安藤奨馬の背景
OASIS RADIO、OASISファンドの橋田です。
OASIS RADIOは、スタートアップを立ち上げる上での疑問や、企業に関するトピックを取り上げ、
シード企業家や企業家予備群に役立つ情報をお届けする番組です。
はい、ということでですね、もともとは、BOOT UP RADIOという名前でやっていたポッドキャストをリニューアルいたしまして、
動画も入れていきましょうということで、動画版ポッドキャストとして始めた一発目になります。
紹介のゲストは、TRUST SMITH & CAPITALの代表の安藤奨馬さんです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。安藤です。
よろしくお願いします。
初めて、ポッドキャスト、もしくは動画版を見るという方もいると思うので、簡単に自己紹介をお願いできますか。
ありがとうございます。改めて、TRUST SMITH & CAPITALの代表パートナーを務めております、安藤と申します。
TRUST SMITH & CAPITALはMSEED特化のVC兼インキュベーターということでやらせていただいているんですけども、
またいろいろお話、今後もあると思うんですけども、もともと事業者サイドをやっていて、
今年の年明け、頭にレイズしたファンドになっております。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
安藤さんといえば、去年のIBSのローンチパッド。スタートアップ界隈では長くやっているし、一番有名なピッチコンテストがあるんですけども、
そこでレナトスロボティックスとして優勝して、というのが去年一番目立っていたんじゃないかなと。
みんなそれで知っているんじゃないかなという感じだと思うんですけども、
なんとなんと、年末ぐらいからファンドをやりますという話になりまして。
僕も今Oasisファンドというファンドをやっているんですけど、
やっぱり企業家出身の人が支援側に回ってVCファンドをやるという動きが、僕含めてちょいちょい出てきたなというふうに思っていて、
非常に親近感を感じておりまして。
僕も同じくパイセン企業家として、そしてパイフェルセンキャピタリストとしてリスペクトさせていただいております。
ちょっとその辺りの話もやっていけたらなと思うんですけども、
まずはちょっと安藤さんについていろいろこの番組では深掘って、
調べたらいろいろ出てくるんで、どういう人なのっていうところを深掘っていきたいなというふうに思っております。
ということで、僕もいろいろ調べるんですけど、大学ぐらいからのことっていろいろ出てくるんですけど、
もうちょっと前ぐらい、例えば中高生ぐらいからかな、
どういう少年・青年だったのかっていうところぐらいからお話いただきたいなと思っていて、
どんな人だったんですか?
ありがとうございます、そもそも。
そうですね、小中、9年野球をやっていて、兄弟3人、兄弟全員野球をやっていて。
何番目?
僕は長男になります。
長男。
はい。で、うちの父親が野球の監督で。
そうか、そういうことか。
っていう、喫水の野球一家で、父親は経営者でっていう、そんな家庭で、愛知県の田舎のほうなんですけども、
そこで生まれて、スポーツだけやって、勉強もちょっとやって、生きてきたっていう、そんな人生でしたね。
大学生活と研究
でもあれだよね、大学は兄弟に入ると思うんだけど、確か一郎して兄弟。
スポーツだけやってきてて、急に兄弟、結構すごい大学じゃないですか。急に兄弟ってどういう?
