面白かった本について語るポッドキャスト、ブックカタリスト。
今回いただいたコメント、お便りなどをまず紹介したいと思います。
はい、ちょっとその前に一つ、前回の単価の話なんですけれども。
ああ、読み方が間違ってたやつ。
はい、多分初夏のと、初夏の光と初めての夏の光という漢字を初夏のと読んだと思うんですけど、
ご指摘いただきまして、初夏のとルビーが振ってあったということで、
ルビー4だと思うんですけど、覚えておらず。
やっぱりその回でも、音の響きって重要だねって話をしながら、漢字の読み方を間違えるのはだいぶダサいなと思ったんで、
ちょっとここで改めて訂正させていただきます。
余談でしかないんですけど、らしたさんが音というものにいかに興味がないのかっていうのは、
日頃から思っている。
はい、なるほど。
しかもちなみに今回の話ともつながっている。
なるほど、なるほど。それはちょっといいですね。
あれですね、面白いかもしれないですね。
はい、というので、ねこめしさん。
連継でいろいろ話されている話なんですけど、
2人でやってるPodcastについていろいろとコメントをされていて、
とあるPodcastが最近つまらなくなったっていうことが書かれておりまして、
その流れの締めとしてですね、
個人的にはおっさん同士がマウントを意識せず、知識も無知も同じトーンで語り合う番組が好きっていうので、
ブックカタリストのことを挙げてくれておりまして。
これ指摘されて初めて気づいたんですけど、確かにマウントはないんですよね。
2人の対話でマウントを取るという思考性が僕には分からないんですけど。
人類の多くがそうするという気持ちは分かる。
分かんではないけど、Podcastでマウント取って何が嬉しいんだろうなとは思いますけどね。
Podcastじゃなくて、人類の差がとしてそうなるっていう。
なるほど。
この方も書かれていて、必ずしもそれをジェンダーとつなげた言い方は良くないんだけど、
やっぱこの書かれているのは、女性を聞き手にしている番組では高確率でそうなっているみたいな言い方をしていて。
マウントを取るというよりも、おそらく無意識に相手を下に見ている。
私は知識があります。あなたは知らないですよね。教えて差し上げましょうみたいな感じ?
もっと多分言葉は下痺れたものだと思うんですけど。
っていう先進性が出てくるんじゃないかなっていう。
どんなに気をつけても自分もできる自信なんてないので、
その人としての敬意というものは常に忘れないようにしたいというのは思っています。
そうですね。だから2人ともなんとか専門家としてこの番組をしているわけじゃないから、
専門家に要求される立ち振る舞いってあるじゃないですか。
権威者としてのっていう。それがいらないんですよ。この番組においては。
だからそこが多分違うんじゃないかなという気はします。
そういうのも確かにあるかもですね。
っていうのと、黒の岐資新さんが単語を学ぶを聞いてめちゃくちゃ面白いっていうので、
失敗性が個性で固有性の話、とても良かったっていうので。
あれですよね。やっぱ1年の最初のシリーズでこういういつもと違うやり方をするっていうひねくれた感じがいいですよね。
同じことをすることが僕自身にとって退屈やからというのはあるんですけどね。もちろん。
今後も引き継ぎたい。ただ本を紹介するだけではない。
新しい第一歩として自分的にも良かったなぁと思うし、紹介された本が確かにめっちゃすげえと思った。
単語という世界を超えたその世界観を学ばせてくれる感じ。
っていうので良かったですね。
ということで、さっきの音と繋がる話、今回132回。
音と脳という本について語りたいと思います。
例えばわかりやすいサンプルとして、
ラシタさんってピアノの音とギターの音って聞き分けられますよね?
高確率では聞き分けられると思います。
どっちもドの音が鳴っているだけだとして、
ピアノの音とギターの音が聞き分けられるっていうことがごく当たり前のことように思えるんだけれども、
波形で見ても何も違いなんてわかんないんですよね。
ドの音やったらドの音の波の高さみたいなのがあってても区別はつかないよね、多分。
っていうようなことが当たり前にわかるし、
その高い音とか低い音みたいなことも何も考えずになんとなく認識できてしまうし、
男と女の声ってほとんどの場合確実に聞き分けられませんか?
