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2025-11-26 12:58

九州国立博物館 開館20年

エコノミスト 鳥丸聡
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この時間はZoom Up毎週水曜日は九州経済です。
先月は九州国立博物館が開館20周年を迎えたということで、セレモニーも行われましたけれども、今後どういうふうに展開していくべきなのか、九州国立博物館にZoom Upしていきます。
エコノミストの鳥丸聡さんです。
鳥丸さん、おはようございます。
よろしくお願いします。
若い方々のために、九州国立博物館の存在意義を簡単に振り返っておきたいと思います。
九州博物館の誘致活動は、19世紀に始まっているんです。
随分と歴史があるんですね。
1899年に、日本美術史の巨人と呼ばれる岡倉天心が、アジアとの文明の交流史を取りまとめる必要性から、九州に博物館を提唱したわけですね。
当時、日本には東京国立博物館、奈良国立博物館、そして京都国立博物館の3箇所に既に国立博物館が存在してたんですけれども、
その3つっていうのは、東京、それから平城京、平安京といったですね、首都経験地での博物館だったわけです。
それから106年後に建設された九州国立博物館というのは、
太宰府政庁という地方政府の中心機関が存在した場所での開館というのが、いかにも21世紀の地方文献社会を象徴しているようで、感慨深い。
実際は今の政権を見ても明らかに中央集権のままなんですけれども。
常設展示の方針っていうのも、東京、奈良、京都の3つが美術品に焦点を当てているのと異なっていて、
九州国立博物館は日本文化がアジアとの相互交流によって形成された歴史に重点を置いているっていう点がユニークなんですね。
ユニークといえば博物館の波打った屋根ですね。窯床というか。
建築物としてもユニークですね。
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ユニークですよね。
総ガラス張りのデザインも独特で、緑の山と青い空と白い雲っていうのが壁面に映り込むんですよね。
ですから私も31年間ダザイフに住んでましたけれども、周囲を散歩していて非常に楽しい気持ちになるっていう建物ですね。
じゃあ入館者数っていうのが増えているのかっていうと、そうでもないです。
20年前2005年の開館直後っていうのはこれ大人気で、開館から1年間に220万人を記録したんですね。
九州で300万人以上集客できる施設っていうのは、福岡ドームがあって、あと阿蘇ファームランド。
この2つ。
ファームランドそんなに来てるんですね。
来てます。もう1つ加えるのであれば、30年前の元気だった頃のハウステンボスです。
ですから文化施設で220万人っていうのは、これはもう驚きの集客力ということでした。
ただそれがピークでですね、その後は大体100万人前後で落ち着いて推移してきていたんですけれども、
コロナ禍で、これもう世界どこもそうなんですけど激減したんですよね。
足元直近では回復しつつあるんですけれども、いまだコロナ前の水準には戻らなくて、昨年度が58万人っていうことなんです。
58万人多いのか少ないのかっていう評価なんですけど、
例えば東京国立博物館、これも別格ですから230万人なんですが、
京都国立博物館60万人で、九州とほぼ同数なんですよね。
奈良国立博物館42万人と九州より少ないっていうことですので、
結構頑張っているっていう評価ができるんじゃないかと思うんですよね。
ただですね、すぐお隣に何があるかっていうと、
参拝者数が年間1000万人を誇る、太宰府天満宮がありますので、
その優位性っていうのは果たして生かしきれているのかっていうのは、なかなか言い難い状況かと思います。
一般に文化っていうのはお金になりにくいっていうふうに言われるんですけれども、
九州国立博物館には大いに集客力を高めて稼いでいただいてですね、
その稼いだお金が九州の文化振興に再投資されるっていう、
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好循環が生まれることが期待されているかと思います。
でですね、私の思い出話になるんですけれども、
年配の方々は覚えておられると思うんですけれども、
