ポッドキャストの感想紹介
面白かった本について語るポッドキャスト、ブックカタリスト。 今回いただいた感想やコメントをいくつか紹介したいと思います。
ハマさんから、またまたアフタートークなんですが、推し勝つと虚栄心、情報の値段とうさんくささの関係あたりの話、とても面白い。
トークでもあったように、押す相手、自分との関係、値段、国民性などが複雑に絡み合っている気がして、答えは出ないとは思うけど考えてみたいテーマ。
一応、アフタートークは、飲み会レベルまでの許されることを言っている。
本編は、パブリックな場で話しても許されることを言っているというのが、自分の中の境界線です。
人に言ったらいかんことは言わんけど、もうちょっとぶっちゃけたことを喋れた方がいいよねっていうぐらいですかね。
そうですね、そこも酒場トークということで。
正しいとかそういうレベルではない気はするけど、テーマとしては個人的にもなかなか考えることは多いんじゃないかなとも思います。
あとですね、アマヤドリさんが、記事の中でブックカタリストのことを触れてくれていて、
私も高野秀幸氏のファンなのでいいよねと心の中で盛り上がりながら聞いた。
今まで読んで特に面白かったのは、五学の天才まで一億光年、イラクス一古伝、アヘン王国潜入記、謎の独立国家ツソマリランド、かっこ続編もいい、
早稲田三条青春記、謎のアジア納豆。今までブックカタリストは自分が読んだことのある本の回だけ聞いてたのだけれど、それ以外のものも遡って聞いてみようと思う。
俺は一応その紹介されている本は全部読んでいます。
何だったかな、ソマリランドっていうキーワードがあって高野秀幸さんで調べれば出てくる。
ソマリランドの続編が確かミサイル打ち込まれるやつです。
個人的にはやっぱその最新いくつかが、なんていうんだろうな、質も含め、質じゃないな、ルポのクオリティとしてすごい。
そして例えばアヘン王国潜入記なんかの話で言うと、あのね、若さゆえの馬鹿さがあって素晴らしいっていうイメージかな。
あとですね、なまねぐさん。まさか13日連続で午前に起きてスロージョギングできるとは、みんなもブックカタリストを聞こうと言ってくれておりまして。
ちなみに13日はお年をわからないんですけど、俺たちに近い年齢なら怪我をしかねないので休んだ方がいいと思います。
週に1回ぐらいは休んだ方がいいんじゃないかと思います。たかがスロージョギングでも。
もちろん本人の責任でうまいことやってくださいね、なので。
あとね、言ったら5分走るだけだったら多分13日やってもいいと思いますからね。
でも素晴らしいと思います。聞いて影響を受けて真似できて、たまたまうまく残るやつが見つかったっていうのは。
あとやってみることができるというのがやはり素晴らしいですね、そうやって。
あとですね、しょりえんこさん。
運動中に心拍数を測定するというのは水泳部の自分は20年以上前からやっていたので、インターバル間に手首で脈を取って測定。
きっと陸上の長距離選手もやっていただろうなと思って聞いていた。
長距離水泳の時は心拍を上げ過ぎると練習効率が下がるからって怒られた記憶があり。
自分は短距離だったから強度を上げる時は心拍140強に心拍を上げてと言われたけど、もともと心拍が高めの自分は軽い負荷でも上がっていて楽した記憶もある。
今になって泳ぐ時も心拍数を測定するけど140近く心拍を上げちゃうと全然時間を泳げないので120くらいに抑えている。
ジョギングとは違うんだけどちょうど良い塩梅があるんだろうな。
歩くと走るには明確な違いがあって、高強度なところより低強度の走りの方が脂肪を燃焼させるというのは面白かったけど、理論がわからないから本を買ってみたいと思った。
確か軸上部の長距離の人もたまにやっていたことが見たことあるんだけど、ほとんどは腕時計で一周あたりのタイムを測るぐらいしか自分が知っている範囲ではやっている人は見たことないかなぁと。
まあ多分進んでたところなんじゃないかなーって推測しますね。
あとまあどうしても最中には測れないのでやっぱりインターバルでしか測れないからね。
そこがやっぱ140って、ちなみになんですけどそのインターバルでの140という数値自体って筆名ぐらいなんですよね一般的に。
で多分泳いでる最中は150超えてるとかなんじゃないかなーっていう、そのあたりもやっぱそのやっぱ最中で取れるメリットというのはあるんじゃないかなっていうことは予想します。
心拍強い人ほどすぐ下がるので心拍数が。
それも能力だったりするんですよね。
