誌 : 稿本 巻下
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000039-I960653

千葉県立中央図書館報 No.254 千葉文化
https://www.library.pref.chiba.lg.jp/guide/report/central/central254.pdf

国立公文書館
千葉県文書館開館31年目へむけて 千葉県文書館 副主幹 飯島 渉
https://www.archives.go.jp/publication/archives/no070/7985

織田完之(wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B9%94%E7%94%B0%E5%AE%8C%E4%B9%8B

房総(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%88%BF%E7%B7%8F

サマリー

第6話では、房総半島の名前の由来が探求され、その背後にある歴史的人物や植物が浮かび上がります。また、ワンピースという漫画作品を通じて、謎や冒険の象徴としての房総の文化が取り上げられます。房総半島の名前の由来が明らかにされる中で、広本千葉県史と現代の千葉県ホームページが比較され、植物名から国名が由来していることや、千葉の歴史に関わった重要人物、織田漢氏と白鳥倉吉について考察されます。房総半島の名称の由来についての考察が行われ、特に「坊層」という漢字の組み合わせやその意味、歴史的背景に触れられます。また、江戸時代以前の千葉県の国名や音韻変化についても詳細に説明されています。房総半島の名称の由来が探られる中で、ワンピースのような魅力的な世界観が浮かび上がります。

お城祭りと文化
この番組は、「房総半島に新しい文明を作ろう!」を合言葉に、房総にまつわる様々な情報を発信するポッドキャスト番組です。
ナビゲーターは、房総文明ミュージアムよりヨッシーがお送りいたします。
第6回目の収録となりました。おかげさまで、いろんな方がたくさん聴いてくださるようになっていて、
ポッドキャストのSpotifyの方で、再生回数が100回を超えるような感じになってきています。
できる限り、続けられるように頑張ろうと思っていますので、
数字だとかこういうのが上がってくると励みになるなと思っている次第です。
さて、10月12日日曜日は、千葉県大滝町で開催されたお城祭りというイベントで、
鉄ブックス風呂本屋として出展させていただきました。
この日は、あいにく天気に恵まれずに、雨が降ったり止んだりという感じだったんですけども、
当日、お城祭りの名物である無車行列の時間帯は、なんとか天気が回復し、
無車行列を見にたくさんの方が来場されました。
本田忠勝の役に奮する、今年は渡辺雅之さんが本田忠勝役をやられていたんですけども、
渡辺雅之さんが本田忠勝の鎧を着て、馬に乗って、その周りを勝ちを着た人々が練り歩くというような行事が無事に開催されました。
やっぱり僕も歴史好きで、しかも歴史好きの中では戦国時代というのはすごい華やかな時代ですから、
こうした勝ちを着た人々が練り歩くのを見ると、かなり興奮してしまいました。
渡辺雅之さん、実は泉市の出身の芸能人の方なんですけども、
渡辺雅之さんが会場で馬に乗って本寺のところまで来るんですけども、
本寺に着いた時に馬から降りようとしたんですけども、その時に馬が暴れてしまって、
ちょっと軽く落馬するような感じになってしまったんですよね。
会場はすごいドヤを見えたんですけども、怪我もなくてですね。
それで流石だなと思わされたのが、プロだなと思わされたのが、落馬した後は慌てることもなく、
それをネタにして会場を盛り上げて、その後も会場を大いに沸かせて去られていったんですよね。
この辺りは本当にプロだなと思わされました。
当時、江戸時代とか戦国時代に、
馬なんかが暴れて、殿様が落馬したあかつきには、
馬回り役っていうんですけども、こういう馬を管理する人なんですよね。
首が飛んでもおかしくないような失態なんですけども、
渡辺雅之さんが寛容だったおかげで、ことなきを得たんだなと思った次第です。
そしてなんとですね、その大城祭りのイベント会場には、
この暴走不明ラジオの第2回、第3回でご紹介いたしました、
人車軌道の再編列車が、実は磯見鉄道さんによって設置されておりまして、びっくりいたしました。
