2025-12-02 42:45

#238 VC密談 ピッチのどこを見ているか|これからのVC エンジェルラウンド 大越 匠さん・TRUST SMITH & CAPITAL 安藤奨馬さん

サマリー

このエピソードでは、大越匠さんと安藤奨馬さんがVCの投資方針やピッチの重要なポイントについて議論しています。特に、エンジェルラウンドやマイクロファンドの役割に加え、企業家にとってのピッチデックの重要性について語られています。また、エンジェルラウンドにおける投資家の視点や、ピッチデックで特に注目すべきポイントについても話し合われています。大越匠さんと安藤奨馬さんが資本政策やビジネスモデルについての理解を深め、投資判断における重要な要素についての見解を共有しています。投資におけるユーザー理解の重要性が強調され、VC業界の現状と今後の戦略についても議論されています。さらに、エンジェルラウンドやスタートアップ育成に関連する国の政策が提起され、VCのビジネスモデルの多様化が求められています。エピソード238では、逆風の中でもVCとしてのリターンの可能性を探る中で、企業家とのコミュニケーションの重要性について議論されています。大越匠さんと安藤奨馬さんの対話を通じて、起業家の悩みや市場の動向を理解する重要性が強調されています。

VCの自己紹介
OASIS RADIO オアシスファンドの橋田です。
OASIS RADIOは、スタートアップを立ち上げる上での疑問や企業に関するトピックを取り上げ、
SEED企業家や企業家呼び込みに役立つ情報をお届けする番組です。
はい、ということで、本日から新コーナー VC密談ということで、
今日はですね、この新コーナーにゲスト2名の方に来ていただいてますので、
ちょっと簡単に1人ずつ自己紹介をしてもらいたいと思います。
では、1人目は大越さんお願いします。
はい、エンジェルラウンドの大越と申します。
2023年にファンドは蘇生をしている5億円ぐらいのマイクロファンドなんですけども、
今、ソリッドベンチャーに投資するみたいな形で投資をしているようなファンドになってます。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
エンジェルラウンドっていう会社なんだけど、みんなソリッドベンチャーっていう風に覚えてることで噂の大越さんです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
ソリッドベンチャー。
はい、では2人目は安藤さんです。よろしくお願いします。
はい、安藤です。ソリッドアストスミスアンドキャプテルっていうのは、僕もシード特化のVCやってまして、
去年まではロボットの会社のレナプスロボティックスっていう会社がCOOをやってたりとかしていて、
スタートアップ側での経験が限りなく最近直近まで近いっていうのもあって、
企業化の気持ちに立ってやっているっていうところと、ある程度コミュニティを作ってやってるところが特徴かなと思ってます。
順番になんで頑張ってやってます。よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
投資方針と基準
ちょっと最初、初回なんで、なんかそれぞれのVCの投資方針とかどういう人に投資したいみたいなだけちょっと最初に何か教えてもらったほうがいいかなと思うんですけど、大越さんからお願いします。
はい、先ほど橋田さんからもお話しいただいた通り、スリットベンチャーみたいなテーマで既存事業を持っていたりとか、
あとはキャッシュフローとかPLがプラスになっているとか、プラス飲み込みが固くあるみたいなところに対して投資をするようなファンドになってます。
他にはですね、バリエーションによると合計未満を一つ基準にして投資を、CWCなので投資をしていて、30代未満というのも一つの基準としては置いているようなファンドになってます。
セクターはですね、あんまり気にしてなくて、2C2B両方投資はしているんですけども、一定その早期のM&Aも一定許容するというのをファンドにコンセプトとしているので、
なので、BSの資産で在庫を持っていますとか、不動産をすごく大きく持っていますみたいな、資産がすごい重いようなところに対しては基本的にはちょっとお答えしているような、ライトアセットを中心に投資をしているようなファンドになってます。
はい、そんな感じですかね。