であとあの歩くと走るの抵抗度高強度っていうのは、おそらく上手に説明できてなかったかもなんですけど、
同じ強度に対して走るのはきつく、主観的にきつくない。
歩くのは主観的にきつい。
歩いて心拍120にするのはすっげー難しくって。
そのハーハーじゃなくてなんかすごく頑張らないとできない。
で同じく心拍120というのが走るだと簡単に実現できて、そのまあ心拍数とエネルギーカロリー消費がおおむね比例すると仮定した上で、その楽に強度を高められるというのかな。
そこがスロージョギングのメリットなのではないかなと自分は思っています。
はい、あと最後にたかぴさん。
ブック型レッスンの突っ払うの感想ですね。
実験に失敗も成功もない。今回はこれに尽きるのかも。
あとは自分の成功の定義を構築し、そこに調整していくだけだもんね。
全ては実験だと思えば何も失敗しない。
そうですね。やっぱりマインドがいかにそういうマインドを構築できるかが一番のライフハックなのかもしれないですよね。
しかも結構ハック的な、なんか忘れるたびにそれを思い出せばいい。
まあ忘れるから絶対最初は。
うん。
っていう感じのことを思いますね。
意外とやっぱりいろんな人がこの運動ネタをすると結構反応していただける方が多くて楽しいですね。
そうですね。やっぱり取り入れやすい。
そうですね。自分の生活に根付いた話がしやすいという感じか。
今回も生活に根付いた話シリーズなんですけど。
これも読書会で紹介してもらった本で、自分一人だったら絶対見つけられなかった。
という観点でやっぱり読書会様々なものなんですけれども。
えーと、126回。
汗はすごい。
うん。
えーと、ちくましょうぼう。ちくま新書ですね。
で、2017年に出ている本で、
えーと、菅谷。
これ漢字が読め…順一三かな?漢字は難しいんだけれども。
の新書で、いわゆる簡単に言うと汗の専門家が書いた汗の本。
えーとですね、もうちょっと詳しく言うと、
ちゃんとね、そういえば著者情報をきちんと調べてなかったんですけど、
パッと手元に情報がなかった。
えーと、うーん、なんて言うんだろう。
はい。だね。はい、ありがとうございます。
えーと、汗に関する、
いわゆる汗ってなんなんっていう話とか、汗がどういう役割をしているのか、
仕組みみたいなものだったり、
汗に関する、知っておくと生活にも役立つこと、
みたいなことが主にまとめられている本で、
自分は個人的にそんなに興味はなかったんですけど、
いわゆる手汗がすごい人とか多感症とか、
そのあたりの汗に関する悩みに解決というか、
こういうものがあるとか、
このあたりがどんな原因なんじゃないかな、
みたいなことも書かれていたりしました。
で、まず最初に、そもそも汗とは何のためにあるものなのか、
というところなんですけど、大雑把に2つあるっていうのがこの本の説明なんですよね。
っていうのはわかりやすいやつじゃないですか。
で、もう1個、あえてちょっとクイズっぽく言うんですけど、
冬とかになると手がよく滑るとか、
歳をとってくるとビニール袋のくっついてるやつを外せんくなるとか、
これは汗のおかげなんですよね。汗のおかげというか、
手汗がなくなっているからできなくなるやつ。
汗の役割は、なのですごく大雑把に言うと2種類あって、
1つは一番有名な体温のコントロールですね。
体の温度を下げること。
もう1つが手のひらと足の裏だけ例外で、
滑り止めとしての役割がある。
もし余裕があれば、老眼になってくるときついんですけど、
手のひらと手の甲っていうか、
表側の手の面っていうのをよく見比べていただくとわかると思うんですけど、
手のひらとか指紋まで含めてですね、
その手、線がつながっているというのかな。
反対側を見てみると、これは肉眼で確認するのは非常に難しいんですけど、
線がクロスしていると思うんですよね。
それは顕微鏡系の映像を見ないとちょっと難しいかもしれないんですけど、
そもそも役割が違っていて、
手の部分っていうのはできるだけ汗が間に溜まってなくならんようになっている。
真逆でそれ以外の部分というのはできるだけ広い範囲に拡散していって、
すぐに蒸発するようにできている。構造的に皮膚が。
はい。
多すぎると滑ります。
完全にゼロになると摩擦がやっぱりなくなってしまう。
これは化学的ななぜなのかみたいなところまではきちんと自分は調べられてはいないんですけど、
水に極性があるとかそういうところとも関係あるんじゃないのかなと思っていて、
水分子ってイオンが偏ってますよね。極性が斜めになっているから。
寝癖がつくのとかもそれのせいらしくて。