そうですね、勉強は公立の新学校ではあったんで、それなりにはやってたと思うんですけど、やってて、とりあえずみんな一旦高み目指すでしょ。
僕実は、最初の現役の時は東大を受けまして。
なんか見ました、動画で。
そうですか。
東大目指してて、人生ここで落っこちたみたいな。
なんか、IBSのインタビュー動画、下川さんと一緒に映ってたやつ。
どれだったかな、でもありました、そういうモチベーショングラフみたいな。
テレビの次第だったかな。
で、ちょっと惜しくも足りず。
最初に東大受けるっていう動きは、東大受けてる方だと分かるかもしれないですけど、新振り制度っていうのがあって、とりあえず専門性の選択を先送りできるから。
3年生から専門学科に所属するんだけど、1、2年生は分1、分2、分3とか。
そうです。
理科1、理科2、理科3みたいに分かれてるんですよね。
そうです。というので、一旦それは後で決めようということで、東大目指そうぜっていうのが割と公立高校の中でも一般的な方みたいな感じになってて、
僕もそれに沿って一旦東大受けてみてっていう。
で、浪人したときに初めて自分何しようってゆっくり考える時間ができて。
なるほど。
で、じゃあ何か自分やりたいの。一応建築学科に進んだんですけども、建築やりたいなみたいな気持ちにかなりなってきたんで、じゃあ新振りそんなにいらなくないかみたいな。
ってなって、兄弟の大学の見学っていうかいろいろ行って、結構いいな、空気もいいなみたいな。面白そうみたいなので、兄弟に行ったって感じです。
今の話の中で、野球やってたところもそうなんですけど、とりあえず高み目指そうみたいなカルチャー。
それは新学校で醸成されてるカルチャーなのか、そもそも野球でめちゃくちゃ頑張ってて、自分としてそういうマインドセットを持ってたのかっていうと、どっちなんですか。
おそらく野球のはインパクトとして大きかったんですけど、自分の価値関係性の上では。
で、高みを目指そうっていうのはあったんですけど、もう一個今振り返ってメタ的に考えると、情報を取りに行くっていうところがあんまり出なかったかなみたいな。
地方でいなかったっていうのもあるんですけど、今例えば、今持ってる情報だったら、もしかしたらN高いってるかもなとか、いろいろ選択が今あるじゃないですか。
というのは当時選択取れきれなかったし、情報を取りに行く方法もよく分かってなかったっていうので、上目指すしかなかった。選択肢が追いかんでなかったっていう衝撃的なところもあったかなと思ってます。
僕もちょっと共通点っぽいことで言うと、高校とかはいわゆる私立の進学校に行っていて、やっぱり東大が頂点みたいな、現役で東大何十人とか受かるようなとこだったんで、周りみんなすごい頭いいみたいな。
僕は意外とそうでもなくて、意外とって言ったらあれですけど、そうでもなくて、とりあえず東大とか、京大もそうだし、国立大学、あとは私立だったら早稲田慶雄とか、そこ行くやつがすごいみたいな。
早稲田慶雄とかも何百人も受かってたんで、普通でしょうぐらいになっていて。僕は結局東京理科大に行ったんですけど、受験でいい大学に行くみたいな価値観の中にいたので、なかなかそういう自分で進路をその後どうしたりとか思ってなくって。
僕も一浪してるんで、一浪した時に確かにちょっと考える時間できて、どうしようかなって。で、大学入ってみたいなのがあったんで、その辺もすごくわかるなと思って今聞いてました。
そうなんですよね。で、京大入って建築やってたんですよね。
はい。
その辺りで大学生活どうでした?
大学生活は非常に充実してたかなと思ってます。やってたこととしては、普通に勉学、研究してたんで。その研究は結構、建築学会で優秀賞いただいたりとかもしてたんで、そこはそれなりにやったかなっていうところと、サークル活動もやりましたし。
あとは、大学の時には2つほどスモビジをやってまして、一つは売却、一つは先輩に譲渡する形で終わったんですけど、そんなことも。京大の当時の情報が少ない中では、もがいてはいたなみたいな。中澤とバズだったなみたいな、そんな感じの人生だった。
結構、卒論のテーマがすごいユニーク。
そうですね。
ベトナム人のお尻の穴の温度について。
すごいテーマ行くなって思っていて。
建築と関係あるんですか?
ありまして、ちょっと説明が冗長になってしまうかもしれないんですけども、僕、建築の中でも温熱環境に関する研究をしていて、今、暑い寒いで、たぶん橋田さんパーカー着られてて、ちょうどいい温度感でやられてると思うんですけども、ベトナムの伝統建築に関する研究をしてたんですけど、
その中の温湿度をコントロールして、ベトナム人が快適に過ごせるにはどういった屋根の作りにしたらいいかとか、換気のコントロールをどういうふうに制御していったらいいのかみたいなところを研究するっていう、そういったシミュレーションをやってたんですけど、
その時にそもそもゴール設定として、ベトナム人の体内の温度とか、体感、心理応答みたいなところだったりとかっていうのを、そっちを抑えないと外側の温度をどこに持ってけばいいかっていう、ゴールがまずわかんないのって話になって、
まずはベトナム人の人体について追求しようって話になって、研究が少しずつピボットしていって、気づいたらお尻の穴までっていう、そういう感じですね。
すごいな、なるほどね、なんかやっぱり、ここまでの話、全部そうだと思うんですけど、課題に関する解像度をひたすら上げていくと、最後ベトナム人のお尻にたどり着くっていう。
そうですね、そもそも論みたいなところまでやっていくとかありましたね。
スタートアップへの道
面白い。で、大学を出るわけじゃないですか、その後、スタートアップに来るわけですけど、ちょっと間が少し空いたりして、どういう社会人?