ありがとうございます。はい、じゃあ安藤さんこのテーマどうでしょうか。
ありがとうございます。僕も基本的に制約はあんまないものの、結果的にはアンダーサーティーが多くなってきてるかなっていうのが中心で、領域もほぼほぼ絞ってなくて、結果的にこれは2Bが多いですと、
あとはAIとかテクノロジー系トレンドではあるので、そこはサイバーセキュリティ関係とか建設とか製造とか、産業インダストリー系に関わるところとかでやってるところが含めて、その辺は結構広く業界問わずですけども見てるかなというところと、
あと比較的グローバルに挑戦する企業家が割合多いかなというところがあって、アフリカ行ってる子とか、中南部行ってる子とか、いろいろその辺は世界各地に飛んでる企業家が多いかなというところが印象になってる感じです。
ありがとうございます。なんか今聞いててふと思ったんですけど、大越さんのとこって、いわゆるプレシードっていうのはあんま投資しない感じなんですか。
ものがない。
ものがないですね。結果的にやっぱ一定のそのトップラインについちゃってるところがあるんで、結局シードからプレイぐらいのラウンドに入りそうなところが多いです。
一方で安藤さんは結構プレシードもやってるイメージあるんですけど、若手企業家にこれから海外出てきますみたいな人に張ってたりするようなイメージもあるんですけどどうですか。
ピッチの進め方
そうですね。デックなしで投資したこともありますし。
デックなしで投資。いいですね。
デックなし投資をしましたね、1回か2回か。基本的にやっぱ授業内容はある程度話すんですけど、話すっていうのはその授業内容をめっちゃ見てるというよりはそのプロセスとか試行性を見てるっていうところの側面が多いかなというところでやってます。
それぞれ今投資者数ってどれぐらいですか。じゃあ大越さんから。
今、2025年11月、今時点でいくと18社。
18社。スタートが何月からだっけ。
23年の7月下旬からですね。
じゃあ2年ちょいやってて。
月1ぐらいのペースで投資はしてるような、まあ社数ナベルトですね。
18のうち14が2B。
4社が2Cっていう感じのバリアになってます。
なるほど。安藤さんどう?
僕は14社今正確にやってるんですね。
1年ぐらい、1年弱なんで、僕も1ヶ月に1件、ちょっと早い時は2件やるみたいなんです。
なるほどっすね。
ちなみにオアシスファンドで言うと、今スタートから10ヶ月で5件投資をしていて、
2ヶ月に1回ぐらいのペースか。
もうちょっと投資したいなとは思ってるんですけど、
結構じっくり見てから投資するっていう風なスタンスでやっておりまして、
もう1件決まってはいるので、実質6件かなって感じです。
このオアシスレディオでVC3人集まって会話するみたいなことあんま無かったので、
結構このコーナー作ったんですよね。
結構最近アクティブに、しかもみんな1号ファンドっすよね。
そうです。
1号でやってる人たちを集めて、
特に安藤さんとか、僕もそうですけど、VC経験、大越さんもでもあれか、
前スカイランドにいたことあるけど、
ほぼ1年弱ぐらいだったんで。
一瞬、一瞬だね。
自分でVC立ち上げて、1年から3年ぐらい経つわけですけど、
実際どうかなっていう話をここでできればいいなと思ってまして。
ちなみにこの密談っていうタイトルは、3人でたまに集まって、
本当に密談という名の雑談をしてるんですが、
そのチャットのタイトルが密談っていう。
Facebookのチャットのタイトルが密談なんで、密談というコーナーになっております。
このコーナーでテーマとしては、聞いてる人は起用化とか起用化予備業の方が多いので、
VCってこういうものとか、意外と知られてないVCの裏側とか、
起用化も知っといた方がいいことって結構あると思っていて、
僕ら密談してるだからめちゃめちゃそういう話出るんですけど、
そういう話を少しでも公開できればなというふうに思っておりますというのが
コーナーの趣旨でございます。
ということで、1回目なんですけど、
ちょっとどうしようかな、どのテーマからいこうかなと思ってるんですけど、
テーマリストをバーッと作ってみたんですけど、
その中で大越さんがピッチデックで必ず見てるところ、見てないところ、
みたいなテーマをあげてくれたんで、そこからいこうかなと思うんですけど。
じゃあ、大越さんから。
まずちょっとこれ、結構VCによっていろいろだと思うんですけど、
初回ピッチの時間何分取ってますか?