寝た時に髪の毛同士がくっついていると水分子同士の偏りによってくっついてしまって、
それが固定されて、なので乾かしてから寝ないと寝癖がつきやすくなってしまう。
これはちょっと今聞かれての推測なんですけど、そこがあるのではないか。
完全になくなったら間違いなく滑ります。
大雑把にその2つの役割っていうのが汗の役割で、
もう一個、あんまり研究されてなくてあんまりわかっていないんだけれども、
フェロモンとしての役割っていうのがあるっぽい。
この本でもあんまりわかっていないレベルっていう話なのと、
フェロモン用の汗と滑らないとか温度下げる用の汗の線ですね。
汗に肉付きの線っていうのは、2つの種類の感染がどうやら人体には存在しているらしい。
名前はちょっと難しいんであれなんですけど、アポクリン感染というやつが、
フェロモンとして機能が強い感染。
もう一個、エクリン感染っていうのが体温調節能力が高い感染。
哺乳類が全部がエクリン感染を持っているわけではなくて、
一部汗をかく動物もいるらしいんですけど、
いわゆるほとんどの哺乳類、フェロモン用の感染から、これは推測も含めてなんですけど、
体温調節の機能としてエクリン感染みたいなものが、
新しい汗の機能として出てきたんじゃないのか。
ヤギとかが確か汗をかくとか、牛だったかな。何種類かの哺乳類は汗とかかけるんですけど、
有名なのは犬が舌出してハーハーするのは汗かけないから、
あそこから温度を下げようとしているみたいな話があったりしますよね。
なので、汗と機能全般で面白いのが、こうやって進化で後付けでできたものなんですよ。
なので結構いろんなところが矛盾しているというのかな。
進化とは進歩ではなくて、たまたま変化したものがそのまま残って、偶然生き残りに役立った。
なので色々と矛盾があるっていうところも、面白いっていう言い方だけではないんだけれども、
特徴的なところなのかなと思います。
汗と熱の関係
そのあたりが大雑把な汗全体の前置き。
さっき言った、ここから主な話は、いわゆる熱を下げる機能の話なんですよね。
ここからは主にその熱を下げるっていう観点で汗がどういうことをしているのか。
化学というか物理学というか、そういう話で言うと、
水1リットルが気化すると、熱583カロリーの熱を奪うらしい。
物理的なというか数字上の計算で言うと、体重60キロの人が85ミリリットルの汗をかくと体温が一度下がる。
俺も感覚としてどうなのかなんともわからんかった。
もう一つそこにつながる話で言うと、同じく60キロの人を想定するんですけれども、
だいたい1.5時間、250キロカロリーぐらいのウォーキングをすると、
熱力学的に計算すると体温5度ぐらい上がるらしいです。
つまり1.5時間ウォーキングすると、その計算通りならば430ミリリットルぐらい汗をかいている。
そうしないとオーバーヒートしてしまう。
汗の質とメカニズム
意外と多いなって思ったんですよね。
面白い話なんですけど、
主観的に1.5キロウォーキングして400ミリも汗かいてないですよね。
そんな気はみじんぼしないですよね。
なぜなのかというと、ここが個人的に一番面白いなと思ったんですけど、
垂れてくる汗って質の悪いダメな汗なんですよ。
だってさっきの話で言うと、汗の目的とは、気化するときに熱を奪って体温を下げるものですよね。
気化できてない汗というのは何の役にも立っていないんですよ。
まさにその通りで、体から水分と塩分がなくなっただけで、
極論で言うと損者だけ、邪魔なだけで、
鬱陶しいだけで嫌なだけなものである。
っていうのが結構衝撃的だったというか。
なので、ほとんどの汗は自覚してないんですよ、俺たち。
汗をかいたと思っているということは、相当エネルギー、熱を下げないといけないような状態であるし、
そのぐらい違うんだっていうこと。
それが一番いい仕事した汗。
で、垂れてきて鬱陶しいなって思う汗というのは、追いつかんくって、言ったらエラーという言い方ができるのかもしれない。
さらに厄介なのが、汗の仕組みの話なんですけど、
そういう汗は塩分も多くて、蒸発もしにくくって、
汗はかけばかくほど質が悪くなっていってしまうというのかな。
汗をどうやって作ってるかって話なんですよね。
汗の原料は何なのか。
水分だから水だと思うんだけど、
でも水じゃないというか、なんか変だよねっていう。
原料はちなみに血液らしいです。
血液から、これはイメージ的な言い方になるんですけど、
血液を浸透圧で幹線に水分を移動させる。血液から。
そこからもう一回、塩とかもったいないから、もう一回吸収し直す。