そうですね、スモビジ2つやってたんですけど、それは一旦、外客と上等で終わらせた上で、一回就職のカードを切ってみたんですね。使えるうちに使ったことない。
新卒カード。
はい、新卒カード使って全然意味なかったんですけど、就職した4月の半ばぐらいに、やべえ、これは違うと思って、Twitterでいろいろ次のネクストアクションを考えながら探してたキャリアの一つが、今のトラストスミスが創業3か月目ぐらいのときに応募を見つけて、そこから副業を始めたみたいな、そんなような生活をしてます。
すごいなあ、違ったっていうのは、いわゆるちょっと大企業すぎるなとかそういうやつですか?
まあまさにそんな感じです。
なるほどね、でもなかなかピボットするのちょっと勇気いるじゃないですか。
そうですね。
でもやっぱり早くピボットしないと、ちょっともうヤバそうだっていう感じだったんですか?
そうですね、大学のときにいつもみじいくつか自分でハンドリングしてやってたときの、あの何というか快感とまではないけど、あれが当たり前みたいなところがあった中で、やっぱ対比がどうしてもあって、自分でコントロールできるものが多い方がさすがに人生は面白そうだなというのがそこでよくわかったんで。
そうですよね。いわゆるなんか一般的な新卒っていうのになってしまうと、最初はコントローラブルじゃないことがほとんど。
そうですね。
僕よくオーナーシップっていう言葉を使うんですけど、別に社会人、会社員でもオーナーシップを持って仕事してる人がいるわけですけど、究極のオーナーシップっていうのはやっぱりそのオーナーシップの究極形が企業だと思っていて、自分で仕事をすること、自分で仕事を作り出して仕事することがオーナーシップ。
株式とかもそうですけど、そういった形でやっていくことがコントローラブルであるって表現してましたけど、重要なのかなというふうに思っており、そしてトラストスミスに出会うわけですね。
はい。
トラスト・スミスの成長
どんな感じだったんですか、最初、Twitterで連絡して。
Twitterで連絡して、募集自体はBizDevだかCOO候補募集だかちょっと忘れちゃったんですけど、それ見つけて、社長、今の大沢という人間なんですけども、同い年で会ってみて、
僕こういうことできますよ、こういうこと考えてますよ、一旦じゃあちょっとお客さんに提案、一緒に行くところから始めようみたいなところで資料を作って提案内容を考えて持っていってみたいなところを、
AIのソリューションとか提供する会社をやっていたんで、そういったところをキャッチアップして提案持っていくところをいろいろやっていくうちに、気づいたら吸い込まれていったみたいな。
まだ組織としてはスライディングみたいな。
まだ社長がしかいなくて、業務委託のエンジニアが2名ぐらいいたかなっていうフェーズ。
スタートアップですね。
そうですね、創業3ヶ月とかあったんで。
いやーすごいよな、でもなんかすごいタイミング、やっぱそういうのってタイミングだと思うし、ちょうど新卒で就職してみて違うなって思った瞬間と、トラスト・スミスが立ち上がった瞬間がマジで被っていて、そこでうまいことマッチングしたっていう例だと思うんですけど。
ちなみに、トラスト・スミスの社長、全然僕知らないんですけど、安藤さんがレナプス含めて露出しているので、社長の方はどういう方なんですか?
