1. BOOTUP RADIO
  2. #3 ストックオプションについて
2023-06-07 44:04

#3 ストックオプションについて

お便りは⁠⁠こちら

エンジェル投資家/起業家の橋田一秀と起業準備中の伊藤拓真がお送りするポッドキャストです。


スタートアップを立ち上げる上での疑問や、起業に関するトピックを取り上げ、シード起業家や起業家予備軍に役立つ情報をお届けする番組です。


今日は最近界隈で話題のストックオプションについて話しています。

サマリー

国税庁の説明会で話題になっているストックオプションに関する税制の問題について解説しています。新宅型ストックオプションの仕組みやデメリット、スタートアップでの発行時期についても話し合っています。また、ストックオプションについての考察とアップサイドの利用方法についても解説しています。配る際には全社説明会を行い、個別のミーティングを通じて契約書の内容と理由を説明していました。ストックオプションに関する情報は柔軟性が増し、新しいひな形も開発されています。さらに、退職時にはストックオプションを持っていたままできる契約書も登場しており、従業員にとってもメリットがあると言えます。

00:09
BOOTUP RADIO 企業準備中の伊藤拓磨です。
この番組は、ペラ市創業者でエンジェル投資家の橋田一秀さんと、スタートアップを立ち上げる上での疑問や企業に関するトピックを取り上げ、
SEED企業家や企業界部群の方に役立つ情報をお届けする番組です。
橋田さん、おはようございます。
おはようございます。
ということで、第3回目が始まりました。
3回目来ましたよ。
2回目の配信を先週やって、内容に関する反響というよりかは、
これを聞いたのかというところで、他のポッドキャストの番組とか、YouTubeの番組に出てくださいという依頼が何件か来たりしてて。
何件か来てるんですね。
そうそう、3件くらい来てて。
結構来てますね。
なので、自分たちもちゃんと発信していくことがすごく大事だなと思っているし、
結構普段、僕と伊藤さん、もしくは僕とエンジェルキット投資先の人たちと会話している内容とか、
もしくはそういう企業家を目指す人との会話の中で出てきている内容とかを、
改めてこういう場所でどんどんエッセンスを話していければいいなというふうに思っています。
そうですよね。僕も昨日、まさにポッドキャストを始めたいという人とご飯、お昼ご飯食べて、
どうやってやってるのみたいなのを聞かれたりして、
内容というか始めたことに反響がまずあるんだなと僕も感じているという感じです。
感じているという感じですね。
いいと思います。
すごいいいと思います。
ということで、
今日のテーマをお願いします。
今日のテーマなんですけれども、
今日もタイムリーな話題を取り扱っていこうということで、
先日5月29日、国税庁のストックオプションに関する税制の説明会で、
いろいろツイッターがザワザワとしていたかなと思うんですけれども、
ストックオプションの基礎
今回はストックオプション、そもそもストックオプションってなんだっけというところも含めて、
話していけたらなと思っています。
はい。
ということで、
どこから話しましょうかね。
今日話したいテーマは、
まずそもそもストックオプションってどういうもので、
どういうふうに使われてとか、
そもそも最初、
ストックオプションはそれっておいしいの?みたいなところから話した方がいい気がしてます。
ちょっとその前に、今話題になっている新宅型ストックオプションについてのザワザワみたいなやつを、
ものすごいかいつまんで概要で説明すると、
まずスタートアップの会社は、
ストックオプションって聞いたことある人が、名前だけは聞いたことある人が多いと思うんですけど、
ストックオプションを発行することが多いですと、
このストックオプションって何かっていうと、
日本語にすると新株予約権と呼ばれるもので、
要はスタートアップの初期の企業価値、安い企業価値で、
後からその企業の株を買うことができる権利というのが、
すごいざっくり言うと新株予約権ですと。
これ何がうまいのかっていうと、
そもそもスタートアップの初期フェーズ、
特に初期フェーズにおいては、
あまりお金もない、例えば売上もあまりない、
それから資金調達額も例えば少ない、
みたいな状況において、
特に創業メンバーとか従業員が働く上で、
給料がどうしても安くなってしまいがち、
みたいなところがあります。
これは傾向ですね。
その中で報酬として、
給料以外の部分で、
創業者であれば例えば生株をもらったりとか、
コアメンバーであればそうかもしれませんが、
よく使われるのがストックオプションというもので、
後から株を安い価格で買える権利ですと。
これがあることによって、
後で起業価値が上がったり、
もしくは実際にこれが現金化できるのって、
だいたい上場してからになるんですけども、
上場みたいなイベントを迎えた後で、
何年か前にもらっていたストックオプションを
株に変えて、
それを今の株価で売却をして、
