スタートアップのピボット事例
BOOTUP RADIO、ポッドキャスターの伊藤です。
この番組は、ペライチ創業者でエンジェル投資家改め、オアシスファンドの橋田一秀さんと、
スタートアップを立ち上げる上での疑問や企業に関するトピックを取り上げ、
SEED 企業家や企業家弁軍の方に役立つ賞をお届けします。
橋田です。
日本一オープンな企業家カフェ、オアシスの隣にシェアオフィスができました。
その名も、渋谷スタートアップジャングル。
こちらは、スタートアップのコミュニケーションが盛んなオアシスよりも、
もう少し個人または特定のチームで仕事をしたい、というスタートアップ向けのシェアオフィスとなります。
入居者のイメージは、1名から6名程度のチームで、SEED からフレシリーズAぐらい、
数千万円の資金調達をした会社を想定しています。
初期費用や長期契約は必要ありません。1ヶ月ごとの契約となります。
入居者、大募集中です。資料とお問い合わせは、概要欄をご覧ください。
おはようございます。
おはようございます。
伊藤さん、ついに。今日何回目ですか、これ。
これ、199です。
お!199回。すごいわざとらしいですけど。
199回まで来ましたよ、ブーター・フェレリオンも。
いや、すごいな。
2年ぐらいやってますからね。
はい。
そうですね、ポッドキャスター始めた頃って、ポッドキャスターありましたけど、もちろん。
でも全然少なかったと思うんですけど、すっごい増えて。
増えたよね。
みんな今もポッドキャスターやってるじゃないですか。
すごいよね。
どうなの、みんなっていうのは、日本の市場の話、アメリカの市場の話?
日本です、もちろん。アメリカはもともとポッドキャスターすごい聞く文化も、
コンテンツでもたくさんあったと思うんですけど、日本ですっごい増えたなって思いますね。
ポッドキャスターやってる人、やりたい人も増えてる気がします。
そうだよね。ということでね、僕らも次回200回っていうことで、大きくリニューアルしたいなって話をしてたんですよ。
してました。
そう。なので、結構いろいろこういうスタイルで続けるっていうのももちろんあるんですけども、
200回に向けてちょっとこう、どういうことをやるのか200回以降っていうのを少しお話ししたいなというふうに思っておりました。
本当にもう次回の放送お楽しみにという感じなんですけれども、ちょっとね200回から大幅リニューアルがありまして、ちょっとその発表を今日冒頭でしたいなと思っております。
何が変わりますか?
一番ね、大きい変更はですね、まず名前が変わります。
おっ。
それ、いいのかな。やっぱこのね、ブートアップレディオっていう名前も結構ね、ここまでやってきてるんで愛着あるんですけど。
いや寂しいですね。
ちょっと名前を変えようかなと思ってまして。ちょっとその名前発表してもいいですか?
お願いします。
お願いします。
新しい番組名はオアシスレディオです。
お、シンプル。素晴らしい。
シンプル、はい。やっぱさ、なんかこう、これブートアップレディオを始めたときはオアシスなかったんですよ。
いや本当ですよ。ブート社でしたよね。
ブート社です。ブート社なんでブートアップレディオなんですけど。
いやでもね、やっぱここはオアシスっていうものの知名度がやっぱ上がってきたりとか、オアシスで覚えてもらっていることがすごく多いんで。
ちょっとこのPodcastもオアシスレディオっていう名前にしようかと。
散々悩みましたけど、ちょっとそういう形になりましたので、オアシスレディオという名前に次回から変わります。
はい。なのでブートアップレディオはないので気をつけてください。
プロダクトのターゲット市場変更
そうですね、はい。
オアシスレディオ、もう一つ、二つ目、変更点二つ目いきますね。
二つ目はですね、動画もやります。
これはでかい。
これはでかいですね。
そうなんですよ。今ってPodcastを皆さん、これもちろん当然皆さん耳だけで聞いていると思うんですけども、結構ビデオPodcastも増えてきていて。
なんで、内容としては動画の配信も挟みますっていう感じになっております。
なんで耳で聞いても大丈夫な内容にもちろん、耳だけで聞いても大丈夫な内容にはなってるんですけど、動画のコンテンツもちょいちょい挟まってくるよという感じでございます。