ちなみにうちは30分です。
僕は初回必ず30分です。
その代わり、ノールックで予約が入るようになっていて、
直接お会いした方か、名刺の裏に予約リンク貼ってあるんですよ、QRで。
名刺を渡した方は必ずノーコミュニケーションで、
僕の時間が抑えられるようになってますと。
紹介もすごく多いので、紹介するときもそのリンクをお送りして、
じゃあここから申し込んでくださいねっていろいろ情報を入れてもらって、
予約の時間を抑えるリンクまで入ってるという感じになってるんですが、
皆さんどんな感じでしょうか?じゃあ大越さんから。
うち時間制限ないですね。
特にない?無制限?
60分のリンク送って、60分パツパツとか過ぎることもありますし、
ラフにお茶しましょうみたいな感じで、
だらっと1時間半くらい話すみたいなところも全然あったりします。
結構そこは特にゆるっと、割と余裕を持ってやってる感じなんですね。
安藤さんどう?
僕5分です。
なんか見たXね。5分みたいな。
僕5分です。
5分で何話すの?すごい気になるんですけど。
5分でまず雰囲気っていうかオーラっていうかホームサーバーのところをまず。
オンラインでしょ?
オンラインではあります。
分かんねーすげー。5分でオーラとか分かるんだ。
結局オフラインで会うんですけど。
その人の放っているポジティブなオーラとか、笑顔とか、
コミュニケーションの間とかもあるじゃないですか。
あとは本当にテキストで分かれるレベルの情報とかもパパッと聞くっていうか。
いわゆるエレベーターピッチしてもらうコーナーですよね。5分で。
そうですね。でもエレベーターピッチすらもしてもらってないですね。
ピッチすらしてない?
何やるの?って一言で授業内容聞いて、えーみたいな。
そのあと人生について聞くみたいな。
ピッチすら聞いてないかもしれないです。
ソニオって結構、僕だと例えばミートアップ行った時に
人がいっぱいいるところで名刺交換するなりして、お話してっていうのがその5分だと思うんですけど。
それをオンラインでやってるって感じよね?
そうですね。いろんなとこから来る流入はまず一旦5分でやってるので。
ミートアップのこの5分、名刺交換プラスアルファの時間だと思います。
じゃあその枠とかどうやって取ってるんですか?
その5分枠をいっぱい取ってるみたいな感じなんですか?
それとも適当に入ってくるんですか?
あ、でもそれはDMもらって今いけますか?とかこの日来ますか?って感じです。
マジかー。すごい。おもろいな。
今いけますか?
やっぱりそれって来るのはXのDMとかで若手の、特にもう20歳前後の若い企業家の人とかが来る感じですか?イメージ。
まあそうですね。でも30歳超えてても来ますし、お話もしてます。
なんで5分って風に作ったんですか?
これはいろいろあるんですけど、最初の5分である程度方向性なんとなくわかるじゃないですか。
ピッチの重要性
全部はもちろんわかんないですけど、これ絶対無理じゃんとかもあるじゃないですか正直。
でも30分とか1時間とか時間取ったら、30分か1時間絶対話す感じがあります。
あーなるほど。
これ絶対無理やだーみたいな思い出が聞くのもお互いにとって。
でも5分で終わりましょうとかも言えないしとか。
そういうと、一旦ちょっと5分でやるといいのかなとか。
逆に言うと5分でどういう情報を出せばいいかとかっていうのをめちゃくちゃ厳選してるんで。
その辺の感覚とか。
いやーおもろいなと思いつつ。
俺の場合それが30分みたいな。
大人の常識だと1時間のミーティングみたいになるじゃん。
俺もミーティング全部30分なの。
これは投資面談だけじゃなくて、社内のミーティングとかもオアシスの上とかもやってるから、
それも全部基本30分にしてもらっててスロットを。
ワンテーマ30分。
当然延長するときもあるし、社内のミーティングとかも、
例えば今日僕火曜日家にいるんですけど、ずっと社内ミーティングを3本連続とか入れといて、
多少だから伸びたり縮んだりしても大丈夫なようにはしてあるんだけど、
全部そういう風にしてますと。
ただまあそうだな、清岡と5分か。
5分か。あんまりイメージできなくて。
5分は7、8分くらいになったりとかして、
最後にネクストアクションを次にお伝えしましょうみたいな。
僕に色々教えてくださいとか。
デッグだけ先に送ってもらっていいですか?みたいな。
感じにしてネクストアクションを切るみたいな。
僕ちょっと宿題もらうんでね。
それを一日何本もやってるんですか?