NHKを定年退職された後、熊本県立劇場の館長を10年間勤めておられた、
鈴木健次さんっていう方がおられて、昨年も亡くなりになったんですけれども、
30年前にインタビューしたことがあります。
鈴木さんは聴くばりのすすめっていうベストセラー本だとか、
某放送局のクイズ面白ゼミナーという番組で人気を博した名アナウンサーですね。
文化人のお話を聞く機会っていうのは滅多にないので、
30年前ですけど、おそるおそるちょっと聞いてみたんですよ。
当時はまだAKB48だとかモーニング娘とかデビューしていない頃だったので、
おにゃんこクラブとかドラえもんのようなB級の大衆文化っていうのは、
文化人の方からするととんでもないっていうふうにお考えでしょうかっていうのを訪ねたらですね、
驚きの答えが返ってきて、若手人気歌手のコンサートや、
アニメの映画放映ってしょっちゅうやってますと。
そういう大衆文化で稼げたお金で、農学だとか神楽っていった貴重な文化を維持していきますと。
だから稼げないと文化は維持できませんっておっしゃったんですよね。
非常に印象に残っているんですよね。
九州国立博物館の場合は国立ですから、自由度っていうのは低いんでしょうけれども、
入った瞬間のエントランスホールの広さとかですね。
中には300席近くあるミュージアムホールっていうのがあったりして、
ちょっとだけでもいいので、B級の文化で集客するような工夫っていうのがあっても、
バチは当たらないんじゃないかなっていう感じですよね。
ここで質問です。
特に若い方々に質問なんですが。
私じゃないですね。
20世紀に日本では国立博物館が一つもできなかったんですよね。
3つの国立博物館が19世紀にできてますので、
20世紀に一つも国立博物館ができなかった理由は何でしょうか?
伊予さん代表して。
これ年齢なんですか?
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若い世代に。
若い世代にこれを学んでほしいっていうですね。
何でしょう?
なかなか一言で言いにくいかと思うんですけれども、
19世紀終盤から20世紀中盤っていうのを考えてみると、
日清戦争、日露戦争、第一次世界大戦、満州事変、第二次世界大戦っていうですね、
戦争の時代だったので、文化どころじゃなかったっていうことなんですよね。
それが今世紀になってから九州国立博物館ができたと。
ですから20年前に開館した九州国立博物館ってある意味、平和の象徴っていうふうにも言えるかと思います。
足元を見ると台湾有事で逆借した政治っていうのがしばらく続きそうなんですけれども、
九州国立博物館のホームページをぜひ見ていただきたいんですが、
開館20周年に関する素晴らしいビデオレターが動画で見られるようになっています。
どこからのビデオレターかっていうとですね、韓国やベトナム、タイ、台湾だけじゃなくて、
中国からも南京とか青都、新洋、上海、北京、そして香港の博物館のトップの方々の祝辞が続々と登場するんですよね。
皆さんお祝いのメッセージですから褒め込めがあるわけなんですけれども、
その後に皆さん続いておっしゃっておられるのが、文化交流を一層深めながら相互理解の新たなページを
共に刻んでいけることを願っていますっていうふうに述べておられるんですよね。
政治の世界のぎくしゃく感っていうのはもう全く感じられないっていう非常に平和な様子が展開されています。
政治とか経済がもたつく今のような時代こそ文化の出番なんじゃないかなっていう気がします。
そういうまた橋渡しができるようになると国立博物館の存在意義っていうのはさらに高まっていくことにもなりますね。
九州人みんなで盛り上げていきたいっていうふうに思いますよね。
しっかりとそれを認識しておきたいですね。
特に若い方々。
そうですね。
ということで今日は20周年を迎えました九州国立博物館について解説していただきました。
鳥丸さんありがとうございました。
ズームアップ水曜日はエコノミスト鳥丸さとしさんでした。
数学教師芸人の高田先生だよ。
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高田先生の算数ワクワクラジオ。
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4649よろしくー!
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