中性的な人を除けば一瞬でわかるね。
声を聞くだけで、例えば若い人の声とおっさんの声とかおじいさんの声とかみたいなものも、
大抵の人は一定程度聞き分けられるし、
音というものの違いがわかる、そのぐらいの凄さっていうのがあったりするし、
さらに言うと、バとパっていう音だったかな。
すごく当たり前って言うと失礼変なんだけど、聞き分けられますよね。
今聞き分けられてると思うんですよ。
なんですけど、バの音とパの音って波形で調べてみると、
最初の無声音が鳴ってから0.5ミリ秒間の無音があるかどうかみたいな違いだけの、
音波としてはそれだけしか違いがないらしいんですよね。
ちなみに人間の目の話で言うと、
人間って0.1秒先のことすら予測でしか見ていないみたいな有名な実験とかあるじゃないですか。
目は0.1秒レベルのものが知覚できてはいないんだけれども、
音の場合の処理の速度で言うと1ミリにも満たないレベルの空気の振動の違いというものを耳は聞き分けることができている。
解像度が高い。
少なくとも時間軸の解像度に関して言えば、認知というか意識に上るかどうかというものは別にして、
目ではせいぜい0.1秒レベルでしか解像度がないものが、
0.1ミリセカンドみたいなレベルでの知覚というものができるということ。
まずその辺が相当すごいよねみたいなことがあまり知られていない。
さらにこれはちょっとおまけ的な面白さなんですけど、歌とか聴いていて歌の音程って理解はできますよね。
でも同じ音程のアーっていう歌とラーっていう歌とかウーっていう音とかって音程は同じなのにアとイとウとエとオと日本語だとそのぐらいか。
我々なぜか聞き分けられている。
でも音程ってギターの話で言うとラって440の音なんじゃないの。
なんで俺たちはアとかウとかが同じラーの音なのに聞き分けられるの。
っていうこととかを不思議に思ったりしたんですけど、そこもちゃんと音波的な仕組みがあるらしくて。
専門用語的なもので言うとフォルマントという言い方がある。
これはその今画像に出ているのは違う本の資料なんですけど、
アの音っていうのは実はさっき言った例えば440Hzのラの音を出したと同時に特性音域って言えばいいのかな。
イメージなんですけど800kHzと1500kHzと2500kHzと4000kHzの音ぐらいが同時になっているとアっぽい音に聞こえる。
なるほど。
そこにピークがある。
イとかはイメージなんですけど300kHzと2000kHzと2500kHzと3000kHzぐらいにピークがあるとイみたいな音に聞こえる。
なるほど。
俺たちが例えばさっき言ったアーっていう音とかっていうのをドの音とかレの音とかミの音とかって聞き分けられている。
音の高い低いって分かっているんだけれども、高い低いが分かる基準っていわゆる規定音って言われる一番根っこで鳴っている音だけで。
なるほど。
さっき言ったピアノの音色とギターの音色ってどっちもラを鳴らすと中心的に立ち上がる音はどっちも440Hzの音なんですよ。
なんだけど例えばピアノとかの場合は確かピアノのらしさは5kHzぐらいにあったんだったかな。
そのぐらいまで強めに音がたくさん出ているとピアノっぽい音に聞こえて。
ギターだとそのギターの美味しい音域みたいなのがこういうところにあってこの辺の音が強いとギターっぽいと分かる。
もっと言えばもちろんたくさん細かいんですけども。
じゃあシンセサイザーみたいなその辺をいじってるってこと?