多い日はそれで何本もやってるんですけど、
でもそんな想像するほど5分ミーティングがバーって入ってて感じてもないというか。
ちょいちょい入ってくるみたいな。
めっちゃユニークですね。
話戻ると、スロットの時間の話からピッチ。
今の安藤さんの5分ミートアップは、
別にピッチデックとかない場合ほとんどだと思うんですけど、
話戻してピッチデックで見てるところ見てないところを教えてほしいなと思ってるんですが、
おこしさんから。
割と漏れてるなって思うのが、
資本政策がすごい漏れてるところのデック多くて、
今回のラウンドがバリエーションと合ってる層がそうなのかもしれないんですけど、
初めてのファイナンスで、
かつスタートアップ会話にいなかったって人たちと会うことが結構多いので、
調達はしたいんだが、
どれぐらいのバリエーションでいくら集めたいのかとか、
この後どういうラウンド組むのかっていうのが、
漏れてるケースがまあまああって、
そこはデックのもらってすぐに確認します。
そもそも入ってるかどうかっていう。
で、そこからまず話はするっていうので必ずそこは見る。
ビジネスモデルとかキャリアとかの話って、
言ったらすぐに聞けるものなんですけど、
資本政策ってすぐに作れないじゃないですか。
なのでそこは必ず見て、
なかったらミーティング前とかにも、
ちょっと組み込んでくださいって話はするケースは多いです。
ビジネスモデルの理解
全然見ないのは、
タムソムサムは全然見ないです。
それな。
なんかシリーズAとかBとかCとか、
あと上場の準備に入ってるとかって言ったら、
必ず投資家の数も増えてきますし、
見られるアップサイドのところも全然変わってくるんであれなんですけど、
シードとかプレシードとかだと、
ほぼピポッとする可能性があるので、
それ組み込んでその議論をしたとって、
いい話ができないっていうのがあるんで、
そこで話深掘るってことは基本的にないです。
すごいわかるな。
僕も同じ前提ですね。
ほぼ全てのピッチテクニックにタムサムソムとかって書いてあるんですよね。
丸が3つぐらい書いてあって。
唯一見てるところは、
市場の切り方をどう考えてるのかぐらいしか見てなくて、
その大きさがどうとか、極端に小さかったらちょっと考えるけど、
その大きさが絶対値がどうとかあんま見てないですね。
僕も全体通してどういうロジックなのかっていうところしか見てないので、
それがでかい小さいみたいな議論とかって全然僕もしないですね。
そんな感じ?
見てるとこ、他にあります?なければ。
そんな感じですね。
安藤さん、一応ピッチを、さっきの5分はちょっと置いといて、
ピッチをしてもらうときに見てるポイント、見てないポイントありますか。
そうですね。
僕今、投資先のことを振り返ってたんですけどね、
結構デック自体は向いてないかもな。
とりあえず見てるのはシンプルに、
事業内容の、今本当に話のあったような、
大枠の事情みたいな、
ざっくり事業領域みたいなところと、
あとは本当に企業家の情報を、
自己紹介みたいなスライドとかあると思うんですけど、
そこをずっと見ながら、
お互い議論するみたいなところが結構多いかなと。
フェーズ的にもレシートが多いからね。
そこをめちゃくちゃ見てるかなというところですね。
で、見ないところか。
見ないところは、でもやっぱりエダ派の戦略の、
ヒップスみたいなところは、
後から変えるよねみたいなふうに思うと。
プロセスは見るけど、具体の内容自体は、
変わるよね全体って聞いてるんで、
いいじゃんっていつも流しちゃうみたいなのは、
一緒ですね。そんな感じします。
ちなみに企業家の、
プレシードで投資してる、だから本当にまだ物がないみたいな状態で投資してることも、
特に安藤さん多いと思うんですけど、その時に、
プロフィール見て議論するっておっしゃってたと思うんですけど、
プロフィール見て何を話します?
