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2024-08-29 08:47

フィードバックの力:コーチングで人を成長させる秘訣

コーチングにおけるフィードバックの重要性と効果について解説します。適切なフィードバックがいかにクライアントの成長を促進するか、そしてコーチが鏡のような存在としてどのように機能するのかを探ります。ビジネスリーダーやマネージャーにとって、チーム育成に欠かせないスキルを学びましょう。
#コーチング #フィードバック #リーダーシップ

▼私について
・梶@ビジネスコーチ
経営学修士MBA/(一財)生涯学習開発財団認定マスターコーチ/プロフェッショナルコーチ
主にビジネスパーソン向けに独自の「思考マップ」を用いた戦略的コーチングを提供し、これまでに150名以上のクライアントと1on1セッションを行ってきました。
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サマリー

コーチングにおけるフィードバックの重要性と効果的な使い方について論じられています。特に、クライアントの成長を促すための鏡のようなフィードバック技術が紹介され、自己認識を深めるツールとしての役割が強調されています。

フィードバックの本質と目的
皆さんこんにちは、コーチング中毒パーソナリティの梶です。
このポッドキャストでは、ビジネスパーソナルの皆さんが日々直面する課題やモヤモヤをクリアにするためのヒントをプロコーチの目線でお伝えしている番組です。
今日のトピックは、コーチングにおけるフィードバックの効果について話したいと思います。
皆さん、部下や同僚にフィードバックを行う際にどういうことを心がけてやってたりしますかね?
フィードバックというと、評価の時に、今期はAだったよ、Bだったよ、みたいな評価をするフィードバックを思い出しがちかなと思うんですけど、
そうではなくてですね、普段のほんと何気ないシーンでこう感じたっていうことを本人にフィードバックするっていうところのフィードバックに注目して話したいなと思うんですけれども、
ビジネスの世界でこのフィードバックって非常に重要なスキルかなというふうに僕は思っています。
多くの人がその効果的な方法をどういうふうに使っていったらいいのかなというところに悩んでいるというか、うまくできないなというふうに感じている方も多いんじゃないかなと思うんですけれども、
今日はですね、そのコーチングの観点からフィードバックの重要性とそれを効果的に使っていくための方法、ここについて考えていきたいと思います。
まずフィードバックの本質的な目的を考えてみたいなというふうに思います。
フィードバックっていうのは単なる評価とか批評とかではないですよね。
その真の目的っていうのは相手の成長を促してその持っている能力、潜在能力を引き出すということにあるかなと思うんですね。
コーチングにおいて適切なフィードバックっていうのはクライアントに新たな気づきをもたらして自己認識を深めるという強力なツールになっていきます。
鏡のようなフィードバックの特徴
ここで重要なのがコーチ、上司の立場の自分というところでもいいんですけれども、コーチが鏡のような存在になるということですね。
鏡っていうのは私たちの姿をありのままに映し出しますよね。
同様に効果的なコーチングにおいてはですね、やはりクライアントの言動とか態度をそのまま映し出して、私にはこう見えたんだけどどうなのとかこう感じたよということをフィードバックしてあげるというのは非常に重要です。
この鏡のようなフィードバックっていうのはいくつか重要な特徴というのがあって、大体5つぐらいあるかなというふうに思っています。
1つは客観性ですね。鏡のようなフィードバックっていうのは個人的な判断とか批評みたいなのを避けて観察された事実に基づいて行われるというところですね。
あなたは間違っていると思うっていうようなそういうフィードバックではなくて、あなたがこう言った時に私はこう感じたけどどう思うっていうふうにそういう形で表現するという感じ。
2つ目に具体性ですね。抽象的な表現ではなくて具体的な行動とか言葉に焦点を当てると。
ここを取り上げて自分はこう感じたんだけどっていうところとかこういうふうに見えるけどどうなのっていうふうに聞いてみる。
そういうことをやっていくことでクライアントは自分の行動とその影響みたいなところをより明確に理解をすることができます。
そして3つ目がタイムリーさ。これは可能な限りリアルタイムでフィードバックを提供した方がより効果的ですね。
なかなか難しいなっていうケースもあると思いますけれども、なるべくすぐその場でフィードバックをしてあげるっていうところ。