僕も磯見鉄道が持っているのを知らなくてですね、なんだと思ったんですけども、
実際の乗り物だったものを模した、模型ですよね、レプリカが、
本当に鉄道が轢かれてある短さですけども、
10メートルちょっとあったかな、その鉄道の上を移動するっていうような形になっておりました。
本当に人が乗って、それが掛かりの人が押すというような形になっておりました。
僕もですね、この暴走不明ラジオで取り上げましたので、すごい興味を引かれて、
人に乗ってもらって、僕自身が押させてもらいました。
ワンピースの影響
会場は平らな場所だったので、意外と一人は乗っててもスムーズに動くなというような印象でしたね。
ただ、やっぱり実物の構造を見ると、鉄道の軌道の幅ですとか、
列車の構造を見るにしても、やっぱり上り坂だとか、下り坂ですとか、
そういった時には本当に大変だっただろうなという印象です。
こういったものもですね、実際に実物を見てみるまで、
本当に感じることはできないので、今回貴重な経験をさせてもらったなと思っています。
何事もですね、いろんなところに赴いていくと、いろんなものを見ることができて。
さて、話は変わるんですけども、僕が好きな漫画の話をしたいと思っているのですが、
少年ジャンプで今も連載しているワンピースという漫画作品。
このワンピースをですね、漫画であったりアニメであったりするんですけども、
知らないという方は少ないかなと思います。
なんとですね、少年ジャンプという週刊漫画の雑誌なんですけども、
28年も連載しているにもかかわらずですね、
日本のみならず今も世界中で圧倒的に支持される漫画になっています。
もちろん僕も連載開始からずっと読んでいるんですけど、
本当にすごい漫画だなと思い続けています。
最近はですね、この漫画、もちろんフィクションの世界なんですけども、
この漫画の中のことが今私たちが生きているリアルの世界に波及してくるという現象も起きてまして、
例えばですね、世界中で今反政府デモみたいなものが起きている中にですね、
その反政府デモの人たちが掲げる旗があるんですけど、
それがワンピースの海賊旗なんですよね。
自由であるとか、権力への抵抗という多分象徴としてですね、
その人たちが持っているんじゃないかなと思うんですけども、
こういったことが起きているんですよね。
それくらい影響力があるという漫画になってきているということです。
このワンピースの人気の秘密、もちろんジャンプの王道である冒険漫画ということではあるんですけど、
もう一つですね、この漫画の中で随所に散りばめられている
いくつものですね、たくさんのですね、一つではなくてたくさんの伏線と呼ばれる謎があるかなと思っています。
この謎、伏線をですね、考察する、考察系と呼ばれる今人がですね、
いろんな本を出したり、あるいはYouTubeチャンネルを開設していろいろ話をしていたりします。
もし気になる方はワンピース考察でですね、YouTubeか何か検索してもらえば山ほど出てくるんですけども、
そういった謎解き要素がこの漫画の中にあるというのが面白さの秘密でもあるのかなと思っている時代なんですね。
このワンピースの中で、作品の中で最大の謎といえば、このワンピースという漫画のタイトルにもなっている財宝のことなんですよね。
第1話で、海賊王ゴールド・ロジャーが自分が処刑される前にですね、ワンピースという自分の財宝を置いてきた。
世界のどこかに置いてきたっていうふうに宣言するんですよね。
それを欲しければくれてやるっていうふうに言って、処刑されると。
そのワンピースを探しにいろんな海賊が海に出るっていうのが、このワンピースの最初の話になるんですけども。
実際ですね、この財宝がどこかにあるはずなんですけども、
連載から28年経った今もですね、いまだにそのワンピースが何なのかっていうのは謎が明らかになっていなくて、
多くの考察系の人々の議論の的になっていたりします。
なんでこんなワンピースの話をしたかっていうと、
このワンピースが象徴的に表すように、謎、伏線と呼ばれるものがあって、
それを考察して実際にそれを探求しに行くっていう人たちがたくさんいるっていうのが、
ワンピースの中で描かれているわけですけども。
実は人間の今の私たちが生きている世界でも、同じようなことがあるんだよと僕は思っていますし、
それを漫画作品に投影しているっていうのが作者のですね、小田英一郎さんのすごいところかなと思ってるんですけども。