議論というのはあれですけど。
一番重要だと思ってるところっていうか、僕が一番よく議論するのは、
本人が人生どこ向かってんのかとか、何のためにやってんのかとか、
いう話をしてて、
いろいろ紐解いていくと、
例えば会社を伸ばしたいみたいなことを、
いったん言ってくれるんですけど、
もちろんVCなんで、そういった方がいいのかなみたいな感じで言ってくれる人も結構いると思うんですけど、
実際に聞いてみると、
会社を頑張って何十億とかまで伸ばすことって、
本人にとって最適じゃなくない?みたいなケースとか、
あとは聞いてると、
会社を伸ばしたいというよりは、
それが本当にやりたいことなんだねとか、
それっていうもの自体が会社をめっちゃ伸ばすことよりも、
会社を伸ばさずにやった方がベストだよねみたいな、
若干ソーシャル入ってるよねとか、
若干手段に本当にこだわってやりたいんだねみたいなところとか、
ってなると途中で、
本人の本当にやりたいモチベーション、
4Cのしがらみたいなところで若干ズレ生じるかもねとか、
そういうところとかが話してると出てくるので、
その辺をラッピングしちゃってないかっていうのをすごい確認してるっていうのが、
投資判断のポイント
確かにね、
確かにね、プレシールだと本当にこれこのまま事業やってって、
本人のモチベとアラインちゃんとできてるのかとかっていうのは、
すごい大事かもしれないですね。
っていうのは結構感じますね。
安藤さん本当に人生に寄り添う女房役みたいな、
企業家の人生に寄り添う女房役みたいな感じで、
あの前、うちの忘れ寮の動画版にも出ていただきましたけど、
まさにそういう会話をしてた気がするので、
まさにそういうポジションとして一番最初のこう、
なんていうんですかね、相方に女房役という感じですかね。
そうですね。
ちなみに僕で言うと、さっきちょろっと話しましたけど、
タムサムソンはそんなにちゃんと、てかそもそもピッチデック僕、
すみません、いただいてる人多いんですけど、全然事前に僕ほぼ見てないです。
事前に、これ事前に見る見ない問題っていうのがあって、
なんかね、皆さんあの、いろんな人、
大体見る人多いんじゃないかなって思うんですけど、僕は事前に見ない、
基本見ない。なんかピッチの審査員とかも頼まれたりしてるんですけど、
そういう時も事前に送られてきても基本見ないですね。
特になんかピッチコンテストとかも特に見ないですね。
で、理由はなんかやっぱその、
いわゆる初見でどういう印象、これなんかちゃんと
フィードバックしたいからってのもあって、初見でどういう印象を持つか
っていうのは結構重要で、なのでそれはなんかちゃんと初見で
ピッチしてもらって、ピッチその
デックの内容とピッチの喋ってる内容も含めて
フィードバックをちゃんとしたいので、基本的には
事前に送られてもほぼ9割以上見てないです。
なんかすいません、僕はそういうスタンスですと。
その上で30分お話しして、よかったら
次のアップをすぐ入れるみたいな感じになってるし、一方でこの仕事やってると
めちゃめちゃ断んなきゃいけないので、なるべくその場で断るとか、
それからそのフィードバックをなるべくその場で素直にしたいなと思っていて、
断る人がやっぱ多くなっちゃうんで、とはいえなんかせっかく
時間取ったんで何か役に立つことをお伝えしたいと思って、
初見で感じたことをなるべくストレートにフィードバックするということを心がけています。
その上で見てるところ、そうっすね、僕やっぱ
僕は立ち位置としてはプレイシードよりも
もうちょっと、いわゆる大腰さんに近い感じ、シードプロダクトがある
企業家に投資をすることが今のところ多いので、
そうなるとやっぱり今のプロダクトや
PMFまでどういくかみたいなところ、そこの議論をよくしたいので
その話が多いかな、さっき言ったように市場はまあ言えても
まだピボットするかもって感じなんで、その中で
どういうところを狙ってるんでしたっけ、最初のユーザー誰でしたっけ
そっちの話がすごく多いですね、だからなんか
よくしてるフィードバックとしては、これなんかユーザー解像度
ユーザー理解の重要性
低くないですかみたいな、そういう話をめちゃめちゃしてると思っていて
これはなんか僕が
自分でやってた時にやっぱりすごく大事にした部分でもあったから
ってのがあるんですけど、やっぱりユーザーのことをどれくらい理解しているか
それがちゃんとピッチに落とし込まれてると
シードの投資家としてはすげえグッとくるみたいな感じですかね
分かってるじゃんみたいな、ユーザーのことさえ分かってれば
なんか手段は別に色々こう、僕もアイデア出しとか一緒にできるし
だからユーザーのことを企業家が
分かってないと投資家の人は何もできないっていう感じなんで
やっぱりそこが一番大事かなと思っています
3者3様ですね
でも本当にユーザーがめちゃくちゃ大事だと思ってます
それ以外は結構本当に誤差だなって思っちゃいますね
ということで一つ目のテーマはそんな感じですかね
これはでも企業家の皆さん本当にVCの人からフィードバックをもらう時に
結構VCの人によっても多少違ったりするんで
何か意識していくといいのかなと思います
VC業界の現状と戦略
そして2つ目のテーマは
どれにしようかな、安藤さん何かある?