その差分で利益を得るといったことが、
実現可能になるよというのが、
主にストックオプションが発行される意味なんですね。
新宅型ストックオプションの問題点
今回問題になっているのは、
新宅型って呼ばれるやつで、
詳しいテクニカルなことに関しては、
今日ここではあんまり深掘りしないので、
ググって調べてくださいっていう話なんですが、
ストックオプションにもちょっと出てきました。
ストックオプションにもちょっとデメリットがあって、
例えば、ストックオプションを発行するときの株価っていうのが、
もちろん資金調達、
未上場でも資金調達を重ねていくと、
適切な株価ってなんだっけっていうところで、
これはちょっと見解変わったんですけど、
今までは徐々に上げざるを得ないというところで、
例えば、創業時に1億円の企業価値、
バリエーションで新株100件発行しました。
創業から5年経ったときに、
同じ価格で発行できるかというと、
今までは全然そういうわけではなかった。
つまり、そこまでに企業価値50億円とかで資金調達をしてたら、
その価格というわけではないんですが、
それよりかは安い価格。
1億円というわけにいかないよねという話で、
新株100件発行するときの株価も、
すごい今適当に言いますけど10億円にしましょうみたいな。
そうすると、その後100億円で上場したときに、
差分が90億円なのか99億円なのかで、
結構いわゆるキャピタルゲインが変わっちゃうよねと。
結構でもないですけど、
変わりますよねという話なんですよね。
なので、このデメリットをなくすために、
新宅型と呼ばれるものを発明した会社さんがありまして、
それを使ってやりましょうというのが、
多分それが2014年に発明されて、2015年、2016年。
僕も2016年に営業を受けたことがあるんですけど、
そういった形であります。
2016年の秋には僕はこれの営業を受けていたので、
これは記録を見返しました。
昔のチャットとか見て、
2016年の10月に僕はこの営業を受けているというのを見直しまして。
結果、プロレーチャーは導入しなかったんですけど、
そのぐらいからありました。
これを使って、おそらく3桁社ぐらい、
数百社の会社さんでこれが導入されていて、
新宅型、いいじゃんと思って導入して、
ストックオプションの税務的なデメリットをなくした状態で、
より使いやすいものですよというところで導入されていました。
ただ今回何が問題になったかというと、
国税庁の正式な見解として、
新宅型については権利行使するときに
株の売却益ではなく給与所得に当たりますよという公式見解が発表されて、
そうすると、
税率が違うわけですよね。全然違います。
給与所得だと最大55%かな。
株式売却だと20%ぐらいという形になっていて、
全然違うんですよね。
ということで、ここがですね、
導入していた会社からすると、マジかという形になっていて、
しかもそれが権利行使されてしまった上場企業が20社以上いると言われていて、
そういう会社の決算にも影響を与えることになってしまうかもしれないと、
その量によっては。というのでちょっとお騒ぎになっているという感じですね。
というのが今回のニュースの概要になります。
すごく良かったのは、さっき言ったように株価の決め方、
ストックオフィション発行時の株価の決め方というのは、
直近発行した有線株式の発行した株価に引きずられるとか、
そういったことが実務上よくありました。
ただ、株価算定の仕方がだいぶ柔軟になって、
すごい安い株価で発行できるようになりましたというのが、
これも公式見解として同時に出されまして、
これはめちゃめちゃスタートアップにとって良いことなんですよね。
資産に基づいて計算できるよというところを公式見解として言ってくれたので、
実務上は新宅型ストックオフィションのメリットが
結構消えたような形になって、
普通の税制的価格のストックオフィションを発行すればいいよねという方向に
ただ、今までもうやっちゃってたものに関して困ったというのが
今回の問題ですね。
じゃあ別に悪い面だけではなくて、もちろんこれからの人たちにとっては。
これからの人たちにとってはめちゃくちゃ良いですよね。
だって、ペライス社でも過去ストックオフィションを発行するときに、
いわゆる株価算定というのを毎回やるんですよ。
それをやるにあたって、じゃあいくらの株価にしようかというところを、
もちろんいろんな計算方法を使って、こうだと思いますというエビデンスを出していただくわけですが、
つってもものすごい低い価格にすることはやっぱり難しかったわけですよね。
創業当時と同じくらいってやるのは、これは良くないと言われていた。
けど、今回そういうふうにお墨付きが出たので、だいぶ安い価格で発行できるよねってことになったので、
スタートアップは嬉しいですよね。
っていう話なんだけど、今日話したいのは、どっちかっていうともっと初歩的な
ストックオフィションとはみたいな話とかの方が、多分リスナーフレンドリーかなと僕は思っていて。
ちょっとそういう話しようかなと思ってます。