幹線から外に持っていく間にもう一回塩分を吸収して、
体の表面に出てきて、そいつが蒸発すると温度が下がる。
なので少しの汗の場合はイメージなんですけど、
幹線に入ってくる汗の量が少ないんで、たくさん塩分をもう一回戻せるんですよ。
なのでしょっぱくない。
さらに言うと不純物が混じっていないので、これは化学の話なんですけど、
気化しやすい。
汗の分量が多くなればなるほど、塩分を吸い取ったりするのがおつかんくなってきて、
だんだんいわゆるしょっぱくてジトジトした汗になってくる。
どんどんたくさん汗をかけばかくほど、塩分混じったしょっぱい、
いわゆるベトベトした汗にどんどんなってしまって、
そいつはさらに蒸発しにくいんで体温が下がりにくくって、
体温下がらんから余計汗かかんといかんくって、
体温下がって余計汗かくんだけれども余計ベトベトしてくるからなかなか気化してくれなくって、
っていう無限負のフィードバックループが回ってしまう。
このあたりがさっき言った汗の仕組みとして不完全なところっていうのかな。
でもあったりするし、この能力というのも訓練でやっぱ上達したりはして、
訓練というか、繰り返すことでっていうのかな。
その汗を、そもそも発汗量自体もトレーニングだったり訓練だったり、
その経験によって増やすこともできるし、
その汗の、さっきのしょっぱさみたいなのも傾向として、
たくさん運動をしている人ほど、じとじと汗じゃなくてサラサラ汗がかきやすい、
みたいなこともあったりするらしいです。
で、もう一個汗の誤解として面白いなと思ったのが、
頭とか脇とかっていっぱい汗をかきそうなイメージがあるんじゃないかと思うんですけど、
真逆らしいです。
発汗の誤解
頭はなぜいっぱい汗をかく気がするかというと、髪の毛が邪魔で、揮発しにくいから。
脇とかも汗をかきやすい気がするんだけど、
これも逆で、脇は閉じてるから、そこから揮発しにくくって、
単純にそんなに、そもそも頭と脇は人体の中で一番汗をかきにくい場所なんだけど、
一番汗が蒸発しにくいから、主観的にたくさん汗をかく場所のように感じてしまう。
人によって、どこに汗をかきやすいっていうのは大雑把に4タイプあって、
上半身が多い人、下半身が多い人、手足が多い人、胴体が多い人とか色々種類はある人によって個人差はあるらしいんですけど、
どんなタイプの人でも、脇とか膝、肘みたいなところとか、
頭の部分とかっていう、蒸発しにくいところの汗は誰しもが少ないっていう特徴もあるみたいで、
なので色んなところがね、普通そうだろうと思っていたところと真逆で、
でもあれは汗の御廃棄物というのかな、マイナスの副産物でしかなくて、流れてこない汗がいいし、垂れてこない汗がいいし、逆に言うと汗かいてないと思っていてもめちゃくちゃ汗かいてるんですよね。
で、本に書いてあった話で言うと、運動習慣がない成人男性でも、夏の時期1日過ごしていると1から2リットルぐらい汗をかいているらしい。
ということはやっぱ単純にそれだけ分水分取らないともう完全に足りなくなるんですよね。
もちろんね、食べ物からも水分は摂取できるから水に限った話ではないんですけれども、そのぐらいの量の汗をかいているし、それは良い汗ほど気づいてないので、
そこがいわゆる、例えば夏の時期は終わってしまったんですけど、熱中症対策としてすごく意識しないといけないこと。
特に現代は色んなエラーがあるので、もっと敏感に察知できていたかもしれないんだけど、現代人一般的に多分そういうのは鈍くなっているから、
そういうことにも気づきにくくなってしまうということも注意しないといけないし、
十分に慣れた若者とかは1日の発汗が10リットルとか15リットルぐらいっていう記録もあったりするらしい。
熱中症と体温調節
これギネス記録的なやつだと思うんですけど、1時間で1.5リットルから2リットルぐらい汗をかくっていうことも人体の構造としては可能である。
そうです。なので、そういう観点で言っても水分を摂らないといけない。血液なくなるしナトリウムなくなるから、
ナトリウム、それはこの本を読んでから勉強して知ったことなんですけど、ナトリウムが減ると体内の筋肉の電位差みたいなのが少なくなってしまって、
体がピクピクするとか熱経練とか、あれ系はナトリウム不足が原因でそういう経練とかは起こりやすくなったりするらしいです。
ので、そういう意味でも塩も気にしてあげないといけない。
あともう一個ですね、汗、成分とかも基本的にはpHは5.5ぐらい。ちょっと酸性でいいのかな。