房総の名前の由来
つまりは私たちが紡いできた歴史の中にも数多くの謎が存在していて、
その謎を解明するために日々ですね、歴史学者と呼ばれる人たちが議論したり探求したり調査をしたり、
そういったことを営みを果てしなく続けているっていうのが、この歴史の世界なわけです。
そんな歴史の謎をですね、いろいろロマンもあるかなと思うんですけども、
僕もそういうのを調べるのがすごい好きなんですよね。
今日の話はその歴史の謎っていうのが、この暴走半島にもたくさんある。
そのたくさんあるうちの一つの謎を今日ちょっと話してみたいなと思って、
こんなワンピースの話を導入で入れてみました。
今回はそんな暴走の歴史にまつわる謎とロマンをお届けしたいと思います。
第6話、暴走半島の暴走という名前の由来を調べていくと、ワンピースみたいな世界観が見えてくる。
今日のテーマのイントロダクションです。
暴走半島の名前である暴走、この暴走の名前の由来を調べていくと、
いろんなところで、暴走の暴という字。
これは女房の某だとかっていう字ですよね。
一房、二房って書くときの房っていう字なんですけど、
この某っていう字と曹ですね。
暴走の曹は曹号の曹とか、すべてっていう、表す曹ですね。
という文字は訓読みでですね、房という同じ音を持つ言葉を表しており、
植物が生い茂る豊かな国として、昔、草の国と呼ばれていたことに由来すると紹介されています。
今でもフサフサしているという言葉を聞けば、植物が生い茂っている様であったり、
人間の頭の毛がたくさん生えている様を思い浮かべることができると思います。
このフサフサの部分がまさに暴走のことなのです。
しかし、この暴走イコールフサの国という言葉をより深く調べていくと、
歴史の彼方に消えてしまったある王の一族と、日本の神事には欠かせないある植物が浮かび上がってくるのです。
はい、ここからが本編になるんですが、今回ちょっとネタ本を紹介させていただこうと思っております。
今回のエピソードは、「広本千葉賢士」という本を元にして構成をしております。
なぜなら、暴走イコールフサの国の説明を明治時代になって、市民が分かるように一般的に広めたのがこの本だからと考えているからなんですね。
千葉県議会が作成を可決して、予算を付けて作った本というのがこの広本千葉賢士になるんですけども、
千葉県の風物、地理、歴史、人物、史跡なんかを総合的にまとめた辞典のような本になっております。
この本は明治35年、1902年に編参が始められて、1908年までに書き上げられた原稿をもとにまとめられた書物になっています。
ただ、その後、いろんな経緯があって、この本はいろいろな書き換えがあったようで、なんと1919年になってようやく出版された、ある意味、曰く付きの本になっております。
1902年から1919年ですから、およそ20年ぐらいの歳月がたって出版されたという、異例に長い、書き上げるまでに異例の長さを誇った本ということができそうです。
上巻下巻の2巻セットになっておりまして、上巻は千葉県の自然地理だとか、あと人文的なものですね、文化的なものを紹介されています。
下巻は歴史的なもの、あるいは人物の紹介ですとか、歴史の史跡の紹介がされているという構成になっています。
千葉県の総合的な地理、歴史、人文、社会的なものをまとめた貴重な書物ということができるかなと思っています。
僕の手元にはこの広本千葉県史の復刻版がありまして、中身は同じものなんですけど、それを見ながらちょっとお話をさせていただきます。
他にも参考にした本だとかウェブサイトは、概要欄だとかウェブサイトの方に掲載しておきます。
さて、暴走イコールふさの国の話をしていく前になんですけども、ちょっとこの今紹介したネタ本の広本千葉県史の話をしたいなと思っています。
なぜなら、この本がめちゃくちゃ面白い本だったからなんです。
広本千葉県史の魅力
面白いというのはいろんな意味がありまして、研究する価値がすごいあるなと思った本でもありました。
普通ですね、普通って言ったら変ですけども、自治体の歴史だとか地理をまとめた本っていうのは、そうして辞書型になりやすいんですよね。
事実を淡々と書き連ねていくっていうスタイルになるので、始めから終わりまで通読してすごい面白いっていう形式にはなかなかならないスタイルなんですけども、
この広本千葉県史はですね、各章各章が面白いんですよね。