安藤 ありがとうございます。東大出ていて、理系で、興味としては手段としての会社っていう中でもう少し社会をメトロ的に捉えてて、どのようにしたら社会が動いていくかみたいなところを広く見ているタイプの人間なんですけど、スキルセットみたいな話で言うと、やっぱりいろんな技術に対する改造度、経営に対する改造度がかなり高い人間なので、
人間なのと、あとはすごい捨てる能力というか、非常に高くて、最初一発目の案件とかで価格を抑えてプライシング下げてでも案件取りに行っちゃったりとか、そこそこの案件だし、取っとくかみたいな、ちょっと回すかみたいな、みたいなやつを、いやこれいらないですねみたいな、もっとでかいことしましょうよみたいなことを永遠に言って、とにかくでかいことばかり探してるみたいな。
やっぱ高みを目指す部分ですね。
っていう、その辺が結構特殊な。
なんか普通の生きて、どう生きていったらそういう選択取れるのかよくわかんない。
未だによくわかんないんですけど、なんかそういう、はい、思考性を持っている人ですね。
そういう部分で、そういうリスペクトできるっていうところで、一緒にやろうってなったわけですね。
そうですね。
めっちゃでかそうなことできそうやなみたいなのは、すごい最初からわかってたって感じですね。
僕も外から見てると、いわゆるこのトラストスミスっていろんなことやってるし、そのうちの一つがレナトスロボティクスだったりすると思うんですけども、
どういう組織で、組織としてどういうことを目指してて、そのうち、レナトスもやってると思うんですけど、どういう組織でどんなことを目指してて、っていうのを教えてください。
ありがとうございます。
そうですね。トラストスミスは株式会社ではあるんですけど、そこでやってることで言うと、大企業、製造業、物理業、日本と全国いろんな業界の企業様とお話をして、
技術研究シーズを通じて事業を作るっていったところを繰り返しやっていくことで、大きなイノベーションをたくさん生んでいくっていう、そういったエコシステム的な、ちょっと形容が難しいんですけども、
そういうスタートアップスタジオに近いような形でやっている組織になってまして、トラストスミス自体はエグジットを特に想定してなくて、どちらかというとトラストスミスに話が入ってきたものに対して、これ事業化できそうだな、みたいになったときに、
それをやりたいという責任者の人が手を挙げて社長になって、それをちょっと新しい会社を作り、そこで事業を伸ばしていくっていうようなことを繰り返していって、製造、AI、ロボティクス、ブロックチェーン領域で累計7法人ほど立ち上がっているんですけども、そういった形で会社をどんどん増やして伸ばしていくっていうことをやっている組織になります。
VCっぽい業種的に気になっちゃうのは、具体的に子会社を作るみたいな感じではないんでしたっけ?
そうですね。資本関係的に子会社という形ではなくて、それぞれまた別で、それぞれ作って、トラストスミスの組合というものがあるんですけども、組合で一部株式を持ち合いつつ、大半はその会社の責任者である代表が持ったりとか、創業にかかっているオーサーが持ったりとかっていう形で持ち合いながら会社を作っていくっていう形をとっています。
レナトスロボティクスの立ち上げ
トラストスミスのホームページとかに書いてあったと思うんですけど、オーナーシップもそうだし、みんなで豊かになるみたいなことも書いてあったと思うんですけど、そういう思想が仕組みに反映されているんだなっていうふうにすごい感じましたね。ありがとうございます。
そんな中で、Nenotos Roboticsができるわけですよね。
そうですね。
これ、立ち上げの話とかもちょっと軽く聞きたいなと思ってるんですけど、あれでしたよね。もの太郎の副社長と出会ったことが結構きっかけで。
そうです。2021年、トラストスミス創業3期目か4期目かあれ。9月というときに、もの太郎の副社長とお会いする機会があり、そこでどういった課題がありますかみたいな打ち込みことができるんです。
ロボットでダンボールをパレタイズっていうタスクがあるんですけど、それやったりとか、ラベルの文字をOCRで認識できますよだったりとか、いろいろ物流に関してもいろいろ作っているものがあったので、こんなこともできるしこんなこともできるんですけど、でも逆にオンシャツもそういうものにしたいんですかみたいな話をいろいろ聞いていくと、巨大な自動走行システムを作りたいというふうな話をもらって、
こんだけの予算がありますよと。他社さんの製品とか見てても理想の倉庫がないんですよね。ちょっといい感じのものを提案持ってきてくれないみたいな感じでいただいて、そこから始まったという感じです。
そこから、そういう話ってわりと会社のニーズ、お客さんのニーズ聞くとかってあると思うんですけど、マジでそれを事業化しちゃうっていうのがすごいと思っていて、なかなかできない。でもそれできちゃう。もちろんこれはうまくいった例だと思うんですけど、それを本気でやってできちゃうっていうのが、トラスミの本当の強みなんじゃないかなというふうに思っていて。それで今法人7本立ててるっていうことですね。
ネアトス自体は、もうCOOとして関わられていると思うんですけど、実務いろいろ、ここまで何年くらいやってましたっけ?
累計するともう6年近くですか。
6年近くですか。やってますね。
トラスミではCOOって何でも屋さんのイメージがあるんですけど、実際どんなことをしてたんですか?