なんだけど、汗の成分が増えてくると、それも汗を出すときに取り戻そうとして吸収する能力が足りなくなってくると、アルコール性に汗の成分が寄ってきてしまって、
汗臭いって何なのかというと、脂肪分が細菌の分解で臭くなるっていうのかな。
基本的に何て言うんだろう、例えば腐ったものの臭いとかっていうのも、微生物の影響が割と臭いってでかいみたいなんですよね。
その汗臭いっていうのも、酸性であれば汗が、微生物は生存しにくい、活動が活発になりにくいので汗臭くなりにくいんだけど、
汗をいっぱいかくと汗がアルカリ性に寄ってくるので微生物の活動が活発になって、水分があって脂肪分、体の表面にある脂肪分とかそういうものを餌として活発に微生物が活動して汗臭いっていう風になったりするらしいですね。
ですね、どうやら多分ね、人体の…これは想像ですけど、人体の匂い全般というのがほとんど細菌が原因っぽい。
多分口が臭いとかも口の中の細菌がどうのこうのだし、あらゆる体臭とかはなので細菌のバランスが変わってくるとか、老人の枯れ臭みたいなやつもその辺りと関係しているのかもしれない。
っていうので、匂い的な意味でもやっぱ汗をかけばかくほど質の低い汗になってしまうというのか。
それはトレーニングすればある程度対策もできるし、逆に言うとさっき言った汗の目的が体温を下げることだと考えると、ある程度自分たちで物理的な対策もできる。
例えばなんですけど、糖質性の高い服、水分を吸収しやすいとか、水分を糖化しやすい汗っていうのがあれば有利になるし、当然気温が低いことは重要だし、風が吹いてくれば風によって蒸発しやすくなるから体温下げやすくなるし、
表面積が多ければそれだけ分体温も下げやすくなるし、なんならそのかいた汗を拭き取ってあげると一緒に塩分も少なくなるので、汗拭くだけでも何もせんより全体としての汗の効果を高めることができる。
なんかこう垂れた汗をこうやって拭くだけでもどうやら原理的には違うらしい。
うん、俺も考えたことなかったですね、これは。
手とかこういうところも多分軽く拭き取ってあげるとか拭ってあげるだけでもいいとか、なんならその滝汗の時は広げてあげるだけでも水の表面積が増えるので、それだけでも有利になるし、
逆に言うと、例えば幼児とかが熱中症とかになりやすいっていうのは、子どもって手足が短くて体重に対して相対的に表面積が小っちゃいっていう点でもやっぱ熱を下げにくい。
もちろん現代だと地面に近いほど気温が高いとかいろんな要素はあるんですけど、そういう点でも科学的知識が役立つ感があっていいじゃないですか。
この汗拭くだけでも変わるよっていう。
で、なんで変わるのかというと、表面積を増やすことと塩分をとって、不純物を減らすから気化しやすくなるみたいなことも効果としてある。
なので、できるだけ役に立たない汗にも仕事をさせてあげようという工夫をしてあげれば、ちょっとはできるようになるし。
これは直接的な話ではないんですけど、やっぱり運動とかして、そういう体内の代謝能力が高めていけば、そういう不純物が混じりにくいとか、そういういろんな変化なんかも現れてくるっぽいですね。
この本はあんまり、鍛えてうんぬんっていうのは、初熱潤化っていう熱中症対策の話ぐらいしか書かれてはいなくて、いわゆるスポーツとかとの関連性はほとんど何も書かれてはいなかったんですけれども、
まあそういうのもあったりするかな。
体温の調節の方法っていうのが、基本的に汗をうまいことコントロールして体温を下げてあげようっていうやつなんですけど、
意外と面白かったのが、人間の体温は37度でほぼ一定っていうこと自体は、言われているし、大体の人がよく知ってることだと思うんですけど、
握手すると手冷たーって人とか、手あったかーって人とかいるじゃないですか。
そのあたりも役割というか意味があるっていうのかな。
単純な話なんですけど、温度差って高ければ高いほど、熱は移動しやすいですよね。
ということは、冬のクソ寒い時期に体の表面の温度が高いと、どんどん熱が逃げていってしまう。
ということは、もし冬の寒い時期に原理的に体温を下がらないようにするためには、もちろん体動いて熱を増やすっていう方法もあるんだけれども、
皮膚の温度を下げてあげれば、仕組みとしては体温が下がりにくくなる。
で、寒い時期とかに手が冷たくなるっていうのも、このあたりの役目がやっぱ強いみたいで、
ただ同時に、やっぱこれもエラーみたいなのがあって、血液の量が少なくなるというのは、そこに酸素が十分に行き渡らなくなるということでもあるので、
冬の時期なんかだと霜焼けとか赤切れみたいなやつとか、寒いところにずっといると、熱を逃がさないために体温、皮膚温度を下げるんだけど、
