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2024-08-06 10:32

部下へのネガティブフィードバックのコツ

部下への叱り方、褒め方に悩む管理職必聴!効果的なフィードバック手法「サンドイッチ型フィードバック」を解説。ポジティブなコメントでネガティブな指摘を挟む方法で、部下のモチベーションを保ちつつ、改善点を伝える秘訣を紹介。プロコーチの梶が、自身の経験を交えながら具体的なアプローチを伝授します。
#ビジネスコーチング #フィードバック #1on1

▼私について
・梶恭輔@ビジネスコーチ
経営学修士MBA/(一財)生涯学習開発財団認定マスターコーチ/プロフェッショナルコーチ
主にビジネスパーソン向けに独自の「思考マップ」を用いた戦略的コーチングを提供し、これまでに150名以上のクライアントと1on1セッションを行ってきました。
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皆さんこんにちは、コーチング中毒パーソナリティの梶です。
このポッドキャストは、ビジネスパーソナルの皆さんが、日々直面する課題やモヤモヤをクリアにするためのヒントを、プロコーチの目線でお伝えしている番組です。
今日のトピックは、部下へのネガティブなフィードバックの伝え方です。
多くの管理職の方がですね、部下の改善点をどう伝えるべきかっていう風に、悩んでらっしゃるんじゃないかなという風に思います。
特に期末とかになってくると、ある程度の評価とか360度評価とかですね、業績の評価とかいろいろ出てきて、ネガティブなフィードバックをしなきゃいけないっていうシーンってあると思うんですけれども、
そういう時に厳しくフィードバックしていくべきなのか、それともある程度マイルドに援助しながらフィードバックしていくのか、
今日はその難しい課題に対するですね、効果的なアプローチ、サンドイッチ型のフィードバックというところについてお話をしたいなというふうに思います。
サンドイッチ型フィードバックっていうのは、ネガティブなフィードバックをポジティブなコメントで挟むっていう手法なんですね。
具体的にはこれからお話しする3つのステップで構成をされていきます。
まず1つ目にポジティブなコメントを伝える、部下の良い点とか努力みたいなところを認める言葉を最初書けるんですね。
次に2番目に改善点を指摘する、これは改善が必要な点を具体的にどういうところが改善必要だっていうところを伝えるというところ。
そして最後に再びポジティブなコメントで締めると、将来への期待とか励ましの言葉みたいなところで締めくくっていくという、
こんな感じでサンドイッチをしてフィードバックをするというものになります。
例えばこんな感じでフィードバックするっていうところを想像してみたいんですけども、ある山田さんという部下がプレゼンをしましたと。
お客さんの前でプレゼンをして、そこに自分が同行していた上司の立場だとしましょうと。
プレゼンが無事終わって帰り道でも会社に戻ってからでもいいんですけれども、山田さんにフィードバックをネガティブなところも含めてしたいというところがあったとしましょうと。
そのネガティブなフィードバックをするポイントが、徴収に対してのお客さんに対しての目配りみたいなところがもう少し欲しかったなと。
どうしても画面ばっかり見ていて伝わるようなプレゼンになってなかったんじゃないかみたいなところが、自分として感じていたときにどういうふうにフィードバックするかっていうところを考えてみたいと思います。
これをシンプルにもうちょっとお客さんに対して目配りしながら話したほうがよかったよっていうところだけを伝えると、
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あまり伝わらないようなところもフィードバック型にすることで非常に部下もその話を受け入れやすくなったりします。
具体的にやってみますと、例えばこんな感じで山田さん、今日のプレゼン、データの分析のところ非常に綿密にできていたし、説得力があるものになってましたねと。
ただ聴衆、お客さんに対しての目配り、そこがもう少しあるとさらに効果的なんじゃないかなというふうに感じました。
次回のプレゼンではその分析力みたいなところは引き続き活かしながらお客さんとの関係性も築けるように、より目配りもしながら説得力ある形で伝えられるような形でプレゼンテーションができるときっと素晴らしい結果になるんじゃないかなと思います。
こういうふうにフィードバックをするとサンドイッチ型になっているので、最初データの分析が非常に綿密で説得力があったねというところを褒めて認めてあげつつ、
さらにもっと良くするにはお客さんに対しての目配りとかそういったところがあるともっといいんじゃないのというところを改善のフィードバックを挟む。
最後に分析力みたいなところがすごくいいので、さらにそこにお客さんとの関係性を築くための目配りみたいなこともできるとより良いものになるんじゃないかというような形でフィードバックを締めるという形になります。
こういうふうにサンドイッチ型のフィードバックというのをやると効果的だというふうによく言われるんですけれども、
ここもう少し詳しくお話ししますと、まずですね、心理学的な観点から見ると人間の脳というのは批判とか否定的な情報に対して防衛本能というのは働くんですね。