日本のスタートアップエコシステムへの貢献
ありがとうございます。一つには大企業さんとのアライアンス、物流倉庫投入にあたって、契約周りとかそもそもの見積もり作るときのエンジニアさんといろいろコースを確認しながら、価格を出してっていうところを。そこのレイアウトを決めていったりとか、アライアンス周り。
あとは資金調達、これはVCさんもあっていったりとか、我々の場合は事業会社さんがほとんどなんですけども、事業会社さんに対しての資金調達のディールのところだったりとか、採用面、広報面。
あとはコーポレート整備全般であったりとか。
あとは、我々は米国法人が親会社になるんですけど、そこのストックオプション周りだったりとか、そういうのを幅広にやってました。
そんな中、IBSに登場し、優勝し。
この辺はピッチ動画見てくださいって感じなんですけど。
ぜひ見てください。
そこからですよ、冒頭取り上げたVC立ち上げっていうところで、
トラスミファンドの設立プレスリリースに書いてあった、いわゆる技術ではなく決済者の声から始まる創業アプローチ、トラスミ創業スキームっていうのが今、説明してくれたやつだと思うんですけど。
その辺りを注入しますみたいな話だと思うんですけど、こんなコンセプトのVCをやろうって思ったきっかけは何ですか?
ありがとうございます。
そうですね。まず前提、やっぱり日本から大きな事業を生み出して、日本を強くしたいなと個人的には思っている節があり、
一方でその一つの手段に、レナトスであったりとか、今立ち上がってきた会社を伸ばしていく方法も一つあったかなというふうには思っているんですけど、
それぞれ創業3期目まで来ている会社も結構増えてきて、売上もしっかり立ってきたというところで、割と再現性のあるモデルまで行き着いてきたものが増えてきた中で、
逆に僕がやってきたことって、どちらかというとDMFする前の創業スキーム、そもそもお客さんの声から始まるっていうところも事業作りっていう話もしましたけど、
日本の知識というか、それをやってきた部分に一番レバーがかかるというか、これに再現性があると思ったので、
この再現性を持って世の中に対してスタートアップをどんどん増やしていくというアプローチを取れば、一番日本が強くなるんじゃないかって思って、
それをさらに、本質的にはそこのインキュベーションに価値があると思っているんですけど、それをよりアクセラレートするという意味において、ファンドもあるといいかもなというような位置づけでやっています。
なるほど。
そうですね。それが大体去年考えていたこと?
そうですね。
IBS優勝して、その頃にはもうそういうのを考えていたんですか?
たどると、物太郎さんに会う前くらいからも一応そういう話は出てたんです。社内で。
なるほど。そういうインキュベーション的なスキームを作った方がいいんじゃないかっていうのが、そもそも構想としてあって、
それがファンドっていう形が一番いいというか、ベストなんじゃないかっていうので、今回。
そうですね。21年の段階でも、一応ファンドの組成自体は進めようとはしたんですよ。
ただ、ファンドレイズもそんなに簡単ではないですし、我々も倉庫をしているうちに、物太郎さんの話とかも来て、いろんなチャンスが舞い込んできたので、
ファンド作るよりも、今ちょっと事業を作った方が大きなチャンスがあるんで、それをやった方がいいなって話になって、ファンドの方はそんなに、当時は積極的にやってなかったけど、
一旦置いておいてっていう感じだったけど、いよいよ。
っていう感じですね。
なるほどっすね。すごい、元から考えてたんだっていうのは、結構僕にとっては新鮮で。
確かに、こういうトラスミの社内だけで作るというよりかは、もうちょっと、お金面でいうと、外からお金をファンドに集めて、
それを回しながら、たくさん出資しながらやっていくっていうやり方が、早くたくさんそういうトラスミ的な立ち上げ方のスピードを上げられるんじゃないかと思ってたってことですね。
まさにです。
いいですね。
ちょっと全然別の話になってくるんですけど、関連する話かな。関連する話とデカコーンハウスあると思うんですけど、
デカコーンハウスの紹介
あの辺も今日の文脈で言うと、ずっと僕がやってる文脈で言うと、やっぱ高みを目指すぞと思っているんですけど、
あれはどういう取り組み、取り組み自体と、それからその意図みたいなのも教えてもらえますか。
ありがとうございます。
まずデカコーンハウスは若手の起業家、特にデカコーンそんな簡単に作れないと思うんですけど、とにかく大きな事業を作りたいと思って、
