地震の重要性と専門分野
今日も一日、ありがとうございました。この放送は、一級建築士のフミが、AIと情報処理を使って理想の家づくりをするためのヒントをお届けする放送です。よろしくお願いします。
今日は、地震に強いマンションの見つけ方というお話をしたいと思います。
この話は、たぶん以前の放送でお話した気がするんですけども、改めて、内容同じになってしまうと思うんですけども、改めてこのタイミングでお話ししようと思いました。
地震に強いマンションということで、なんでこのテーマでお話しするかというと、
今日が1月20日なんですよね、1月20日。3日前の1月17日、皆さん何があった日か覚えてますかね。3日前ですね。
何があったかというと、阪神淡路大震災というのがありました。地震の名前でいうと兵庫県南部地震。
地震を含めた災害の名前でいうと阪神淡路大震災と呼ぶんですけども、
それが1995年から96年、ごめんなさい、正確な数字があれなんですけど、95年ですかね、95年にありました。
これは兵庫県の淡路島近辺を震源とした地震で、震度の気象庁が定めている震度であるじゃないですか、震度4とか、
それで初めて震度7、最高クラスを記録した地震と言われています。
それが気象庁の震度が制定されて以降で初めて震度7を記録した地震と言われています。
確か私の記憶がさらかでなければ、そうですね。
そのタイミングで地震というキーワードがあったので、今日は地震のお話をしたいと思います。
ちなみに私の専門分野というのが、地震に強い建物を作るというのが私の専門分野です。
専門用語的に言うと構造設計というもので、建物の設計をしているんですけども、
その設計の中で間取りの設計をする人もいれば、地震に強い設計をする人もいれば、
あとは電気とか空調とかそういった設備面の設計をする人、いろんな設計があるんですけども、
私は地震に強いとか建物の強度ですね、強さというのを司っている設計をするのが本職であります。
なのでちょっと地震について思いを巡らせながら、今日は地震に強いマンションを見つけるには見つけるポイントというお話をしたいと思います。
耐震基準とマンションのポイント
ポイントは三つあります。
そうだな、三つと言いながらちょっとゼロみたいな話をすると、地震に強いという観点でよく語られるのが1981年ですね、がよく出てきます。
1981年、もうちょっと単語レベルで言うと、新耐震とか旧耐震ですね、新しい古い新耐震、旧耐震、耐震って何なのかというと、漢字で言うと耐えるですね、耐える、地震に耐える、震に耐える、耐震ですね。
なのでどういう意味かというと、古い耐震基準なのか新しい耐震基準なのかというのがあります。
この境目が1981年と言われています。
これより古い建物っていうのは古い耐震基準なので、今よりも甘いんですよね。
甘めの耐震基準なので、地震に対して弱いと言われています、一般的に。
1981年よりも新しくできた建物っていうのは、新しい耐震基準で建てられた建物ですので、古いやつよりも地震に対して強い、地震に対して厳しい法律で建てられているので地震に対して強いと言われています。
なのでまず何ですかね、ゼロステップ目として見るべきポイントっていうのは、そのマンションが建てられた日が、日というか年ですねが1981年以降かどうかっていうのを見るべきポイントとして見ればいいんじゃないかなと思います。
同じ蓄電、同じ例えば駅の近さで、同じ広さで、グレード感も同じだけども、1982年と1980年、この2年しか違わないんですけども、この1981年を跨いでるかどうかで、家の値段、マンションの値段っていうのも全然違います。めちゃめちゃ違います、これは。
これを境にマンションの値段がガクッと上がり下がりするっていうのも、この震帯震か急帯震かどっちかっていうのはもうめちゃめちゃマンションの価格、資産性を秘める上でめちゃめちゃ重要視されている年度になります。
それだけインパクトの強い要素っていうのがこの1981年になります。震帯震、急帯震。
私がこれから言いたいのは、当然震帯震は地震に強いですと、それは言いたいです。