シンセサイザーはまず最初にすごい大雑把なことを言うと440Hzしか完全にならないのは時報の音です。
プップップポーンってやつ。
あれは100%きれいなサイン波。
理論的には。
そこがギザギザする音になることによって数学的な話で言うとそれを風鈴に変換してやると
こことこことこことここの周波数がよく出ているみたいなものが分かるようになる。
その違いっていうのが音色の違いでもあるし
音の違い、我々が聞き取ることができる発音、音声なんて言ったらいいんだ。ああいうような違いでもある。
なので理論的に言えばやっぱり作れるんだなっていう想像もできるんですよね。
だから僕たちはこの口の形と舌の動きを変えることでその波の違いを生み出しているということか。
音がめちゃめちゃね
実は読み書きっていうか読むことに対してもめっちゃ重要だっていうことを
この人はすごい強く言っていて
すっげー大雑把なことを言うと
読むときに使う脳と
音を聞くときに使う脳の部分は同じだっていう風に言っている
最近はちょっとそこまでではないっぽいっていう研究も広まってきてはいるみたいなんですけど
人間の脳みそに文字を読むためのパーツがないというのは
進化の歴史を考えれば間違いないと言っていい話だと思うんですよね
じゃあどうやって読んでるのっていうと
著者が言うにはやっぱり音の機能聞く機能を使って文字を読んでいると思われる
っていう風に言っていてさらに言うと
聞く能力が上がることで読む能力も上がるって言ってるんですよ
その基本的に読み書きが不得意な人って例えばそういう
うるさい環境の中で適切な音を聞き分ける能力みたいなものが足りなかったりして
そういうところを例えば
騒がしい教室の中でうまく人の話が聞けないっていうことが読むこととも
かなり密接につながっているっぽい
そこを直してあげることによって
かなりの部分で聞き取る能力を上げることによって読み書きの能力を上げることもできるし
そのために例えば重要なこととかで詩音をきちんと聞き分けられるようになると
音を聞き取りやすくなって
そして音が聞き取りやすくなることで文字を読む能力というものも向上する
やっぱり子供の頃の読み聞かせっていうのは確実に効果があるということなのかな
あると予想できますね著者の話から考えると
なるほど
重要なのが環境というか
結構キーワードとして連発していたのがそのノイズっていう言い方をすごくしていて
それはリアルの環境での周りのうるさいというノイズのことも関係しているし
ノイズがある環境から必要な音だけを取り出すということの重要性も言っているし
脳内に流れるノイズ
あるでしょうね
神経パルスの要するに関係ないもの
そういうものを抑制するというかメリハリをつけるっていうのかな
そういう訓練というものも非常に重要だって言っていて
なので例えば読み書きが不得意な子に
一般的に生活環境がうるさかったりするらしい
静かな環境できちんと聞き取りやすい音声で
その人に向かって丁寧に話してあげるっていう
ノイズの少ない環境できちんと聞き取るっていう練習を繰り返すことで
読み書きの能力にもつながって言語障害とかそういうものの
治療なんかにも聞き取る能力っていうものが役に立っていて
リアルに医療だったり教育だったりっていう場面でも
こういうことを活用して困っている人たちの助けにもなっているっぽい
この辺がやっぱただ単純に自分が音楽が好きで
音楽のことに興味があって学んだり練習したりしたことではあったんですけど
結構そのいろんな分野というかその
そうか読み書きみたいないわゆるお勉強ですよね
お勉強にも役に立つという言い方ができるとなると
またこれはちょっと一段階面白いよなっていう感じもするし
読み書きに影響を与えるってことは
リテラシー向上につながるわけですからね
全般的な能力ですよね
そういうふうに他自分の趣味を堂々と進める理由にもなるし
確かに
みんな音楽やるといいぞっていうことを言えるし
なるほどね
実はその処理とかっていうのに関して言うと
フィードフォワードでいいのかな言葉として
実は何て言うんだろう
ただ聞こえてきた音を脳が後から処理をしているっていうよりは
一瞬のものに対して反応して
あらゆるものから影響を受けて脳みそはこの音を聞き取ろうみたいなことを
超すごい早いレベルで先読みして予測して要求して
目的の音だけを聞き取ろうとする
なるほど
カクテルパーティー効果の説明とかにも使える系の話だと思うんですけど
それが聴覚だけの影響ではない
視覚からもめちゃくちゃ影響を受けている
そうやと思うわ
例えば音楽の演奏を聞かせる場合とかにしても
発音、人が喋っている様子を聞かせるにしても
口の音でバッて言いながら実際の音をパッて発音したりすると
バッて喋っているかのように聞こえてしまう
そうでしょうねきっと
とか音とかも演奏している様子とかっていうのも
純粋にらしく演奏すれば上手に聞こえる
はいはいそりゃそうでしょうきっと
これはよく誤解系のやつとか
人間がいかにバイアスに惑わされるかとかの話の本とかでも
違った視点での研究が出てきたりしてるんですけど