その準備というか、を行っていく者たちを住民で形成されたシェアハウスになってまして、
六本木のところにたまたまいい物件があったので、それで借りて始めたっていうのがデカコーンハウスっていう存在で、
そこでやってることとしては、いろんな先輩起業家を連れてきたりだったりとか、
一緒にまさに新しい挑戦、大きな挑戦をしようとしてる人とかを集めて、そこでいろんな情報交換をしたりとか、
そもそもの事業の話よりさらにメタな、人生レベルでどうしていこうみたいな話とかも含めて、
情報を共有していくようなネット類系のコミュニティになってるって感じですね。
なんかやっぱこう、同じ屋根の下同じ鴨の飯を食うみたいな、僕もすごい大好き。
若いときルームシェアもしてたんで、そういうのがめちゃくちゃ好き。
そうですよね。それこそBダッシュの時も柏ハウスに僕は邪魔して来てもらった。
同じ空気を感じるんですよね。
そうですね。今僕はなんか常に住むとかちょっと今難しいので、家族もいて。
なんで、そういうBダッシュキャンプとかIBSとかそういうカンファレンスがあるときに、
エアビーとかで10人ぐらい泊まれるところとか借りて、そこに主に通し先の人たちに入って寝泊まりしてもらったり。
大体こう多めに借りといてちょっと空くんで、そしたらそれ以外で泊まりたい人みたいな感じで来てもらうんですけど。
前回来てもらって。
そこに入り込んで話していただいて、めっちゃいいなと思って。
あれね、朝から結構喋りましたよね。
本当にああいう場所だからこそ一歩踏み込んだ話っていうのをすごいしやすいなって思うんですよね。
ですね。濃いコミュニティ。なんかオアシスはね、やっぱりオープンなコミュニティなんですけど、それよりももっとギュッと。
住人っていうね。
そうです。
キャッチコピーの重要性
住人は濃いですね。
そういえばオアシス橋をお送りしました。
ありがとうございます。
思い出した。なんかちょうどできたって聞いたんで。
ありがとうございます。
ノビリティでお橋を作ったんですけど、それをお送りしたらちょうどお橋がなかったんでありがとうございますみたいな。
本当にいろいろなくてめちゃくちゃ助かってます。
しゃもじもなかったんで。
しゃもじもと橋で。
もうスカイランドさんのしゃもじと橋があればとりあえず。
僕らもね、やっぱりそこ共通したメッセージでやっぱり飯食わないとっていうところで。
まさにですね。
あと一応橋田の橋とかかってるみたいなんですけど。
そうですよね。
そんな感じでやってますと。
あと僕デカコーンもそうなんですけど。
ちょっと僕個人的にめっちゃ聞きたかったのはデカコーンもそうですし、あと確定未来とかCEOの妻とかキャッチコピーめちゃくちゃいいなと思ってて。
あれはもう本当にどういうなんかこう。
もともとそれセンスがある方なのかどういう経緯でそういうのをつけたりするのかっていうのは結構聞きたかったことなんですけどどうですか。
そうですね。
なんかでもそもそもやっぱ何事も第一走期取らないといけないと思ってて。
どういうキャッチフレーズでなんかそのなんかアイデンティティを確立する。
自分のアイデンティティというか外から見てどうアイデンティティを獲得するかみたいなところは一応戦略としてはそもそも考えてるっていうのは前提ありまして。
っていう中で確定未来とCEOの妻ですよね。
その確定未来ってちょっと説明をするとIBSのピッチで使わせていただいた決め台詞みたいなものなんですけど。
どういう流れで使ったかというとピッチの最後に我々物流の自動走行のソリューションやってるんですけど物流の完全無人化は確定未来っていうフレーズで最後締めたんですけど。
これ当然人がどんどん減っていきます物流24年問題ですという中であらゆるものを自動化していかないといけないですってこれはもうなんかみんなわかりますよねっていうのはありつつ。
それをちゃんとピッチの当然投資家に向けてそこを一旦前提共有するというか絶対にこの市場きますよねっていうところをアンカリングするみたいな。
ということでそれに対して僕たちは完全に来る未来に対してそこに合わせてただソリューションを提供するだけなんですっていうシンプルな思考をインストールするために使ってるっていうのがまず一つ。
これは他人向けに使っている言葉でありながらもう一個自分向けにも使っている言葉でして確定未来という言葉。
僕はIBSのピッチの前にプレスリリースの原稿を先に書いたんです。
