2025-06-05 13:40

#365 AIはまだまだ建築設計の業務に使えないけど...

#AI活用
---
stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。
https://stand.fm/channels/61472cee9ccb419e5f4f30fb

サマリー

このエピソードでは、建築設計におけるAIの利用可能性について話しています。初期段階では利用できる一方で、後半段階や施工段階では限界があることが説明されています。また、社外活動におけるAIの活用についても触れています。建築設計の業務におけるAIの活用はまだ限られていますが、カーボンニュートラルに関する社外活動でのAIの使い方について議論されています。今後の活動におけるAIの役立ち方や議論の進め方についての考察が紹介されています。

00:06
今日も一日、ありがとうございました。
この放送はWeb3にハマった建築設計者が仮想通貨やトークン、メタワースなどのWeb3の話と
時々建築の話、最近はAIの話をする放送です。よろしくお願いします。
AIの限界と建築設計
今日は、AIはまだまだ建築設計には使えないけど、社外活動にAIを使っていきますというお話をしたいと思います。
今日の話は2つ内容があります。
前半の1つ目は、建築設計にまだまだAIは使えないよねっていう話と、後半は社外活動ですね。
明日からとある社外活動が始まるので、そこでは割とバリバリAIを使っていこうかなと思っている、そんな話をしたいと思います。
なので2本立てになります。結構建築とAIの話になるかなと思います。よろしくお願いします。
まず前半の話なんですけども、建築設計にAIはまだまだ使えないよねっていう話をしたいと思います。
表面的に見たら、その前に皆さん建築の設計業務、どんなことを想像しますかね。
大体の人が想像するのは、間取りとかを考えて、その間取りを図面に描くとか、あとは建物のデザインですね。
デザインを考えて、外壁の色とか外壁の形とか、そういったデザインを考えて、そのデザインに合った絵を描くとかパースを描くとか、
そんな感じの、要は設計図を作るみたいな、そういったイメージを持つ方がいらっしゃるのかなと思います。
この設計図を作るという行為においては、AIはかなり使えるかなというふうに思っています。
例えばですけど、間取りを考えるにしても、間取りを考えるためにはどういうものが必要かというと、
まずは建築主が何を作りたいのかっていうのがまず第一にあるんですよね。
例えば学校を作りたいだったら、生徒数が何人ぐらいのものを考えてるから教室は何部屋必要でとか、
特別教室はこれとこれとこれが必要でとか、その一つ一つの教室の広さはどれぐらいでとか、
あとはそれ以外にも子供が行える広場的な室、部屋が必要ですとか、そんな感じの要望を建築主から聞き出して、
じゃあこれで設計者が、じゃあこれはこの部屋がこの広さで何個あって、この部屋がこの広さで何個あってって考えて、
それを考えたら、それをプランニングして、この部屋とこの部屋が隣にあったらいい感じの動線になるなとか、
人の動きがいい感じになるなとか、そういうのを考えて配置をしていくわけですよね。
その配置をしていくのと同時に、建物的な形も考えていくわけですね。
何メートルかける何メートルの長方形とか、なんかちょっとジグザグな形にするとか、
そういったのも配置をしていく上で考えていくわけです。
今言ったような感じのプロセスっていうのは、事業主の要望、建築主の要望を聞いて、
そのために必要な部屋を割り出して、広さも割り出して、それを配置していく。
こんな作業は結構AI得意かなというふうに思っています。
なので、そこの分野ではAI使えるかなと。
今のは割と建築の間取りを考えるような設計の話なんですけども、
私は構造設計といって骨組みを設計する仕事をしています。
柱の太さがこんぐらいで、こんぐらいあれば強度がどんぐらいだから倒れないみたいな、
地震が来ても倒れないみたいな。
なので、この柱とか梁とか床とかはこんぐらいの厚さにしようとか、
そんな感じのことを計算で決めていくんですけど、これもAI結構得意です。
当然AIは計算とかもバリバリ得意なので、
そして計算とか、あとはこんぐらいの規模だったらだいたい柱の大きさはこんぐらいになるだろうみたいな、
だいたいの予想みたいな傾向から、過去の傾向から分析して予想を立てるみたいな、
そういうのもAI得意なので、そういった面が結構構造設計においてもAIは使えるかなというふうに思っています。
ここまで聞いた人たちは結構AI使えるじゃんって思っていると思うんですけども、
建築の設計業務ってそれだけじゃないんですよね。結構それだけじゃないですね。
今言った設計業務は割と設計の前半段階ですね。
建物を設計していく前半段階で今のような行為を行っていきます。
割と建物の間取りとか部屋の広さとか、あとは柱の大きさがいくらとか、そういうのが決まった後は何をするかというと、
それぞれですね、例えばこれがちゃんと作れるような施工手順も考えて作れるような形になっているかどうかとか、
あとは建物の断熱性がいいような、この隅っちょの隙間は断熱性が確保されている隙間になっているかどうかとか、
あとは簡単なところで言うと構造設計が柱の大きさを決めるんですけども、
施工段階における設計者の役割
柱と間取りの壁がぶつかってないかとか、そういったものをどんどんチェックしていって、
一つ一つそういうのを潰していく。これが建物の設計の後半段階にいっていくわけです。
さらに建物設計が終わりましたと、実際に工事現場が始まりました、作り始めましたとなった後も、やっぱり施工を作っていく段階で、