これはアミグダラハイジャックというふうに呼ばれたりもするんですけれども、そういう現象でネガティブな情報を受け取ると脳の返答体が反応してストレス反応が引き起こされるというふうに言われます。
そのサンドイッチ型のフィードバックというのはこの防衛反応を和らげる効果というのがあります。ポジティブな言葉で始めることで相手の心を開かせてリラックスした状態を作り出すんですね。
この状態では脳の前頭前野、理性的な思考を司る部分ですけれども、そこが活性化して建設的な情報処理というのが可能になります。
次に改善点を伝えるという際にもですね、すでにポジティブな雰囲気が作られているので、相手は防衛的にならずにですね、より客観的に情報を受け取ることができます。
そして再び最後にポジティブな言葉で締めくくるという形にすることで全体としては前向きな印象が残ってですね、改善への意欲が高まっていくと。
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こういうメリットがサントイッチ型のフィードバックにはあるというところですね。
さらにですね、このアプローチというのは拡張バイアスというその心理現象も利用しています。
人は人間誰しもですね、自分の信念とか期待に合致する情報を無意識に探しちゃうという傾向があるというふうに言われているんですけれども、
ポジティブな評価を受けた部下は自分が評価されているというところをまず認識して、その後の改善点もさらなる成長のチャンスというふうに前向きに捉えやすくなるんですね。
最初にポジティブなことを挟むことでそういった効果が生まれてくるというところです。
他にも利点としては受け入れやすくなるというところでポジティブな言葉を挟んであげることで批判が間に入ったとしても、批判とは言わずとも改善ポイントみたいなところがあったとしても受け入れやすくなるというところと、
良い点が同時に認められているので改善への意欲がそもそも高まるというところだとか、対話自体も非常に前向きに進んでいく。
これによって上司と部下の関係性というところも非常に良好に保てるというところがあったりします。
私の経験ではサンドイッチ型のフィードバックを導入したクライアントの方は部下とのコミュニケーションが改善したというケースを結構聞いたりしますね。
チームの生産性が向上したとか、なるべくポジティブなフィードバックも織り交ぜながら間に改善のポイントを指摘する。
こういうサンドイッチ型を徹底することでチーム自体の生産性が上がったという話も聞いたことがあります。
特に普段から厳しい評価ばかりされがちだったような部下が、こういうアプローチによって自信を取り戻したという話を聞いたこともあるんですけれども、
それがすごく印象的な私のクライアントの話として記憶に残っています。
このサンドイッチ型のフィードバックというのはただ注意点もあるんですね。
ポジティブなコメントで挟むわけですけれども、そのポジティブなコメントが形式的にならないようにする必要があります。
具体的で正直な言葉を選んで伝えてあげるということが重要ですね。
自分が言われた側になってもらえればわかると思うんですけれども、
何か嘘くさい褒め言葉とか、それ本当に思ってますかねっていうような形で褒められてもあまり刺さらないですよね。
なので、やはり自分がフィードバックする際にサンドイッチ型やるときにはポジティブな言葉で始めるわけですが、
そこは必ず具体的で誠実な言葉選びをして伝えていくということ、本当に心からそう思っているというところを伝えに行くというところですね。
さらには改善点の指摘というのは、ここも抽象的では良くなくて明確かつ具体的に行って曖昧さを避けるということが重要です。
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このテクニックを機械的に適用するんじゃなくて、真摯さと誠実さを持って行うというのが非常に重要かなというふうに思います。
形式的なお世辞というのはやっぱり見透かされちゃうというかバレるので逆効果になっちゃうという可能性もありますからね。
相手の良いところを本当に認めて、改善点を具体的に伝えて、将来の成長を心から期待すると。
こういう姿勢が常識の方にあってこそサンドイッチ型のフィードバックというのは真の効果を発揮するのかなというふうに思います。
最後にフィードバックは一方的ではなくて対話であるということも忘れないでいてほしいなというふうに思います。
当然部下の反応を見ながら必要に応じて質問を投げかけたり、共に解決策を見出していくと、そういう姿勢も大切かなというふうに思います。
以上、今日は部下へのネガティブなフィードバックの伝え方というところについてお話をしてきました。
サンドイッチ型のフィードバック、ポジティブで挟み込むという形ですね。
次回もビジネスパーソンに役立つ情報をお届けしていきますので、どうぞお楽しみに。
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それでは次回のエピソードでまたお会いしましょう。
コーチング中毒のカジでした。
10:32

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