どっから行こうかな。
スタートアップでのストックオプション発行
改めてストックオフィションの話は、さっきちょっと触れましたけど、そういった形で。
スタートアップに入ってくれた人への報酬として、特に初期フェーズとか。
ちなみに僕は毎年発行してたんですけど、会社によってこれもポリシー様々で、
発行のタイミングとか、発行、撤行、別に1回だけじゃなくていいわけですよね。
何回も発行してる会社が多いと思いますし、
あとは誰にどれくらい配るのかとか、そういったポリシーみたいなのってみんな違うんですよね。
なんで、SEED機の企業において一番聞かれるのは、いつから発行すればいいんですかねとか。
めっちゃ聞かれますよね。
僕は、プロダクトがない時期にはやらない方がいいかなと思ってて。
そういう意味で言うと、プロダクトがちゃんと出せて、
いわゆるプロダクトマーケットヒットするぐらい、スタートぐらいからやるのがいいかなと思ってます。
これは理由がいくつかあるんですけど、
大きいのは、プロダクトを出してPMFする前は、結構ピボットもすると思うので、
そうすると、例えばピボットしたタイミングで起こるのが、人が辞めたりとか、
お金もなくなったので、1回全員抜けてくださいみたいな、言わなきゃいけない状況になったりとか。
逆に従業員の方から、この状況だと続けられないのでやめますとかっていうことも起こるし。
なので、一定ちゃんと軌道に乗ってからスタートするでも遅くないのかなっていう風に個人的には思ってますね。
じゃあ発行しようかなとか迷った時とか思った時に、まず誰に相談するのがいいですかね。
この手の話はやったことある人に聞いてくださいしか、多分僕回答できないと思ってて。
一期的には、もうすでに自分たち以外の株主がいるんであれば、そういう人に聞いてもらえればいいのかなって思うんですけど、
もしいなかったら、誰か知り合いに聞くんだろうな。
リスナーの方で聞く人いなかったら、じゃあ僕に聞いてください。
ありがとうございます。
僕でいいと思います。
難しいよねこれだって、結局あんまり別にさ、これってこの手の話って全部そうなんですけどオープンにされないしあんまり。
あと絶対的な正解がない。
資本政策の話とかと近いんで、絶対的な正解がない。
なんとなくセオリーはあるけど、例えばストックオプションを発行できる幅は全体の10%までにしてくださいみたいなやつとかっていうのは、
なんか一応セオリー的なものがあって、
ストックオプションの仕組み
この10%が設定されているのはなぜかっていうと、上場したときに結局最大ストックオプションの分、
ストックオプションっていうのはまだ、いわゆる潜在株って呼ばれているもので、
潜在、潜在、潜在化しているのが生株で、潜在、潜在、潜在ですね。
潜在的なやつ、潜在的な潜在ね。
潜在株と呼ばれているものがいわゆるストックオプションとかですと。
これがストックオプションが行使できる状態になる。
例えば上場して2年後以降に行使できますみたいな条件書いてあることがほとんどなんだけど、
そこを過ぎるとだんだんストックオプションが生株に変わっていくわけですね。
その割合が最大発行済み株式の10%未満に抑えてくださいねみたいな契約を
特にVCさんとすることが多いですと。
VCさんとしては結局これ、ストックオプション出されすぎちゃうと
自分たちが持っている株の価値が下がるというか薄まっちゃうわけですよね。
仮に50%出せます、ストックオプション50%出せますってなったら、
最大で3分の2薄まっちゃうんですよね。
全部顕在化すると。
なんでそれはちょっとっていうので10%っていう数字が
これなんで10%って決まってるのかっていうのは僕もちゃんと歴史を知らないのであれなんですけど
業界のコンセンサスというか、本当になんか
だいたい多分どのVCの契約書のひな形にもそう書いてあるとは思っていて
なんとなく、これ気になる人はちょっと歴史を調べてみてください。
10%ぐらいになっていると思います。
一方で、これ別に10%じゃないといけないのかというと僕はそうではないと思っています。
なぜなら、なぜこのストックオプションを使うのかということをもう一度考えてみると
結局、会社からするといい人材を引き付けるために
ストックオプションで、いわゆるアップサイドって言うんですけど
給与に加えてストックオプションを発行しますと
このストックオプションというのは、もちろん大抵の場合は上場しないと意味ないわけですけど
ただ、上場したときに株価がめちゃめちゃ跳ね上がったときに
すごい価値が出るものですよね。
なので、そういうのをアップサイドとよく言いますけど
アップサイドを狙いに行く人にとってはすごくチャンスの一つなわけですよね。
で、ストックオプションのアップサイド
結局会社としてはこれを何に使うかというと
上場確率を上げたりとか、もっと言うと会社の成功確率を上げるために
いい従業員を引き付けるために使うわけですよね。
うまくいった事例というか、いい人材を引き付けて上場して
うまくSOが機能した事例とかっていうのはあるんですか?