おそらく1ヶ月に1、2本ぐらいになるんじゃないかなという風な感じで、実はもう収録しております。
なので何本か収録しましたので、お楽しみに。
そして3つ目がですね、配信チャンネルが増えます。
ということで、今これってSpotifyだけで配信していたんですけども、200回目からはですね、YouTubeとApple Podcastでも聞けるようになりますので、ぜひリスナーのお友達の皆さんもですね。
Spotifyはね、僕Podcast対面した時にお勧めする時に、Spotifyアプリ持ってないですという人は目の前でアプリをインストールするところからやってもらってるので、ちょっとめんどくさいかなというところですね。
なので、YouTubeのアプリだったらみんな入ってるやろということで、YouTubeでチャンネル登録してもらえれば問題ないという感じですね。
あとはPodcastで言うと、あとAppleのPodcastで聞いてるよっていう人もいるので、そちらにも配信をしていこうと思っております。
これが大きな変更点3つでございます。
引き続きSpotifyで聞いてる方、今これ聞いてる方はSpotifyだけだったと思うんですけど、聞いてる方はですね、引き続き聞いてもらいつつ、たまに動画もあるんで、ちょっと見ていただくのが良いのかなとか思っております。
そんな感じです。
はい、ぜひ次回をお楽しみに。
ということで、楽しみですね。
伊藤さんにいろいろ今準備をしていただいているので、ちょっとその辺も含めて次回の配信をお楽しみにということでございます。
ではちょっと今日の内容いきましょうか。
はい、今日もですね、お便りを取り扱っていこうと思います。
僕と橋本さんの会で言うと、前回のお便りをいただいた方から引き続き抜粋して話していきます。
ラジオネームさっすらいの視聴者さんからです。
最初は全然違うサービスだったのに、気づいたらすごくヒットしてるみたいな奇跡の転身エピソードが大好物で、橋田さんがご存知のとびきり面白いピボット事例があればぜひ聞かせてください。
いやー、このさっすらいさんめちゃくちゃハードル上げてくるんですよね。
とびきり面白いピボット事例かー。
いやー、かなり悩んだんですけど。
いや、とびきり面白いって言われるとなかなか難しいなと思うので、ピボット事例ちょっと色々紹介したいなって思ったので、いくつか調べてみました。
これどういう風に、これ気になる人は色々調べてほしいんですけど、世の中に出てる、要はシリーズAとかBとかを超えてるようなスタートアップ。
あとなんかもう、ジョージョーとかM&Aみたいな感じで、割とみんなが知ってる会社のシード機何やってたかは結構調べれば出てきたりします。
創業秘話みたいなやつで出てきたりするんで、そういうのちょっと見てみると、え、なんか最初こんなことやってたなみたいなのは結構あるかなと思ってて。
結構そのパターンで言うと、例えばタイミーとかデリーとか、そういうのも創業期全然違うことやってたんですよね。
例えばみんなご存知、スキマバイトタイミーっていうと、試着するだけで商品が割引になるサービスレコレみたいなサービスをやってたりとか。
これ多分学生の時だったんですけど、それやってたりとかして、全然違うサービスやってるんですよね。
あとはデリーもそうですけど、デリーって今レシピ動画の会社になりましたけど、最初ってデリーってデリバリーのデリーから来てるんで、フードデリバリーサービスやってたりとか。
Uber Eatsが来たか来てないかぐらいの時からやってたんですよね。デリバリーサービスやってて、あとはキュレーションメディアやってたりとか、そういう感じでしたよね。
こういう有名なスタートアップの初期何やってたかってやつですかね。
あとあれですよ、このラジオに出ていただいた2分ピッチのコーナーの回をちょっとまた聞いて欲しいんですけど、ラコスのフルーツさんの回の時とかに結構行ったんですけど、
今、ミーアイスっていう高齢者向けのアイスクリームのサービスやってるんですけど、
これ確かフルーツさんはタイミーのお母さんに憧れて起業してるんですけど、1期目がフードロスの削減のプラットフォームアプリ食べてあんまり儲からなかったらしいです。
2期目がHRっぽいやつやってたんですけど、お母さん目標にして起業したのに全然シーザー低いということでピボットして、ミーアイスみたいな感じですね。
でっかくやれる事業を探してやってるって感じです。
