2025-09-27 09:14

#409 子どもへの問いかけがActive Recallにつながっている

#子育て #学習 #ActiveRecall
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サマリー

子どもへの問いかけがアクティブリコールにつながる重要性について議論されています。具体的な事例として、博物館での学びを通じて子どもが情報をどのように思い出すかが紹介されており、記憶の定着における親の役割が強調されています。

Active Recallの概念
今日も一日、ありがとうございました。この放送は、AIとWeb3で建築を変える、一級建築士のフミが、建築やAIの話と、時々Web3の話をする放送です。よろしくお願いします。
今日は、子どもへの問いかけが、Active Recallにつながっているというお話をしたいと思います。
少し難しい単語が出てきたかもしれないですが、お聞きいただけたらと思います。
今日は、建築やAIはあまり関係なくて、最近学んだことを通じた気づきがあったので、そのお話をしたいと思います。
今日のタイトルは、子どもへの問いかけが、Active Recallになっているという話です。
最近、Active Recallを学ぶ機会がありまして、それを学んだという前提のもと、普段、子どもへの問いかけをしていて、
昨日、その問いかけをした瞬間に、「あれ、これ、Active Recallじゃん!」と思ったので、アハ体験的なことをしたので、それについてお話ししようかなと思います。
まず、Active Recallについてお話ししたいと思います。
Active Recallというのは、学習方法とかでの文脈でよく使われる単語かなと私は思っています。
日本語で直訳すると、積極的な思い出しみたいな感じで、専門用語的に言うと早期練習で訳される言葉が多いです。
これはどういうことかというと、学習、勉強をしますよね。
例えば漢字を覚えますとか、漢字を覚えた後に、自分の中で思い出すということをしたら、学習効果が高まりますよという、この思い出すという行為、これがActive Recallと呼ばれるものです。
有名な論文でその結果が出ていまして、どういう比較を行ったかというと、例えば漢字の書き取りか何かで、10個漢字を書き取りますという学習をしましたと、それを1回しましたと。
それをただ単に10個書くというのを2回繰り返したグループと、1回まずやって、
あとはただの繰り返し書き取りではなくて、自分で思い出して書くという練習をした人なので、ちょっと分かりづらかったかもしれないんですけども、もう一回言いますね。
一つ目のグループは書き取りなので、当然横に漢字を置いて、読み仮名とかで漢字を置いた状態でその通りに書くみたいな。
それを10種類書くみたいな感じをした、それを1回したグループで、同じことを繰り返し2回したグループ、これが一つ目のグループ。
2つ目のグループはまず1回書き取りしますと、その後に2回繰り返すのではなくて、何も見ずに書いたやつを思い出すという行為をしたグループがグループ2ですね。
1つ目のグループと2つ目のグループ、1時間後とか1日後とかに再テストをしたら、どちらが成績が良かったかというと、2つ目のグループが成績が良かったらしいです。
なので、繰り返しやるというよりかは、自分の頭を使って思い出すということをした方が学習効率が高いというような結果が出ています。
これは子どもでも大人でも、あとはどんな分野でも、今の例でいうと漢字の書き取りとかですけれども、言語とか数学とか、あとは何だろうな、いろんな分野で同様の思い出すという行為が学習効果が高いというのが出ているそうです。
ということを最近私も学びました。これがアクティブリコールですね。
子どもへの問いかけの効果
今日の本題である子どもへの問いかけがアクティブリコールになっている、つながっているということなんですけれども、
おととい娘の幼稚園で遠足がありまして、バスに乗って行く結構大掛かりな遠足で、まず博物館に行ったらしいんですよね。
博物館では一番の大目玉がマンモスの化石があると言って、でも開校一番帰ってきて早々マンモスの化石があったよみたいな感じで言ってくれました。
そこで私はマンモスってどれぐらいの大きさだったのとか、何色だったのとか、鼻あったとか、そういった問いかけをしたんですよね。
これでこのぐらいの大きさだったよとか、茶色があって黒っぽかったよとか、鼻はなかったんだよねとか、その代わり牙がめっちゃグワーンってあったんだよとか、そんな話をしてくれました。
この時にふと思ったのが、まさにこれはアクティブリコールだなというふうに思いました。
当然一回目の学習にあたるのは現地で博物館に見た時が一回目の学習、一回目のインプットにあたるわけです。
当然そのままで家に帰って何もしなかったら、その一回見た博物館のマンモスの化石の記憶っていうのは、どんどん忘れ去られてしまうわけですよね。
よくエビングハウスの忘却曲線と呼ばれる、忘却曲線って聞いたことあると思うんですけども、1日経つと6割ぐらい忘れているみたいな、4割ぐらいしか記憶に残らないみたいな。
2日経つともう本当に20%ぐらいしか残ってないみたいな、そんな話をよく聞くと思うんですけども、
当然何もしなければ、今日化石を見ただけだったら、明日の時点ではもう40%しか残ってない、1週間ぐらい経ったらほぼ残ってないみたいな、そんな感じになってしまうんですよね。
私が親がどうだったとか、何色だったとか、そういうことをすることで子どもは思い出すんですよね。
何色だったかなって思い出して、なんか茶色っぽかったなとか、大きさどれぐらいだったかなとか、お父さんの背よりはこれ大きいよなとか、鼻あったっけな、なかったよなとか、
それってすごい思い出し効果になって、それが記憶の定着に結びついているんだなというふうに思いました。
同じようなことを当然親であれば何かやってると思うんですよね。
今日の運動会の練習はどうだったとか、運動会ではどういうことをするのとか、ダンスをするのとか、駆けっこをするのとか、
それって全部今日やったことを思い出させる、アクティブリコールさせる練習というか、アクティブリコールさせることになっているなというふうに思っています。
これによって子どもがただその1日何かしら経験をしただけではなくて、それを思い出すということで、その1日の経験が記憶に残るというような効果があって、
すごいいいというか重要な役割を大人の問いかけというのが担っているんだなというふうに再認識しました。
子育てとコミュニケーション
よく子育てのセオリーとして、その日あったことを積極的に聞きましょうねとか、そういうのよくあるじゃないですか。
これは2つ意味があって、当然聞くことで自分の頭で考えるみたいなそういった作用もあるし、
そういったコミュニケーションを取ることで親子のコミュニケーションという作用もあるという良さが伝えられていると思うんですけど、
それと一緒のようなことかもしれないんですけども、今回このアクティブリコールという学術的にもちゃんと理論付けられた学習方法が、
この子どもへの問いかけと結びついているということをちょっと最近感じたので、今日お話しさせていただきました。
ということで、ためになるお話ができたかできないかわからないですけども、今日のお話は以上とさせていただきたいと思います。
今今日夜撮っているんですけども、だいぶ涼しくなりましたね。もう夏っぽさは消えて秋っぽくなってきましたね。
これ今めちゃめちゃ過ごしやすいんですけども、またちょっと経つと今度寒くなってきて、
また外に出るのが多くなってくる季節がやってくるなぁと思いながら、今日のお話は終わりたいと思います。
それではまたねバイバイ
09:14

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