ストックオプションのインセンティブとリスク
めちゃくちゃわかりやすいのはやっぱりメルカリですよね。
メルカリはおそらく10%以上出してた。
15%くらい出してたんじゃないかな。もっと出してたかな。
出してたはずで。
要はこのストックオプションの枠を使いますと
これを優秀な人材を引き付けるために使いますと。
特に初期フェーズじゃなくて、だんだん後のフェーズになってくると
やっぱり本当にこれで優秀な人材を取る。
例えばCXOクラスの採用をするときに
ストックオプションを契約するときに
何個分とか何%出しますみたいなのを契約書に書いて
それで入ってもらうみたいなのもあるわけですよね。
だから給与に加えてこれ出しますと。
入る方もいわゆるリテラシーが高いっていうとあれですけど
CFOみたいな人がその会社に入ろうと思ったときに
この会社がどれくらいの確率で上場するか
そして自分がそれに入ることによって
その確率を引き上げられるかっていうことを
やっぱりシビアに考えるわけです。
これはわかりやすい例ですね。
メルカリの上場したときの一ノブ見ていただくと
おそらくたくさんの方が
メルカリはかなりたくさんの方に配っていて
これ結構ググれば出てくると思います。
上場したときの一ノブ見てもらってもいいんですけど
普通にメルカリストックオプションとかでググったら
多分いろんな記事が出てくる気がします。
実際に上場したとき6000億円くらいの価格がついたので
かなり儲かった人は多いんじゃないかなというふうに思います。
ありがとうございます。
メルカリはうまくいった例とかだと思うんですけど
今聞いているリスナーの方も含めてそうだと思うんですけど
指導とか創業期でSを配るから打ちこないみたいな
そういう採用的な部分で
ストックオプションは機能するのか入る動機として
なかなか上場まで今はいないといけないと思うんですけど
そういうところも含めて
そもそもスタートアップが成功するかどこが成功するか
まだわからないみたいな
今の日本で機能しているのか
入ってくださる方のリテラシーという部分もあると思うんですけど
いろんな面で解説や見解をお願いします。
見解みたいな話を言うと
今メルカリの話をしましたけども
全体感としてはまだまだインセンティブとしての
認識とか成功事例というのは少ないと思っています。
なので一義的には
シード機のスタートアップにおいて
Sをあげるから来てみたいなのはあんまりワークしないかな
というふうには正直思っています。
Sがあるから来るみたいなのは正直そうでもないかな
というふうに思っています。
なんですけど結局
アメリカの話とか聞いていると
アメリカだともっと歴史が長くて
上場した時の金額とかもむちゃくちゃでかくて
なのでよくストックオプションの逸話みたいので
どこの会社だっけYouTubeだっけFacebookだっけの受付やってた人が
ストックオプションをちょっと持っていて
上場して1億円ゲットしたみたいな話とか
そういう逸話があるくらい
アメリカンドリームな感じがありますよね。
これはまだまだ日本では
そこまで要はでかい上場が少ない
アメリカに比べると
日本の株式市場って
いわゆるマザーズとか
マザーズじゃねえや今なんだっけ
グロース市場
グロース市場
グロース市場があるくらい
低いバリエーションで上場できるっていうのは
アメリカと違うところですよね
すごくいいところでもある
上場のハードルが低いっていうのもあるんだけど
逆に上場のハードルが低いから
株価がそんなに上がらなくて
上場してしまうっていうのもあって
なのでそこらへんが
ストックオプションの
株の価格が跳ねるみたいなのが
まあまあそこまで多くないっていうのが
アメリカと違う状況ですよね
あともちろん歴史が全然違うので