あとパターンとしてよくあるのが、ここまで出てきたサービスって全然違うものにピボットしてるんですけど、プロダクト自体をC向けからB向けにピボットするみたいなのって結構あるんですよね。
例えば、フォトシンスっていう会社があるんですけど、アケルンっていうオアシスの入口の鍵でも使ってる、あれなんていうジャンルなんですかね、デジタル鍵アプリ。
スマートロック。
スマートロックって単語出なかった。スマートロックです。スマートロックのサービスをやってるフォトシンスっていう会社があるんですけど、
そこも最初家庭用に作ってたんだけど、あんまり途中で伸びなくなって、法人用に切り替えて、だからベースとなるプロダクトとか考え方は多分あんま変わんないんですけど、ユースケースを変えたっていうケースですね。
これでうまくいった。家庭用から法人用に切り替えたとか、似たような感じで言うと、オフィスオカン。オフィスオカンって職の福利構成、置くだけ社職みたいな感じのサービスなんですけど、
オフィスワーカーの人はオフィスグリコっての見たことあると思うんですけど、オフィスの休憩室とかに冷蔵冷凍庫、小さめの冷蔵冷凍庫を置いて、そこにお惣菜をパックしたお惣菜とかをパウチパックしたお惣菜とかを冷蔵冷凍のものを持ってきてくれるサービスで、
従業員の人はそれを、ちょっとこれ会社によって違うんですけど、お金を払って、オフィスグリコみたいな感じでお金100円払って1個買ってチンして食べるみたいな。そういうサービスがありまして、これもともと個人用にやってたんですけど、全然うまくいかなくて、B向けにピボットしてうまくいったっていう感じですね。
エピソードの振り返り
たしかに。
C向けからB向けみたいなのは結構ありそうだなと思ってますね。
いやーどうしよう。とびきり面白い事例がない。やばい。とびきり面白いみたいな。難しいっすね。
たしかに。
これもう一個調べて、僕知ってる会社があったんで、これちょっとスタートアップじゃないんですけど、これちょっと考え方参考になるピボット事例1個あげると、ケンズカフェっていう新宿が本店のガトーショコラ専門店があるんですよ。
これ僕買ったことあるんですけど、すごい美味しいガトーショコラを作っているところなんですけど、これもともとイタリアンレストランをやっていて、イタリアンレストランの中でスイーツ、イタリアンレストランのメニューの中のガトーショコラ、スイーツのガトーショコラがとびきりうまいって評判になって、そこからガトーショコラに洗練するっていうピボットしてるんですよね。
面白いなと思って。
でもこれ結構考え方参考なんじゃないかなと思ってて、やっぱり自分たちがやっている中で、一番良いものに集中するとか。
プロダクターがいくつかあった時に、新宿の会社だとプロダクターいくつも作れないんですけど、でもやってることを絞ってそこにパワーかけるみたいなっていうのは、会社をどこか事業を成長させる上で必要な考え方かなと思っています。
なので、困ったらケンズカフェを思い出してください。
確かに。
でもね、こういうのはね、アメリカの事例多そうですよね。今全部日本の事例あげたんですけど、なんかあるじゃないですか。
確かに。数も多いから、ピボットの話も多そう。
確かに確かに。
そうですね。
なんで有名ピボット事例とかはいくつか調べてみるんですけど、質問者さんの意図に、お眼鏡にかなったかどうかわかんないですけど、とびきり面白いピボット事例があれば僕も知りたいぐらいなので、知っている方、視聴者の方はぜひお便り欄からお願いします。
お願いします。
はい。
ハードウェア企業への投資の心境
続いていよいよ最後のトピックなんですけど、読み上げます。
ソフトウェアと違ってハードウェアやディープテック系は開発に時間もお金もかかるイメージなんですけど、そこに投資するときってどんな心境なんでしょう。
これ当たったら超でかいみたいなロマンか、あるいはリスク高いけど応援したいみたいな気持ちなのか、柱さんならどう考えますか。
そうですね。
多分交差よりだけど、でも両方考えてるっちゃ考えてるかなと思いますね。
まず一般論から話すと、ハードウェアはソフトウェアに比べてリスクが高いって言われてると思うんですけど、あこひとさん何でだと思います。
やっぱり最初にプロダクトをローンチするために必要な検証の必要なコスト、お金もそうですし時間もかかるカラーだと思います。