で、一方で急帯震だから地震に弱いかというと、必ず絶対地震に弱いかというとそうではなくて、これは平均的な意味で平均的に地震に弱いっていうのは確かにあると思います。
ただ、その平均全てが地震に弱いかというと、そうではないと私は思っています。
要はその急帯震、古い基準で建てられた建物の中でも地震に強い建物っていうのは絶対いると思っています。
今日はそこでその急帯震の中でも地震に強い、強い強いとまで言えるかわかんないですけども、地震に対して弱くない普通レベルぐらいのものっていうのを見つけ方というのをお話ししていこうと思います。
建物の特性と選び方
ちょっとピーポーピーポー言ってますね、申し訳ないです。
じゃあ今から三つざっと言っていきます。
ちょっと最初に三つまとめて言いますと、一つ目がそれなりの階数ですね、高さ、建物の高さがそれなりに高いものっていうのが強いですね。
二つ目がマンションの形です。形というか平面の形、上から見た形。マンションを上から見た形が長方形に近いほど強いですね。
これは二つ目。三つ目がマンションの1階がピロティではないものが強いですね。逆に言うとピロティが弱いという感じですね。
ピロティという専門用語、知っている人はあまりいないと思うんですけども、これはちょっと後で説明しますね。
この三つです。建物が高いほど強い。二つ目が長方形だと強い。三つ目がピロティ、一階がピロティじゃないと強いですね。
この三つちょっと順に説明していこうと思います。
まず一つ目の建物の階数が高いほど強いなんですけども、これはわかりやすい指標かなと思います。
ここで言う高いっていうのは10階建てぐらいのマンションを高いと呼んでます。逆に低いというのは5階以下ぐらいを低いと呼んでます。
これはなぜかというと、簡単に言うと建物の階数が高い、建物の高さが高い建物ってもともと頑丈にしなきゃ建てられないんですね。そもそも。
法律が古い法律とかゆるい法律、耐震基準だとかそういうの以前に建物の階数が高い、高さが高いっていう建物は頑丈にしなきゃ柱とか柱を太くするとか
強いコンクリートを使うとかそういったことをしなければ建てられないんですね、そもそも。
なので高い建物っていうのは強く作っている傾向にあります。
一方で5階建てとかそれより低い3、4階建ての建物っていうのは弱くても建てられちゃうわけですね。
なおかつ昔の耐震基準というのはゆるいですから、なのでひょろひょろの状態でも建てられちゃうと。
なので割と一般的な感覚からすると高い建物って弱いんじゃないかと、低いほうが頑丈なんじゃないかみたいに思われちゃいがちなんですけども逆で
基本的には高い建物、本当に高い建物のほうがマンションでいうと強い、地震には強いと思っておいてほぼ間違いはないんじゃないかなと思います。これが一つ目です。
二つ目は長方形、上から見た形が長方形に近いほど強いっていうのはこれと対極にあるのがよくマンションでL字になっているマンションがあります。
上から見るとLですね、L。これ長方形二つ組み合わせた感じなんですけども、このL字とかあとはジグザグになってたりとかするものがあります。
これは弱いです。これなぜかというと簡単に言うとバランスが悪いんですよね。地震って何なのかっていうと地面が揺れる現象なんですよね。
地面が揺れてそれに伴って建物もビヨンビヨンビヨンって揺れるんですよね。
なので地震っていうのは誰かに巨人が来てドーンと押すような現象ではなくてビヨンビヨンビヨンって揺れる現象なんですね。
このビヨンビヨンビヨンって揺れる中で柱に大きな力がかかってそれで柱がポキッと折れちゃうとかそういったので地震によって倒れるという現象が起こるんですけども、
このビヨンビヨンビヨンって揺れてる時に何が大事なのかっていうとバランスよく揺れるっていうのがめちゃめちゃ大事になります。
例えば柱が10本あったらその10本に均等に力がかかる。10本がもう10本同時にビヨンビヨンビヨンって揺れる。
これが一番理想的な形なんですよね。これを実現するのが建物のバランスになります。
マンションの形状と強さ