まだ僕ももちろん全部読めてるわけではないんですけども、深掘りする価値のある本だなと思っています。
物語性ですとか、あるいはこの本の裏に通定する思想性みたいなものが垣間見れて、そこが非常に興味深いなということになっています。
で、なんでこの本、こんなに出版されるまでに時間かかったんだろうっていうのだとかですね、なんでこの本こんなに面白いんだろうだとか、
ちょっとそういったことに興味を覚えたんですね。
ちょっとそういう観点から、この本自体の成立を深掘りしてみました。
まずはですね、この本の初言、つまり今でいう前書きなんですけども、そちらの方に書かれている文章を読んでみたいと思っています。
今後、広本千葉研修で紹介していくんですけども、中が文語帯っていう明治時代の漢字混じりの、ちょっとわかりづらい文帯なので、
適宜僕の方で現代語訳してご紹介したいと思っています。
広本千葉研修のまず前書きの部分ですね、こんな風に書かれています。
本書の編参は明治35年、安倍知事の県議会の下、決議を採用し、予算を定めて委員を任命してですね、これに着手させましたと書いてあります。
当時、川島書記官を委員長、織田漢氏他数名を委員となし、同年4月原稿を書き始め、翌36年に至り、広本略なるという風になっています。
広本略なるというのは多分、本の構成自体が決まったという話だと思うんですけども、
その後ですね、しかるにところが、本の書き方だとか、題材だとか、そういったものがちょっと的を得ていない。
あるいは事実が簡略に書かれすぎているということをもって、県はこの原稿を一度書き直すことにしました。
そのために織田漢氏などの委員を解職し、さらに文学博士、白鳥倉吉に職託し、その監督の下、宮内瑞史をして、この編参作業をしてもらい、
41年になってやっと原稿が書き上がりました、というような前書きが書かれています。
今、引用した中になんですけども、2人の日本の歴史学を考える上で重要な人物が登場します。
1人が織田漢氏、もう1人が白鳥倉吉です。
今日はちょっと織田漢氏さんの漢氏っていう音読みの名前ですね。
こちらの方が一般に流通しているので、今日は漢氏という名前で統一させてもらいます。
もしかしたらちょっと訓読みがある方かもしれないんですけど、漢氏という名前で流布しているので、今回は漢氏という名前で操辞で呼ばせてもらいます。
この織田漢氏ともう1人白鳥倉吉が偶然にも同じ書物でぶつかり合い、絡み合うことになったっていうのが、
この広報千葉県紙を得意な本にした理由かなと、今僕は考えています。
それぞれちょっと紹介してみましょう。織田漢氏さんは日本の明治初期に活躍した官僚、いわゆる文官ですね。
この当時は軍もあったので、文官と軍官というのが分かれているんですけど、こちら官僚の方です。
日本の農政振興だとか土木事業に取り組み続けた官僚の方ですね。
千葉県の歴史の中ではインバルマ監督事業で名前が挙がる人物になっています。
このインバルマ監督の話はどこかで必ず絶対しなくちゃいけないなと思ってるんですけど、
今日はちょっと脱線しすぎるので、そういった事業に関与してた人なんだというふうにお考えください。
この織田漢氏は思想的にも非常に面白くて、
なんでかというとですね、この人幕末の時代に、いわゆる明治の前の時代ですよね。
江戸幕府が終わる前の道覧期に、師師として活動してた実績を持っている方なんですよね。
師師といえば志の侍って書く師師ですけど、
尊の上位だとか、貧乃思想だとか、そういった思想に突き動かされて、
まあいわゆる反政府運動ですよね 展開したような人だったと
で、幕末明治の歴史が好きな方であれば 天中組の変っていう大事件はですね
あのちょっと記憶にあったりとかするんですけども 実はこの天中組の変を起こした人物の一人である
松本慶都という方に支持していて まず師匠が松本慶都だったんですよね
で、幕末の志士として活動してたというような方になっています
これはですねかなり 幕末明治の思想史を考える上で
面白い人だなぁと思っていまして この人がその千葉県の歴史を編纂する委員として
まあしかもこの前書きに書かれているぐらいなので 多分積極的に主導的に関与してたと思われるわけですね
で、この人が書き上げた原稿っていうのが何らかの理由で 書き換えられてしまったというのがあるわけです
で、もう一人前書きにあたる前書きに人物が掲載されていました それが白鳥倉吉です
まあ白鳥倉吉さんはですね 高校の日本史だとかでは名前が出てくるぐらい有名な歴史学者ですね