これ喋りたい
そうだな
僕が一番喋りたいのはVC側の
何ていうんですかね、次の
今みんな1号をやってるんで2号をする
自分が人生どうしよう状態
VCどうする問題
これ前提としてまず2025年
11月末に収録してるんですけど
現状VCというアセットクラスがなかなか逆風です
だからまず全体感、思経、VCの思経感ですね
例えば
VCの黄金時代、分かんないけど10年前とかは
すごくVCの数も少なくて企業家もどんどん増えてきて
そこにお金がどんどん入ってくるみたいな時代で
10年前にVC始めた人は今いい感じにリターン出てる人が多いと全体感としては
ただ2020年以降
いわゆる投資をグロースの株価が全然上がらないので
なかなかVC、これリターン出るんだっけと
実際に数年前に作ったVCの人たちが結構苦労してるところもあり
それに投資をしているLPの人たちも
これVCってアセットクラスってありなんだっけっていうところが議論になり
そして我々2023年か2024年ぐらいで
ファンドレイズしてるVCからすると
大越さんは1号はレイズ終わってるんですよね全部
まだです
26年1月末までになってます
安藤さんもレイズ中
そんなに集めてない
ちなみにオアシスファンドも絶賛レイズ中です
来年までやることにしました
これが前提
安藤さん
人生どうする
VCどうする問題
僕はVCって仕事は個人的にはめっちゃ面白い仕事
特にプレシードの
夢あふれる企業家と
一生懸命議論して
今後の人生の行く末を想像するのってめっちゃ面白い仕事
それをいろいろ
たくさんできるっていうか
一個の事業をスタートアップしてやっていくのもひとつのドラマだと思うんですけど
プロデュースって言うとおこがましいかもしれないんですけど
それを見れるっていうのは正直すごい魅力的な仕事だというのは
やっててめっちゃ感じるんですけど
それを続けるっていうのも全然あるなというのは思いつつ
一方で最近逆にVC側にやっていると
AIとかいろいろ発達して
リサーチとかすごい進むんですけど
ユーザーの声だとか
具体のところはあんまり自分で一時情報とって
ガツガツやってやるようにしてるんですけど
一緒に通したキットと商談でやったりするものの
2年前ぐらいのめっちゃフロントに立ってた時の
前線でファイティングポーズとってます
みたいな状態からはちょっと離れてる感じが
これでいいんだっけみたいなのも思ったりとか
今の思経もあると
いうので方向感が
いろいろ悩ましいな
いいのほうがいいじゃんみたいな
リュウハラの人たちも増えてきていたりするじゃないですか
っていう中でどうしようみたいな
分かる 多分この3人今
みんなそのテーマをうっすら考えてるはずで
大越さんはこの3人の中で言うと一番前からVCやってるので
どうですか 1号ファンドのレイズは
一応もうあと少しって感じなんだけどそうすると次2号どうする
みたいな話になると思うんですがどう思いますか
2号ファンドはやろうと思ってます
安藤さんの話でいくと
ファンドとしての顧客をどこに置くのかみたいな
感じだと思っていて2,3年前はフロントで
事業会社でナンバー2としていろいろと動いて
ユーザーと接触してたこの現体験を
ファンドに持ってきたときに投資先の顧客との
一時情報を取りに行くっていうところにもどかしさがあるのかもって思ってたんですけど
僕は
LPさんの何か
できることをやりたいっていうのが先行してて
1号ファンドに関しては
僕がレイズし始めたのが
23年なんですけどファンド作りたいと思ったら
22年の年末で
スタートアップ育成5か年計画っていうのが急に出されて
スタートアップを国策にしようみたいなテーマで
やっていたのにも関わらずエンジェル投資家を増やします
エンジェル税制が良くなったりとか
スタートアップに事業会社とかが
出資とかMAをしやすくする税制の改正が一番入ったりとか
スモールMAめっちゃ増えるんじゃないかと思ったんですよ
23年以降
それまであったファンドさんってもうサイズが大きくなりすぎてるんで
2桁未満のMAってなかなか許容しにくくなってるっていうのを見たときに
スモールMA増えそうなのに
ファンドのサイズ問題で許容できないっていうのは