僕よくスタートアップエコシステムっていう
言い方しますけども
エコシステムが進化してくると
結局例えば身近に
これメルカリの上場の時とかも
よく言われた話なんですけど
身近にそういう人がいたら
俺もチャレンジしてみようかなってなるんですよね
例えば
友達がメルカリのエンジニアで
ストックオプション持ってて
それが健在化して
数千万円とか数億円になった
みたいな話とかを聞いたら
マジすごいじゃん
ちょっと俺も頑張ろうかなみたいな
そんなチャンスあんのみたいな
いやすごいですよね
そういうことだと思うんですよ
こういうのが普通に飲み屋で
語られるようになるとですね
これは結構リアルな
知り合いがそうとかだと
結構リアルな感じするじゃないですか
めちゃリアルだと思います
ってなると
何だろうストックオプションってみたいな
ストックオプションじゃなくてもいいんですけど
別に自分でスタートアップ始めて
自分で会社作ればいい話でもある
それも近いですよね
より派リスク入ってたんですけど
例えば知り合いの友達
僕また別の例で言うと
学生時代の友達が起業して
M&Aされて数億円儲かったらしいよ
みたいな話とか聞いたら
どうやったらそうなのみたいな
とかっていうのが
普通の感覚かなと思ってて
そういうのがM&Aでもいいんですけど
増えていくと
スタートアップに対しての
考え方が変わってくるっていうか
やってみよう
あいつにもできるんだから
俺もできるんじゃねとか
ただ会社員としてエンジニアで働くよりかは
スタートアップに入った方が
確かにワンチャンありそうだなとか
って思う人が増えるんじゃないかな
って思ってます
っていうのの一つが
ストックオプションっていう
インセンティブの仕組みだったりするわけですよね
はいはいはい
なるほど
別にそれだけで
金のためだけにスタートアップやるのは
僕違うと思うし
そんなストックオプションの初期にもなっても
その会社が上場するかどうかなんて
マジで分からないので
ストックオプションだけで
本当に決めない方がいいよっていうのは
間違いないですよね
でも
初期においてはおまけだと思ってもらえれば
おまけぐらいに思っといて
自分がいる会社がもし大きくなったら
チャンスがあるかもね
っていうぐらいの方が
健全だと思いますし
上場が近づいてる会社に
ストックオプションも大きくもらって
入るみたいなの
経験あるプレイヤーだとして
自分がそういうプレイヤーだとして
CXO候補とかで
上場1期か2期前ぐらいの
スタートアップに入社を決めるかどうか
みたいなところだと
結構関わりがあると思うんですけど
結構ちゃんと考えると思うんですけど
創業初期においては分からないんでね
そんなになんか
気にせずっていう感じですかね
ただその会社の
ストックオプションもし配ってるとしたら
その会社のポリシーを確認した方がいいです
結局全然配らない会社もあるし
これは別に経営者の考え方なんで
例えば
今の日本においては
ストックオプションって
次元に配っても気のしねーしなーって
思ってる社長は結構多いと思うんですけど
そういう人は別に
従業員に全く配らないっていう
考え方はあると思うんですよね
実際に上場目論見書
その1の部分見てもらうと
上がった時に
株主の数が異様に少ない会社
すごいあると思うんですよ
それはもう経営者の考え方なんで
メルカリは大成功したけど
いっぱいたくさんの
何百人とかっていう従業員に配ってますと
でみんなで成功しようっていう考え方だし
一方で
ストックオプション配った人の数が
3人しかいないとか
従業員100人くらいいるけど
ストックオプション持ってる人3人しかいないとか
実際あるんですよね
これはもう経営者の考え方なんで
その考え方
入る?
