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この時間はZoom Up、毎週水曜日は九州経済です。 長崎県立大学教授でエコノミストの鳥丸聡さんです。
鳥丸さん、おはようございます。おはようございます。よろしくお願いします。よろしくお願いします。さて、鳥丸先生、今日は何でしょうか、テーマは。
今日は、七ツ星in九州というのが、日曜日10月15日に運行開始から10年迎えたっていうことですね。もう10年。もう10年経つんですよね。
ちなみに、10月15日、七ツ星ですけれども、よく10月16日というのは、ダザイフの九州国立博物館。
こちらが2005年の10月16日に誕生日ということで、今18歳ということになります。2年後20年目っていうことですね。
今日、この七ツ星についてなんですけど、今現在の最高価格っていうのが、ついに3泊4日でお一人様あたり170万円っていう風になって。
今もうそんなに高くなってるんですか。当初の3倍。このデフレ社会にあって3倍に値上がりしているにもかかわらず、ツアーは毎回抽選倍率4倍の狭き門っていうんですね。
走る超高級ホテルですけれども、無用曲折があってここまで来れたっていうのは、一つとてもいいのがですね、普通この手の豪華バージョンっていうのは、コネを使ったりして横配りしてくる人たちっていうのがいたりするものなんですけど、
そういったのをこの七ツ星一切認めてなくて、普通に応募してくださいと、そして厳正な抽選のもとに決めていきますっていうのをずっと貫いているっていうのが、ある意味このブランド価値っていうのを維持する秘密になってるんじゃないかなっていう気がする。
フェアでいいですね。
いいと思いますね。この七ツ星って今年10年迎えたっていうことなんですけれども、計画自体がお披露目されたのはもうちょっと前で、2011年3月12日に九州新幹線が全線開業しましたけれども、
それの直前にですね、朝日新聞主催で福岡市内のホテルで九州新幹線シンポジウムっていうのがあったんですね。その時までは誰も知らないですよ、この七ツ星の話って。
で私もステージの上で、新幹線シンポジウムですからもうファーストレールですよね、スピード命と。問題はスピードが早まるのはいいけど価格をどこまで抑えてくれるんだみたいなのを、お隣に当時の唐池社長がおられてですね、
そういう話をしてたんですけれども、突然社長がですね、皆さんにお知らせがありますっていうのでお披露目したのが、この今思えば七ツ星になって、名前決まってなかったんですけど、豪華寝台列車計画っていうのを発表されて、
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簡単なイラスト図みたいなのでご紹介をして、翌日の各市一面トップはJR九州が超豪華寝台列車計画みたいな。だから世の中こうファーストレールの話してるのにスローレールでですね、価格どこまで安くしてくれるんだって言ってる時に超豪華な列車ですよみたいな。
いかにも唐池さんらしいなっていうのを感じたことがあります。
で、それから10年経つわけなんですけれども、七ツ星っていうのが九州観光のステータスアップに貢献したっていうのは言わずもうかなですが、
それ以外でもですね、例えば大川木工家具だとか有田焼きとかですね、あの頃もうちょっとばかり停滞、衰退気味だった九州の特産品、伝統的工芸品、そういったのの魅力をアピールする、走る九州伝統工芸品のショーケースとかですね。
九州の地場産業博物館としての機能を果たしてきたっていうのもとても大きいと思います。
行きがいから来られる方々に九州の食と伝統工芸品の底力を示す場となったんですよね。
例えばかつて幻の焼酎ブームっていうのがありましたけど、あれって九州に単身赴任で来られた方々が中須田とか各県庁所在都市の飲み屋に行ってですね、九州ってこんなおもろい焼酎があってこれ高いんだよみたいなのを東京に帰って口コミで広げて行ってくれて、そして幻の焼酎ブームっていうのが訪れたっていうのがあるんですよね。
今回この七つ星で来られた方々が口コミで広めていかれて、リピーターの方も相当いらっしゃるらしいんですけれども、まだまだ競争倍率4倍っていうことでですね、人気は続いていると。
大川木工家具の組合さんから1回公演に呼ばれて話したことがあるんですけど、その時皆さんおっしゃっておられたのが七つ星っていうのは職人に元気と自信を与えたっていうふうに話しておりました。
これちょっと今年になってからのことを考えると、九州伝統工芸品のショーケースっていうのがあちこちに続々と誕生しているんですよね。
例えば3月27日に地下鉄七熊線が延伸されて、新しい駅で串田神社前駅っていうのができましたけど、地下1階の改札口のところに博多祇園山傘のでかい壁面装飾があって、伝統工芸品の博多人形博多織75点がずらりと展示されているとかですね。
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さらがら博物館みたいになってますもんね。
なってますよね。
昨年5月にメイドインジャパンを歌うために稼働を始めたのが資生堂福岡くるめ工場っていうのがあるんですが、1年経った今年5月10日には見学施設のビューティープラネットっていうのがオープンしてるんですけども、
これはエントランスの壁には巨大なくるめがすりのタペストリー、のれんがくを吊り下げられていて、エントランスの外壁にはくるめ紙の特産品で、じょうじまがわら。
じょうじまがわらってダザイフ展望室と九州国立博物館を結ぶトンネルがあるんですけど、あの天井にずっと散りばめられているのがじょうじまがわらで、ちょっとシルバーっぽい色をしてるんですよね。
あれがここにも使われていると。
さらに6月21日にはザリツカールトン福岡。洋食レストランの壁に小石原焼き、日本料理レストランの個室には佐賀日式の広幅生地が飾られてて、上のほうのバーになるとしきりに博多織りが使われていて、シャペルには大川の組子が使われているっていうんですね。
かつて伝統工芸品といえば、ライフスタイルの変化だとか海外産の安い代替品が大量に入ってきて困ったっていうことだったんですけれども、そんな巧みの技に今年スポットライトが当たっているわけですが、その煎餅をつけたのが10年前に走り始めた七つ星だったというふうに言えるかと思います。
アメリカの旅行誌で、私知らないんですけど水木さんご存知かもしれないんですが、コンデナスト・トラベラーっていう有名な富裕層の方々が読まれる旅行誌があるんだそうですが、それで2年連続第1位を獲得してて、七つ星っていうのが。
ベッドとか洗面鉢だとか組子細工だとか、夕食の皿まで巧みの技による手作りでサービスも別格だっていうのが評価されている。
今後10年間、七つ星どう進化していくのかっていうのが楽しみなんですけど、と持ち上げておいてなんですが、
西日本新聞がですね、日曜日の新聞はもちろん10年、豪華列車九州の魅力運び10年なんですけど、
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翌日16日月曜日の一面トップ記事がですね、ローカル線議論自治体警戒、廃線の動き進む可能性っていうやつで狙ってやったと思うんですけれども、
こっちの赤城ローカル線の方もJR九州さん、どうか二つ星、一つ星でもいいですので、よろしくお願いしたいというところですね。
九州の伝統工芸をリーブランディングしたように、赤城線などと言われるそういうところにもリブランディングできるようなね、付加価値をつけてもらえるし。
ぜひそういった新しい発想を盛り込んで地域をリードしていってほしいですね。
鳥丸さんありがとうございました。
ありがとうございました。
長崎県立大学教授鳥丸さとしさんでした。