これによってクライアント自身っていうのは自分の行動その結果をすぐ結びつけることができるかなというふうに思います。
次に建設的というところです。
これは単に問題点を指摘するようなフィードバックではなくて改善の方向性みたいなものも示唆するということですね。
フィードバックこう感じたんだけどっていうところとかそういったことをお伝えしながらもこうすればさらに良くなるかもしれないよねっていうようなそういう提案を含めてみることでクライアントの成長を促していくということですね。
さっきの発言はすごく相手にとっては厳しく聞こえる、そんな発言だったように僕は感じたんだけれども、もう少し言い方を変えるとしたらどういうふうに言えたかねとか、どういうふうに言うともっと良くなるかな、伝わりやすくなるかなみたいな形でフィードバックをしながらも問いかけを行っていく、そういったアプローチもあるかなというふうに思います。
5つ目に双方向性というところですね。
フィードバックは一方通行ではなくて、やはりフィードバックしたことに対するクライアントの反応を聞いて対話を通じてお互いの理解を深めていくというところが非常に重要になってくるかなと思います。
以上5つの鏡のようなフィードバック、これを通じてクライアントっていうのは自己認識を深めて自分の行動パターンとかあるいは思考の癖というところに気づくことができていきます。
実践と向上の鍵
そしてこの気づきこそが芯の変化とクライアント自身の成長の出発点というところになるんじゃないかなというふうに思います。
以前あったケースを簡単にご紹介しますと、あるクライアントはですね、部下なんですけれども会議中に頻繁に他の人の意見を遮って発言をしていたという時があったんですね。
よく会議とかでもそういうシーンってあるかなと思うんですけど、
そんな時に僕はフィードバックをしたことがあって、さっきの会議でAさんが話している途中であなたは2回割り込んで話してたというふうに僕は気づいたんだけども、
その時少し僕は若干緊張感というかドキッというふうなした気持ちになったんだけど、他の参加者の人も同じように感じているかもしれないなというふうに思いました。
意見を共有するというところだとか発言すること自体はとても素晴らしいと思うんだけど、他の人の発言を最後まで聞くことでさらに建設的な議論ができるかもしれないなと思ったんだけど、
これについてどう思うというふうにフィードバックをしながら本人がどう考えているかという問いかけを行うということをやってみました。
こういうフィードバックによってクライアントは自分の行動が他の人にどういう影響を与えているのかみたいなことを他者から言われて、
フィードバックを受けることでそういうふうに捉えられたのかとか、そういうふうに見えるのかもしれないというふうに感じる。
それによって改善の次に向けた行動の改善点を見つける、見出すことができるというふうに思います。
ビジネスリーダーとかマネージャーの皆さんにとってこの鏡のようなフィードバックというスキルって非常に有用ですし、
ワンオンワンとか日々のコミュニケーションの中でこの手法を意識的に取り入れていくことでチームメンバーの成長を効果的に支援できるかなというふうに思います。
重要なのはフィードバックを行う際の姿勢ですね。
これはやはり批判とか指導とか批評とかそういうのではなくて、相手の成長を支援するパートナーとしての立場というところを維持するというのが大切かなというふうに思いますね。
そうすることでフィードバックを受ける側、クライアントのほうも防御的、防衛的にならず、
より前向きにフィードバックを受け止めてくれるような形になっていくんじゃないかなというふうに思いました。
最後にですね、フィードバックの今日話してきたスキルというのは練習で確実に上達します。
意識して行動するだけで全然変わってくるんですね。
日々の小さなやり取りの中で意識的にこの手法を使ってみて、その反応、クライアント、部下の反応というのを観察してみてほしいなと思います。
時には上手くいかないというか、不完全なフィードバックになっちゃうという時もあるかもしれないですけれど、
そのプロセス自体も自分自身の学びになるというふうに思いますし、ぜひ活用していっていただけたらなというふうに思います。
以上、今日はコーチングにおけるフィードバックの効果というところについてお話をしてきました。
次回もビジネスパーソナルに役立つ情報をお届けしていきますので、どうぞお楽しみに。
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それでは次回のエピソードでまたお会いしましょう。
コーチング中毒のカジでした。
08:47

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