じゃあ先ほどの長方形とかL字とかの話に戻ると、要は長方形に近い建物の形状ですと先ほど言った柱が10本あったとしたらその10本が均等にビヨンビヨンビヨンってなる。
逆にL字とかになるとこっちの5本は全然揺れてないんだけども向こうの5本はめっちゃビヨンビヨンビヨンって揺れてるみたいな。
そういったバランスの悪い揺れっていうのが起こってしまうんですよね。
これが長方形の建物が強くて、例えばL字ですねとかの建物が弱い理由になります。
これはバランスが悪いからですね。なので長方形のマンションが強いっていうのは覚えておいていいのかなと思います。
最後3つ目は1階にピロティじゃないマンションっていうのが強いですね。
逆に言うと1階にピロティがあるものが弱いなんですけどもピロティって何なのかっていうと、
よくあるのが1階が駐車場で柱だけしか建ってなくて、後は向こう側が見渡せる駐車場になっていて車がビヨンビヨン下を通れるみたいなマンションって見たことありませんかね。
一方で普通のそうじゃないマンションっていうのは1階にお部屋がある家っていうのが結構あると思うんですけど、
それは当然部屋と部屋の間にちゃんと壁があって、それで1階にエントランスホールみたいなのがあると思うんですけどそこにも壁があってっていう感じで、
先ほど言った駐車場で柱だけしかなくて壁がなくてみたいな状態をピロティって言うんですけども、
そうではなくてピロティがなくてちゃんと1階にお部屋とかがあって壁によって区切られているというのが強いというものになります。
これを言い換えると1階に壁がたくさんあるマンションが強いというのがちょっと言い換えになります。
1階に壁があるかどうかってちょっと見ただけではわかんないので、それを見ただけでパッと見ただけでわかる要素としてピロティかピロティじゃないか、
要は駐車場とかそういった開放された柱だけの空間じゃないかどうかっていうのが見るべきポイントになります。
そういった壁がない駐車場とかそういったものが1階にあるものっていうのが建物が弱い、
建物が弱いマンションになります。
耐震基準の検討
一方で1階にもちゃんとお部屋があって各10個があってその10個っていうのが仕切られているようなマンションっていうのが強いマンションになります。
そんな感じでちょっと3つ強いマンション、地震に強いマンションっていうのを挙げてみました。
参考になったでしょうか、私の説明。
ちゃんとわかりやすかったですかね。
という感じでここで大事なのがよくマンションを今から探そうと、
引っ越そうとか自分の家作りをしようと思ったときに自分のマンションを探そう、中古マンションを探そうみたいな思っている人がいたとして、
そのときに当然先ほど言った震耐震、急耐震というワードを絶対耳にすると思います。
震耐震が地震に強いっていうのは割と確かなことかなと思うんですけども、
じゃあ急耐震が全部地震に弱いかというとそうではないと私は思っています。
ここは強く伝えたいメッセージです。
急耐震の中でも地震に強い、弱くはない建物っていうのは多数存在すると思っていて、それを見つける。
それを見つけることができたら、急耐震っていう建物が建てられた年代だけでこいつは弱いと認定されて、
それが故に建物の値段が下がっている建物っていうのが当然多く存在します。
ただ一方でそういった見る目を持って探していろいろ検証することによって、
その建物は必ずしも弱くないというのがあり得ます。
こういうものを見つけることができたら、値段が下がっているけども地震に対して別に弱くないというマンションが買えるのでめちゃめちゃお得になるなというふうに思っています。
現に私も急耐震の建物をマンションを購入して今リノベーションしてるんですけども、そういった目線で見ました。
なので皆さんも急耐震をめちゃめちゃ推してるわけではないんですけども、震耐震に越したことはないんですけども価格を抑えたいという思いがもしあるんだったら、
急耐震に手を伸ばしてみるっていうのもいいんじゃないかなと思います。
そのときに今日話した3つのポイントっていうのをまず最初に見てもらえたらなというふうに思っています。
ということで今日もお疲れ様でした。またね。バイバイ。