そこに十分に血液が行かなくなってしまうので、十分な栄養が行き渡らず、そのあたりの部分が弱ってきて、何らかのエラーを起こしてしまったりすることもあるっていう言い方もできるし、
逆に言うと、やっぱ単純に日本の習慣でお風呂に入るとかっていうのも、その意味でも結構な効果があったりして、
湯の中にいるって、どっからも熱逃げれんくって結構なハードワークなんですよ。
冬にしても夏にしてもなんですけど、熱い風呂に入ってあげるっていうので、熱を逃がすトレーニングとしても非常に有効なものとして機能する。
ちなみに非常に危険なものなので、不要意に熱い風呂に長時間入るはマジでやったらいかんというのも言っています。
日本人の感覚ですごく当たり前のように熱い風呂長く入っているけど、やっぱあれは結構な負荷のあるトレーニングでもあったりするし、
そういうふうに、それを繰り返してあげると、いわゆる熱中症が起こりにくい体というものも作ることができる。
これはデータとか通って著者が調べてたりしてたやつなんですけど、
汗と熱中症の関係
だいたいどの人も2週間ぐらいちょっとずつ熱くなっていくみたいな、細かい条件とかは書かないんですけど、みたいなことで慣らされていくと、
初熱潤化と呼ばれる、慣れるに化けるですね、っていう現象で、熱い状況でも熱中症になりにくい体に変化する、みたいなことは起こりやすくなっていて、
現代なんかだと、例えばある時期から突然ある日がいきなりめっちゃ暑いとか、っていうことがあったりすると、統計とか見てみると、早い時期にめっちゃ暑い日がやってきたりすると、統計的にも熱中症の人は多くなっているみたいです。
熱放出の仕組みが十分にできていない時にそれを味わうと、熱中症になりやすくなってしまう。
ここに関しても、運動というものは非常に有効で、極端なことを言えば、毎日風呂に入っているとか、毎日走っているとかって、熱訓練をずっとトレーニングをし続けているということなんですよね。
これも実験というか観察によってわかることなんですけど、3週間ぐらいやっぱ涼しい状態が続いてしまうと、夏に強い体というものは元に戻ってしまう。
っていう意味で、熱中症対策としても純粋に運動するみたいなことも非常に効果があるし、汗が増えて体から、手足から汗がいっぱい増えるようになって、体温上昇も抑えられるし、心拍数の増加みたいなやつも減るようになってくる。
おそらく、なので年をとって当然熱中症になりやすいも同じく汗をかく能力が落ちてくるからだという言い方ができる。
あとさらに言うと、熱い時ってやる気がなくなりやすいじゃないですか。これもなんでなんやっていうのが一応説明ができて、血管に人間の交換神経、やる気出る神経っていうのがたくさん分布しているみたいなんですよね。
さっきの原理にもう一回戻ってくるんですけど、熱くなってくると、熱を下げようとする手段の一つとして、さっき言ったいろんな技があるんですけど、他のテクニックとして血液を増やすっていう技もあるんですよ。
イメージとしては水冷です、コンピューターの。水冷システムと同じで血液をいっぱい循環させて、そいつらから熱を取り、それを通じて体温を下げようとするっていうのか。
ということは血液流を増やすし、同時に血管も膨張することになる。血管と一緒に交換神経というやつがいるんだけれども、血管がでかくなるせいで、交換神経が圧迫されて元気がなくなるというか活発に動けなくなるというのかな。
というもので、いわゆる主観的なやる気みたいなやつも、それによって減退してしまう。正しい。だから、俺たちの現代人の生き方としてはエアコンつけましょうなんですよね。
食事と体温調節
とか、首筋に氷当ててあげるとか、冷やしてあげる。熱くてやる気がなくなるは、ちゃんと理にかなったことだと言える。みたいな言い方もできるし、同じく、これも予想みたいなのを含めた書き方をされてたんですけど、
熱いものを食べると、あ、熱いじゃない、間違えた。辛いものを食べると、主に頭の方からめっちゃ汗をかきますよね、多くの人が。で、そうすると、頭に汗をたくさんかくということは、原理的にそこがたくさん冷やされるので、脳みそ、周りが涼しくて楽になる。
で、一般的に辛いものって熱い地域で好んで食べられてるじゃないですか。なんかこれも関係があるんじゃないのか、みたいなことを言っていました。これはエビデンスがない話ではあるんですけど、これもカプサイシンに温度センサーが反応するっていう人間のバグ。