あんまり良くないんじゃないかと思って
だったらめっちゃ小さいファンド作ろうっていうのが最初のきっかけで始まってて
そうなったときに
うちのLPさんって個人投資家さんすごく多くて
エンジェル投資みたいな感じで出資いただいてるケースなんですけど
そういう人たちがMAをどんどんしていきたいとか
司教官として増えそうだよねってすごい共感いただいて
ファンドに出資いただいてるケースがまあまあ多くて
これが1号ファンドで
いわゆる国策に乗せたっていうのが1号ファンドなんですよね
2号ファンドでいくと
固まってないんですけどこの方向かもって思ってるのが
上場1基準100億円問題が出てて
時価総額50億円前後未満の
上場会社がのきなみMAをしていきたい
ってなってるトレンドがあって
そこに当てるファンドかなって思ってます
VCビジネスモデルの多様化
わかるむっちゃわかる
ちょっとこの流れでうちの話も少ししたいんですけど
うちもまだまだレイズ中でメインのLPさんは
ここまでエンゼルラウンドさんと同じで結構エンゼルの方
たくさん入っていただいてるんですけど事業会社も今たくさんお話をさせて
もらってますとおっしゃる通り
時価総100億問題と言われるあれがあるので
100億未満の会社は買うか買われるかの
瀬戸際 この5年間
100億を超えようとするならば 今から全力で
仕込んでいかないと 時価総額を上げるための
アクションが必須ですと
そういう会社がMAをどんどん増やすと
新規事業もやると思うんですけどMAを増やすと思います
まさにそういうところ 僕もそういう話をよくしていますし
ちょっと近いポジションかなと思っています
僕らで言うとさっきの安藤さんの問いとちょっと近い
かもしれないんですけど
実現してること 来年ちょっといろいろやろうと思ってることがあるんですけど
ポジションとしては実は
僕らVCっていうのやめようかなくらいに相方の高橋さんと話してて
要はVCスラッシュPEみたいな
そういうポジションかなと思っていて
これは何を意味してるかというと 要するに僕らが作れないものは
やっぱり投資をする で 僕らが作れるものは
作った方がいいんじゃないかって思ってるんですよね
ファンドがメインでメイン株主の会社を作って
事業を作るみたいなことも考えてますし
ちょうどすごいグラデーションがあると思っていて
基本マジョリティ51%以上持って経営する
別にそこまでいかなくても
適任な企業がいれば そこは例えば
ファウンダー7割
ファウンダー3割みたいな
比率で事業を始めますとか
そういうのも考えてますと
ファウンダーとしてイコールGPの僕とタカハギさん
を中心に事業を作っていくみたいなこともやろうかなと思ってます
そこに例えばLPさんが
こういうテーマやってほしいみたいなのもちょっと入れようかなと思っていて
そういうある程度 自分たちもやるし
ある程度メインのLPさんの
希望するテーマとかも僕らがやれるものであればやりたいなって思ってる
っていうのが最近考えてることで
これって他のVCって正直面倒くさくてやらない
それから逆に僕ら
少なくとも事業家経験がある
そしてこの趣向感 ピュアなVCとして戦っていくの
まあまあむずくないかなって思ってて そういう提案を結構実は事業会社さんにしてる
っていうのが最近ありますね
僕らコアリスファンドはちょっとピボットしつつ
BMFするのかなみたいなのは結構最近考えてる
ことです
手を動かして事業を作るみたいな 投資先の解像度を上げるというよりかは
僕らができることをやった方が良くねっていうのが今考えてることですね
コアリスさんとかも方向性そっちに
あれデカいですけど このコアリスさんに
同じコンセプトでもう少し創業を
たくさんやっていくぞっていうところですよね
そういうポジションできる
これを何と呼ぶかっていうのは僕らまだワーディング適切できてないんですよね
VCなのかPEなのか事業会社なのか
例えばイメージベンチマークしてるのは
クロステックとかVCもやってるし
エキサイド買って事業会社の運営もやってる
ブーストキャピタルもそうじゃん 自分たちで
VCの逆風とリターン