ちなみにこの方千葉県の茂原市出身で 千葉県出身すごい人みたいなのの一人ですね
明治期大正期でですね 日本のいわゆる戦前か 日本史を日本の歴史学ですね
日本の歴史学を近代化させた人物の一人として 記憶されている方になっています
日本史だけじゃなくてこの人東洋史的なところですね 日本を飛び出して東洋全般の歴史なんかも研究されてた方なんですけども
そういった歴史学の世界で有名な人物になっています 特に有名なのが山大国論争っていうですね
山大国がどこにあったかっていうの大論争が昔にも 今はもうずっと続いてるんですけどもありまして
九州説を唱えた学者さんとして大変有名な方ですね
まさか僕も白鳥倉吉の名前が出てくると思ってなかったんですけども
この後本千葉県史で偶然にもですね 織田勘史さんと白鳥倉吉さんがある意味ぶつかったっていうのが
この本になるのかなと思っています ぶつかったというのはまず歴史学に対するスタンスの違い
それから思想の違い そして記述の仕方の違い こういったものがぶつかり合ったんだろうなというふうに考えています
なのでこの後本千葉県史読んでいくと いろんなところで不思議な記述にぶつかるんですよね
こうなんか歪んでいるというか なんでこんな書き方になったのかなみたいなところが出てくる
多分これは織田勘史が書き上げた原稿を いろんな理由から白鳥倉吉が書き直す
もしくは削除してしまって新しい文章を入れる みたいな作業をしていったからなんだろうなというふうに思っています
こういった観点からもですね その当時の歴史に対する考え方
歴史学をどういうふうに調査し記述するかっていうのの考え方を 象徴的に表した本と言えるんじゃないかなと考えているわけです
明治の歴史研究っていう あるいは思想誌でもいいですけども
を研究する上では非常に教員深い資料になっているんじゃないかなと思ってまして そんな本がですねこの千葉県にある意味眠っているっていうのがすごすぎたので
こんな感じで時間を大幅にとってですね紹介してみました まあ今日はこの
広報千葉県史で紹介されている暴走の名前の由来を これから紹介してみたいと思います
植物名から国名へ
では広報千葉県史で暴走の名前の由来がどのように紹介されているのか 見ていきたいと思っています
広報千葉県史の下巻に出てくる記述になっていますね 読み上げます
ただちょっとこれ本自体は文語帯で書かれているため分かりやすく あとニュアンスちょっと足してですね僕の方で現代語訳してお伝えすることにいたします
神武天皇の時代に阿佐のよく生育するところを 笹の国と称し
雄の木のよく生育するところを雄起の国と称しました 笹は古語で阿佐を意味し
今下巻国に宗佐氏や笹などの地名が残っているのはちょうどこのような理由になります 阿和の国
阿和これは現在徳島県の一帯のことですね からパッセージで付けられた名前でそのもともとの語源は植物の阿和のことです
とこのように広報千葉県史では紹介されていくわけですね ちょっとごめんなさい注釈ですけど雄の木というのは今の木綿のことを指しています
阿佐は阿佐ですね あと阿和っていうのは植物の阿和 比叡阿和とかの阿和ですね 要するに種植のことだと考えてください
阿和ですね 要するには千葉県の名前の由来になっている笹っていうのは阿佐のことなので阿佐ですよね
もう一つの阿和の国といった時の安いっていう字に 某っていう字を書くんですけどもこの場合の阿和の阿和っていうのは
もともとの語源は植物の阿和 種植として食べていた阿和のことを指している つまり植物の名前から国の名前が取られているっていうのが
この千葉県笹の名前の由来なんですよね それ自体が結構面白いかなと思っています
さあちょっとこの文章が明治に書かれたわけですけども 現代2025年ですねどういうふうにそれが書かれているのか
ちょっとその対比を明らかにするために現在の千葉県の公式ウェブサイトで 笹の名前の由来がどのように書かれているのかを見てみたいと思います
これはもう千葉県のホームページからそのまま引用です ちょっと読み上げますね
千葉県は豊かな大地に育まれた農産物に恵まれています また全国一位の数を誇る貝塚が示すように
遥か昔の縄文時代から豊かな海の資源に恵まれていました 千葉県がこのような自然の恵み豊かな土地であったことは
笹の字にも表れています 奈良時代の木鑑ではカズサのことをこれ現在の千葉県のことですね
