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2021-03-12 12:58

BC007 アフタートーク&倉下メモ

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『2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ』

倉下メモ

冒頭に紹介された「融合」というキーワードが気になりました。以下の本も気になっています。

『コンヴァージェンス・カルチャー: ファンとメディアがつくる参加型文化』

フードテックやフィンテックなどは、食品業界や金融業界とテクノロジーの融合だったわけですが、そうしたhogeテック的なものが増えてくると、今度はそれぞれのhogeテックが融合して、さらに新しいものを生み出していく、という捉え方は個人的に魅力的です。ただし、そのようなボトムアップ的変化は、最終的にどうなるのかはまったくわからない、という見通しの悪さも伴う点には注意が必要そうです。

倉下の個人的な感想としては、たしかにテクノロジーはとんでもなく進化していくだろうけども、「それって本当に大丈夫なの?」と問う姿勢を欠いてはいけないなと感じた次第です。

倫理×テクノロジーの ethitech が必要なのかもしれません。

たぶんそれは、VRによる「仮想的な現実体験によって、いかに倫理観を醸成するのか」という方向で実現されるのでしょう。

次の本の候補

* 『ヒューマン・ネットワーク』(←こっちになりました)

* 『英語独習法』



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ということで、本を全部なぞったら結構長くなってしまったんですが。
3Dプリンターの話なんですけど、ちょうど先日ですね、もうすぐ公開するポートキャストで、
自作キーボードを作った人にお話を聞いたりしたんですけど。
あれは3Dプリンター経由で作られたんですか?
基本的には手元で試作をして、完成品を工場に依頼するというのが基本フォーマットなんですよ。
いきなり作って思った通りのものができる超天才だったらいいと思うんですけど、
世の中にそんな人はきっといないので。
結局、依頼して作るためにも手元にないと、かえって効率が悪いということになってしまうので、
興味があるならきっと持っていた方がいいってやつになるんですよね。
そうか。
実際、大手の工場で作っている3Dプリンターのものは、完成品と見分けはつかないです。
いろんな素材ができるみたいで、金属で作るとコストはかかるんですけど、
金属でプリンティングするとかも結構できるみたいで。
個人レベルでそういうことも普通にできる。
リアルにメーカーズですよねっていう話をそこではしていて、本当にそうなんだけど。
確かにな。だから個人が持っているクリエイティビティっていうのがそれで一気に開花していくし、
インターネットによって個人がクリエイターになるっていう世界がビジョナリーに語られたわけですけど、
いくつか先がアフィリエイトブログだったわけじゃないですか。
レイモン界ではね、ブログ界では。
でも3Dプリンターって結局物を出力するわけで、
言ったら広告業はできないわけじゃないけど、しないわけじゃないですか、基本的には。
何か実際に物を作るっていう、いわゆる原始的なクリエイトになるんで、そっちのほうが多分いいんでしょうね、きっと。
あれですね、ラシタさんがこの前シェアしていたあずまひろきさんの対談のやつ。
それがすげえ面白くて、やっぱそのFacebookとGoogleは広告しかできてないんだけど、
AmazonとAppleは物を売ってるから。
そこの差はね、僕はやっぱ大きいと思いますよ。その意味でFacebookはいつでも危ういですからね。
Facebookはね、俺も実際使ってないですからね。
同じか。
結局明日Facebookが消えても、困る人ってDM送れないとか、そういうレベルの話でしかないから。
でもApple消えたら僕すごく困るよ、とりあえず。
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そういうところで、我々の商売とか生き方としても、いかに広告から離れるっていうのが悪い意味じゃないんで。