で、辛いものを食べて汗。で、これも結構ね、なんでなんかっていうのは、やっぱりまだあんまりわかっていない、みたいなことでもあったりはするらしいんですけども。
まあこういう、だいたい汗につなげてみると、意外とわからんかったというか、結構汗で説明できることがいっぱいあるっぽい。
で、あと、おまけ的な話というか。
例えば、いろんな汗っていうのがあったりしますよねっていう種類のものとか、こういう時になんで汗をかくんだろうみたいな話が最後の方におまけ的に載っていたりしたんですけど。
例えば、寝苦しい夜、暑い夜とかって目が覚めてしまうことが多いですよね。
これもなんかすげー嫌なことのような感じがするんだけれども、これも予想を含めてなんですけど。
水分なくなったらやばいので、起きて回避行動を取れるようにするために、暑い時というのは目が覚めやすくなっているのではないか、みたいな予想だったりだとか。
あとさっき言った汗なんですけど、あんまり今回の話では触れてないんですけど、ストレスにも反応して汗ってすげーかきやすいんですよ。
その多感症みたいなやつとか。
で、これがなんでなんかっていうのがわからん部分もいっぱいあるんだけど、特に脇の汗ってストレスに反応しやすいらしいんですよね。
で、これがなんでなんだろうって考えると、最初の方に言った汗とはもともとは多分フェロモンから進化したものであるっていう考え方をすると意外と理にかなっているというか。
さっき言ったフェロモン感染というのは、脇とかは多くがそっちの感染らしいんですよね。
で、温度が上がったからといって脇は汗かきやすくなるとかかきにくくなるっていうことはあんまりなくって、ストレスに反応して脇は汗をかきやすくなったりする。
で、この仕組みっていうのも結局フェロモンという目的があるので、ストレスっていう用語がちょっとわかりにくいかもしれないんですけど、
何らかの仲間うちへのセンサーだったり連絡だったり、もしくはフェロモン的な純粋に異性を寄せるためのだけの目的なのかもしれないけれども、
フェロモン的なものって、例えばチーム全体の存続のためにとかっていう役割でも多分機能していたはずなんですよね。
なんか敵が来て、やべえから逃げろみたいな、自覚がないかもしれないけど、緊張感のある空気とかって、
おそらくこれは俺の予想も含むんですけど、自覚できてない匂いとかもあるんじゃないかと思うんですよね。
そういうのっていうのも、いわゆるストレスに反応して脇からフェロモンが出てきて、人間がそれに反応できているようなところで、
いわゆる一般的な汗とは違う汗っていうのもそういうところにあるっぽい、みたいな話もあったりして、へえっていうことを思ったりだとか、
あと一番ありがちというか、熱が出た時に、風邪をひいて熱が出て、めっちゃ汗をかいたら風邪が治ったっていうイメージの人って多いと思うんですけど、
これも非常に面白くて、風邪が汗をかいたから風邪が治ったのではなく、風邪が治ったから汗をかいたと説明するのが正しい。
案外、自分も今回の話、この本に書かれていた病原液、風邪をひくとなぜ熱が出るのかっていうのを曖昧にしか理解していなかったなという気がして。
なんですけど、自分はその理解の解像度が低かったというのかな。まず、体温が上がるとなぜ免疫系が活性化するという言い方ができるのか。
でしょ。あと、さらに言うと、なぜ体温を上げるという行為を行うのか。って言うと、あんまりよく分かってなかったなと思って。今でもめちゃくちゃよく分かったというわけではないんですけれども、
まず、そもそもほとんどのいわゆる微生物たちというのは、38度とか9度になると、完全に活動が不活発になる。
これは、これが何でなのかというとちょっとさすがに難しすぎるので、どうやらそれは正しいことだという前提にする。
人間の体内に増えてほしくない病原菌が増えてきた場合には、免疫系を活性化するためにという言い方で体温を上げるんですけど、
単純に考えたら、人間の体の中の機能とかって、39度になったら、人体のいわゆる白血球とか、そいつらも動き鈍くなるんじゃないの?って思ったんですよね。
で、きちんと調べてみると、免疫化を活性する時っていうのに、その時に人体は、同時にアニメとか漫画っぽい言い方で言うと、仲間内にだけ効くバフみたいなやつが生まれてくる。
39度というのはイメージなんですけど、全員が元気なくなるんですよ。なんだけど体内が、体が生み出す、ちょっと名前忘れてしまいました。
何らかのタンパク質によって、白血球たちはそんなに元気度を落とさず活動ができて、敵だけ毒にしておいて自分たちはガスマスクつけてるみたいなイメージなのかな?