入る考え方っていうのは
どれくらい会社のために
リスクが取ってくれたかとか
貢献度とか
評価基準というか
考え方がどういうのがあるのかなとか
気になります
それは配る時の考え方っていう話ですよね
そうです
僕1個前に話したのは
そもそも配る配らないみたいな話がまずあって
配るとしたらどういう風に配るのか
って話を今からしますね
これももちろん
はい
ちなみに僕がどう考えたか
みたいな話で言うと
ストックオプションの配布基準
これ一例として聞いてほしいんですけど
初期メンバー
例えば創業期に近い
フェーズで
ストックオプションを配る時は
僕はそもそもいるメンバー
基本全員に配ってました
これはなぜかっていうと
そもそもめちゃくちゃ給料安かったし
役員も含めてめっちゃ給料安かったし
僕らが始めた時
このフェーズにいてくれてありがとうの意味で
かなり
初期メンバーに関しては
割とまんべんなく配る
っていう風にしましたね
一方で回数重ねてきて
ちゃんとした額の
売り上げも経って資金調達もして
っていう状況になってくると
従業員のお給料も上げていけるので
割とそれなりにお給料払えるようになってからは
やっぱりかなり傾斜をつけて
配るようにしましたね
はい
なのでだから要は
活躍している人とか
いわゆるあとは階層で上の方にいる人とか
っていう人にかなり厚く配って
評価とストックオプション
配らない人も出てきていましたね
なんかそういう
そういう時になんかその
なんで私は俺はもらえないんだ
みたいなとかそういう
ところというか
なんかその説明の仕方みたいな
部分とか
気になっている人
多いんじゃないかなと思います
そう思います
なんかそれって
たぶん従業員の評価と同じ話で
基本的に
評価は
例えばその普通の
何ですかね
半年置きとかにある
いわゆる人理制度に基づく評価があって
内容は公開してないですと
公開してないっていうのは評価基準はあって
ただ個々の評価内容は
他の人には伝わらない
ようになってますと
上司が評価するんで
もちろん上司とか役員は知ってるわけですけど
横には伝わらないようになってますと
でストックオプション配る数も同じでした
そういう意味では
全社説明会とミーティング
どの人が何個持ってるかっていうのは
分からない状態にはなってます
一方でこれ上場しちゃうと
さっき言ったように上場した時の一の分に
全部載るんで
上場した後でなんか
なんかあいつの方がストックオプション持ってる
なんでだよみたいな
っていうのが
それは何か一定の
ディスプリンというか
規律を持ってやっていれば
説明可能だと思うんですよね
例えばですけど
僕もそうでしたけど
ある程度その傾斜をつけて
配り出したタイミングからは
評価に割と連動していたと思います
なんかこの基準
例えばその
実務上どうしてたかっていうと
グレードに対して
このグレードの人は何個みたいなのを
もうある程度決めちゃってましたね
適当に言いますけど
グレード7の人は100個
グレード6の人は50個とかって
グレード5の人は30個
グレード4の人は10個
それ以下の人はなしみたいな
ざっくりそういうの決めたりしてて
それをベースに考えて
個々人の
そのタイミングでの成果を踏まえて
上下させたりしてました
してました
それだけで決めてはなかったです
それがベースにあって
それに対して
今期の評価こうだったよねとか
こいつめっちゃ活躍したねとか
そういう経営会議で話すんですけど
評価会議とかで話すんですけど
そういう感じで決めてましたね
それはもう後フェーズの話で
初期フェーズにおいては
結構もうざっくりっていう感じですかね
それでも
付与する従業員の方には
これくらい渡そうと思ってるんだけど
そこら辺の
どういうふうに話しかけてるのかとか
リアリティみたいなの聞いてみたいです
僕どうしてたかっていうと
まずそもそもさっき言ったように
ストックオプションって何?
みたいなところからちゃんと話をしました
っていうのは
もらうのが怖いとか
これ何ですかみたいな
得体の知れないものをもらうの怖くないですか
これお金取られるんですかみたいな
下手したらそう思われてることもあるんで
確かに税金もかかりますもんね
持ってるだけで税金かかるのとか
下手したらそう思われちゃうので
まずは毎年やってたんですけど
全体説明会とかをやってました
ストックオプションに関して
ストックオプションを配る時期になったら
全社説明会
全社っていうとちょっと語弊がある
もらわない人が出てくるタイミングになってくると
ちょっとあれなんで
全社にやってなかったんですけど
基本的に初期フェーズは全員もらってたんで
全社説明会してましたね
説明会毎年同じ内容喋ってるんで
聞いたことある人はスキップしてオッケーです
みたいな感じにして
全社説明会は30分くらいかな
資料使って
ストックオプションとはこういうもので
初期の頃は僕の口から全部喋ってました
なぜ配るのかとか
全体説明会をした後に
配る人とワンオンワンミーティングをして
その中でそれぞれの契約書を渡して
あなたには何個です
ここ有利です