カズサのことを神笹と書いています 笹にはもるという意味と笹を成して成る
実る果実の意味があります また平安時代初期のコゴシュウイこれは書物の名前なんですけども
にはアサを植えたところよく育ったのでアサの別名である 笹の名前を取って笹の国と名付けたという説話がありますというふうに書かれています
まあ対比して明らかな通りこの明治時代に書かれた広本千葉県史が
説明としてまずこの暴走の名前の由来を明らかにし その説明の仕方がいろんなバージョンアップを経て現在も千葉県の公式ホームページに載っている
っていうような形が見て取れたかなと思っています
歴史的対比
このですねまあいろんなその文献を漁って 文章を書き連ねていったと思うんですけども
まずはその植物の名前から国の名前が取られたんだよってところが
しっかりと記録し切るされているというところが注目するポイントですね
ちなみにあの ちょっとこの深掘りしていくんですけども
暴走の暴という字と走という字 両方とも訓読みで笹という音を持つ漢字になっているというふうにご紹介させていただきました
この訓読みっていうのはまあいろんなちょっと説明の仕方があるんですけども 一つにはその大和言葉で呼ばれていた音の部分に後から
中国からですね入ってきた漢字を当てはめたものというふうに説明することができます つまり元々日本に住んでいた人たちが話す音が先にあって
その音に意味的にあるいは概念的にあるいは形態的な要素的に当てはまる漢字を適合させていったっていうのが訓読みの方なんですよね
例えばなんですけども日曜日の日って言う字ありますよね あと火曜日の火って言う字ありますよね
この漢字両方とも訓読みは火になっています つまりこれは大和言葉では火という同じ概念
つまり何らかの熱源を持ったエネルギーの総称が火であったと考えられるわけでお日様のあの太陽のですね
様相とあとは炎の様相っていうのが近しいものだったというふうに考えられてたわけです ただその
まあ形態的な違いを見てお日様の日っていうのとあと炎の日っていうのを分けて漢字を当てはめ たというふうになっているわけですよね
で同じようなことがこの坊層の坊と層にも言えるというわけです 坊という字植物の草という字ですけども
この坊という字は植物の集まった様子っていうのを表します これ今でもあの葡萄が一房二房って考える数えると一緒ですよね
葡萄はまあ集合体としてのことを一粒二粒では考え数えないで一房二房と 数えるものですのでそういった時にこの坊という字を使うわけです
でもう一方の坊層の層という字これは地はの総合とか あとは国民総生産とかいう時のあの層ですけども
これは伊藤編でできているところからわかる通り 伊藤がより集まってできている
束になっている状態を思い浮かべてもらえばいいかなという感じですね でこの草という訓読みのから発生してフサフサしているっていう表現が生まれ
まあ伊藤とかがフサフサしている様子ですよね 表す言葉として出てきたというふうな形になっています
まあ肝心なことは この坊層っていうのをもとになったフサの国というのが
訓読みつまり大和言葉で作られているということなんですよね あのそこらへんのことが重要になってくるかなと思っています
千葉県の歴史的名称
えっとまああのこの国の名前に関してちょっと補足説明させていただきますね えっと千葉県というのはこれは明治時代以降の国の名を見習わし方ですまあ県ですけども
この千葉県とか言ってた時代明治時代より前の時代ですね江戸時代より以前の時代 千葉県は3つの国の名前で呼ばれていました
上から言っていますね上から下尾佐国 下尾佐の国で真ん中らへんが和佐の国そして下の方
千葉県の半島の一番下の方は阿波の国というふうに呼ばれていました この下尾佐っていう言い方は下府佐っていうのが音韻変化して下尾佐というふうに呼ばれるようになって
和佐というのは上府佐っていうのが音韻変化して呼ばれるようになったと考えられています あの他にもですねあのこのこれあのこういう古い明治時代より前の時代の国の呼び方を
両聖国 律令の令という命令の令令和の例ですね の制度の国って書かれています両聖国の呼び方で
例えばあの今の群馬県ですね が光月というふうに呼ばれてたんですけどこれも上ののって書いて光月という
あの音韻変化して 慶応になってしまったという感じですねね
和佐も上府佐っていうのが音韻変化して和佐っていうふうになったというふうに思われる わけですあの