で、そういう状態で敵を倒そうとするし、とにかく大事なのは、その毒環境をずっと続けること。
なので、おかんが生じる、寒気が生じるとか、震えるようになるとか、手足がめちゃくちゃ冷たくなるっていうのも、全部体温をキープするための仕組みである。
震えるって単純な話なんですけど、運動量が増えるので、それによって体温が上がる。
で、寒気というのはバグと言えばいいのかな。その寒く感じることによっていろんな機能を、例えばさっき言った、体の表面の温度を下げることによって、外気温との差を減らして熱を逃げにくくする。
手足が冷たくなるのも一緒で、その温度を外にできるだけ逃がさないようにする。
で、食欲がなくなるのとかも大雑把に同じ理由で、大雑把にというか、消化ってすげえエネルギーをいっぱい使うんですよね。
なので、食欲をなくすことによって、あまり物が入ってこないようにして、消化にできるだけエネルギーを使わずに菌を殺す戦いにだけ専念させようとする。
で、そうやって無理やり39度というイメージなんですけど、環境をずっと保っておいて、敵を無事倒すことができたら、やっと体温を下げていいんですよ。
で、大量の汗をかいて、体温を元の温度に戻ってくる。
この因果関係はすげえ面白かったですね。
汗をかいたから治ったんじゃなくて、治ったから汗をかいたんだ。
これも汗の原理に立ち返ると当然そうで。
極端なことを言うと、風邪の最中汗かいてたらだからいかんとも言えるし。
同時に、なのでやっぱ体を温めてあげることというのがいかに重要なのか。戦いに続けるためにはいかに重要なのか。
あと、同時に消化にエネルギーは使いたくないけど、特に長期性になればなるほど、燃料補給が重要になってくるので、胃に優しい食べ物みたいなやつを補給してあげるということも同じぐらい重要になってくる。
胃腸なんかにエネルギーを使ってられんという。
人体は食べ物を食べないと生きていけないくせに、食べ物を食べるという行為はかなり負荷が高い行為である。
運動と汗の生成
っていうのも生物として非常に矛盾していて面白いというか。
っていう感じで。
あ、そうだ、熱中症の話もしてなかったんですけど、熱中症もさっき言ったように、こういう感じで、熱のバグみたいな感じと言えばいいのかな。
熱中症って大雑把な言い方をすると、さっき言った体温を下げようとするっていう汗の仕組みと、
同時に水分がなくなると人間死んでしまうので、水分減らすと、できるだけ水分を減らさないようにするという体の指示も同時に出てくる。
で、これが困ってしまってバグってしまうっていうのが大雑把に言うと熱中症の理由というのかな。
っていう感じで、水分が減ると、ちゃんと浸透圧が上がっていくみたいなことを人体は検知できるっぽいです。
で、そうすると体が基準温度を上げていこうとするんだけれども、基準温度を上げていくとオーバーヒートしてしまいますよね。
っていう、その両方のバランスが悪くなって、おかしくなってしまうというのかな。
そうですね。で、とにかく水分を取らないといけないが、おそらく一番重要なことなんだと思います。水分がないから汗をかいたらダメだって体が判断してしまう。
で、いわゆる熱中症って、ほとんどの人はまだ初期症状らしくて、真の熱中症というのはあっけなく命を失うレベルのことになっちゃうみたいで、
そういう意味でも早めに気づいてあげるみたいなことも大事だし、
ここはこれからの季節、そういう可能性は非常に低いとは思うんですけれども、今後のことも含めてそういう熱中症対策として初熱循環みたいなので、
運動をしておくとか、風呂にできるだけ入るようにするみたいなことっていうのも非常に価値があるというか、効果が高いものだったりするんじゃないのかなと。
この辺りはね、確か脳みその言語とかと同じで、結構生まれた環境によって仕組みが変わったりもするらしくて、熱帯の人たちって相対的に俺たちより汗少ないらしいんですよ。
なぜなのかというと、汗じゃない熱を下げる機能というのがめっちゃ発達していて、例えば体の表面が常にあったかい状態であれば、体温は下がりやすいでいいんだよね。
だとか、その欠陥から熱を発散しやすいとか。
その辺りっていうのは、どうやら生まれて2,3歳ぐらいのところまでで、言語でRとLが発音できないようになるとかっていうのと同じで、ある程度仕組みは決まってしまうようにできているみたいで。
汗の個体差と健康への影響
そうなんでしょうね。おそらく自覚なく、もちろん個体差とかいっぱいあるので、断言というか一概には言えないけど、そういう生まれたところが自分にとって住みよい場所というのは十分あり得ると思います。
自分も汗かきなんでね、いいなって思うんですよね、汗少ない人。
ただ、この話を見ると、どちらがいいのか一概には言えないし、主観的に汗かきなのは、ただ汗が質が悪いだけなのかもしれないし。
なんとも言えない、難しいものではあるんですけども、一つ言えるのは、冬の場合はやっぱ寒さ対策というか、寒がり対策としてお風呂とか運動とかは良さそうだなということは汗の観点からも言えるような気がするし、
夏は本当に、自分も夏とか全然お風呂なんて入んないんですけど、シャワーだけですね、ほぼ。面倒だから。それは推定なんですけど、非常に熱中症に対しては良いと思います。
汗能力を常に鍛えることができている。何なら低温浴とかで、風呂入りながら本読むみたいなことをするのも、一概には勧められないんですけど、効果はあるのかもしれないという感じです。
はい、ということで、今回のご意見、ご感想など、メールのお便りフォームだとかTwitter、ブルース会で、ハッシュタグ、bookcatalystをつけてお寄せください。感想、お便りも励みになっております。
あとですね、bookcatalyst、サポータープランというのもやっておりまして、そこではさっき言ったような、普段よりはちょっとキワドイラインのお話とかもしているアフタートークだとか、読書会とかで、今回の本も読書会で教えてもらった本ですね。
なんていうものもやっていたりするので、気になる方、概要欄から詳細ご覧ください。それでは今回もお聞きいただきありがとうございました。