要はIBS優勝しました賞金もらいましたみたいなプレスリリースをピッチに出る前に書き終えてこれをピッチ優勝した瞬間にリリースするぞというふうに決めてIBSに臨んだんです。
優勝することを決めて自分の中でこれを未来を確定させてそれに対してちゃんと実現するためにどうするかっていうのをマインドセットから準備から全部そこに向かってやっていくっていう。
そういう意味を込めてその確定未来っていうふうな言葉を自分の中に常々浸透させているっていうのがあります。
僕もそういう意味ですごく自分のためにもそうだし外に向けてもそうだしすごい良いワードだと思っていたのと、
あとVCっぽい視点でいうとやっぱりこういう未来って絶対来ますよねっていうのは割と例えばVCがスタートアップの事業を評価するときにその市場絶対あるよね。
こういう変化が絶対起こるよねみたいなのを先にインストールする意味での確定未来っていうワードはすごく入りやすいっていうのはすごくテクニカルにもめちゃくちゃ良いワードだと思っていて。
それが最近は多分ちょっと拡張されて自分がVCやる上でも確かに例えば企業家のピッチ聞いたときに確かに確定未来っぽい話だねってなるわけじゃないですか。
起業家支援のあり方
そこで文脈が企業家どもも多分できてるんで、それはめちゃくちゃ今の仕事にも活かせてるなと思いますし。
そうですね。
僕、当初先の社長と確定未来さんって言ってるんですけど。
確定未来さん。
確定未来さん、ありがとうございます。
それぐらいキャラ付けできてるなと思っていてめちゃくちゃいいなと。
僕もそういうキャッチコピーないかなとかね、結構最近ずっと考えてるんですよね。
なのでちょっとすごい参考にさせてもらってます。
CEOの妻どうですか?
CEOの妻は、そもそも大前提僕の生き方的な話というか、VC業務やっていく上での一番大事にしたいポイントとして、
自家創学のさらに最上位概念として、そもそも創業者の幸福っていうか、人生の幸福が先に来ると思ってて。
その手段として自家創学を上げていくっていうのが1個あるのかなというふうに前提思ってますと。
やっぱり事業を作るっていうのも含めて、やっぱりその人の心の奥底から来るモチベーションからしか社会というか会社はそもそも動いていかないというふうに思ってて。
なった時にそのモチベーションが一番向く方向に向かってやっていくべきだし、なった時にそれに対していろんなリソースが必要になってくるし、いろんな支えが必要になってくるっていうレイヤーで僕は物事を見ていて、
その時にCEOの妻っていう言葉に関しては、事業の中では当然COOみたいな業務はそれにいて近しいかなと。CEOがやらないところを巻き取っていくっていうスタンスとその実務っていうところでやりつつ、
一方で事業の中を越えてその人のライフスタイルにも踏み込んでいったりとか、そういうところをしながら例えば体作りとか、あとは一緒に住むもそうだし、例えば海外にいる企業からったら日本に帰ってきた時にちょっとプライベートで一緒に共にするとか、
なんなら結婚相手探してくるとか、そういうところまで踏み込んでいって初めてその人の人生で最大化されていくなみたいな感じで思ってるんで、そういう意味でCEOの妻というふうに思ってます。
これもめちゃくちゃ僕も共感度高くてですね。まさに僕らもファウンダー出身のVCを2人でやってるので、僕らの場合は共同創業者ファンドみたいな形で打ち出してるんですけど、まさにできれば事業始まる前ぐらいからやっぱり応援したいと思って。
最初って共同創業者がいないケースもあるので、そういうような立ち位置でも動けるようなパートナーとしてやっていきますよっていうのでやっております。
いいですね。
やっぱそうだよな、すごい。あとはCEO化出身である、最初の話も言いますけど、CEO化出身のファンドがちょっとずつ増えてきてすごくいいなって思ってるのは、やっぱりやったことある人だからこそ言えることもあるし、いろいろ大変なこと、辛いことももちろんあるわけで、そこにやっぱり寄り添っていける。
僕はこの2年間くらいエンジェルをやってたんで、そういう引き子もごももとか、シードキーの引き子もごももめちゃくちゃいっぱい見ていて、自分でやったのに加えて、最初のこの状況超辛いねとか、そういう話をやっぱりする機会も多くて、今でも年先が結構多いんでするんですけど、そこに寄り添っていける支援者っていうのはめちゃくちゃ価値あるなと思っております。
ちなみに野球やってた時のポジションってどこだったんですか?