ちなみにあのちょっとこれがややこしいので 追加でまずさらに説明するんですけどあの千葉県の今の千葉市よりちょっと南にあたる
部分ですね千葉市も含めて千葉市以南でその阿波の国より 以北のところを和佐といって千葉市よりも上の部分のところを下府佐
でそうすると上下が地図の表記では逆になってるんですよね でこの
逆になっている理由まあよくあの本ではあのもののいろんな一般的な説明ではですね 朝廷からの距離をこれが表しているというふうに考えられていると説明されます
あの海を当時ですねこの黒潮の回思い出してほしいですよ 海を渡って千葉県に来てたので千葉県から阿波の国を渡って最初に
阿波の国の次に来るのが和佐でその次に来るのが下府佐というふうに呼ばれたという ふうに説明されていたりしますまああのちょっと下府佐下府佐が順番逆なんだっていうところを覚えて
もらうためにこういう説明をあの 聞くのもいいのかなぁと思うんですけどもちょっと僕はですねこの説明に最近納得が
いってなくてというのもあの実はですね泉市だとか南房総市に住んでいるとあの 分かるんですけども部落だとか集落の中でもこの上下って言い方非常によく出て
くるんですよねいろんな地域で神の方とか下の方っていうふうに普通に言ってます 今でも言っているでえっとこれはえっといろいろあの
地理を調べていくと水の流れと大きく関係しているようです 上流を神で下流が下と呼ばれているというふうに
あの対外の場になっているんですねまぁあの逆の言い方すると別の言い方をすると 山の神手の方が神で水が流れていく
8山の下手の方は平地ですよねが下というふうに呼ばれているというふうに考えても いいんですけどもこれがあの
草の国も適合されて上流エリア あのカズさんの国と呼ばれで下流エリアが下王さん国というふうに呼ばれたんじゃないかな
なんて今僕は考えていたりします
まああのカズさしもうさそして泡っていうふうに呼ばれたんだっていうのがまず ですねでえっと先ほどあのこのカズさしもうさあはっていうのが
訓読みだったっていうところあの 草の国が悔みだったっていうところが重要だっていうふうに申し上げたんですけどこれは
音の歴史と国の名前
なぜかというと 両制国ではですね音読みの国っていうのがたくさんあるからなんですね
例えば九州なんかは音読みの国がたくさんあります 例えば畜然畜語無禅
文語そして非禅非語なんていう言い方がされているこれはみんなの音読みなんですよね しかもあの刑事というですねあの縁起のいい漢字が当てられている
いかにもあの中国から中国のですね漢字文化が輸入されてきた時に 国の名も改めようとして改めた漢字がものすごいあの
印象ですねあの漢字という印象があのものすごいする国の付け方国の名前の付け方 になっている一方で草の国というのはそうはなっていなくて先に訓読みが来ていて
それに漢字を当てはめたというこういう順番ですねでしかもそれがあまりにを一般化 してしまったために
漢字文化が流れてきた時にももうこの カズさしもうさあはで行くしかなかったという状況になってたというのがこの名前に残っている
ことなわけです
まあこの ですね国の名前が今でもそういったあの
こうなんて言うんですかね音の歴史に つながってるっていうのがまあ面白いことでもありますよね今でもカズさしもうさ
あはっていう言い方は普通にしますし いろんなところにその文字として残ってるんですね
例えばあの泉市の中でも 泉市じゃないかえっと大滝町ですけども
泉鉄道の名前でカズさ中野っていう駅の名前があるんですよこれカズさっていうのは その千葉県のもともとのですね昔の言い方である
カズさから取られている あとしもうさ大地なんて言い方も残ってますけどもあのそういう
名前が今どう残ってるってことですよねまぁ名前っていうのだからすごい大事な あのことだなぁと思います
で ええ
ここからがその先ほどですねイントロダクションのところで 僕が言ったことにつながってくるんですよね
さんざん山と言葉山と言葉でつけられた国 草の国というふうに申し上げてきました
では一体この草の国を名付けたのは誰なのか というのが問題なわけです
長くなったので次回に続きます ここからはお知らせやイベントのご案内をさせてください
まずは伊鉄ブックスのご紹介です 伊鉄ブックスは廃線の危機にある泉鉄道をご扶養になった本を寄贈していただくことで応援
していこうというプロジェクトになっています 皆様からの寄贈本を使って収益を上げて泉鉄道の売り上げアップに貢献したり