こんなのじゃ作れないからちょっとここを微修正してくれみたいな、そういった要望が当然入るんですよね。
そういった中で微修正していくとか、それも設計の作業、業務なわけです。
あとは工事期間中も建築主の要望で、こういった部屋が欲しいって言ってたけど、
ちょっと別の部屋が欲しいから、ここの部屋の感じを変えてくれないかみたいな、そういった変更要望っていうのも出るんですけども、
そういった変更要望を叶えるっていうのも設計者の仕事になるわけです。
こういった仕事の中では、当然設計的な行為もあれば事務処理的な行為もあって、
それって結構定型化されていない業務がすごいあるんですよね。
定型化されていなくて非常にイレギュラーで、一個一個非常に特殊性の高い業務が続くっていうのが、
その設計の後半段階、および施工段階ですね。
施工段階の設計者の仕事になるわけです。
ここになってくると、あんまりAIは使えなくなってきます。
なおかつこの設計の後半、および施工段階が設計業務のかなり大きなウエイトを占める業務になります。
なので、このかなり大きなウエイトを占める業務の内容に対しては、
AIっていうのはあんまり使えない。
今のAIは限定的ですね、あんまり使えないっていうのが私の今までやってきた感想になります。
なのでちょっとまとめると、設計の初期段階にはAIは結構使えるかなと思っています。
ただ、その初期段階の仕事っていうのは、設計者の仕事の中でも非常に初期の限られたボリューム、限られた業務量を占めるものになります。
一方で設計の後半段階というか、後半の段階と後はその後の施工段階での設計者の仕事、
こちらに対してはあんまりAIの役に立つシーンというのが少ないなというふうに思っています。
その代わりに、その代わりというか、それにもかかわらず、設計の後半から施工の業務量、業務のボリュームの割合というのが
そっちがすごいウェイトが占めるウェイトが大きいので、そういったところに使えないというのはちょっとまだ建築設計において
AIの現状と活用
AIの活躍の資料というのが非常に限定的であると言えるのかなと思っています。
今までがちょっと前半の話なんですけども、ここからが後半の話になります。
なので、私が本当の日頃の現業の設計業務でバリバリとAIを使っているかというと、あんまり使ってないですね、正直な話。
その代わりに設計業務以外の部分でAIを使うシーンというのが結構あります。
何かの企画を考えるとか、例えば部署。
前回、結構何回か前のスタイフでも話したんですが、AIについての勉強会がありますみたいな、そういった話をしたんですけども、
そこでも当然ゴリゴリAIを使ってAIを教える勉強会というのをしたしましたし、
あとは割と部署の中で講演会とか、あとはディスカッションの場を開くような機会というのも結構あります。
そういったところのプログラムを考えたり企画を考えたり、チラシを作ったりとか、そういったもので割とAIを使う機会があります。
そんな感じで設計業務以外の会社の業務ですね。
AIを使ってきているわけなんですけども、明日から割と結構大きな社外の活動というのが始まります。
その活動は何なのかというと、簡単に言うとカーボンニュートラルを考えていきましょうねと。
全産業での人たちが集まってカーボンニュートラルを考えていきましょうねという集まりというかディスカッションが明日から始まります。
どのくらいって言ってたかな。
1年に5、6回かける2年間なので、2年間継続して10回ぐらい集まるような会になりまして、各会で集まったら簡単に言うとカーボンニュートラルどうするみたいなことをディスカッションしていく。
そんなような会というのが明日から始まります。
ここには私は建設業として行くんですけども、製造業とか鉄工業とか製造業が多いんですかね。
製造業、機械とかそのあたりの方々がメインになると思うんですけど、あと自動車とかそこがメインだと思うんですけど、私は建設業という立場でそこに参加するわけです。
ここでは何をするかというと、あまり詳しくはまだ教えられてないんですけども。
やっぱり日本におけるカーボンニュートラルを促進するためには、どういった産業ごとに産業同士がどういった連携をしていくべきなのかみたいなことを考えるような場になるかなというふうに思っています。
なので、そういった未来を考える的なことをやっていくわけなんですけども、ここに対しては結構AIの出る膜かなというふうに思っています。
いわゆるブレスト的なアイディア出しみたいなところもそうですし、あとはその1日のディスカッション結果をまとめたりとか要約したりとか、
その要約結果からさらに深い考察を考え出すとか、そういったところにはAIが非常に役立ちますし、あとはビジュアルですね、それらを図解にしてまとめて参加者に配布して振り返るようにしてもらうとか、
そういったところでめっちゃ役に立つなというふうにイメージができるので、割とバリバリ使っていこうかなというふうに思っています。
これは自分が参加して自分の中でそういったAIを使いながらいろいろ発言していくのにも役立ちますし、
そのグループのディスカッションメンバーですね、メンバー全体的に先ほどの議事録的なものとか要約とか図解でみんなに振り返りをしてもらうとか、
そういったメンバー全員に役立つような使い方というのもできますので、いろんな使い方をしながらカーボンニュートラルに関する社外活動にAIを使っていこうかなというふうに思っています。
ということで後半の話は以上となります。
今日は建築の設計にはあんまりAI使えないけど、社外のとか社内外のいろんな活動にはAIを使っていきますよと、そんなお話をしました。
ということでお疲れ様でした。またね。バイバイ。
13:40

コメント

スクロール