そうですね。ソフトウェアと比べると、いわゆる製品開発コスト。
今伊藤さん言ってくれたように、ソフトウェアだったらエンジニア一人で作れるものを、ハードウェアは何か作ろうと思うと設備が必要になったり、
ものによっては設備が必要になったり、自分たちで作れる技術がないから最初は提携してる業者さんに作ってもらうみたいなことがあるわけですよね。
なので一般的に製品開発コストは上がります。
あとは一番スタートアップに大事なのはイテレーションサイクルが長いことだと思っていて、ハードウェアの方が。
つまりソフトウェアだったら2週間で作って検証して、うまくいかなかったらコードを書き換えて次の検証に進めるみたいなことをぐるぐる回していく。
このぐるぐる回すことをイテレーションって言うんですけど、このイテレーションを数週間で回せるんですけど、
ハードウェアの場合は物作って出してっていう感じで数ヶ月、物によりますけど数ヶ月からかかることが多いですよね。
だからこれイテレーションサイクルが長いってことはそれだけ回数検証するのに時間がかかるよって長いランウェイを確保する必要があるということになるので、
必要額が増えるということですね。
だからなかなか製品が市場にデリバリーできないハードウェアの会社ももちろん多いですし、
だいたいそれでもうちょっと資金が尽きてなくなっちゃったりするってことも全然ありますね。
っていうのがリスク高いんですけど、一般的には必要額が大きくなるんで、その分リスクが高いと言われてます。
資金調達の難易度が上がるし、ソフトウェアと同じ額しか資金調達できなかったらそれだけランウェイが短いので検証は少なくしかできないみたいな。
だからうまくいかない可能性があるわけですね。
難しいですね。難しいけど、それでもこのプロダクトを出した方が、
モンカルっていうとあれかな、世の中に受け入れられるプロダクトを作ってるんだっていうスタートアップに出会えたら投資をすると思います。
ファンドからはまだハードウェアは投資してないんですけど、個人からは数社は投資しております。
シードプレシードの会社とかだと資金繰りで苦労しがち、プレシードから抜け出せないみたいな状態の会社もあります。
これはやっぱりね、でもなんとか粘り強く戦ってるとは思いますけどね。
ただやっぱり思ったロードマップを描けてないっていうのは全然あるし。
じゃあ具体で言うと、例えば僕個人投資先で言うと、キックボード作ってる会社もあれば、ホームセキュリティカメラ作ってる会社もあれば、ゲーミングPC作ってる会社もあるんですけど、
それぞれにおいて全然リスクが違うというか。
例えばゲーミングPCの会社だったら、基本的に中に入ってるパーツは組み合わせて作るわけで、そのパーツからCPU作ってますとかそういうんじゃないですよね。
パーツ買ってきて組み上げるんですけど、でも大事なのはデザインとか世界観だったりするんで、その会社で言うと。
そっちの企画とかケースの製造、デスクトップPCなんですけど、ケースの製造とかそっちの方がすごい重要なわけですよね。
あとキックボードとかも全部自分で作るのは本当に無理なんで、製造してくれる会社さんとのやり取りだったりとか、やっぱり作るためにはお金が必要なんで、そのコストであったりとか。
いって稼ぎながらやってはいるんですけど、時間かかってますね。
やっぱりホームセキュリティとかは割と小さいものなんで、部品組み上げて社内で作ったりとかもしてるみたいですね。
オフィス行ったときにオフィスの作業場所で物を組み立ててました。
ありがとうございます。
という感じです。
はい、という感じでラジオネームさすらいの視聴者さんからのお便り全て答え切りました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。すごくボリューミーなお便り送ってくださってありがとうございます。
はい、ということで、冒頭にもお話しした通り、次回は200回、そして動画がやってくるということなので、楽しみに待っていただけたらなと思います。
はい、ブータープレイディオに紹介するのは今日が最後ですね。
はい、ブータープレイディオ、いいなと思ってくださった方は番組のフォローとシェアをよろしくお願いします。
そしてお便りも引き続き待ってますので、概要欄からお願いします。
ありがとうございました。
ありがとうございました。