地域の企業化支援や地域イベントの活性化などに使わせてもらっています 今も寄贈本代募集中です
詳しくは概要欄のリンクからか伊鉄ブックスで検索してください 伊鉄ブックス関連のイベントの告知になります
10月25日千葉駅千葉市の千葉駅直結センシティガーデンテラスという場所で開催される ペーパートゥタウンというイベントに伊鉄ブックスも出展させていただきます
千葉駅から歩いていけるすぐ近くのところにですね古本屋さんが集結するような イベントになっています
他にも紙をテーマにしたワークショップお子さんが楽しめるようなワークショップなんかも 開催されるようなイベントです
近くの方はぜひ参加ください 続いて11月8日9日
葛浦市の市民ホールキュステにてアートとクラフトをテーマにした ステラ百貨店というイベントが開催されます
こだわりの作り手さんたちとの出会いをぜひ楽しみに来ていただけるかなと思っています 伊鉄ブックスもですねこの会場の巨大階段にですね
本を並べるあらわざを披露したいなと今考えております 続いて11月16日
アワブック市というイベントが南房総市白子のですね道の駅ローズマリー公園 という公園で開催されます
あの毎年開催されるイベントなんですけども 暴走中のですね本月が集まる本月には最高すぎるイベントになっております
こちらの方もですね伊鉄ブックスで出展させていただきます 続いて11月23日
日曜日ですね大原文化ストリートというイベントが 泉市の jr 泉鉄道大原駅前の北斗車近辺で開催されます
1日限定のですねストリートピアノを登場させ 中心ですねする音楽と文化のイベントになっております
伊鉄ブックスもですねブックマーケット開いたりだとか 他にもクラフト出展者さんですとか美味しいフード出展者さんも集めた
マルシェも開催されるようなイベントです 続きましておすすめの地域イベントを紹介させていただきます
11月9日は泉市のブラウンズフィールドで収穫祭2025というイベントが開催されます こちらの方も毎年開催されるようなイベントになっているんですけども
あのボン踊りがメインイベントであるイベントです あのボン踊りが好きな方はですねぜひご参加いただければと思っています
11月16日秋マルシェというイベントがこちらも泉市のJR 泉鉄道大原駅の目の前の国土車さんの建物近辺で開催されます
たくさんのですね 出展者さんが集まる秋のイベントになっておりますので
秋の日に散歩がてら楽しみに来ていただければなぁという考えているイベントになっております
今ご紹介したようなイベント一連のイベントに関して詳しいことはですね ウェブサイトを紹介しておりますのでSNSだとこのリンクを掲載しておりますので概要欄かウェブサイトの方をご覧ください
エンディングになります ここまでお聞きいただきありがとうございました
放送文明ラジオでは皆様からのメッセージをお待ちしております 感想やご意見取り扱ってほしいテーマや耳寄り情報など何でも結構です
概要欄のフォームよりお送りください 番組でご紹介した情報は概要欄か放送文明ミュージアムのウェブサイトにも掲載してありますので
もしよければご覧ご参照ください あとあの番組情報をですねあの流すためにXとインスタグラムのアカウントを作りましたのでこちらの
概要欄にリンク貼っておきますのでもしよかったらフォローお願いいたします 最後に dj コーナーです今回は dj 台本作りの際ですね
ピアノ尺の音楽を聴きながら書いていました 私から好きなあの
deo ですねピアノジャックさんはピアノピアノを弾くハヤトさんとカホンというとですね あのなんていうかな体育館にある椅子とドラムが合体したような楽器を
叩くヒロさんという2人による音楽ユニットです ピアノジャックという名前はですね前から読むとピアノ後ろから読むとカホンという2つの
楽器の構成した言葉になっておしゃれなあのバンド名ですね あの
2人とももう聞いてもらえばわかるんですけどめちゃくちゃ情熱的に音楽を演奏される ことが特徴的で
音楽を聞く方もですねバリバリとあの エネルギーをもらうことができますどちらもあのどのも曲もですねおすすめなんですけど特に
僕が好きな曲はですね残月という曲になります残る月と書いて残月ですね あのこちらの方の曲ぜひ見てみてください
それではここまでお聞きいただきましてありがとうございました次回もどうぞよろしくお願い致します
42:09

コメント

スクロール