広告に頼らない生き方というのは大事なところですよね。
しかもやっぱり広告、人によるけど広告で利益を得ても、特に嬉しくない。嬉しさが小さいというか。
もちろんお金が入ってくるのは嬉しいんですけど。
同じことをしてても、例えば自分でセルフパブリッシングして本を作って生まれる売り上げと、
たまたま記事がバズってアフィリエイトが入ってくるお金って同じじゃないし、
本作りの方が遥かに嬉しい感じが強いんで。
だから嬉しさとか楽しさを増やしていく意味でも、
やっぱりプロダクトを作るというようなことをちゃんとやっていきたいところですね。
それも3Dプリンターでプロダクトとか作れたら一番面白いなって思うんですよね。
何らかの何か。
そういう意味でもね、実際に作ってて売ってて、商売になるというニュアンスではなかったし、
そもそも話を聞いたその人も、そういうことを目指しているわけじゃなくて、
言ってたことが自作キーボードの世界にちょっとでも貢献したいと思って作ったっていうのを、
建前じゃなくて本当本気で言ってる感じだったんですよね。
だからやっぱりそういう人が増えてきたのが素晴らしい。
だからでもインターネットの例明記ってそうやったはずなんですけどね。
このウェブで探しても見つからないから僕が書こうみたいな、
今まで自分がウェブで見つけてきたお返しとしてウェブにあげるみたいな、
そういう感じが、まあいいや。
そんなこと口を振ってても始まらないのでやめておこう。
ラシタさんは向いてる気がするよ、3Dプリンターっていうか、
欲しいものを作るという、欲しいものがあるという時点で向いてるっていうのかな。
確かに確かに、それはそうですね。
2、3万で買えますからね、今だったら。
じゃあ置く場所が問題なんですよ、置く場所が。
それはもう一段階田舎に引っ越したらいいんじゃない?
今でも相当田舎ですからね、もちろんもう一段階田舎ぐらいはありますけども。
そういうのはもちろんあるしね、俺も手を出せていないので、
あんま偉そうなことを言える身分でもなんでもないんですが。
でも、1000万部ぐらい出した本が売れたら買ってもいいかな。
手を動かす行為はちょっと自分も増やしたいなと思って。
形あるものを作る方向?
実際でも、ほんまに形がなくても、プログラミングとかでも疑似的に何か作ってるわけですけど、
あれは1日10分ぐらいでもプログラミングするっていいですよ、僕の中では。
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話聞いた自作キーボードは最高で、プログラミングしてプログラミングしたものが自分の手で動くんですよね、物体としてあって。
そうかそうか、そういうことか、なるほど。
いいね、そういう繋がり。
キー配列までプログラミングするので。
それはだから融合ですよね、ある種。物とコードの融合ですよね、それは。
最高なんじゃない、だから少なくとも自分で1個作らないといけないなっていうのは今思っていて。
ハンダ買うところから始めるって感じです。
それはある種、今から人が求めるコンテンツじゃないですか、そういうハンダ買ってみたから始まるやつ。
できるし、言ったら一応得意なのはきっとそういうことだと思うので、そういうのはやっていきたいところですね。
一応本編じゃない、おまけの本編の次の方をどうするか。
どうしようかな。
まず1個目がヒューマンネットワークっていう本で、早川さんが早川書房から出た本で。
名前、表紙は見たかも。
人付き合いの経済学っていうことで、ネットワーク構造、人と人の繋がりがどのような作用を及ぼすのかっていうことについて論じた本で、
その中では個人がどれだけ影響力を持ってるかっていうのは、その人がどんなネットワークの中にいるかによって決まってくるし、
人はそのネットワークの中に影響を受ける。
だから、種に交われば赤くなる的な。
そのネットワークの微細な最初の差。
例えば、そのノードに赤が1個含まれてるか含まれてないかで、何段階かステップ後のネットワークの状態がめっちゃ変わってしまうっていう、
そういうネットワークの変化とかを論じた本で。
これ今、面白く読んでるんです。
これが1冊目で。
1冊目が今手元にないんですけども、
英語読習法っていう本があって。
岩波真書なんですけど。