理由ですみたいなのを
一人ずつ説明をしてました
なるほど
従業員20人くらいの時までは
僕多分それやってましたね
結構20人くらい
20人全員がだから
20人ってなった時は全員もらってたかどうか
微妙ですけど
そんな感じで
一人一人説明するタイミングっていうのは
一回そもそも何だっけっていうのは
一回ちゃんとみんなで共通認識を持った上で
みんな理解してもらって
その上で
当然いきなり言われても
一発で分からないっていうケースもあると思うので
個別の時とかにも全然質問を受けてたし
契約書の内容とかも
基本的にちゃんと説明をして
別に持っててもリスクがあるもんじゃないですと
無料でもらえるし
もらってくださいみたいな感じですね
その時の反応とか
ってどんな感じなんですか
嬉しいみたいな感じなのかとか
人によるって感じですね
結局
まだまだ初期フェーズの段階においては
でどうなのっていう話だし
正直ね
ちなみに大抵の場合やっぱ給料
言われないですけど
お給料が上がった方が嬉しいので
現金もらった方が嬉しいので
別にストックオフションもらったから
やったぜいいみたいなのって
あんまないんですよね
ただ一方で
僕がその時に何を話してたかっていうと
なぜこれを配るのか
これがどうなる可能性があるのか
っていう話をするし
あとは
なぜ配るのかっていうときに
言ってたのは
スタートアップっていうすごく
リスクの高いところにそもそも来てくれて
ありがとうっていうところと
もちろん今の当時
例えばシリーズAの前だとして
まだシールド期だとして
これがどうなるのか
これがどうなるかっていうのは
正直まだまだ分からないけれども
もしすごくうまくいったら
大きい現金になる可能性あるかもね
っていう期待値は伝えてますね
よく言われるのは
これいくらになるんですかっていうのは
もちろん答えようがないので
なんか
仮に
計算のシミュレーションとかは
できますよね
何億円で上場したらこうですとか
今このまま
もちろんそこから
株主が増えたりして
薄まる可能性もあるので
一概には言えないんですけど
いろんなパターンがあるので
一概には言えないけど
仮に上場したときに
0.1%持って
上場したときの株価がこうだったら
この金額ですよねとかっていうのを
説明したりとか
また上場企業の平均
自家総額ってこのぐらいですとか
そういう説明とかは
統計的な話とかしますよね
なるほど
ただ絶対こうなるっていうのは言えないし
すごいなんか
跳ねる可能性もあれば
跳ねない可能性もある
何なら上場できない可能性もある
っていう中で確実なことは
正直言えなくてごめんなさいっていうのは
もちろんなんか
エクスキューズって言わなきゃいけないんだけど
なんかその金銭的な部分で
確かにその実際
創業期とか始動期だと
普通に給与を上げてくれる方が
嬉しいみたいなところはあると思うので
なんかすごい金銭的な部分ですごい
何て言うんですかね
やる気がまた増えるみたいなのはないと思うんですけど
ただその代表の人から
いや何て言うんですかね
自分のこと大事に思ってくれてるんだみたいな
そういう何て言うんだろう
真剣さというか
お伝える意味での
何て言うんですかね
配った後での団結力とか
結束感みたいな
そういう面での何か意味とかっていうのを
何か感じたりしました
全体感として別に
でもやっぱ
社長からワンオンワンで伝えるみたいな
しかも毎年やってる人もいるわけですよ
だから今年上げました
来年も活躍し続けて来年も
再来年も
ワンオンワンでその説明を同じ人に
4回とかやってる人とかいるんですよ
今年もお疲れ様でした
って終わるんだけどそういう時は
今回こんな感じですみたいな
めちゃくちゃ
だから毎年活躍し続けてると
それがストックされていくわけですよね
多少その
公式価格は上がっていくわけですけど
持ってる数が上がっていって
このまま上場までいければいいね
っていう話はもちろんしますし
やっぱりその期待の現れなんで
そうですよね
そういう意味では
普通の評価フィードバックの
ワンオンとは違うような
僕が直接例えば上司部下だったら
そういう評価のフィードバックを
直接しますけど
そうじゃない人に対しては
してなかったんで
ただそういうSOの話をする時だけは
僕が出てて必ず
ワンオンワンで話すようにしてたんで
それは何か人によっては
モチベアップにつながった人も
いるんじゃないかなという風に思ってます
僕たちももちろんその意図でやってます
なんかその
プライチューの場合は
共同創業3名で
共同創業されてると思うんですけど
そのSOの発行に対する考え方っていうのは
柱さんが
決めちゃって
全員自分以外の人全員
共同創業の方に関しても
あなたにはこれぐらいです
って言った感じなのか
それとも3人で決めて
それぞれの従業員の人に
話に行くのは柱さんみたいな
感じだったんですよね
基本的にこれなんか
別にこのストックオプションに限らず
3人で創業してるんで
3人で会議して決めてますっていう感じなんですけど
全てのことは
そうですね
特にストックオプションに対する考え方は
そうですね