いかに人の脳が予測で動いているかっていうのと
音というものに関しても聞こえてくる音じゃなくて
聞きたい音を聞いているという言い方ができるのかな
だから文脈多様な情報を限定するコンテキストを脳が絞っているということだよね
そうですねそれによってさらに神経回路が通っている数で言うと
何て言うんだろう
この音を聞け神経の方がこの音が入ってきた神経より量が多い
その内向きと外向きという言い方をしているのかな
内向きのそういう処理回路よりも
外向きの処理回路の方が回路の数とか複雑性が高いっていうのかな
まあでもそうやなこの複雑な大量の情報を捌くには
その構造しかないんだろうなきっと
っていうのも予測系の脳理論の話とかとかなりつながってくる部分なんですけど
いわゆる人類の常識みたいなものがかなりそうやって考えると
書き換わってきているんじゃないのかなということも思うし
なるほど
で著者が言うにはやっぱこうした能力が基本的に訓練で上達できる
さっき言った例えばうるさい環境の中でその楽器の音とか相手の声を聞き分けるとか
あと極端なことを言えば自分が予想するのは海外に行った時に
全く言葉が通じない人とやり取りできることも
言語の能力の一部と言っていいのではないかと思っていて
まあそうかもしれんね確かに
自分がそのちょっと前もう5、6年もっと前かなになるんですけど
その夫婦で家族で台湾に行った時に
俺の方が英語できるっていう自信はあるんですけど
奥さんの方が向こうの人が喋ってくれる英語を理解できる
なるほど
それは英語能力じゃなくて言語コミュニケーションの能力が
完全に向こうの奥さんの方が上で
この文脈のこういう場面では向こうは多分こういうことが言いたくて
こういう身振り手振り口振りで喋っているということは
こういうことが伝えたいということを予測する能力が俺よりも高かった
まあそれはそうよねだって買い物してこのタイミングでお釣り渡すって
聞き取りの難易度は全然違うでしょうね
向こう行った時もやっぱ文脈が分かると聞き取れるようになったんですよね
なるほど
アメリカ行った時にIDって言われたのとかも全然意味が分からんかった
なんで買い物する時にパスポートを見せろって
そうかアメリカでアルコール類を買う時は
外国人の場合は身分証明書的なものが必要で
それを見せないといけないんだなっていう文脈が理解できたことによって
唐突に喋ってくるそれとかが理解できたりとか
台湾も向こうが今は日本もコンビニ行って袋くれんくなったじゃないですか
そうですね
台湾はそれよりも早い時期から袋をくれんくって
なんか聞かれたんだけどバーグとかって言っとったんだったかな確か
はいはい
とてつもなく簡単な単語ですよね
でもその分からんくって
それは文脈としてお前袋はいるのかっていう
持っているのかみたいなニュアンスだったと思うんですけど
逆に日本でもやっぱりいきなり
10年前の俺たちが現代のコンビニに来て
袋いりますかって言われてもはーってなると思うし
多分その意味が取れへんと思うよねきっとね
言葉の意味は分かってるけど分からなくて
なんて言いましたっていうところの段階にいるよねきっと
そうだからやっぱり予測していないから
予測していない音を聞き取るということがいかに難しいのか
確かに
そして訓練によって俺たちはできているようになっているんですよね
だから予測精度が上がっていくっていう
予測の文脈が豊かになっていくってことなのかな
これは多分言語にも応用できるなってやっぱ思って
ただそう思います
なのでやっぱ例えば英語を勉強する場合では
いかに文脈が豊富な場面で聞き取るのか
なるほどね確かにそうや
極端なことを言えばやっぱ例えば
ラシタさんがアメフトなんか見たことないのに
アメフトのテレビなんて普通に英語が喋ってたって聞き取れないんですよ
そういうことなんだなっていうのが改めて分かったというのかな
なるほどね自分にとって必要な場面文脈での聞き取りができれば良くって
極端なことを言えば
そんなものは聞き取れる必要がない英語だっていう言い方ができる
なるほど
でそうだとすればやっぱ学習の仕方とかっていうのも
いわゆるなんて言うんだろう脳筋理論で言うとやっぱ
いきなりセンター試験みたいな感じで
よくわからん場面突然スピーカーから聞こえてくる英語を
聞き取って答えろなんてことが
実用の観点では必要なくて
私たちは今空港にいてここのこういう場面でこういうことを話していますっていう
前提を先にある状況で聞き取れればいい
なるほど
テストが上手になれば多分そこはあれなんですよね
飛行多分リスニングのテストで出てくる場面というのは
こういうのが大体パターンで
でいきなりこういう会話が始まったってことはこういうのとか
あと予備的に環境音とか入れてくれたりとか
そういう予測はあったりはするんですけれども
そういうふうに予測がいかに大事なのかっていうのと
その予測というものはやっぱ
良い練習して上達ができるようになる
で結局それができるっていうのが素直にやっぱ
読字を読むこととも強く関わってくるっていうのがやっぱ
でかいことなんじゃないのかなっていう