赤いやつ。
読習?一人で学ぶ?
おだしょー 英語読習法という本で。
今井口さんの本なんですよ。
これはほぼ読み終えたんですけど、
英語をどうやって学んでいけばいいかっていうことで、
英語の学習法っていろんな理論があるんですけど、
そういうのは違うんじゃないですかっていう話で、
こういう方法がいいですよって書いてる本で、
それは英語だけに限らず、
わりかし何か学んでいくときに、
一人で学んでいくときに考えが役立つだろうと思った方が。
言語に限らずってことですか、方法として。
おだしょー もちろん話は全て英語ベースで話が進んでて、
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ツールとかも英語の話ですけど、
人がそうやって学ぶときにどんなステップを踏んでいくのかっていうとこは、
英語以外でも使えるかなと。
つまり丸暗記してるわけじゃなくてっていうようなことですよね。
ある種の知的作用があって覚えるっていう話なんですけど、
そういう話は多分英語以外にも使えるだろうなというのが、
2冊目の本で。
ちなみに、
ラシタさんって英語を学ぼうと思ったりしているんですか。
ラシタ もう毎年のように思ってて毎年のように挫折しますよ。
ああ、そうなんだ。
ラシタ 一応だから読めはしますけど、書けないですね、だから。
横に辞書かパソコンがあったら単語を追いかけて、
それなりにどんな意味かはわかりますけど、
同じレベルで英作ができるかというと全くできないですね。
英作は自分の中で重要で欲しいものではないからな。
ラシタ 技術系の話を英語で書いてみたいっていうのがあって、
例えばエバーノートの話を日本語だけじゃなくて、
エバーノートを英語版でも書いてみたいみたいな欲望があって、
優先順位は低いから達成はしてないんですけど、
そういうのって結局下世話なんかというと市場が広いじゃないですか、英語のほうが。
それは常に思ってますね。
ラシタ アマゾンっていうサービスはグローバルな市場なので、
すごいでかい市場に自分も参加してて、そこにすごいでかい人たちがいるのに、
英語が書けないから参加できないっていうのはちょっと機械損失ではないかなと思ってて、
毎年のようにちょっと今年はちゃんと英語を勉強しようと思って、
新書とかでちょいちょい気になる本を読んでたりはします。
でも身についてはいないです。
意外だった。なんかそういうのはいらんって思ってそうな感じだった。
アマゾン いやでも僕は小説読むのが好きなんで、
小説だけ読むんですけど、英語を原点で読んでみたいっていう欲求もあるんで、
常々英語スキルに対する憧れみたいなのはずっとあるんですけど。
あれですよ、一緒にアンキーやろアンキー。
アンキーはしないですけど、何かし学習英語は学びたいなと常々思っているところで、
その2冊かな、今のところはもう1個あるんだけど全然読み終えてないし、
間に合うかどうかがわからないので、そのどっちかかな。
どっちも興味はありますね。
アマゾン まあ一応ヒューマンネットワークが第一題で、
もしゴルゴさんがベターランの本を紹介されることがあるんやったら、
その次に英語読習法という流れが綺麗かなというのは先もって予想してますけど、
ランベターか逆か、ランベター。
ランベターもありですね。
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今ちょっとその次の次はまだ決めてはいないとか結構悩んではいるんですけど、
確かにランベターも何もかも新しかったわけではないけど、良かったかな。
アマゾン 話のつながりでそっちまとめるとして、
次は僕はヒューマンネットワーク人付き合いの経済学という、
経済学ですし一つのつながりでもあるから、悪くはないかなと。
面白いと思います。別に多分何かつながることはあるでしょうっていう感じはする。
アマゾン そう間違いなく。
その選択が第一項ですね今のところ。
アマゾン じゃあ次回はその二つのどっちかっていう感じですかね。
ということでそんなもんですかね。前編が長かったのでそんなもんですね。
そんなもんでいいと思います。
アマゾン ということでではまた次回をお楽しみに。
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