ピッチャーファースト。
キャッチャーじゃないんだ。
キャッチャーじゃなかったですね。
キャッチャーって女房役って言われるじゃないですか。
キャッチャー、でも一応僕左利きだったんで、あんまりキャッチャーできなかったんですけど、左のキャッチャーミッドは持ってて、たまにバッテリー交代はしていたんで、その起業家とVC両方やるみたいなマインドだったのはそこで。
引き受けされてた可能性がありますね。
そうそうそう。
ここでキャッチャーですって書いてきたのがすごいと思ったんですけど、
意外とたまにやり直していきたいですね。
ピッチャーやってました。
ありがとうございます。
なるほどね。
結構色々今日は深掘りして、安藤さんとは本当に去年から色々付き合って、オーガシスにもすごい顔出してくれたりとか。
いえいえ、すごいいいスペースで筋トレもできるし、イベントもできるして。
そう、だから筋トレしてるって。
なので、この動画にも出てくるうちのカズマ君とオーガシス筋トレ会みたいなのやったりとかしてて。
まとめると本当に僕もオーガシスっていうスペースも含めてなんですけど、やっぱり起用化と、僕らは今一応支援側みたいな立ち位置ではあるものの、
やっぱり一緒に過ごす時間長くするっていうのは結構大事なことかなと思っていて。
であるからオーガシスで色んな人が来たりとか、僕の投資先も来るみたいな場所なんですけど。
安藤奨馬の活動
しかもオープンにやってるから、僕らだけじゃなくてアンドーさんとか色んな、主にVCの方とか、エンジェルの方とか、その他支援される方とか、
スタートアップ始めたい人とかがどんどん出入りしてコミュニケーションして、そこで投資決まるとか仲間見つかるとか。
そういうのをどんどん色んな流度を場所でやっていきたいと思っていて、その一つがオーガシスであり、デカくオーガシスであったりとか。
アンドーさんなんか場所とかあるんでしたっけ、オフィスとか。
オフィスはほぼなくて、ふらふら本郷行ったり渋谷行ったり。
あとネクベに行ったりとか。
ネクベに行ったり、合宿で地方行ったりとかしてます。
アンドーさんはどこ行けば会えますか。
もう僕が行きます。
なるほど、じゃあ記憶の皆さん、アンドーさんと会いたかったら、Xとかで連絡すればいいですか。
Xで連絡いただけると一番返信が早いです。
僕ね、聞き忘れてた。もう最後一個だけ。
すごいXとか見てると、めちゃくちゃ多動力というか。
ブワーとか言いながら、いろんなとこ出てったりとか。
いろんなことやってるなと。
今日のエピソードの中でも、大学の時もいろんなこともやられてたと思うんで。
いろいろやってるなっていうイメージがすごい。
いろいろやってるな、たくさんやってるな、たくさんやってるなってイメージがすごくあってですね。
そういうのは振り返ると、やっぱり前から培われてきたものなのか、
あとは最近VCも立ち上げたし、意識してすごいやってるのかというと、どういう感覚でやってるんですか。
やっぱりでもまず第一に、好きだからいくらでもやれちゃうっていうのはめちゃくちゃあると思います。
超わかる。
なんか全然苦じゃないし、勢いを吸うようにやってるっていう。
それが一番大きいんじゃないかなと思いますね。
そうか。
そうですよね。
ということで、ちょっと聞き忘れかけてたんですけど、最後に。
Xを本当に力を入れてやってるんで。
ということで、安藤さん連絡取りたかったら、Xでぜひ連絡してみてください。
お待ちしております。
ということで、オアシスレディオはスタートアップを立ち上げる上での疑問や起用に関するトピックを取り上げ、
SEED企業家や企業家予備群の役立つ情報をお届けする番組をやっております。
今日の番組めちゃくちゃ良かったなと思った方は、ぜひSNSでシェアしてください。
ぜひお願いします。
あとはチャンネル登録、フォローもよろしくお願いします。
ということで、今日のゲストは、初回のゲストはですね、
Trust Smith Capitalの安藤さんでした。
ありがとうございました。
ありがとうございました。