事業を作りますって言ってるわけで
Cといえばそういうのに近いかもしれないですね
もっと小さいけどサイズ的にも 小さくて小回り効く
そうですよね
だからよくこの話
企業会やってるときって
タカハキさんとよくするんですけど 企業会やってるときってVCって
言い方あれなんですけど楽な仕事かなって思ってたけど
全然そんなことないみたいな 辛いぜみたいな
よく傷を舐め合ってるんですけど 辛いねこれみたいな
話をするんですよね
GPやってみると
これは本当にそして今この逆風の中で
でもこれね最近ある
VCが集まるイベントに行ったときに言ってたのが 要はとはいえ
こういう逆風のときこそいいリターンが出る いいヴィンテージになる可能性がある
っていう風に言われてるので そこはしっかり頑張って
VCとしても頑張っていこうぜっていう気持ちは全然あります
うん そうですよね
ここから多分ファンドレイズも厳しくなって供給が減ると
受給バランスが上がるのもありますよね
だからこれを聞いている企業家の皆さんで言うと
最近VC回ってるけど厳しいなとか
ワリエーションきついなとかめっちゃあると思うんですけど
でもこれってやっぱり受給バランスの問題でだんだん
供給が減ってきててCWCも絞らざるを得なくなる
出資する市内の話とあとはバリエーション
どうしても高いバリエーションつけられないみたいなケースが
たくさん出てきてる中で
ソリッドにというか ソリッドベンチャーじゃないけど
サバイブできる会社とかめっちゃ伸びてる会社か超サバイブできる会社か
やっぱりセレクションがすごい厳しくなってくると思うと
僕らがこういう話を配信してるのって
僕ずっとラジオやってるのはずっとそうなんですけど
出資する側がどう思ってるかとかもたくさん知ってほしいと思うし
どういう状況なのかっていうのは理解した上で
投資家周りするとより確率上がるかなとは思ってるって感じですね
知ってほしいですね いっぱい
という感じなんですけど
みんないろいろ苦労してますよ
ということで
もう少しでお時間なんですがどうですかお二方
企業家とのコミュニケーション
今日初回だったんですがやってみて
感想と次回以降こういう点を話したいとかあれば教えてください
おこしさんから 楽しかったですね
いつも通りオフラインでやってるのと通りで
話し足りないというか
まだまだテーマは深掘れるかもしれないですし
企業家の人たちからの質問とかもしあれば
拾いながらでも全然いいかなって思いました
これじゃあ後で公開するときにXで拡散していただいて
どんどん質問いただいてください これ知りたいですとか
質問って意外と少ないんですけど対面で
ラジオ聞きましたとか聞いてますってやっぱり
言われること多いんで その上で今度これ聞きたいですとか
言われたらそれを拾っていただいて持ってきていただければと思います
ありがとうございます ダンドさんどうでしょう
今回密談なんでね 公開されるんで
こしゃの話とかなかなかできれないです
僕らもこうだよみたいなやつとか
密談っぽい話はちょっとできたかなと思うんですけど
より深い話はそれこそまた質問とかオフラインとか
あれば個別にできるかなと思うんで
そんな感じでいっぱい皆さんと話せたらうれしいなと思います
よろしくお願いします ということでこれシリーズ化していきたいなと思ってますので
シリーズ化できるかリスナーの皆さんのリアクション次第
このコーナーに始まったよっていうのを
SNSとかで知らせてもらったりできてもらうと
僕らもテンションが上がってどんどんおしゃべりしたいと思いますので
引き続き皆さんよろしくお願いします
ということでVCの密談第1回終了です
ありがとうございました ありがとうございました
オアシスレディオではスタートアップを立ち上げる上での疑問や
企業に関するトピックを取り上げ シード企業から企業界部群に受け出す情報をお届けする番組です
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それではありがとうございました
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