多分僕がリードというか
考えて
決めてたと思います
別に他の2人も
まあいいよねっていう話になってたと思うんですけど
ただその個数決めるときとかは
ちゃんと
僕が叩き台持ってって会議で
3人の時は3人で決めるっていう感じでした
なるほど
ありがとうございます
なんで
そういう風にやってましたし
共同創業者は生株持ってたんで
基本的にストックオプションは
渡してないんですけど
他のメンバーに関しては
そうですそうです
頑張ってましたね
もうちょっと補足すると
新しいストックオプションのひな形
ストックオプションっていうのが
どんどん変わってきていて
一番大きい変化はさっき
冒頭お伝えした
ストックオプションの
価格の
公式価格の付け方に関しては
かなり柔軟になったので
スタートアップにとってはすごくいいですと
あとは
例えばですけど
そのなんだっけ
スマートHRの宮田さんがやってる
ストックオプションの
Nストック
Nストックの
発行しているストックオプションのひな形
キックスだっけ
キックスっていうのがあると思うんですけど
あれめっちゃいいんで
僕は結構あの考え方賛成で
これからストックオプション発行する人は
まずこれ見て欲しいって
僕思ってますと
今ちょうどサイト開いてるんで
少しだけ読み上げると
従来の
契約書ひな形との違いみたいなところが
いくつかあって
今までのストックオプションで
よくデフォルトで使われてたひな形があるんですけど
それだと
デメリットをうまく
回避するみたいなのがあってですね
今までだと例えば
エグジットしたとき
基本僕
今日通じて上場っていう言葉を
結構言ってたと思うんですよ
上場するとストックオプションが
だいたい契約上2年後から
行使できるようになるよみたいな
って書いてあるんですけど
ただ
上場できない会社も多いですと
エグジット
つまり
じゃあどっか他の会社に
M&Aするっていうケースも
全然これからめちゃくちゃ増えると思うんですよ
これ一応ね
なんでそうなってるかというと
上場できる会社の者数って
だいたいもう1年間で上限がやっぱ決まっちゃってて
なんかこれが
今まあまあ大体そうですね
100社とか
上場していく感じなんですけど
これがじゃあ
2年後3年後に
200社300社400社
毎年上場するかっていうと
それは絶対ありえないんですよね
ちょっとこれ諸事情でありえないですと
上場の数すごく増えてるので
やっぱりそのM&Aによる
買収とかっていうのが
行われていくはずですと
そうなった時に
なんか
今までの例えばストックオプションの契約書だと
それについて書かれてないとか
もしくは
会社が無償取得しますみたいに書かれてるケースが
すごく多くて
これってでも
フェアじゃないよねってやっぱ思っていて
確かに
そうなんで
KIXの契約書だと
会社としてじゃあM&Aの時は
講師を認めますみたいな
書き方がされている
会社として選択肢が取れるっていうことですね
ってやると
従業員の方もすごくありがたいわけじゃないですか
上場しなくて
M&Aだった時も
ストックオプションの部分が
何らかの形で現金化できる
チャンスが生まれる
ということですね
あともう一つ結構大きいのが
ストックオプションって基本
会社辞めると
ダメなんですよ
無くなるっていう契約になっていて
だから創業期に頑張ったけども
シリーズA Bになった時に
辞めます
ってなると
ストックオプション基本無くなります
みたいな話ですね
今まで頑張ってきたのに
渡したくても渡せない
講師できない
一方で
ストックオプション結構持ってるから
あんまり今の会社にいたくないけど
ストックオプションが無くなるの嫌だから
言おうかな
みたいなのも
お互いにとってヘルシーじゃないんですよね
これめちゃくちゃヘルシーじゃないんですよ
逆もあるのか
あと3年待てば上場するかもしれないから
言おうかなみたいな
それって
お互いにとって全然良くないんですよね
そうですね確かに
退職時のストックオプション
なんで
ストックオプションが足利せにならないように
例えば持ったまま退職できるとか
っていうのが
選択肢として選べるようになってるとか
僕はこれめちゃくちゃ良いと思ってて
実際フェラーリ地で発行してたストックオプションは
退職したら無くなるっていう風になっていて
そうすると
だいぶ失効しちゃった
結構メンバー入れ替わってるんで
結構失効しちゃった人の分っていうのは
結構多いんですよね
非常に勿体ないなと思っていて
とかとか
もう一個はベスティング
ちょっとこれテクニカルなんで飛ばします
そんな感じでいくつか
既存のストックオプションの問題点を改善しようとして
新しいひな形を作ったりしてるんで
KIXのストックオプションの契約書は公開されてるので
ぜひ気になった方は一度見てみるといいと思います
はい
では
第3回目の
ブートアップレイディを終了とします
ありがとうございました
ありがとうございました
ありがとうございました
44:04

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